JPS59101157A - 血液処理装置 - Google Patents
血液処理装置Info
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- JPS59101157A JPS59101157A JP57210048A JP21004882A JPS59101157A JP S59101157 A JPS59101157 A JP S59101157A JP 57210048 A JP57210048 A JP 57210048A JP 21004882 A JP21004882 A JP 21004882A JP S59101157 A JPS59101157 A JP S59101157A
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- cylinder
- plasma
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
く技術分野〉
本発明は血液処理装置、詳しくは、血液中の血球成分の
通過を阻止し、血!In成分を通過させる一多孔性の血
ジに分離膜により、血液流がら血漿成分を分離し、この
血漿成分中の不要な物質を除去した後、再び血漿分離膜
を介して血液流に合流させる血液処理装置に関する。
通過を阻止し、血!In成分を通過させる一多孔性の血
ジに分離膜により、血液流がら血漿成分を分離し、この
血漿成分中の不要な物質を除去した後、再び血漿分離膜
を介して血液流に合流させる血液処理装置に関する。
〈従来技術〉
血液処理剤を用いて血液を処理する方法としては、従来
■)直接血液血流方式(以下D HP方式という)2)
血漿潅流方式(以下PP方式という)血漿分離器によっ
て分離された血ジn成分をポンプにて別の血液処理剤充
填容器に送入し処理したのちミクロフィルタを通して血
液に返送する。
血漿潅流方式(以下PP方式という)血漿分離器によっ
て分離された血ジn成分をポンプにて別の血液処理剤充
填容器に送入し処理したのちミクロフィルタを通して血
液に返送する。
3)成型血漿分離器と血液処理剤を一体化し上記PP方
式の機能を行う方式(以下CPP方式という) などが報告され、(例えば、特開昭51’−11609
6号公報、人工臓器9巻2号、506〜509頁(19
80年))、特にD HP方式はすでに商品化されてい
る。しかしながらDHP方式では血液が直接血液処理剤
と接触するため血小板や白血球の減少、血栓の形成、溶
血、血液処理剤微第5〕末の剥離などの問題があり、そ
の対策として血液処理剤を生体適合性の良好な物質でコ
ーティングするなどの方法が取られたりしているが、コ
ーティング剤による効率の低下、製造面での祖iIL化
は避けることができないのが現状である。
式の機能を行う方式(以下CPP方式という) などが報告され、(例えば、特開昭51’−11609
6号公報、人工臓器9巻2号、506〜509頁(19
80年))、特にD HP方式はすでに商品化されてい
る。しかしながらDHP方式では血液が直接血液処理剤
と接触するため血小板や白血球の減少、血栓の形成、溶
血、血液処理剤微第5〕末の剥離などの問題があり、そ
の対策として血液処理剤を生体適合性の良好な物質でコ
ーティングするなどの方法が取られたりしているが、コ
ーティング剤による効率の低下、製造面での祖iIL化
は避けることができないのが現状である。
2)のPP方式では血液と血液処理剤との直接接触はな
いため前述した血球成分の変性はないが、血液処理剤容
器を血液側流路内に別途設けるための送液ポンプや、処
理後の血漿を血液内に戻す時に微粉末を除去するだめの
マイクロフィルタが必要になるなど回路系を含めた装置
の複雑化や血液の体外循環量が多くなるなどの難点があ
る。
いため前述した血球成分の変性はないが、血液処理剤容
器を血液側流路内に別途設けるための送液ポンプや、処
理後の血漿を血液内に戻す時に微粉末を除去するだめの
マイクロフィルタが必要になるなど回路系を含めた装置
の複雑化や血液の体外循環量が多くなるなどの難点があ
る。
3)のCPP方式は血液と血液処理剤との直接接触もな
く微粉末の問題も血漿分離膜がマイクロフィルタとして
の役割を果たすため解消されるなど有利な方式であるの
で、中空系膜を用いたものや平板膜を用いたものが考え
られている。この方式としては、血液ポンプ等により血
液側流路内に血液を通過させる間に第1図に示すような
、いわゆる透析膜1による拡散を利用して溶質を処理す
る方法と第2図に示すような高濾過膜2を利用した血漿
成分の充填層3内への流出および充填層3から膜2内の
血液流路4への流入を行わせて血液処理剤による処理を
行わせる方法があるが、前者はPP方式ではなく中分子
量以」二の物質の処理には適当でない。また、後者もこ
のままでは前述したような血漿成分の充填層3に対する
流出、流入が血液流路4の形状すなわち血液流路4側圧
力抵抗と分離膜2の透過抵抗との比率によって決まるた
め効果的で安定な充填層3内の血漿の流れを得ることは
きわめて困難であり実用的とはいい&Ifい。
く微粉末の問題も血漿分離膜がマイクロフィルタとして
の役割を果たすため解消されるなど有利な方式であるの
で、中空系膜を用いたものや平板膜を用いたものが考え
られている。この方式としては、血液ポンプ等により血
液側流路内に血液を通過させる間に第1図に示すような
、いわゆる透析膜1による拡散を利用して溶質を処理す
る方法と第2図に示すような高濾過膜2を利用した血漿
成分の充填層3内への流出および充填層3から膜2内の
血液流路4への流入を行わせて血液処理剤による処理を
行わせる方法があるが、前者はPP方式ではなく中分子
量以」二の物質の処理には適当でない。また、後者もこ
のままでは前述したような血漿成分の充填層3に対する
流出、流入が血液流路4の形状すなわち血液流路4側圧
力抵抗と分離膜2の透過抵抗との比率によって決まるた
め効果的で安定な充填層3内の血漿の流れを得ることは
きわめて困難であり実用的とはいい&Ifい。
更に、充@層3内での血漿の流れは第2図の矢印で示さ
れるように血液入口側で血液流路4から充填層3内に流
入し、出口側で充填層3から血液流路4へ流出するとい
う単純な流れとなるため、従って、入口例の膜が濾過に
あずかるだりで本来の有効濾過面積は半分程度で、残り
の半分は回収用面積となるため、入口側血液流路4内に
たん白ゲル層の形成が起こり、実質的な有効膜面積の低
下となって安定した血液の透過が得られなくなるという
重大な難点がある。
れるように血液入口側で血液流路4から充填層3内に流
入し、出口側で充填層3から血液流路4へ流出するとい
う単純な流れとなるため、従って、入口例の膜が濾過に
あずかるだりで本来の有効濾過面積は半分程度で、残り
の半分は回収用面積となるため、入口側血液流路4内に
たん白ゲル層の形成が起こり、実質的な有効膜面積の低
下となって安定した血液の透過が得られなくなるという
重大な難点がある。
〈発明の目的〉
本発明は上記従来技術の欠点を解消し、高血液処理性能
を長期間に亘って安定して保持しうる血液処理装置の提
供を目的とする。
を長期間に亘って安定して保持しうる血液処理装置の提
供を目的とする。
〈発明の構成〉
本発明は血液流路と血漿分離膜で隔てられた血液処理剤
充填層側に、外部からの機械的加圧減圧手段により圧力
変動を強制的に生ぜしめ、これにより血漿成分を血漿分
離膜を介した血液流路と血液処理剤充填層間で、前記圧
力変動により移動させることを基本的特徴とするもので
ある。
充填層側に、外部からの機械的加圧減圧手段により圧力
変動を強制的に生ぜしめ、これにより血漿成分を血漿分
離膜を介した血液流路と血液処理剤充填層間で、前記圧
力変動により移動させることを基本的特徴とするもので
ある。
〈実施例〉
第3図は本発明の血液処理装置10が適用される血液循
環系の一例を示したもので、血液は血液クンク1]から
血液ポンプ12により気泡トラップ13を経て血液処理
装置10に導入され、所定の血液処理が施された後、気
泡i−ラップ14を経て血液タンク1jに戻る。血液タ
ンク11としては人体等が該当する。
環系の一例を示したもので、血液は血液クンク1]から
血液ポンプ12により気泡トラップ13を経て血液処理
装置10に導入され、所定の血液処理が施された後、気
泡i−ラップ14を経て血液タンク1jに戻る。血液タ
ンク11としては人体等が該当する。
第4図は本発明の血液処理装置の第1の実施例を示す。
装置のケース21には被処理血液をケース21内へ導入
する入口22と処理ずみの血液をケース21外へ排出す
る出口23が設けられている。そしてケース21内には
血液流路24とそれに組合された血液処理剤の充填層2
5が設けられている。血液流路24はその壁が多孔質膜
からなる血漿分離膜26で構成されており、入口22か
ら導入された血液を出口23側へ導く。前記充填層25
はケース21内の前記血液流路24の血漿分離膜26の
外側空間部を占めており、分離膜26、ケース21、及
び入口22側と出口側に設けた隔離部材27により血液
処理剤の血液流への流出が防止されている。ケース21
に対してその外部に機械的加圧減圧手段であるシリンダ
28及びシリンダ28内を往復運動するピストン29が
設けられている。シリンダ28は導管30によりケース
21に接続され、シリンダ28内の圧力変動用媒体が導
管30を通り、フィルタ31を介して充填層25に流出
入できるようになされている。圧力変動用媒体としては
血漿が用いられる。ピストン29の駆動手段32は種々
の公知の駆動手段を通用できる。
する入口22と処理ずみの血液をケース21外へ排出す
る出口23が設けられている。そしてケース21内には
血液流路24とそれに組合された血液処理剤の充填層2
5が設けられている。血液流路24はその壁が多孔質膜
からなる血漿分離膜26で構成されており、入口22か
ら導入された血液を出口23側へ導く。前記充填層25
はケース21内の前記血液流路24の血漿分離膜26の
外側空間部を占めており、分離膜26、ケース21、及
び入口22側と出口側に設けた隔離部材27により血液
処理剤の血液流への流出が防止されている。ケース21
に対してその外部に機械的加圧減圧手段であるシリンダ
28及びシリンダ28内を往復運動するピストン29が
設けられている。シリンダ28は導管30によりケース
21に接続され、シリンダ28内の圧力変動用媒体が導
管30を通り、フィルタ31を介して充填層25に流出
入できるようになされている。圧力変動用媒体としては
血漿が用いられる。ピストン29の駆動手段32は種々
の公知の駆動手段を通用できる。
この実施装置において、患者から送られてきた血液は入
口22から入り、血漿分離膜26の内部、すなわち血液
流路24を通り、出口23から出て患者に戻されるが、
血液流路24を通過している間に、ピストン29の往(
M運動に伴う充填層25内の圧力の往復変動により、血
’Ia成分が、図の矢印で示されるように、分離膜26
全域で強制的に出入りする。今、ピストン29を後退運
動させると、充填層25内から導管30側へ媒体が流出
し、このため充N層25の圧力が低下し、これにより血
液流路24中の血漿成分が膜26全域で充填層25側へ
流出する。流出した血に成分は充填層25の血液処理剤
に接触し、除去されるべき物質等が吸着或いは反応等に
より処理される。次にビーストン29を前進運動させる
と、導管30から媒体が充填層30から媒体が充填層2
5側へ流入し、充填層25内の圧力が増加する。このた
め処理された血漿成分が再び血りを分離膜26全域で血
液流路24へ流入し、血液と合流する。この血彫成分の
分離膜26を介した往復移動は必要に応じて血液流路2
4通過中、1回ないし複数回繰り返される。本実施例に
おいて、血液流路24は多孔質の中空系からなる毛細管
で構成することができる。
口22から入り、血漿分離膜26の内部、すなわち血液
流路24を通り、出口23から出て患者に戻されるが、
血液流路24を通過している間に、ピストン29の往(
M運動に伴う充填層25内の圧力の往復変動により、血
’Ia成分が、図の矢印で示されるように、分離膜26
全域で強制的に出入りする。今、ピストン29を後退運
動させると、充填層25内から導管30側へ媒体が流出
し、このため充N層25の圧力が低下し、これにより血
液流路24中の血漿成分が膜26全域で充填層25側へ
流出する。流出した血に成分は充填層25の血液処理剤
に接触し、除去されるべき物質等が吸着或いは反応等に
より処理される。次にビーストン29を前進運動させる
と、導管30から媒体が充填層30から媒体が充填層2
5側へ流入し、充填層25内の圧力が増加する。このた
め処理された血漿成分が再び血りを分離膜26全域で血
液流路24へ流入し、血液と合流する。この血彫成分の
分離膜26を介した往復移動は必要に応じて血液流路2
4通過中、1回ないし複数回繰り返される。本実施例に
おいて、血液流路24は多孔質の中空系からなる毛細管
で構成することができる。
すなわち、この場合、中空糸自体が血漿分離膜26とな
り、中空糸の内孔が血液流路となる。この中空糸を多数
本束にして用いることにより、多数の血液流路24を有
する総膜面積の大なる膜モジュールとして使用できる。
り、中空糸の内孔が血液流路となる。この中空糸を多数
本束にして用いることにより、多数の血液流路24を有
する総膜面積の大なる膜モジュールとして使用できる。
血+1i分離膜26は血液中の血球成分の透過を阻止す
るため0.1〜2.0μ程度の多孔性膜とするが、血液
処理剤の粒径等に応じて、それより小さい孔径て適当に
選択できる。
るため0.1〜2.0μ程度の多孔性膜とするが、血液
処理剤の粒径等に応じて、それより小さい孔径て適当に
選択できる。
また血液処理剤は血!!に成分から除去したい物質に応
して、吸着体、酵素、その他通当なものを選択できる。
して、吸着体、酵素、その他通当なものを選択できる。
また、導管30は複数個配置することにより、媒体の流
出入を円壱にすることができる。
出入を円壱にすることができる。
第5図に本発明の血液処理装置の第2の実施例を示す。
この実施例では、ケース21の内側に圧力変動用の媒体
を導入する導入室33を設け、この導入室33を導管3
0を介して外部機械的加圧減圧手段のシリンダ28に接
続すると共に、導入室33と血液処理剤充填層25との
境界を可撓性シート部利34で仕切って密閉した構造と
している。すなわち、この実施例の場合、ピストン29
を後退運動させると、圧力変動用媒体が導入室33から
流出するので、室33内の圧力が低下する。
を導入する導入室33を設け、この導入室33を導管3
0を介して外部機械的加圧減圧手段のシリンダ28に接
続すると共に、導入室33と血液処理剤充填層25との
境界を可撓性シート部利34で仕切って密閉した構造と
している。すなわち、この実施例の場合、ピストン29
を後退運動させると、圧力変動用媒体が導入室33から
流出するので、室33内の圧力が低下する。
この圧力低下により可撓性シート部材34が導入室33
側へ膨出し、充填層25側の圧力を低下させる。これに
より血液流路24から血漿成分が充填層25内に流出し
、血液処理剤と接触する。次にピストン29を前進運動
させると、媒体が導管30を通って導入室33に流入し
、室33の圧力を増加させる。この圧力増加に伴って可
撓性シート部材34が充填層25側へ膨出し、充填層2
5内の圧力を増加させる。これにより処理され牟血漿成
分が膜2Gを通って血液流路24へ戻る。本実施例の場
合、圧力変動用の媒体は、可撓性シート部材34で充填
層25から隔離されているので、媒体の種類が限定され
ない利点がある。
側へ膨出し、充填層25側の圧力を低下させる。これに
より血液流路24から血漿成分が充填層25内に流出し
、血液処理剤と接触する。次にピストン29を前進運動
させると、媒体が導管30を通って導入室33に流入し
、室33の圧力を増加させる。この圧力増加に伴って可
撓性シート部材34が充填層25側へ膨出し、充填層2
5内の圧力を増加させる。これにより処理され牟血漿成
分が膜2Gを通って血液流路24へ戻る。本実施例の場
合、圧力変動用の媒体は、可撓性シート部材34で充填
層25から隔離されているので、媒体の種類が限定され
ない利点がある。
第6図〜箪8図は本発明の血漿処理装置に付属設備を付
加した実施例を示す。すなわち、第6図に示す例は、逆
止弁35.36を用いて圧力変動用媒体のケース21内
への導入位置とケース21からの排出位置を変えたもの
である。
加した実施例を示す。すなわち、第6図に示す例は、逆
止弁35.36を用いて圧力変動用媒体のケース21内
への導入位置とケース21からの排出位置を変えたもの
である。
第7図に示す例は、水分等の除去手段37を付加した例
である。血液処理剤の充填層25に接続される排出管3
8と、逆止弁39.40、ピストン41及びシリンダ4
2を用いて血ジに成分から水分等を定量的に除去する様
にしたものである。
である。血液処理剤の充填層25に接続される排出管3
8と、逆止弁39.40、ピストン41及びシリンダ4
2を用いて血ジに成分から水分等を定量的に除去する様
にしたものである。
第8図に示す例は、前記水分等の除去手段37に加えて
、補液手段43を付加した例である。タンク44内の補
給用液は逆止弁45.46、ピストン47及びシリンダ
48により充填層25に定量的に補給される。なお、以
上の各実施例においては、ピストンとシリンダを用いて
いるが、機械的加圧−減圧手段としては、例えばローラ
ポンプを用いた順逆回転による加圧減圧等、その他の手
段を用いてもよいことは勿論である。
、補液手段43を付加した例である。タンク44内の補
給用液は逆止弁45.46、ピストン47及びシリンダ
48により充填層25に定量的に補給される。なお、以
上の各実施例においては、ピストンとシリンダを用いて
いるが、機械的加圧−減圧手段としては、例えばローラ
ポンプを用いた順逆回転による加圧減圧等、その他の手
段を用いてもよいことは勿論である。
く試験例〉
本発明の実験例は次の通りである。
血液処理装置としては武田薬品工業株式会社製人工腎臓
SDシリーズの外ケースに導管をつけたものにENKA
社製ポリプロピレン中空糸(内径330μm、肉厚15
0μm、 Ma x、孔径0.6μm)2500本を入
れた0、5n(のモジュールを試作し、血!Ik成分側
の空間部に血液処理剤として粒状活性炭50gを入れ第
3図に示した装置にて実験を行った。
SDシリーズの外ケースに導管をつけたものにENKA
社製ポリプロピレン中空糸(内径330μm、肉厚15
0μm、 Ma x、孔径0.6μm)2500本を入
れた0、5n(のモジュールを試作し、血!Ik成分側
の空間部に血液処理剤として粒状活性炭50gを入れ第
3図に示した装置にて実験を行った。
実験はへマトクリソト35%の新鮮生血を用い、その血
漿量に対してV B +2、クレアチニン濃度が各20
mg/dIとなるように開裂した。この血液2ρを第3
図に示す血液循環系にて2時間循環して吸着処理を行い
、各濃度の経時変化を測定した。比較例としてはピスト
ン手段を用いないものを併せて実験した。
漿量に対してV B +2、クレアチニン濃度が各20
mg/dIとなるように開裂した。この血液2ρを第3
図に示す血液循環系にて2時間循環して吸着処理を行い
、各濃度の経時変化を測定した。比較例としてはピスト
ン手段を用いないものを併せて実験した。
結果を第9図にV B +2について、第10図にクレ
アチニンについて各々示した。実線で示したのが本発明
装置による結果で、破線で示したのが比較例(加圧減圧
手段なし)である。
アチニンについて各々示した。実線で示したのが本発明
装置による結果で、破線で示したのが比較例(加圧減圧
手段なし)である。
図から明らかなように比較例に対する本発明の効果があ
られれている。
られれている。
即ちVBI2では濃度が60%に低下するのに要する時
間が比較例の120分に対し半分以下の55分であり、
クレアチニンの場合でも濃度が30%に低下するのに要
する時間が比較例の120分に対し80分というすぐれ
た効果が得られた。この方式により治療時間の大幅な短
縮が可能となる。
間が比較例の120分に対し半分以下の55分であり、
クレアチニンの場合でも濃度が30%に低下するのに要
する時間が比較例の120分に対し80分というすぐれ
た効果が得られた。この方式により治療時間の大幅な短
縮が可能となる。
〈効果〉
本発明によれば、血液中からの血漿成分の分Allと、
分離された血漿成分の血液処理剤による処理を1つのケ
ース内で行うと共に、血液流路と血漿分離膜を介して接
する血液処理剤充填層の圧力を強制的に往復変動させる
様にしたから、血液流路から血漿分離膜を介した血液処
理剤充填層側への血漿の流出、及び充填層側から血液流
路への流入を非常に円滑に行うことができ、従って血液
処理剤と血漿との接触も円滑かつ十分になされる結果、
血液処理時間が従来に比較して大幅に短縮できる。
分離された血漿成分の血液処理剤による処理を1つのケ
ース内で行うと共に、血液流路と血漿分離膜を介して接
する血液処理剤充填層の圧力を強制的に往復変動させる
様にしたから、血液流路から血漿分離膜を介した血液処
理剤充填層側への血漿の流出、及び充填層側から血液流
路への流入を非常に円滑に行うことができ、従って血液
処理剤と血漿との接触も円滑かつ十分になされる結果、
血液処理時間が従来に比較して大幅に短縮できる。
また、血漿の血漿分離膜を介した流出入は分!1l11
股全域で行われることとなるため、有効膜面積は太き(
、血液流路内にたん白ゲル層などの濾過抵抗層の形成や
分離膜の目づまりの発生が抑制され、その結果長期間に
亘って安定した濾過性能を維持することができる。
股全域で行われることとなるため、有効膜面積は太き(
、血液流路内にたん白ゲル層などの濾過抵抗層の形成や
分離膜の目づまりの発生が抑制され、その結果長期間に
亘って安定した濾過性能を維持することができる。
その他、本発明の応用範囲は広く、定量的除水装置、定
量的補水装置とを付加することもでき、また装置がコン
パクトになりflるので、携帯型や装着型も可能となる
。他方、血液処理剤として活性炭をはじめとする各種吸
着剤や、固定化酵素。
量的補水装置とを付加することもでき、また装置がコン
パクトになりflるので、携帯型や装着型も可能となる
。他方、血液処理剤として活性炭をはじめとする各種吸
着剤や、固定化酵素。
免疫吸着剤などを用いることにより薬物中毒や肝性昏睡
、免疫関連疾患などの強力な治療手段としての臨床応用
が可能である。
、免疫関連疾患などの強力な治療手段としての臨床応用
が可能である。
第1図、第2図は従来の装置における血液処理剤への溶
質の移動の様子を示す断面図、第3図は本発明の装置が
適用される血液循環系の一例を示す構成図に部分断面図
、第4図は本発明第1実施例の装置の原理的な構造を示
す一部断面図、第5図は本発明の第2実施例の装置の原
理的な構造を示す一部断面図、第6図から第8図は本発
明の応用例を示す構成図、第9図、第1O図は本発明の
効果を示す特性図である。 21・・・ケース、 22・・・血液の入口、23
・・・血液の出口、24・・・血液流路25・・・血液
処理剤の充填層、 26・・・血漿分離膜、28・・・シリンダ29・・・
ピストン、 33・・・圧力変動用媒体の導入室、 34・・・可撓性シート部材。 特許出願人 武田薬品工業株式会社 代 理 人 弁理士 西1) 新 第1図 第2図 第3図 第(3図 第 9 図 クシ理β年叩 (mtη〕 刈上y埼圀 (m俄1 手Iffj ?市正奮: 昭和57年 特許願 第210048号2、発明の名称
血液処理装置 3、 7ili正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 大阪市東区道修町2丁目21Wt地氏名
(293)武田薬品工業株式会社代表者 倉林育四部 4、代理人 住所 大阪市北区兎我野町15番13号5、補正命令
の日付 自発補正 6、補正の対象 明細書 7、補正の内容 別紙の通り補正する。 補正の内容 fl)特許請求の範囲を別紙の通り補正する。 (2)明細書箱7頁7行目の記載「出口側」とあるを「
出口23側」と補正する。 (3)明細書箱8頁14行目の記載[充填層30から媒
体が]とあるを削除する。 (4)同第8頁18行目から19行目の記載[必要に応
じて血液流路24通過中、]とあるを「必要に応じて血
液が血液流路24を通過中、」と補正する。 (5)明細書箱9頁11行目の記載「吸着体」とあるを
「吸着剤」と補正する。 2、特許請求の範囲 (1)血液中の血球成分の通過を阻止し、血漿成分を通
過させることのできる孔径を有する多孔性の血漿分離膜
により一旦血非成分を分離し、この血漿成分を血液処理
剤と接触させた後に再び血漿分離膜を介して血液流に戻
すようにした血液処理装置において、被処理血液の入口
及び処理後の血液の出口を有するケースと、該ケース内
にあって前記血漿分離膜で形成されると共に前記入口か
ら導入された血液を出口側−1導く血液流路と、該血液
流路の前記血漿分離膜を隔てた外側に充填される血液処
理剤の充填層と、該充填層内の圧力を外部から強制的に
増減させる機械的加圧減圧手段とを有することを特徴と
する血液処理装置。 (2)機械的加圧減圧手段はシリンダと該シリンダ内を
往復するピストンからなり、ピストンの往復運動により
シリンダ内の圧力変動用媒体を充填層内に流出入させる
特許請求の範囲第1項記載の血液処理装置。 (3)機械的加圧減圧手段はシリンダと該シリンダ内を
往復す、るピストンからなり、ピストンの往復運動によ
りシリンダ内の圧力変動用媒体を充填層と可撓性シート
部材で仕切られたケース内の導入室へ流出入させる特許
請求の範囲第1項記載の血液処理装置。
質の移動の様子を示す断面図、第3図は本発明の装置が
適用される血液循環系の一例を示す構成図に部分断面図
、第4図は本発明第1実施例の装置の原理的な構造を示
す一部断面図、第5図は本発明の第2実施例の装置の原
理的な構造を示す一部断面図、第6図から第8図は本発
明の応用例を示す構成図、第9図、第1O図は本発明の
効果を示す特性図である。 21・・・ケース、 22・・・血液の入口、23
・・・血液の出口、24・・・血液流路25・・・血液
処理剤の充填層、 26・・・血漿分離膜、28・・・シリンダ29・・・
ピストン、 33・・・圧力変動用媒体の導入室、 34・・・可撓性シート部材。 特許出願人 武田薬品工業株式会社 代 理 人 弁理士 西1) 新 第1図 第2図 第3図 第(3図 第 9 図 クシ理β年叩 (mtη〕 刈上y埼圀 (m俄1 手Iffj ?市正奮: 昭和57年 特許願 第210048号2、発明の名称
血液処理装置 3、 7ili正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 大阪市東区道修町2丁目21Wt地氏名
(293)武田薬品工業株式会社代表者 倉林育四部 4、代理人 住所 大阪市北区兎我野町15番13号5、補正命令
の日付 自発補正 6、補正の対象 明細書 7、補正の内容 別紙の通り補正する。 補正の内容 fl)特許請求の範囲を別紙の通り補正する。 (2)明細書箱7頁7行目の記載「出口側」とあるを「
出口23側」と補正する。 (3)明細書箱8頁14行目の記載[充填層30から媒
体が]とあるを削除する。 (4)同第8頁18行目から19行目の記載[必要に応
じて血液流路24通過中、]とあるを「必要に応じて血
液が血液流路24を通過中、」と補正する。 (5)明細書箱9頁11行目の記載「吸着体」とあるを
「吸着剤」と補正する。 2、特許請求の範囲 (1)血液中の血球成分の通過を阻止し、血漿成分を通
過させることのできる孔径を有する多孔性の血漿分離膜
により一旦血非成分を分離し、この血漿成分を血液処理
剤と接触させた後に再び血漿分離膜を介して血液流に戻
すようにした血液処理装置において、被処理血液の入口
及び処理後の血液の出口を有するケースと、該ケース内
にあって前記血漿分離膜で形成されると共に前記入口か
ら導入された血液を出口側−1導く血液流路と、該血液
流路の前記血漿分離膜を隔てた外側に充填される血液処
理剤の充填層と、該充填層内の圧力を外部から強制的に
増減させる機械的加圧減圧手段とを有することを特徴と
する血液処理装置。 (2)機械的加圧減圧手段はシリンダと該シリンダ内を
往復するピストンからなり、ピストンの往復運動により
シリンダ内の圧力変動用媒体を充填層内に流出入させる
特許請求の範囲第1項記載の血液処理装置。 (3)機械的加圧減圧手段はシリンダと該シリンダ内を
往復す、るピストンからなり、ピストンの往復運動によ
りシリンダ内の圧力変動用媒体を充填層と可撓性シート
部材で仕切られたケース内の導入室へ流出入させる特許
請求の範囲第1項記載の血液処理装置。
Claims (3)
- (1)血液中の血球成分の通過を阻止し、血漿成分を通
過させることのできる孔径を有する多孔性の血漿分離膜
により一旦血漿成分を分離し、この血すた成分を血液処
理剤と接触させた後に再び血漿分離膜を介し°ζ血液流
に戻すようにした血液処理装置において、被処理血液の
入口及び処理後の血液の出口を有するケースと、該ケー
ス内にあって前記血漿分離膜で形成されると共に前記入
口から導入された血液を出口側へ導く血液流路と、該血
液流路の石器血典分&11膜を隔てた外側に充填される
血液処理剤の充填層と、該充填層内の圧力を外部から強
制的に増減させる機械的加圧減圧手段とを有することを
特徴とする血液処理装置。 - (2)機械的加圧減圧手段はシリンダと該シリンダ内を
往復するビス1−ンからなり、ピストンの往復運動によ
りシリンダ内の圧力変動用媒体を充填層内に流出入させ
る特許請求の範囲第1項記載の血液処理装置。 - (3)機械的加圧減圧手段はシリンダと該シリンダ内を
往復するビス1−ンからなり、ビスI−ンの往復運動に
よりシリンダ内の圧力変動用媒体を充填層と可撓性シー
ト部材で仕切られたケース内の導入室へ流出入させる特
許請求の範囲第1項記載の血液処理装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57210048A JPS59101157A (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 血液処理装置 |
EP83307302A EP0112094B1 (en) | 1982-11-30 | 1983-11-30 | Apparatus for blood treatment |
CA000442257A CA1226821A (en) | 1982-11-30 | 1983-11-30 | Apparatus for blood treatment |
DE8383307302T DE3371869D1 (en) | 1982-11-30 | 1983-11-30 | Apparatus for blood treatment |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57210048A JPS59101157A (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 血液処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59101157A true JPS59101157A (ja) | 1984-06-11 |
JPH0241338B2 JPH0241338B2 (ja) | 1990-09-17 |
Family
ID=16582935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57210048A Granted JPS59101157A (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 血液処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59101157A (ja) |
-
1982
- 1982-11-30 JP JP57210048A patent/JPS59101157A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0241338B2 (ja) | 1990-09-17 |
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