JPS5910407A - 圧延機用駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、圧延機用駆動装置に関するものである０ 倉３ 外周に凹凸条を有する異形棒鋼の圧延は、第】図に示す
ように、上下一対のカリバロール（１）により棒鋼（２
）表面に凹凸条（３）を成形するものである。

この棒鋼（２）表向に成形される凹凸条（３）は−Ｆ下
が正確に一致しなければならず、そのためには上下のカ
リパロールｉｌｌの周方向位相を正確に位置決めする必
要があるが、この調整は極めて困難な作業であった。

これらの圧延に使用される圧延機は、第２図に示す如く
、メインモータ（４）の動力を減速機（６）を介してメ
インスピンドル（６）に伝え、ピニオンスタンド（７）
により該動力を一ヒ下２分し、上下一対のミルスピンド
ルＩｌｌ　［８）に伝達し、該スピンドル＋８１　＋８
１にミルスタンド（９）の上下一対のカリバロールｆｉ
ｌ　ｉｌｌ　カＪ結される駆動装置　ｆｌｏ）により駆
動されている。従って、カリバロールｔ１）＋１＋の周
方向位相はピニオンスタンド（７）内の一対のピニオン
の噛合により固定的となる。その為、ロールｔｌ）の周
方向位相調整装置が、ピニオンスタンド（７）とミルス
タンド（θ）間の駆動装置（］０）内に必要となる。そ
こで、この種調整装置について従来からイ■々の提案が
されているが、今だ満足されるものでに１ない。

例えば、実公昭５２−９８８８４号公報によれば、スピ
ンドルカップリング内に、同上・状のハスバの内外歯車
を設け、両歯車の軸方向噛合位置を変えることによりロ
ールの周方向位相調整を行なうものであるが、この調整
には圧延機の運転を一但停正させて行なわなければ々ら
ず、しかも、スペースが狭い内に設けられるので強度的
に充分なものに出来ず、かつ、潤滑が充分に出来ないの
で寿命が短い等の問題点がある。

また、特公昭５７−９８８５号公報によれば、ピニオン
スタンド内の一対のピニオンをハスハ歯車とし、両歯車
の軸方向噛合位置を変えることによりロールの周方向位
相をＦＡ整すべく、一方のピニオンを軸方向移動自在と
したものであり、かつこの移動を運転中にも行なえるよ
うにしたものであるが、構造複雑となる。即ち、ピニオ
ンスタンド内のピニオンの基間距離が狭いため、ピニオ
ンを軸受で支持し、かつ移動させるだめの移動手段を設
ける５ ことは構造的に極めて困難である。まだスプラインの隙
間を殺すためには軸を支持する必要があるが、その支持
構造もスペース的に困難である。更に、ピニオンを一１
方向に移動させることはギヤー間の歯当りが変ることに
なりピッチングを起す原因となり歯車寿命を低下させる
ことになる等の問題がある。

そこで本発明は、上記問題点を解決せんとして、一旦ピ
ニオンスタンド外方へ回転を取り出し、スプライン結合
により出力軸の周方向位相調整をなすようにしたもので
あり、強度的にも優れ、ロール回転中にも調整が可能で
、しかもスピンドルを無伸縮として圧延の高速化に対応
出来、かつ潤滑が充分に出来て寿命の延長が図られる圧
延機用駆動装置を提供することを目的とする。従って、
その特徴とする処は、メインモータの動力をピニオンス
タンドを介して、ミルスタンドの一対の圧延ロールに夫
々伝達する圧延機用駆動装置において、ピニオンスタン
ドのフレームに従動側ピニオンが回転自在に且つ軸方向
移動・不能に支承され、該ピ、Ｉｃ、６ ニオンに伝動軸が同心状に貫挿され、該伝動軸と前記ピ
ニオンとは両者に係合して同行回転し吐つ１１！Ｉ１１
方向移動で両者を相対回動させる結合手段を介して連動
連結され、該結合手段を１ｌＱｔ＋方向移動させる移動
手段が伝動軸に相対回転自在に且つ前記フレームに進退
自在になるよう伝動軸の一端部側からフレーム外方に突
設され、かつ該伝動軸の他端部に圧延ロールに連結され
るスピンドルが相対回動不能に連結された点にある。

以下、本発明の実症例を図面に基づき詳述する。

第３図に示すものは、本発明の第１実施例であり、第２
図に示すピニオンスタンド（７）にロールの周方向位相
調整装置が設けられたものであり、他の構成は第２図に
示すものと変るところがない。

同図において、ピニオンスタンド（７）のフレーム（＋
１）内には、互いに噛合する上下一対のピニオン（１２
１（＋１がベアリング（１４）を介して回転自在に、か
つ軸方向移動不能に支持されている。−ヒ部のピニオン
（１２）の一端部にはメインスピンドル（６）が、同他
端部にはミルスピンドル（８）が夫々相対回動不能に連
結されｊｄ７ でいる。

下部のピニオン（嘴の中心部には貫通孔（１６）が設け
られ、該Ｋ】出孔側に伝動軸（１６）がビニオンθ場と
同心状に貫挿されている。この伝動軸（１時の一端部は
貫通孔（１５）内面にベアリング（１７）を介して相対
回動自在に且つ軸方向移動不能に支持され、伝動軸輪の
中途部はブツシュ（１〜を介して貫通孔（１５）内面に
相対回動自在に支持されている。このベアリング（１７
）とブツシュ端は、ピニオン１１２）を鴎を支持する前
述のベアリング（１４）とほぼ同一垂直線上に設けられ
ている。

この伝動軸（１→のベアリング（１７）側一端部は、貫
通孔（国より外方に突…し、該突出部に上部のミルスピ
ンドル（８）が相対回動不能に連結されている。

上記伝動軸（ｌ→端とは反対側のメインスピンドル（６
）側端部も貫通孔θ５）より外方に突出し、該突出端面
中心部に油孔（１１１）が穿設され、該油孔（贈は前記
ブツシュ０〜の潤滑溝（３）力に連通している。

このメインスピアドル（６）側の伝動軸（１→の突出部
外周にヘリカルスプライン（２１）が刻成されている。

同側のピニオン（１乃端部もビニオンスタンド（７）の
フレーム（ｎ）から外力に突出し、該突出部外周にスパ
ースプラインＩ２匂が刻成されている。

この伝動１ＩＩＩＩＩ（−及びピニオン（Ｉ９）の両突
出端部に結合手段であるスリーブ弦９が外嵌されている
。このスリーブ（ハ）の内孔に、ピニオン（Ｉ萄のスパ
ースプライン（至）と軸方向相対移動自在にスプライン
嵌合する雌スパースプライン（財）が、及び、伝動軸（
１６）のヘリカルスプライン（２１）に軸方向相対移動
自在にスプライン嵌合する雌ヘリカルスプライン（ハ）
が設けられ、夫々同時にスプライン結合している。

しかして、ピニオン（１靭と伝動輔霞はスリーブ（２３
）を介して連動車結され、ピニオン（１樽の動力は、ピ
ニオン（１３）→スパースプライン嵌合（￥！■レスＩ
Ｊ　−）（２３１乃ヘリ力ルスプライン嵌合（２１）（
ハ）→伝動軸０呻の経路で伝達される。

上記スリーブ彌にベアリング彌を介して相対回動自在に
且つ軸方向相対移動不能に移動手段である移動ケースＱ
力が外嵌している。この移動ケース（２ηの内端１１１
１１はフレーム（１１）に設けられたピニオン（１埼と
同心状の雌ねじ孔（ハ）に進退自在に螺合している。

意９ この移動ケース１２７１は、ベアリング翰を介してスリ
ーブ（四に外１沃しているため、ピニオン（１乃回転中
でもフレーム（１１）に固定され、自然に回転すること
はない。

上記本発明の第１実施例によれば、ミルスタンド（９）
のロール（１）　ｉｌｌを駆動させる駆動装置（１０）
は、メインモータ（４）の動力を減速機（５）及びメイ
ンスピンドル（６）を経てピニオンスタンド（７）の上
部ビニオン（１２）に伝達し、核動力を上部ビニオン０
乃から上部のミルスピンドル（８）を介してミルスタン
ド（９）の上カリバロール（１）に伝達するものと、上
部ピニオン霞から下部ピニオン（１樽、スリーブ−１伝
動軸（Ｉｌｌｊ及び下部のミルスピンドル（８）を介し
て下カリバロール（］）に伝達するものとに２分し、上
下ロールＩＩ）　ｕｌを同期回転させるものである。従
って、上下ロール＋Ｉ）　ｆｉｌの周方向位相は上記駆
動装置（ｌＯ）によって固定的となるため、該位相調整
は次の如く行なわれる。

即ち、この位相調整は、フレーム（川に螺着された移動
ケース（２７）を雌ねじ孔瞥に対して進退させることに
より行なわれる。この移動ケース（ロ）の軸方恥：１０ 向移動によりベアリング□□□を介してスリーブ（嗜が
同行移動し、該スリーブ（ロ）の軸方向移動でスリーブ
（２）とビニオン輌とはスパースプライン（２４１体四
全弁して結合しているため相対回動を生じることなく相
対移動するが、スリーブ（２）と伝動軸（１呻とはヘリ
カルスプライン輪伐０を介して結合しているため、相対
回動しつつ軸方向相対移動する。その結果、ピニオン（
国と伝動軸輪との周方向位相差が生じ、この位相変化は
、上下ロールｉｌｌ　ｉｌ）の同方向位相変化となり、
位相調整が行なわれる。

以上の如く、ピニオン（鴎と伝動軸θ〜とに対して一体
回転するスリーブ瞥にベアリング（至）を介して外嵌す
る移動ケース（ロ）を軸方向移動させるものであるから
、ロール回転中においても移動ケース伐ηの移動を行な
うことができ、調整作業の能率が向上する。またこの移
動ケース罰はフレーム（１１）外方に突出しているので
、スペース的にも制約を受けることが少なく、該ケース
伐η、スリーブＡ及び伝動軸（１呻を径大なものとする
ことができ、十分に強固なものとすることができ、且つ
構造が簡単に々７、ｌ−，１す る。寸だ、潤１１＃構造も簡単なものとすることができ
、かつ、ミルスピンドル（８）を無伸縮としているので
、強度的にも潰れかつ高速運転に耐えるものである。

第４図に示すものは、本発明の第２実櫂例であり、伝動
軸（１匈とビニオン（１３）間に、伝動軸（１〜に外嵌
し、ビニオン−に内嵌するスリーブ（２３）がスパース
プライン（２′４Ｎとヘリカルスプライン（２１）（至
）を介して介在されたものであり、伝動軸（１６）の一
端がベアリング四を介してフレーム（Ｉｌに支持されて
いる。スリーブ瞥に外嵌する移動ケース＋２７）は第１
実施例の移動手段あるいはエヤシリンダ等の手段により
軸方向移動が行なわれる・、ものである。

第５図に示すものは、本発明の第３実権例であり、ビニ
オン０場と伝動軸０句との結合手段としてスリーブを介
在させることなくヘリカルスプライン（均の結合で構成
したものであり、この場合は、伝動軸（１〜を軸方向移
動させることにより、ビニオン（１９）と伝動軸θ〜と
の位相が変化するものである。従って移動ケース＋２７
＋が伝動軸θ呻に外嵌されている。

そして伝動軸（＋＠とミルスピンドル（８）は軸方向相
対移動不能に連結されているため、ミルスピンドル（８
）は伸縮自在な構造である。

第６図に示すものは、本発明の第４実施例であす、伝動
ｌｌ１ｌＩＩ（１６）とミルスピンドル（８）がスプラ
イン結合され、軸方向相対移動自在とされているので、
ミルスピンドルｔａ）は無伸縮型であり、かつミルスピ
ンドル（８）のカップリングがフレーム（川にベアリン
グＩｌｌを介して支持されているものである。

尚、本発明は、上古己実施例に限定されるものではなく
、第３・４図において、伝動ｍＨにスパースプラインを
、ビニオン（１萄にヘリカルスプラインを設けたもので
あってもよい。

以上詳述した如く、本発明によれば、構造が極めて簡単
で、強度的にも優れ、ロール回転中にも調整が可能で、
かつ潤滑も充分に行なえる等、実用に供して多大の効果
を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は異形棒鋼の圧延状態を示す側面図、第２図は圧
延機設備の全体を示す正面図、第３図は！１３ 本発明の第１実施例の要部を示す断面図、第４・５・６
図は同第２・３・４実施例を夫々示す断面図である。 ｉｌ＋・・・圧延ロール、（４）・・・メインモータ、
（７）・・・ビニオンスタンド、１１・・・ミルスピン
ドル、ｆ９＋・・・ミルスタンド、（＋０１・・・１昭
動装置、（”）・・・フレーム、（１鴫・・・ビニオン
、（１呻・・・伝動軸、（２）・・・スリーブ（結合手
段）、（ロ）・・・移動ケース（移動手段）、−・・・
ヘリカルスプライン（結合手段）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　フィンモータの動力をピニオンスタンドを介して
   ミルスタンドの一対の圧延ロールに夫々伝達する圧延機
   用駆動装置において、ピニオンスタンドのフレームに従
   動側ピニオンが回転自在に且つ軸方向移動不能に支承さ
   れ、該ピニオンに伝動軸が同心状に貫挿され、該伝動軸
   と前記ピニオンとは両者に係合して同行回転し且つ軸方
   向移動で両者を相対回動させる結合手段を介して連動連
   結され、該結合手段を軸方向移動させる移動手段が伝動
   軸に相対回転自在に且つ前記フレームに進退自在になる
   よう伝動軸の一端部側からフレーム外方に突設され、か
   つ該伝動軸の他端部に圧延ロールを連結されるスピンド
   ルが相対回動不能に連結されたことを特徴とする圧延機
   用駆動装置。 ２、　伝動軸は、軸方向移動不能にピニオンに貫挿Ａ’
   ２ され、結合手段は、ピニオン又は伝動ｎＱ１１のｆａＪ
   れか一方にスパースプラインを介して且つ他方にヘリカ
   ルスプラインを介して夫々スプライン結合するスリーブ
   からなり、移動手段は、スリーブに相対回転自在に且つ
   １ｌｑ１方向相対移動不能に套嵌されると共にフレーム
   に進退自在に螺合された移動ケースからなることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の圧延機用駆動装置。 ３、　伝動軸は、軸方向移動自在にピニオンに貫挿され
   、結合手段は、ピニオン内周面に設けられたヘリカルス
   プラインと該スプラインに嵌合すべく伝動軸外周面に設
   けられたヘリカルスプラインとからなり、移動手段は、
   フレームから突ることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の圧延機用駆動装置。