JPS589892B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
- Publication number
- JPS589892B2 JPS589892B2 JP53088193A JP8819378A JPS589892B2 JP S589892 B2 JPS589892 B2 JP S589892B2 JP 53088193 A JP53088193 A JP 53088193A JP 8819378 A JP8819378 A JP 8819378A JP S589892 B2 JPS589892 B2 JP S589892B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating chamber
- cooking plate
- arm
- door
- cooking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Electric Ovens (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は扉体の開閉動作に連動し加熱室内の調理皿ある
いは焼網が加熱室外へ自動的に出てくる構造を実現する
もので、被加熱物が取り出し易く、とりわけヒータを内
蔵した複合タイプのいわゆるオーブンレンジにおいて火
傷などの危険がなく装置を扱うことができることを目的
としている。
いは焼網が加熱室外へ自動的に出てくる構造を実現する
もので、被加熱物が取り出し易く、とりわけヒータを内
蔵した複合タイプのいわゆるオーブンレンジにおいて火
傷などの危険がなく装置を扱うことができることを目的
としている。
従来、前述の如き調理皿の自動摺動機構は高周波加熱装
置、一般に電子レンジにおいては次の二点の理由により
実現されていない。
置、一般に電子レンジにおいては次の二点の理由により
実現されていない。
まずその一点は扉体の運動を調理皿に伝達する機構を加
熱室に設けると、その可動部において高周波電界により
スパークが発生しその機構を損傷したり、スパーク部が
発熱して使用者が火傷をしたりする危険がすこぶる高い
ことが挙げられる。
熱室に設けると、その可動部において高周波電界により
スパークが発生しその機構を損傷したり、スパーク部が
発熱して使用者が火傷をしたりする危険がすこぶる高い
ことが挙げられる。
次にその伝達機構を加熱室外に設ける方式が考えられる
。
。
例えばオーブントースタの如き方式であるが、これも高
周波の加熱室外への漏洩という電子レンジ固有の問題に
より採用し難い。
周波の加熱室外への漏洩という電子レンジ固有の問題に
より採用し難い。
つまり加熱室の壁面に大きな穴を穿つことは不可能で、
故に加熱室外の伝達機構と加熱室内の調理皿とを連結す
ることができない。
故に加熱室外の伝達機構と加熱室内の調理皿とを連結す
ることができない。
一方、調理皿が扉体に連動して加熱室外に自動的に出て
くる機構は、特にオーブンレンジの出現以降要望がます
ます高まりつつある。
くる機構は、特にオーブンレンジの出現以降要望がます
ます高まりつつある。
なぜならオーブン使用時には加熱室壁面は200℃を越
える高温となっており、この庫内に手を入れることは危
険極まりない。
える高温となっており、この庫内に手を入れることは危
険極まりない。
ただ前述の理由から自動摺動機構が実現できていないた
め、耐熱手袋のクッキンクミトンや第1図に図示した調
理皿用アタッチメントを添えることでお茶を濁してきた
。
め、耐熱手袋のクッキンクミトンや第1図に図示した調
理皿用アタッチメントを添えることでお茶を濁してきた
。
本発明は以上の背景に鑑みて電子レンジにオーブントー
スタの如き調理皿の自動摺動機構を実現しようとするも
のである。
スタの如き調理皿の自動摺動機構を実現しようとするも
のである。
以下図面に従って本発明の構成を説明する。
第2図は本発明の一実施例を示す本体斜視図、第3図は
同要部概念図である。
同要部概念図である。
第3図のaが閉扉状態を、bが開扉状態を各々図示して
いる。
いる。
第2図および第3図において、本体1内にはマグネトロ
ン2により高周波が照射される加熱室3が設けられ、そ
の開口には扉体4が開閉自在に配置される。
ン2により高周波が照射される加熱室3が設けられ、そ
の開口には扉体4が開閉自在に配置される。
5はこの扉体の開閉運動を司るドアアームで、ヒンジピ
ン6を中心に回転運動する扉体4に、ドアアームピン7
により回動自在に軸支されている。
ン6を中心に回転運動する扉体4に、ドアアームピン7
により回動自在に軸支されている。
今第3図aの閉扉状態から扉体4を矢印方向に引っぱる
と、ドアアーム5も扉体4と共にヒンジピン6を中心に
ローラ8上を滑走して、前方へ移動する。
と、ドアアーム5も扉体4と共にヒンジピン6を中心に
ローラ8上を滑走して、前方へ移動する。
9は扉体を引込むバネであるーさて一方このドアアーム
5の運動は、レバー10を介して調理皿アーム11に伝
達される。
5の運動は、レバー10を介して調理皿アーム11に伝
達される。
レバー10は一端をドアアーム5にレバーピン12によ
り回動自在に軸支され、他端を加熱室壁を貫通する連結
ピン13により、こちらは調理皿アーム11に固着され
ている。
り回動自在に軸支され、他端を加熱室壁を貫通する連結
ピン13により、こちらは調理皿アーム11に固着され
ている。
このためa図のドアアーム5の動きはレバ−10を前方
に引っ張り、レバー10はレバーピン12の回りをわず
かに回転しながら第3図bに示す位置へと動く。
に引っ張り、レバー10はレバーピン12の回りをわず
かに回転しながら第3図bに示す位置へと動く。
このとき調理皿アーム11は連結ピン13によりレバー
10と固着されているため、このレバーの位置の変化を
そのまま伝達され、連結ピン13を中心に回転運動を行
う。
10と固着されているため、このレバーの位置の変化を
そのまま伝達され、連結ピン13を中心に回転運動を行
う。
このとき調理皿アーム11の描く軌跡上に調理皿14の
一部を配せば、調理皿14は調理皿アーム11に押し出
されて、第3図bの如く加熱室外へ飛び出してくる。
一部を配せば、調理皿14は調理皿アーム11に押し出
されて、第3図bの如く加熱室外へ飛び出してくる。
以上が本発明に係る調理皿の自動摺動機構の概要である
。
。
次にさらに本発明を具体化する実施例について述べる。
冒頭でも説明した通り、電子レンジにおいて従来かかる
調理皿摺動機構が実用に至らなかった理由は、電波漏洩
と高周波電界によるスパークの二点である。
調理皿摺動機構が実用に至らなかった理由は、電波漏洩
と高周波電界によるスパークの二点である。
本発明によりかかる二点が解消された調理皿の自動摺動
機構が実現できることを説明する。
機構が実現できることを説明する。
まず扉体の動きを加熱室内に伝達する部位からの電波漏
洩を防ぐ手段について述べる。
洩を防ぐ手段について述べる。
本発明によれば、ドアアームの水平方向の運動が調理皿
の回転運動に変換されるため、加熱室壁には小さな丸穴
を穿つだけでよい。
の回転運動に変換されるため、加熱室壁には小さな丸穴
を穿つだけでよい。
第4図はこの連結部の正面よりの断面を示すもので、レ
バー10の一端はビス15により合成樹脂より成る連結
ピン13に締め付けられている。
バー10の一端はビス15により合成樹脂より成る連結
ピン13に締め付けられている。
連結ピン13は加熱室側壁に設けた突出穴16を貫通し
て配され、加熱室側に調理皿アーム11を固定している
。
て配され、加熱室側に調理皿アーム11を固定している
。
調理皿アーム11と連結ピン13の固定は例えばレバー
10と同様にビスを用いてもよいし、本実施例の如く連
結ピン13内に調理皿アーム11をインサート加工して
もよい。
10と同様にビスを用いてもよいし、本実施例の如く連
結ピン13内に調理皿アーム11をインサート加工して
もよい。
さらには連結ピンにキーを、調理皿アームにキー溝を設
け、両者を嵌合固定してもよく、この場合は工具なしで
調理アームが外せるので、加熱室内を使用者が清掃する
際に便利である。
け、両者を嵌合固定してもよく、この場合は工具なしで
調理アームが外せるので、加熱室内を使用者が清掃する
際に便利である。
さてかかる構成により第3図の如き調理皿自動摺動機構
が実現可能となり、しかも連結ピン13は合成樹脂等の
誘電体であり、貫通穴は直径数ミリの突出穴であるため
、この連結部よりの電波漏洩はすこぶる小さい。
が実現可能となり、しかも連結ピン13は合成樹脂等の
誘電体であり、貫通穴は直径数ミリの突出穴であるため
、この連結部よりの電波漏洩はすこぶる小さい。
また調理皿アームと連結ピンとの間のスパークも当然な
い。
い。
次に調理皿と調理皿アー ムとの間のスパーク防止手段
について述べる。
について述べる。
第5図はかかる一手段を具体化する調理皿の構成を示す
もので、上面よりの加熱室断面である。
もので、上面よりの加熱室断面である。
調理皿14の四隅が切欠かれており、閉扉動作に伴ない
扉体4が調理皿を加熱室内に押し込むと共に、調理皿ア
ーム11は調理旧14から離脱し、調理皿14の切欠き
空間に静止する。
扉体4が調理皿を加熱室内に押し込むと共に、調理皿ア
ーム11は調理旧14から離脱し、調理皿14の切欠き
空間に静止する。
かかる構成により調理皿を鉄板で構成し、例えばホーロ
ー処理を施したようなものでも(オーブンレンジではか
かる調理皿が汎用される)何らスパークの不安なく使用
できる。
ー処理を施したようなものでも(オーブンレンジではか
かる調理皿が汎用される)何らスパークの不安なく使用
できる。
以上説明したように本発明によれば、簡素な構成で伺ら
スパークや電波漏洩の心配のない調理皿自動摺動機構が
実現でき、とりわけ電熱ヒータ等を組込んだオーブンレ
ンジにおいて、熱い庫内に手を入れなくとも被加熱物を
取り出すことができ、実用価値はすこぶる高い。
スパークや電波漏洩の心配のない調理皿自動摺動機構が
実現でき、とりわけ電熱ヒータ等を組込んだオーブンレ
ンジにおいて、熱い庫内に手を入れなくとも被加熱物を
取り出すことができ、実用価値はすこぶる高い。
以上説明したように本発明によれば、簡素な構成で何ら
スパークや電波漏洩の心配のない調理皿自動摺動機構が
実現でき、とりわけ電熱ヒータ等を組込んだオーブンレ
ンジにおいて、熱い庫内に手を入れなくとも被加熱物を
取り出すことができるとともに、加熱室内への突出物も
少なく従って加熱室内の空間を有効に活用できるなどす
ぐれた高周波加熱装置を提供することができる。
スパークや電波漏洩の心配のない調理皿自動摺動機構が
実現でき、とりわけ電熱ヒータ等を組込んだオーブンレ
ンジにおいて、熱い庫内に手を入れなくとも被加熱物を
取り出すことができるとともに、加熱室内への突出物も
少なく従って加熱室内の空間を有効に活用できるなどす
ぐれた高周波加熱装置を提供することができる。
第1図は従来の調理皿引出し用のアタッチメントの斜視
図、第2図は本発明の一実施例を示す高周波加熱装置の
本体斜視図、第3図は同要部概要図で、aは閉扉状態図
、bは開扉状態図、第4図は連結部の構成を示す正面断
面図、第5図は調理皿の一実施例を示す平面断面図であ
る。 3……加熱室、4…ッ扉体、5……ドアアーム、10…
…レバー、11……調理皿アーム、13……連結ピン、
14……調理皿。
図、第2図は本発明の一実施例を示す高周波加熱装置の
本体斜視図、第3図は同要部概要図で、aは閉扉状態図
、bは開扉状態図、第4図は連結部の構成を示す正面断
面図、第5図は調理皿の一実施例を示す平面断面図であ
る。 3……加熱室、4…ッ扉体、5……ドアアーム、10…
…レバー、11……調理皿アーム、13……連結ピン、
14……調理皿。
Claims (1)
- 1 高周波を励起する発振器と、この高周波を照射する
加熱室と、この加熱室の開口に開閉自在に設けた扉体と
、前記加熱室内に配し被加熱物を載置する調理皿もしく
は焼網と、前記扉体の開閉運動に応動し前記加熱室内で
回動もしくは摺動を含む回動を行うアームとより成り、
このアームにより前記調理皿もしくは焼網を開扉動作に
応じて前記加熱室外へ突出させるよう構成するとともに
、閉扉状態において、前記アームが前記調理皿もしくは
焼網から離脱する構成とした高周波加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53088193A JPS589892B2 (ja) | 1978-07-18 | 1978-07-18 | 高周波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53088193A JPS589892B2 (ja) | 1978-07-18 | 1978-07-18 | 高周波加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5514484A JPS5514484A (en) | 1980-01-31 |
JPS589892B2 true JPS589892B2 (ja) | 1983-02-23 |
Family
ID=13936055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53088193A Expired JPS589892B2 (ja) | 1978-07-18 | 1978-07-18 | 高周波加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS589892B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017179261A1 (ja) * | 2016-04-15 | 2017-10-19 | シャープ株式会社 | 加熱調理器 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58217512A (ja) * | 1982-06-11 | 1983-12-17 | Ube Ind Ltd | エチレン共重合体の改質方法 |
JPS5944803A (ja) * | 1982-09-07 | 1984-03-13 | 松下電器産業株式会社 | 温度検知線 |
JP6866380B2 (ja) * | 2016-08-29 | 2021-04-28 | シャープ株式会社 | 加熱調理器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4912919U (ja) * | 1972-05-02 | 1974-02-02 |
-
1978
- 1978-07-18 JP JP53088193A patent/JPS589892B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4912919U (ja) * | 1972-05-02 | 1974-02-02 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017179261A1 (ja) * | 2016-04-15 | 2017-10-19 | シャープ株式会社 | 加熱調理器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5514484A (en) | 1980-01-31 |
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