JPS5910422B2 - 硬質合金 - Google Patents
硬質合金Info
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- JPS5910422B2 JPS5910422B2 JP2137178A JP2137178A JPS5910422B2 JP S5910422 B2 JPS5910422 B2 JP S5910422B2 JP 2137178 A JP2137178 A JP 2137178A JP 2137178 A JP2137178 A JP 2137178A JP S5910422 B2 JPS5910422 B2 JP S5910422B2
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- alloy
- hard alloy
- solid solution
- hard
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は時計ケース等を主とする耐蝕性に富む装飾用途
に適した硬質合金に関するものである。
に適した硬質合金に関するものである。
以下時計ケースの素材を例として述べる。
最近、高級時計として硬質合金を素材とする時計ケース
がよく用いられている。
がよく用いられている。
これは時計のケースに要求される特性としてサビないこ
と、人間の腕に装着したときに汗で変色しないこと、傷
がつきにくいこと等がある。
と、人間の腕に装着したときに汗で変色しないこと、傷
がつきにくいこと等がある。
従来はステンレスや金等が時計ケースとしてよく用いら
れていたが、これは傷がつきゃすぐ手仕事に従事する人
やスポーツマンには適さないので、硬く傷がつきにクク
シかも輝きのある硬質合金が重宝される理由である。
れていたが、これは傷がつきゃすぐ手仕事に従事する人
やスポーツマンには適さないので、硬く傷がつきにクク
シかも輝きのある硬質合金が重宝される理由である。
硬質材料としては靭件の高いWC−Co系合金が多く用
いられているが、金色の輝きが要求される場合でぱTa
C等が用いられる。
いられているが、金色の輝きが要求される場合でぱTa
C等が用いられる。
これらのWCやTaCは地球上にある資源に限度があり
、しかも原料コストも非常に高いので、その使用量が限
定される。
、しかも原料コストも非常に高いので、その使用量が限
定される。
単に傷がつきにくい硬質材料としてはTiCを主成分と
するサーメットやAt203を主成分とするセラミック
ス等が好ましいのである力瓢これらの合金は硬く研削性
が悪く、しかも金属光沢が出ない。
するサーメットやAt203を主成分とするセラミック
ス等が好ましいのである力瓢これらの合金は硬く研削性
が悪く、しかも金属光沢が出ない。
さらに合金の靭憔が危いので、机等にぶつつけた時に欠
損しやすい等の問題がある。
損しやすい等の問題がある。
さらに他炭化物としてCr3C2,NbC,Mo2C,
ZrC,HfC等を用いる方法も考えられるがいずれの
合金も靭性面、硬さの面で満足するものが得られていな
い。
ZrC,HfC等を用いる方法も考えられるがいずれの
合金も靭性面、硬さの面で満足するものが得られていな
い。
本発明者らはWC−Co系合金の硬度と靭さを有ししか
も人間の汗による腐食を防止しうる合金の開発を進めて
きたが、従来の時計枠の特性を満足ししかも軽量である
合金の開発に成功した。
も人間の汗による腐食を防止しうる合金の開発を進めて
きたが、従来の時計枠の特性を満足ししかも軽量である
合金の開発に成功した。
すなわち、Wに対してMoはその性能が似かよっている
のでMoの炭化物はWCに置換しうると昔から考えられ
ていた。
のでMoの炭化物はWCに置換しうると昔から考えられ
ていた。
しかしながらMoの炭化物はMO2C タイプの析出物
としてのみ存在しており、このM02Cは耐摩耗性に劣
ることから使用されていない。
としてのみ存在しており、このM02Cは耐摩耗性に劣
ることから使用されていない。
MoとWの固溶体を炭化物とした(MO−W)Cはその
結晶形がWCタイプでありその性能もWCの特性と同じ
ように期待されている。
結晶形がWCタイプでありその性能もWCの特性と同じ
ように期待されている。
これは1950年にW.Dawihlによってはじめて
報告されて以来、何人かの研究者によって検討されてき
たが、実用合金としての成功はまだのようである。
報告されて以来、何人かの研究者によって検討されてき
たが、実用合金としての成功はまだのようである。
その理由は(MO−W)C粉を安定して製造しても炭素
量が不足した時にMo20タイプの析出物相が析出して
合金の強度を劣化せしめて実用合金として満足しえなか
った。
量が不足した時にMo20タイプの析出物相が析出して
合金の強度を劣化せしめて実用合金として満足しえなか
った。
1976年に炭化物を安定化せしめて合金として使用す
る例〔特開昭51−146306(4))も報告された
が、本来炭素量が不足した時に析出してくるMo20タ
イプの析出物に対しては何ら安定化の方法を見い出さな
かった。
る例〔特開昭51−146306(4))も報告された
が、本来炭素量が不足した時に析出してくるMo20タ
イプの析出物に対しては何ら安定化の方法を見い出さな
かった。
本発明者らは該合金の安定化方法について深く検討した
結果、数多くの実験結果の考察から硬質合金中には、 の範囲の酸素又は窒素を含有すれば(MO−W)C相が
安定し、鉄族金属及びクロムから選ばれた1種もしくは
2種以上を結合相とする良好な硬質合金を得ることがで
きることを見出した。
結果、数多くの実験結果の考察から硬質合金中には、 の範囲の酸素又は窒素を含有すれば(MO−W)C相が
安定し、鉄族金属及びクロムから選ばれた1種もしくは
2種以上を結合相とする良好な硬質合金を得ることがで
きることを見出した。
両元素共に0.005未満であれば(MO−W)C相の
安定化に効果がなく、また0.05より大きい場合には
、固溶炭化物と結合相の漏れ性が低下して密度の高い硬
質合金は得られない。
安定化に効果がなく、また0.05より大きい場合には
、固溶炭化物と結合相の漏れ性が低下して密度の高い硬
質合金は得られない。
また従来結合相中に析出したMo2Cタイプの析出物は
合金の強度を劣化させるとされていたが、発明者らは、
結合相中にMo2Cタイプの析出物を均一に細かく分散
させることにより、傷の発生、汗による腐食を防止する
方法を見出した。
合金の強度を劣化させるとされていたが、発明者らは、
結合相中にMo2Cタイプの析出物を均一に細かく分散
させることにより、傷の発生、汗による腐食を防止する
方法を見出した。
即ち、モリブデンとタングステンよりなる固溶炭化物中
に、0.1〜0.4重量%の鉄を含有させることにより
、Mo2Cタイプの析出物を均一でかつ細かく分散させ
得ることがわかった。
に、0.1〜0.4重量%の鉄を含有させることにより
、Mo2Cタイプの析出物を均一でかつ細かく分散させ
得ることがわかった。
0.1重量%以丁ではM020タイプの析出物を均一に
することができず、また0.4%以上ではFe3W3C
の脆化相を形成するために好ましくない。
することができず、また0.4%以上ではFe3W3C
の脆化相を形成するために好ましくない。
一方結合相中のクロムまたは炭化クロムは、結合相の耐
食性向上に効果があることを発見したものであり硬質合
金の1〜15重量係の範囲が望ましい。
食性向上に効果があることを発見したものであり硬質合
金の1〜15重量係の範囲が望ましい。
1重量%以下では耐食性の向上に効果がなく、また15
重量係を越えると結合相の脆化を起す。
重量係を越えると結合相の脆化を起す。
さらに発明者らは、上記の効果が80〜97重量%の硬
質相よりなる硬質合金において、硬質相がモリブデン、
タングステンおよび鉄のうちの2種以上からなる固溶炭
化物と1〜15重量係のTi,Zr,Hf,Ta,Nb
jVから選ばれた1種又は2種以上の炭化物とから構成
され、結合相は鉄族金属、クロムおよび炭化クロムの1
種または2種以上からなる硬質合金においても鉄、クロ
ム、炭化クロムの効果は同じであることを見出したもの
である。
質相よりなる硬質合金において、硬質相がモリブデン、
タングステンおよび鉄のうちの2種以上からなる固溶炭
化物と1〜15重量係のTi,Zr,Hf,Ta,Nb
jVから選ばれた1種又は2種以上の炭化物とから構成
され、結合相は鉄族金属、クロムおよび炭化クロムの1
種または2種以上からなる硬質合金においても鉄、クロ
ム、炭化クロムの効果は同じであることを見出したもの
である。
本発明の効果は炭素を酸素または窒素で置換することに
より(MO−W)Cの安定化に大きな効果がある。
より(MO−W)Cの安定化に大きな効果がある。
(Mo −W’ Fe )Cの固溶体を形成せしめるこ
とにより結合相へのMO2Cの分散が良好になることお
よびクロムまたは炭化クロムは結合相の耐食性向上に効
果があることを発見したことより構成され、該効果は、
Ti ,Zr,Hf ,Ta,Nb,Vから選ばれた炭
化物を用いる場合にも効果があることがわかったもので
ある。
とにより結合相へのMO2Cの分散が良好になることお
よびクロムまたは炭化クロムは結合相の耐食性向上に効
果があることを発見したことより構成され、該効果は、
Ti ,Zr,Hf ,Ta,Nb,Vから選ばれた炭
化物を用いる場合にも効果があることがわかったもので
ある。
本発明の合金を時計のケースとして用いた時その性能は
WC−Co系合金よりも良い性能を出し、時計のケース
として備えるべき性能を十分満足した。
WC−Co系合金よりも良い性能を出し、時計のケース
として備えるべき性能を十分満足した。
その特性は次の如きものである。■ 鏡面仕上げした時
に美麗な輝きが出せること■ 研削ならびに研摩加工が
可能であること■ 耐蝕性に富んでいること、特に装身
具の場合汗に対する耐蝕性が秀れていること ■ かなりの機械的強度を有していること第1図は従来
の公知の方法で得た(MO−W)C−Co合金であり、
腐食にムラが生じていた。
に美麗な輝きが出せること■ 研削ならびに研摩加工が
可能であること■ 耐蝕性に富んでいること、特に装身
具の場合汗に対する耐蝕性が秀れていること ■ かなりの機械的強度を有していること第1図は従来
の公知の方法で得た(MO−W)C−Co合金であり、
腐食にムラが生じていた。
第2図は本発明の(Mo・W)C−Co合金であり腐食
は均一であり、全くムラがなかった。
は均一であり、全くムラがなかった。
実施例 I
Mo粉末を54gXW粉末を46gを28係アンモニア
水に溶解した。
水に溶解した。
このアンモニウム塩を塩酸で徐々に中和すると針状の結
晶が析出した。
晶が析出した。
この酸化物を空気中で800゜Cで焼結した。
この混合粉末をNiポートに装入し、ポートに蓋をかぶ
してH2気流中1000℃で還元したところ4μの合金
粉末となった。
してH2気流中1000℃で還元したところ4μの合金
粉末となった。
この(Mo・W)の合金粉末に炭素粉末を9.0重量係
加え、ボールミルで36時間混合した。
加え、ボールミルで36時間混合した。
該混合粉末を各加熱条件で加熱した。
N2雰囲気中拡散助剤を全く用いなかったが、反応率は
50〜60係程度であった。
50〜60係程度であった。
Coを触媒として用いたところ反応率は98係まで増加
したが、長時間の加熱が必要とされ、また粉末が固くな
って粉砕に長時間を要した。
したが、長時間の加熱が必要とされ、また粉末が固くな
って粉砕に長時間を要した。
鉄を0.2%使用しN中で1時間加熱した結果では反応
率が100%に達し、十分粉砕され良質な炭化物が得ら
れた。
率が100%に達し、十分粉砕され良質な炭化物が得ら
れた。
鉄を含む上記固溶炭化物(Moo.7Wo.3)C物を
用いて時計のケースの試作を試みた。
用いて時計のケースの試作を試みた。
なお固溶炭化物は02を0.003係、N2を0.14
係含んでいた。
係含んでいた。
該固溶炭化物にCo粉末を10重量係加え、同時にCr
3C2を1重量%、有機溶媒中で100時間湿式ボール
ミルを行って十分な混合を得た。
3C2を1重量%、有機溶媒中で100時間湿式ボール
ミルを行って十分な混合を得た。
得られた混合粉ぱ1 tonACr/L2で型押後、1
400℃にて合金とした。
400℃にて合金とした。
この合金は鏡面が出るまでダイヤモンドペーストにてラ
ツピングした。
ツピングした。
この合金の物理特性は表1に示す如く、比重が軽く靭性
も十分あり、人工汗中での耐食性テストにおいても従来
のWC−Co系合金よりも良い特性を示した。
も十分あり、人工汗中での耐食性テストにおいても従来
のWC−Co系合金よりも良い特性を示した。
.゛.耐食性(人工汗中に48時間浸漬)第1表におい
てそれぞれの合金組成は、 本発明の合金: (MO0.7W0.3 ) C”%C
r3C2−1 0%Co,(固溶 炭化物中には鉄を0.2%、02 を0.003係、N2を0.14% 含む) 従来のWC−co合金:wc−io%Co,本合金を用
いて時計の枠を作成して、実際に時計にはめて性能を比
較したところ、本発明の合金は軽く、かつ傷がつきにク
ク、シかも汗で変色することもなかった。
てそれぞれの合金組成は、 本発明の合金: (MO0.7W0.3 ) C”%C
r3C2−1 0%Co,(固溶 炭化物中には鉄を0.2%、02 を0.003係、N2を0.14% 含む) 従来のWC−co合金:wc−io%Co,本合金を用
いて時計の枠を作成して、実際に時計にはめて性能を比
較したところ、本発明の合金は軽く、かつ傷がつきにク
ク、シかも汗で変色することもなかった。
実施例 2
Mo2C粉末を53g,WC粉末を44g1炭素粉末を
3.0g含んだ炭化物粉末にFeを0.2g添加シ、ヘ
ンシエルミキサーにてIH混合した。
3.0g含んだ炭化物粉末にFeを0.2g添加シ、ヘ
ンシエルミキサーにてIH混合した。
この混合物をH2雰囲気中にて1800℃にて2H加熱
し室温に冷却した。
し室温に冷却した。
この時の炭化物の全炭素量(T.C)は、8.96重量
係、遊離炭素量(F,EC )は3,85重量%であり
、反応率57係のものh″−得られた。
係、遊離炭素量(F,EC )は3,85重量%であり
、反応率57係のものh″−得られた。
この炭化物をさらに表2に示す炭化条件で炭化した。
T,C:全炭素量、F,C:遊離炭素量
反応率=(結合炭素量/理論炭素量)XIOO炭化条件
(1)1800℃x IH(H2中)加熱(2)180
0℃x i H ( H2中)にて加熱室温冷却後、1
380℃XIH加熱し、冷却中にCOガスを導入した。
(1)1800℃x IH(H2中)加熱(2)180
0℃x i H ( H2中)にて加熱室温冷却後、1
380℃XIH加熱し、冷却中にCOガスを導入した。
(3)1800℃×IH(H2中)ニテ加熱室温冷却後
、1 3 8 0’CX I H(N2中)にて炭化。
、1 3 8 0’CX I H(N2中)にて炭化。
炭化条件(3)では反応率94%のものしか得ることが
できないが、炭化条件(2)では反応率100%の良好
な炭化物を得ることができた。
できないが、炭化条件(2)では反応率100%の良好
な炭化物を得ることができた。
上記(1) , (2) , (3)の方法で得た炭化
物に金属Crl%及びCoを10係加えて実施例1同様
に合金を作成した。
物に金属Crl%及びCoを10係加えて実施例1同様
に合金を作成した。
得られた合金をラッピングして耐食性テストを進めた。
? 耐食性優れる
○ 〃 良好
△ 〃 ムラがある。
× 〃 悪い
(1)の合金組成: (Mo o,7Wos3 ) C
o,,−1%Cr−10%Co(2)の合金組成:(M
oo.7Wo.3)C−1%Cr−10%Co(3)の
合金組成: (Mo ,7 w。
o,,−1%Cr−10%Co(2)の合金組成:(M
oo.7Wo.3)C−1%Cr−10%Co(3)の
合金組成: (Mo ,7 w。
++3 ) C,) .94−10%Co(4)従来の
WC−Co合金組成:WC−10%co本発明の合金(
2)は従来のWC−Co系合金よりも耐食性がすぐれ、
マイクロメーター用として充分性能を充分満足した。
WC−Co合金組成:WC−10%co本発明の合金(
2)は従来のWC−Co系合金よりも耐食性がすぐれ、
マイクロメーター用として充分性能を充分満足した。
同時に時計用の枠としても用いても同様に満足する結果
が得られた。
が得られた。
実施例 3
実施例1で作成したモリブデンとタングステンの固溶炭
化物を用いて表4に示す組成の合金を作成し、実施例2
と同様な耐食性テストを行なった結果、従来のWC−C
o合金に比べ耐食性がすぐれていた。
化物を用いて表4に示す組成の合金を作成し、実施例2
と同様な耐食性テストを行なった結果、従来のWC−C
o合金に比べ耐食性がすぐれていた。
実施例2と同様な耐食性テストである人工汗テスト、5
%HC,5 , 5 % HNO3によるテストを行っ
た結果、従来のWC−Co合金に比較しててすぐれてい
た。
%HC,5 , 5 % HNO3によるテストを行っ
た結果、従来のWC−Co合金に比較しててすぐれてい
た。
また硬度も90.0〜91.5の値をどった。
実施例 4
モリブデンとタングステンの固溶炭化物の1部を酸素ま
たは窒素によって置換した固溶体(但し固溶炭化物中に
Feを0.18%含む)を用いて、表5に示す組りの合
金を作製し、実施例2と同様な耐食テストである入玉汗
テスト、5%HC7,5% HNOsによるテスI・を
行った結果、従来のWC一Co合金に比較してすぐれて
いた。
たは窒素によって置換した固溶体(但し固溶炭化物中に
Feを0.18%含む)を用いて、表5に示す組りの合
金を作製し、実施例2と同様な耐食テストである入玉汗
テスト、5%HC7,5% HNOsによるテスI・を
行った結果、従来のWC一Co合金に比較してすぐれて
いた。
また硬度も90.0〜92.0の値をとった。
なお本願で0内に示された元素の添字はすべてモル比を
示す。
示す。
第1図は(Mo−W)C粉末の不安定なものを用いた時
に折出し,た(MO−W)C− co合金の腐食ムラを
示す1500倍の顕微鏡写真である。 第2[シ1(」]良質な(MO−W)C粉末の安定した
ものを甲いた時の(MO−W)C−Co合金の腐食状態
が均− なことを示ず1500倍の顯微鏡写真である。
に折出し,た(MO−W)C− co合金の腐食ムラを
示す1500倍の顕微鏡写真である。 第2[シ1(」]良質な(MO−W)C粉末の安定した
ものを甲いた時の(MO−W)C−Co合金の腐食状態
が均− なことを示ず1500倍の顯微鏡写真である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 80〜97重量係の硬質相と残部が結合相からなる
硬質合金において該硬質相がモリブデン、タングステン
および鉄のうちの2種以上からなる固溶炭化物において
、該固溶炭化物の炭素の一部が下記の式で示された量の
酸素または窒素によって置換された固溶炭化物であり、 結合相が鉄族金属、クロムおよび炭化クロムから選ばれ
た1種もしくは2種以上よりなることを特徴とする硬質
合金。 2 固溶炭化物が0.1〜0.4重量係の鉄を含有して
なることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の硬質
合金。 3 結合相中のクロムまたは炭化クロムが硬質合金全体
の1〜15重量係であることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の硬質合金。 4 80〜97重量係の硬質相と残部が結合相とからな
る硬質合金において、硬質相はモリブデン、タングステ
ンおよび鉄のうちの2種以上からなる固溶炭化物におい
て、該固溶炭化物の炭素の一部が下記の式で示された量
の酸素または窒素によって置換された固溶炭化物と 1〜15重量係のTi ,Zr ,Hf ,Ta ,N
b,■から選ばれた1種又は2種以上の炭化物とから構
成され、結合相は鉄族金属、クロムおよび炭化クロムの
1種または2種以上からなることを特徴とする硬質合金
。 5 固溶炭化物が0.1〜0.4重量係の鉄を含有して
なることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の硬質
合金。 6 結合相中のクロムまたは炭化クロムが硬質合金全体
の1〜15重量係であることを特徴とする特許請求の範
囲第4項記載の硬質合金。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2137178A JPS5910422B2 (ja) | 1978-02-24 | 1978-02-24 | 硬質合金 |
US05/971,835 US4265662A (en) | 1977-12-29 | 1978-12-19 | Hard alloy containing molybdenum and tungsten |
GB7849945A GB2011949B (en) | 1977-12-29 | 1978-12-22 | Hard alloy containing molybdenum and tungsten |
CA318,566A CA1115994A (en) | 1977-12-29 | 1978-12-22 | Hard alloy containing molybdenum and tungsten |
FR7836800A FR2413473B1 (fr) | 1977-12-29 | 1978-12-28 | Procede de production d'alliages durs contenant du molybdene et du tungstene et nouveaux produits ainsi obtenus |
DE19782856513 DE2856513A1 (de) | 1977-12-29 | 1978-12-28 | Hartlegierung enthaltend molybdaen und wolfram |
AU42963/78A AU523578B2 (en) | 1977-12-29 | 1978-12-28 | Hard alloy containing molybdenum and tungsten |
SE7813363A SE433503B (sv) | 1977-12-29 | 1978-12-28 | Hard legering baserad pa volfram-molybden-karbid |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2137178A JPS5910422B2 (ja) | 1978-02-24 | 1978-02-24 | 硬質合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54112713A JPS54112713A (en) | 1979-09-03 |
JPS5910422B2 true JPS5910422B2 (ja) | 1984-03-08 |
Family
ID=12053228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2137178A Expired JPS5910422B2 (ja) | 1977-12-29 | 1978-02-24 | 硬質合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5910422B2 (ja) |
-
1978
- 1978-02-24 JP JP2137178A patent/JPS5910422B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54112713A (en) | 1979-09-03 |
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