JPS5910316B2 - 印刷装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は印刷機構若しくは装置に関するものである。

かかる印刷装置とりわけ価格表示用ラベルに印刷すべく
設計されるがこれはドイツ特許第１９２９３０７号（米
国特許第３７４４４１１号）や第２４３９５２３号、そ
れにドイツの出願公開第２２４７７３２号（米国特許第
３９６８７４５号）及び第２７１５４６２号から知るこ
とができる。

セッティング・ホイール及びセッティング・シャフトの
助けによって印刷用タイプ（すなわち活字）が随意に印
刷ラインの中に設定されることができる。

ドイツ特許第１９２９３０７号及びドイツ出願公開第２
２４７７３２号から知得される印刷機構或は装置に関す
る限り、それぞれのセッティング・ホイールはその周囲
に一つのエンドレス・タイプ帯を案内しており、その外
側上には印刷タイプ及び印刷タイプと組合わされる読取
りタイプまで配置される一方、上記タイプ帯の内側には
駆動用の歯が配置されていて、これらの歯はセッティン
グ・ホイールの歯底に嵌り込む。

ドイツ特許第１ ９２９３ ０７号及びドイツ特許公開
２７１５４３２号による印刷装置に関しては、戻り止め
くぼみがセッティング・シャフトの上に配置される。

セッティング・シャフトは、セッティング・ホイールの
数に応じて切線方向に円周溝が設けてあるが、この溝は
ホイールの巾に応じて互いに間隔を持ち、その中に弾性
の戻り止め部材が嵌まっている。

この戻り止め部材は印刷装置の・・ウジング上の固定位
置にあって球の形をしており、ハウジングの穴の中に案
内され又小さなコイ／ｌ／ハネの作用を受けている。

この既に知られた戻り止め若しくは掛金装置は製造に費
用がかかり又取付けが複雑で且つ時間がかかるという不
利がある。

その上、この印刷装置は、幅が同等であるがこれより広
いか又は狭い印刷タイプ帯又は印刷タイプ・ホイールを
備えているといった構成の異なった印刷装置については
、帯やホイールの幅の広いもの又は狭いものの取付けに
適した固定軸を持つ必要があるという不利がある。

これらの不利な点はドイツ特許第２４３９５２３号及び
ドイツ特許公開第２２４７７３２号による印刷装置によ
って少なくとも部分的に回避される。

ドイツ特許第２４３９５２３号より知られる印刷装置に
関しては、適当なタイプを備えた印刷タイプ・ホイール
はその周縁にセッティング・ホイールの突出部若しくは
歯が噛み合う凹部を持つ。

セッティング・シャフトの軸方向への係止を行うために
、軸はセッティング・ホイールの周囲に亘って嵌まり込
む軸方向に移動できない様な止め金を固着させる。

上記の止め金は軸の自由端に、固定軸に対して直角に突
出する戻り止め部材を構成し、また上記の戻り止めは容
易に置換可能な戻り止めレールの掛金凹みに嵌まる。

上記の戻り止めレールを置き換えることによって上記の
印刷装置は違う幅の印刷タイプ・ホイール又は印刷タイ
プ帯の実際の構成に適合されることができる。

この印刷装置に関する不利な点は、掛金部材及び掛金く
ぼみはそこで共働しセッティング軸から離れているだめ
、曲げモーメントは止め金によって伝達される。

その結果この止め金は荷重を吸収するだめの適当な方法
で組立てられまだ案内されなければならない。

ドイツ特許出願公開第２２４７７３２号による印刷装置
に関しては、掛金くぼみはその縁がベベル形状（傘状）
になる様に作られ、そしてこれはセッティング・ホイー
ルのボスに取付けられる。

二つのセッティング・ホイールの傘形の縁面は並列にな
った位置関係に配列されて一つ周回くぼみとなり、これ
にはセッティング・シャフト上に配置された弾性掛金部
材によって係合される。

この印刷装置は、セッティング・ホイール自体が接線状
になった円周くぼみを作り、又軸方向の溝の間隔はセッ
ティング・ホイールの上を案内される印刷用タイプ帯の
夫々の幅に応じた利点を持つ。

しかしながらこの印刷装置は縁部の傘形而によって構成
されるくぼみ（溝）がかなり小さな断面のものに限られ
、そして又これらのくぼみはセッティング・ホイールの
セッティング・シャフトに対する駆動要素と共働する内
歯によって妨げられるという不利な点がある。

その結果弾性掛金部材はわずかながらのくぼみを必要と
し又掛金部材の幅ぱ内歯の分割歯の刻み幅よりも狭くな
ければならない。

適切なる掛金或はラッチ効果を出すために、既知の印刷
装置に付いては少なくとも二つの弾性掛金部材が固定軸
上に持たれることが必要である。

溝、及び弾性の掛金部材（ラッチ部材）の寸法が小さい
こと、そして又個々のセッティング・ホイール間及びセ
ッティング・シャフトとノ・ウジングの一つの壁面に取
付けられた滑動体との間そして又セッティング・シャフ
トとセッティング・ホイールとの間には、必要な隙間を
要するという理由から、一方に於ては若し掛金機構が運
転上信頼できるものであるならばこの既知の装置につい
てもわずかに小さな製作公差しか許されない。

こういう理由から従来からの印刷装置の製造費は高くつ
いていたのである。

本発明は上記の如き欠点を解決した印刷装置を提供する
ことを目的としており、この装置では軸方向に移動でき
るセッティング・シャフトに対する掛金機構は印刷タイ
プ用のホイール又は印刷タイプ用の帯の実際の幅に容易
に合致せしめることが出来、これにより上述の不利益は
回避され且つ又掛金部材は強力な性質を有する構造を持
ち、又操作上においては高度な信頼性を示す。

便宜上合成樹脂で作られ、又・・ウジング壁の中にあっ
て外方に弾性作用を受ける挿入掛金部材によって押ボタ
ンの手段により固着されているピンを単に取換えること
により夫々の配列の掛金部材は異なる幅の印刷タイプ帯
又は印刷タイプ用のホイールに合致させることができる
。

これ以上に掛金部材に部品を付加する必要はない。

７駆動要素の軸方向に於ける容易で且つ簡単な位置決め
は、もし掛金のくぼみが軸方向に波状になるか又は彎曲
しているなら、行うことができる。

ピンが固く固定される場合は、掛金のくぼみは接線方向
に周回するくぼみに作られなければならない。

本発明を更に発展させて、長手方向に延びるくぼみの横
断面及びビンの断面が円形ではなく、又ピンはハウジン
グの上でその長手方向の軸の周りを回転でき且つ又これ
らは少なくとも二つの異なった列の掛金くぼみを備える
ようにすることができる。

ピンを単に変えることにより印刷装置は二重、三重、四
重の方式にすることができ、また異なった幅を持つ印刷
タイプ用の帯又はホイールに対してもそれぞれ適合させ
ることができる。

印刷装置に関する変更、改変の可能性は、もしこの一連
の掛金くぼみがピンの端部軸受面に関して対称的に配置
され、又ピンが・・ウジング壁の一端若しくは他端に任
意に固定されることができるならば、２培になる。

本発明は添付の図面を参照して更に詳細に説明される。

第１図及び第２図における印刷装置は５個のタイプ帯１
を含み、該タイプ帯はその外方で印刷活字２を支持し又
その内方に駆動用の突起３を含む。

駆動用の突起３ぱセッティング・ホイール５の外周面に
設けられた歯底４に係合する。

セッティング・ホイール５はハウジング壁６及び７の間
で樋部分８の中に回転可能に取付けられる。

印刷活字２はセッティング・シャフト９によって調節さ
れるが、該シャフトはその外方端に調節握り１０を含み
、又その内側の自由端においてはセッティング・ホイー
ル５の内歯１２と噛合わされることのできるピニオンと
して形成された駆動要素１１を支持している。

セッティング・シャフト９はノ・ウジング壁６の上に配
置された平軸受１３の中に軸方向に変位可能なようにし
て回転配置されている。

またこのセッティング・シャフト９は中にピン１５が嵌
合する中央の長手方向の中空部１４を有しており、上記
ピンはハウジング壁の上に押し込み又は挿入取付けされ
た掛金即ちラッチ部材１６によって保持される。

ピン１５は掛金操作用のくぼみ１７を備え、これはピン
１５の上に間隔を置いて配列され又セッティング・ホイ
ール５の間隙に対応する様になっている。

セッティング・シャフト９は、その軸線方向に伸びる平
行な切欠２０の間に形成される弾性を有する掛金部材１
９を有する（第３図乃至第５図参照）。

この掛金部材１９は合成樹脂から成るセッティング・シ
ャフトと一体成形される。

先ス第１に指針２１及び設定用ノブ１０が印刷装置の・
・ウジング壁から突出しているセッティング・シャフト
９０部分に押付けられる。

セッティング・シャフト９は指針２１に関しては回転可
能であるが、設定ノブ１０は非円形の端面部２２によっ
てセッティング・シャフト９と共に回転すべく固定され
る。

第３図及び第４図に示す様に駆動要素１１及び弾性掛金
部材１９ぱセッティング・シャフト９の自由端に配置さ
れている。

駆動要素１１及び掛金部材の係合部１８はシャフト９０
回転主軸に対して直角に伸びる同一平面内に配列され得
るし、または軸線方向である程度ずらすこともできる。

第５図からわかるように、長手方向に伸びる中空部１４
の断面は二つの平坦な側面２３を持つ。

弾性の掛金部材１９は上記平坦な側面２３の一方の上に
配設される。

第８図及び第９図はピン１５の断面が長手方向の中空部
１４の断面と合致することを示す。

このためピン１５は長手方向中空部１４の中で回転する
ことが不可能である。

ピン１５の平坦な側面の上にはそれぞれ６個の掛金穴１
７及び８個の掛金穴１７亦ある。

もしセッティング・シャフト９の掛金部材１９が第６図
及び７図に示された掛金穴１７に嵌合するようにされる
場合には印刷装置はほぼ同一の幅の６個の印刷タイプ帯
１及びセッティング・ホイール５でもって装備される。

しかしながら、もしセッティング・シャフトの掛金部材
１９が第７図の掛金穴１７′に嵌合するならば、印刷装
置には８個の印刷タイプ帯１とほぼ同じ幅のセッティン
グ・ホイール５が装備される。

一定の印刷活字用の帯１ぱ他の印刷活字用のものよりも
幅が狭いため、掛金穴１７．１７’を異る間隔で配置す
ることもできる。

掛金穴１７．１７’は軸線方向でずらされている。

ピン１５０両端２４．２４′は弾性掛金部材１６，１６
宴配置されているから、もしピン１５が１８０°回転さ
れてハウジング壁６の中に挿入されるならば、これに対
応して印刷タイプを異った幅のものに変えることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の印刷装置の断面図である。 第２図は、・・ウジング側壁を取除いた印刷装置の側面
図である。 第３図は、一部断面を示す平面図である。 第４図は、断面図である。第５図は、セッティング・シ
ャフトの前面図である。 第６図は、セッティング・シャフトの平面図である。 第７図は、セッティング・シャフトの側面図である。 第８図は、ピンの前面図である。 第９図は、第７図の線■−■における断面図である。 符号の説明 １：タイプ帯、５：セッティング・ホイー
ル、７：ハウジング壁、９：セッティング・シャフト、
１５：ピン、１γ，１７’：掛金くぼみ、１８：掛金部
材、１９：舌部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ハウジングと； それぞれ中央に開口を有し、該開口の内面に保合四所１
   ２が設けられている複数の活字セッティング用のホイー
   ル５からなる少くとも２つのホイールの組で、各組のホ
   イールの幅が他の組のホイールの幅と異り、該ホイール
   の組が選択的に、その組のホイールをハウジング内で同
   一軸線のまわりで回転可能にして並列に並べて設定され
   るようになされている活字セッティング用のホイール５
   の少くとも２つのホイールの組と； ハウジングに設定された組のホイール５の開口内に上記
   軸線に沿って伸びるように設定されたセッティング・シ
   ャフト９で、半径方向外方へ突出した駆動要素１１を有
   し、上記軸線の方向で可動で同軸線のまわりで回転可能
   とされ、それにより駆動要素が所望の１つのホイール５
   の係合凹所１２に係合して該ホイールを回転できるよう
   にし、また、軸線方向で伸びる中空部１４を有するとと
   もに、半径方向内方への突起１８を備える弾性掛金１９
   を有するセッティング・シャフト９と；上記・・ウジン
   グに回転可能に取り付けられて上記セッティング・シャ
   フト９の中空部１４に挿入されるとともに、上記軸線方
   向に沿い、ノ・ウシングに設定された場合の各組のホイ
   ール５の位置に対応するように所定間隔をあけて設けら
   れた複数の列の掛金穴１７．１７’を有するピン５と；
   を備え； 該ピン５は、セッティング・シャフト９の中空部１４に
   対して相対的に上記軸線を中心として複数の角度関係で
   挿入可能とされるとともに、中空部内では該ピン５が中
   空部に対して相対的に回転されないように、当該ピン５
   と中空部との横断面が相互に類似した非円形状とされ、
   セッティング・シャフト９の掛金部材１９の上記突起１
   ８は、ピン５とセッティング・シャフト９とが上記角度
   関係のうちの所望の１つに設定されたときに、上記掛金
   穴１７．１７’の所定の列と軸線方向で整合され、当該
   セッティング・シャフト９を軸線方向で動かすことによ
   り上記所定の列の掛金穴の所望の１つに係合するように
   なされ、且つ、上記駆動要素１１ぱ上記所望の１つの掛
   金穴に対応するホイール５の係合凹所１２に係合される
   ようになされていることを特徴とする印刷装置。 ２ 掛金穴１７０列が、ピン１５の軸線方向の断面で見
   て波状の形状にされている特許請求の範囲第１項記載の
   印刷装置 ３ ピン１５の横断面はほｙだ円形であシ、該ピンの直
   径方向でそれぞれ反対側にあるほゾ平らな表面にそれぞ
   れ一列の掛金穴１７．１７’が設けられていることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項又は２項記載の装置。 ４ ピン１５はその両端に於いて・・ウジングの壁７に
   容易に取外し可能に取付けることができ、更に掛金穴１
   ７．１７’がピン１５の端部支持面２４，２４′に関し
   て非対称的に配列されることを特徴とする特許請求の範
   囲第１乃至３項のいずれかに記載の装置。 ５ ピン１５は少なくともその＝端において半径方向に
   可ｍの挿入可能の掛金部材１６を構成し、この掛金部材
   はハウジング壁７の中に挿し込み係合可能であることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項乃至４項のいずれかに
   記載の装置。