JPS59101821A - 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔 - Google Patents
電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔Info
- Publication number
- JPS59101821A JPS59101821A JP21172982A JP21172982A JPS59101821A JP S59101821 A JPS59101821 A JP S59101821A JP 21172982 A JP21172982 A JP 21172982A JP 21172982 A JP21172982 A JP 21172982A JP S59101821 A JPS59101821 A JP S59101821A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foil
- capacitance
- alloy foil
- cathode
- etching
- Prior art date
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- Granted
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Electrolytic Production Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、電解]ンヂシリ陰極用ア1し三ニウム合金箔
に関する。
に関する。
従 未 技 術
電解コンデシリの静電容量Cとその陽極部の静電界@
Ca及び陰極部の静電容量Ccとの間には、以下の関係
が成立することが知られている。
Ca及び陰極部の静電容量Ccとの間には、以下の関係
が成立することが知られている。
c
上式から明らかな如く、電解コシJ’ 、、7−IJ5
’j ;?、J容量容量増大させるには、陽極部の静電
容量Caのみならず、陰極部の静電容量CCをも増大さ
せる必要がある。陰極用として使用されるアルミニつ6
合金箔(以下単にAI陰極箔という)においても・エツ
チング性に優れていること、エッチシタを行なうことに
より過大な腐食減尺を生ずることtr <表面積を増大
させ得ること、耐折強度が大なること等の性能を具備す
ることが要求される。
’j ;?、J容量容量増大させるには、陽極部の静電
容量Caのみならず、陰極部の静電容量CCをも増大さ
せる必要がある。陰極用として使用されるアルミニつ6
合金箔(以下単にAI陰極箔という)においても・エツ
チング性に優れていること、エッチシタを行なうことに
より過大な腐食減尺を生ずることtr <表面積を増大
させ得ること、耐折強度が大なること等の性能を具備す
ることが要求される。
従来この様な性質を有するAβ陰極箔を得る為に、高純
1度アルミニウムに特定用の合金成分を添加することが
提案されているが、いずれも種々の点で充分満足すべき
ものとはいい蛙い。即ち、エツチング性が改善されると
、同時に腐食t2量が過大となって結局静電容量が減少
したり、或いは静電容量は増大しても、耐折強度が低下
したりする例が認められる。
1度アルミニウムに特定用の合金成分を添加することが
提案されているが、いずれも種々の点で充分満足すべき
ものとはいい蛙い。即ち、エツチング性が改善されると
、同時に腐食t2量が過大となって結局静電容量が減少
したり、或いは静電容量は増大しても、耐折強度が低下
したりする例が認められる。
本発明者は、上記の如き性能を具備するAd陰極箔を得
るべく種々研究を重ねた結果、純度99.7%以上の高
純度アルミニウム地金に鉄と銅、ジルコニウム及びセリ
ウムの少なくとも1種とを夫々特定量添加して得られる
AI合金がその目的に良く合致するものであることを見
出し、本発明を完成するにいたった。即ち、本発明は、
Fl O,05〜0.3%並びにCu、Zr及びCtの
少なくとも1種0、O1〜0.1 %を含有する電解
コシデシサ陰極用A1合金箔に係るものである。
るべく種々研究を重ねた結果、純度99.7%以上の高
純度アルミニウム地金に鉄と銅、ジルコニウム及びセリ
ウムの少なくとも1種とを夫々特定量添加して得られる
AI合金がその目的に良く合致するものであることを見
出し、本発明を完成するにいたった。即ち、本発明は、
Fl O,05〜0.3%並びにCu、Zr及びCtの
少なくとも1種0、O1〜0.1 %を含有する電解
コシデシサ陰極用A1合金箔に係るものである。
尚、本明細書において、“%″とあるのは、特に表示し
ない限り、“重量%″を示すものとする。
ない限り、“重量%″を示すものとする。
本発明においては、地金のAI!純度を99.7%以上
とするとともにFtを帆05〜0.3%とすることによ
り、交流エツチング特性を改善し、もってエツチングに
よる静電容量増大を行なう。Ft 含有量が0.05
%未胸の場合には、交流エツチング時性の改むが十
分に行なわれないのに対し、Ft含有量が0.3%を上
回る場合には、エツチング時の表面溶解が激しくなって
静電容量の低下を生ずるとともにエツチド箔表面の黒化
が著るしくなる。
とするとともにFtを帆05〜0.3%とすることによ
り、交流エツチング特性を改善し、もってエツチングに
よる静電容量増大を行なう。Ft 含有量が0.05
%未胸の場合には、交流エツチング時性の改むが十
分に行なわれないのに対し、Ft含有量が0.3%を上
回る場合には、エツチング時の表面溶解が激しくなって
静電容量の低下を生ずるとともにエツチド箔表面の黒化
が著るしくなる。
AI線純度99.7%以上とするのも、エツチング時の
化学的溶解性を促進させる不純物含量を一定量以下とす
る為である。本発明においては、更にCu。
化学的溶解性を促進させる不純物含量を一定量以下とす
る為である。本発明においては、更にCu。
Zr及びCeの少なくとも1種を 0.01〜0.1%
の範囲内で含有させることにより、交流エツチング時の
A4陰極箔の表面溶解を更に効果的に抑制し、エツチン
グによる静電容量増大の効果をより一層改善する。Cw
、 Zr及びCe の少なくとも1種の量が 0.
01%未満の場合には、添加による静電容量増大の効果
の改善が十分でなく、一方0.1%を上回る場合には、
表面溶解抑制の効果が過大となって静電容量の低下を生
ずる。
の範囲内で含有させることにより、交流エツチング時の
A4陰極箔の表面溶解を更に効果的に抑制し、エツチン
グによる静電容量増大の効果をより一層改善する。Cw
、 Zr及びCe の少なくとも1種の量が 0.
01%未満の場合には、添加による静電容量増大の効果
の改善が十分でなく、一方0.1%を上回る場合には、
表面溶解抑制の効果が過大となって静電容量の低下を生
ずる。
本発明において添加成分として使用するFt。
Cu 、 Zr及びCt は、上記の効果に加えてエ
ツチング前の原箔の機械的強度を向上させ、結果として
エツチド箔引張り強度をも向上させる効果かあり、コシ
ヂシサ箔巻込み操作中の箔切れトラブルを防止する。
ツチング前の原箔の機械的強度を向上させ、結果として
エツチド箔引張り強度をも向上させる効果かあり、コシ
ヂシサ箔巻込み操作中の箔切れトラブルを防止する。
上限とすることが望ましい。Tiが0.02%を上回る
場合には、エツチング時の表面溶解が激しくなり、エツ
チド箔表面の黒化が著るしくなる。又、表面エッチ、7
ジ性が不均一となる為、静電容量の低下をきたす。
場合には、エツチング時の表面溶解が激しくなり、エツ
チド箔表面の黒化が著るしくなる。又、表面エッチ、7
ジ性が不均一となる為、静電容量の低下をきたす。
実施例 l
アルミニウム純度 99.8%の一次電解アルミニウム
地金を溶解し、Fe及びCuを添加後、スラブを鋳造し
た。これらのスラブに通常の製箔工程を施こして厚さ5
0μnlの合金箔を得た。これらの合金箔を真空下40
0°c3時間の条件にて焼鈍を行なった。この様にして
製造された合金箔Al〜・6の化学組成及び引張強度を
第1表に示す。
地金を溶解し、Fe及びCuを添加後、スラブを鋳造し
た。これらのスラブに通常の製箔工程を施こして厚さ5
0μnlの合金箔を得た。これらの合金箔を真空下40
0°c3時間の条件にて焼鈍を行なった。この様にして
製造された合金箔Al〜・6の化学組成及び引張強度を
第1表に示す。
第 1 表
得られた軟質箔をIfC1115容量%及びH3P0I
42.0容量%を含むエツチング浴に浸漬し、浴温50
°C1交流電流密度0.5A/cAtD条件下に2分間
エツチングを行なった。得られたエツチド箔を所定面積
に切り出し、25°Cの5%ホウ酸中にて3V化成後静
電容量を測定した。結果を同じく第1表に示す。
42.0容量%を含むエツチング浴に浸漬し、浴温50
°C1交流電流密度0.5A/cAtD条件下に2分間
エツチングを行なった。得られたエツチド箔を所定面積
に切り出し、25°Cの5%ホウ酸中にて3V化成後静
電容量を測定した。結果を同じく第1表に示す。
第1表から明らかな如く、Fe及びCuを含む木発明A
l陰極箔は、従来箔に比して静電容量並びに引張強度が
大巾に増大している。従って、エツチド箔の引張強度も
増大しているものと推定される。
l陰極箔は、従来箔に比して静電容量並びに引張強度が
大巾に増大している。従って、エツチド箔の引張強度も
増大しているものと推定される。
実施例 2
添加元素としてFe及びCu及び/又はZr及び/又は
Ct を選んだこと以外は実施例1と同様にして厚さ
50μmの合金箔を製造した。
Ct を選んだこと以外は実施例1と同様にして厚さ
50μmの合金箔を製造した。
得られた軟質箔の化学組成を第2表に、又夫々の引張破
断強度及びエツチド箔の静電容量を第3表に示す。
断強度及びエツチド箔の静電容量を第3表に示す。
第2表
第 3 表
第1表のA 7と第2表及び第3表との対比がら明らか
な如く、FlとCu、、Zr及びCeの少くとも1種を
含む本発明のAl陰極箔は、引張破断強度並びに静電容
量において従来箔より大巾に改善されている。
な如く、FlとCu、、Zr及びCeの少くとも1種を
含む本発明のAl陰極箔は、引張破断強度並びに静電容
量において従来箔より大巾に改善されている。
(以 上)
、/
代理人 弁理士 三 枝 英 二゛7 、ノに一
、フ 手 続 ン市 正 白く自発) 昭1和57年12月14日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1 事件の表示 昭和57年12月1日出願の特許願 2 発明の名称 電nコンデンサ陰極用アルミニウム合金箔3 補正をす
る者 事件との関係 特許出願人 東洋アルミニウム株式会社 4代理人 大阪市東区平野町2の10 平和ビル内(6521)弁
理士 三枝英二 2 5 補正命令の日付 自 発 6 補正の対客 明Ffi中「発明の詳細な説明」の項 8 補正の内容 補正の内容 1 明細書第3頁第2行乃至第5行「研究を重ねた結果
、・・・・・・添加して得られるAQ合金が」とあるの
を下記の通りに訂正する。
、フ 手 続 ン市 正 白く自発) 昭1和57年12月14日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1 事件の表示 昭和57年12月1日出願の特許願 2 発明の名称 電nコンデンサ陰極用アルミニウム合金箔3 補正をす
る者 事件との関係 特許出願人 東洋アルミニウム株式会社 4代理人 大阪市東区平野町2の10 平和ビル内(6521)弁
理士 三枝英二 2 5 補正命令の日付 自 発 6 補正の対客 明Ffi中「発明の詳細な説明」の項 8 補正の内容 補正の内容 1 明細書第3頁第2行乃至第5行「研究を重ねた結果
、・・・・・・添加して得られるAQ合金が」とあるの
を下記の通りに訂正する。
「研究を重ねた結果、鉄とn1ジルコニウム及びセリウ
ムの少なくとも1種とを夫々特定但含有するAQ合金が
1 2 明細書第3頁第13行乃至第14行「本発明におい
ては、・・・・・・以上とするとともにFeを0.05
〜0.3%とする」とあるのを「本発明においては、F
eを0.05〜0.3%とする」と訂正する。
ムの少なくとも1種とを夫々特定但含有するAQ合金が
1 2 明細書第3頁第13行乃至第14行「本発明におい
ては、・・・・・・以上とするとともにFeを0.05
〜0.3%とする」とあるのを「本発明においては、F
eを0.05〜0.3%とする」と訂正する。
3 明細書第4頁第3行乃至第6行[著しくなる。
AQ純度を・・・・・・以下とする為である。本発明に
おいては1とあるを[著しくなる。本発明においては」
と訂正する。
おいては1とあるを[著しくなる。本発明においては」
と訂正する。
4 明細書第4頁第16行「本発明において添加成分と
して使用するFeJとあるを[本発明において使用する
Fe Jと訂正する。
して使用するFeJとあるを[本発明において使用する
Fe Jと訂正する。
5 明細書第5頁第1行「エツチド箔引張り強度」とあ
るを「エツチド箔のの械的強度」と訂正する。
るを「エツチド箔のの械的強度」と訂正する。
6 明、!l!10第5頁第4行「尚、本発明で使用す
るAQ地金中のTi含量は」とあるのを下記の通りに訂
正する。
るAQ地金中のTi含量は」とあるのを下記の通りに訂
正する。
「尚、本発明合金箔の経度(JIS H2102によ
る)は、一般に99.6%以上であり、又Ti含量は」 (以 上)
る)は、一般に99.6%以上であり、又Ti含量は」 (以 上)
Claims (1)
- ■ 鉄 0.05〜0.3%並びに銅、ジルコニウム及
びセリウムの少なくとも1種 0.01〜0.1%を含
有する電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21172982A JPS59101821A (ja) | 1982-12-01 | 1982-12-01 | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21172982A JPS59101821A (ja) | 1982-12-01 | 1982-12-01 | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59101821A true JPS59101821A (ja) | 1984-06-12 |
JPH0313732B2 JPH0313732B2 (ja) | 1991-02-25 |
Family
ID=16610629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21172982A Granted JPS59101821A (ja) | 1982-12-01 | 1982-12-01 | 電解コンデンサ陰極用アルミニウム合金箔 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59101821A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5553411A (en) * | 1978-10-16 | 1980-04-18 | Showa Aluminium Co Ltd | Electrolytic condenser cathode aluminum alloy foil |
JPS55128558A (en) * | 1979-03-27 | 1980-10-04 | Showa Alum Corp | Aluminum alloy foil for electrolytic capacitor cathode |
-
1982
- 1982-12-01 JP JP21172982A patent/JPS59101821A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5553411A (en) * | 1978-10-16 | 1980-04-18 | Showa Aluminium Co Ltd | Electrolytic condenser cathode aluminum alloy foil |
JPS55128558A (en) * | 1979-03-27 | 1980-10-04 | Showa Alum Corp | Aluminum alloy foil for electrolytic capacitor cathode |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0313732B2 (ja) | 1991-02-25 |
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