JPS59103619A - 調理器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子レンジ等の高周波加熱装置で加熱調理を
行う時に用いる調理器具に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来の例えば電波透過性部材でなるガラス、陶器で構成
された鍋体及び蓋体からなる調理器具を用いてカレー、
おでん、などの煮込料理を行うと、電波が蓋体と鍋体の
側面とから調理器具内へ浸入するため、鍋体の内壁近傍
は電波密度が高くなり、中央部よりも早く煮込みが進行
し、煮込みむらが生じるという欠点があった。

発明の目的 本発明は上記従来の欠点を解消するもので、被加熱物を
ほぼ均一に加熱調理することのできる調理器具の提供を
目的とするものである。

発明の構成 上記目的を達成するため、本発明の調理器具は、電波透
過性部材からなる鍋体及び蓋体と、この蓋体と前記鍋体
との間に設けられ、中央に開口部を有し２周縁部に電波
遮蔽体を設けた中蓋とからなる構成であシ、蓋体から鍋
体の上部内壁近傍へ供給される電波を電波遮蔽体で遮断
することができるため、鍋体内の被加熱物をむらなくほ
ぼ均一に加熱調理することができるという効果を有する
ものである。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例を第１図から第３図に基づいて
説明する。

第１図において、１は被加熱物２を入れる鍋体で、この
鍋体１の開口部に蓋体３が着脱自在に設けられている。

この鍋体１及び蓋体３は電波を透過するガラスや陶器等
で構成されている。４は鍋体１と蓋体３との間に設けら
れた中蓋で、第２図に示す如く中央に開口部５とその周
縁に電波遮蔽体６が設けられ、鍋体１の上部内壁近傍へ
電波が集中して供給されるのを防止するものである。こ
の電波遮蔽体６は帯状の金属板又は帯状の金属板に直径
３ミリ以下の、小孔７を設けたものが用いられている。

第３図は中蓋４の他の実施例を示すもので、電波遮蔽体
６として複数本の金属棒を５ミリ以下の間隔で同心上に
結合したもので、前記と同様の効果が得られる。

このように本実施例の調理器具によれば、蓋体３の上方
から矢印の如く放射された電波は、中蓋４に設けられた
電波遮蔽体６で反射されるため、鍋体１の上部内壁近傍
には電波が集中して供給されることがなく、鍋体１内の
被加熱物２全体をほぼ均一に誘電加熱することができる
。

また電波遮蔽体６として用いた帯状の金属板に無数の小
孔７を設けたり、金属棒間に５ミリ以下の隙間を設けた
ことにより、電波遮蔽の効果の他に水蒸気をスムーズに
通過させ、結露水の発生を防止するという効果を有する
− 発明の効果 以上のように本発明の調理器具によれば蓋体の上方から
放射される電波が、中蓋に設けられた電波遮蔽体によっ
て遮断されるため、鍋体の上部内壁近傍に電波が集中し
て供給されることがなくな９、鍋体内の被加熱物をほぼ
均一にむらなく加熱調理することができるという効果が
得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である調理器具の断面図、第
２図ａは同第１図の中蓋を示す斜視図、同図すは同図ａ
に示す電波遮蔽体の平面図、同図Ｃは他の電波遮蔽体を
示す平面図、第３図は同第２図の中蓋の他の実施例を示
す斜視図、同図すは同図ａの電波遮蔽体を示す平面図で
ある。 １・・・・・・鍋体、３・・・・・・蓋体、４・・・・
・・中蓋、５・・・・・開口部、６・・・・・・電波遮
蔽体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電波透過性部材からなる鍋体及び蓋体と、この蓋体と前
   記鍋体間に設けられ、中央に開口部を有し、周縁部に金
   属板等の電波遮蔽体を設けて構成した中蓋とからなる調
   理器具。