JPS5898466A - 多頭式自動刺しゆう機の刺しゆう枠入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はジャガード操作または電子操作による多頭式
自動刺しゅう機の刺しゅう作業の前工程として欠くこと
のできない内外１対の刺しゅう粋に被刺しゅう台紙布を
張設する刺しゅう枠入作業を自動化し九装置に関するも
のである。

従来刺しゅう業界において１台の装置にミシン頭部を複
数たとえば６〜２４基備え、これらと刺しゅう枠駆動部
とをパンチカードによって自動的に同時作動させいろい
ろのステッチで同じ模様の刺しゅうを同時に多数形成す
るジャガード操作形（機械式）多頭式自動刺しゅう機や
、上記パンチカードの代夛にデータテープまたはデータ
メモリによって自動操作する電子式多頭自動刺しゅう機
は、その高い生産性や品質の均一性のため広く用いられ
ているＯこれらの刺しゅう機による作業は自動運転に入
るに先立ち、刺しゆうされる台紙布（布地に限らず毛糸
編み物、皮革、フェルト、ビニルなど針の通るものなら
何でもよい）を手作業によって刺しゅう図柄の大きさに
応じて７−７２１０ｍ範囲のいずれかの直径の内枠１、
外枠１対の丸形刺しゅう粋に張るいわゆる枠入れを行い
、つぎにこの布が張られた刺しψう枠を自動刺しゅう機
の複数のミシン下方に装着され駆動される複数の台枠（
３重枠ともいう）にはめ込む前工程が必ず行われる。

上記の枠入れの手作業は厚地の布地のばあいかなりの力
を要するものであυ、さらに布地の厚さＫかかわらず、
刺しゅう機が多頭化・高速化に伴ない、上記枠入れ作業
量が増大し、しかもその作業の迅速化が要求され、作業
者にとって重労働であるだけでなく、刺しゅう生産性向
上の支障となりつつある現況である。

この発明は以上の現況に鑑みて表されたもので、従来の
多頭式自動刺しゅう機による刺しゅう作業中において多
くの時間と自力を要する刺しゅう枠入れ作業の欠点を解
決するものであシ、従来全く人手に頼っていた上記作業
を自動化し、自動刺しゅう機の前工程を省力化するとと
もに刺しゅう機の多頭・高速に即応し、刺しゅう生産性
向上に寄与°する装置を提供しようとするものである。

すなわちこの発明Ｏ装置には刺しゅう枠の外枠がはまり
込みかつ通過てきる貫通孔をもった作業台があり、この
作業台の上面を被刺しゅう台紙布を自在に移動させて、
その刺しゅう部位を上記貫通孔に合わせる。この位置決
めだけを作業者が行い、以後の作動は空気圧または油圧
利用のシーケンス自動制御によって、つぎの順序で行う
。■刺しゅう粋の内枠を刺し９５機の頭数たとえば１２
個保持し、これを順次上記被刺しゅう台紙布の刺しゅう
部位上に貫通孔と同心状に置く動作　■上記外枠を同じ
＜１２個保持し、こ゛れを順次上記作業台貫通孔内に下
方からはめ込んで上記台紙布に接する位置まで持上げる
動作。　■上記動作の直後に外枠下方に挿入される外枠
保持板と、この保持板を支承するたとえば６本の支柱と
によって外枠を保持支承する動作　■この外枠内に布地
とともに上記■動作で置かれた内枠を圧入する枠入れ動
作以上の４動作をたとえば１０　ｓｅｃ以内の短時間に
行なうようにし九装置である。つぎに作業者はこの枠入
れの終った刺しゅう生地を、自動刺しゅう機の前述の台
枠内Ｋｌ［次はめ込んで、１２個の台枠全部にはめ込み
の終った時、自動運転を開始すればよいのである。

以下図面によってこの発明の詳細な説明する。第１図は
この発明にかかる実施例の刺しゅう枠入装置の外観斜視
図である。装置基台（１）の上面（２）が被刺しゅう台
紙布（以下刺しゅう布と記す）を拡げて置き、それを自
在に移動させてその刺しゆうする部位を中央の貫通孔（
３）の真上に位置決めするための刺しゅう布長多量き台
板であり、表面は刺しゅう布地の滑りがよく、かつ布地
を傷めないよう平滑に仕上げである。上記貫通孔（３）
は第２図■■に示すように厚み（１）（刺しゅう外枠（
５）の軸心方向の長さＫはぼ等しい厚さ）を有するたと
えば合戒樹酊積層円板（４）に形成されておシ、図■の
１点鎖線で示す刺ししゅう枠外枠（５）が軸心方向に通
過で龜るようにその外形状に相似する孔形状を有し、か
つその孔は外枠外径に対して若干の隙間Ｑ）を設けてい
る。しかしこの貫通孔（３）は単に外枠（５）が通過す
るだけでなく、後述する外枠送り出し工程の際、外枠（
５）が図■に示すように貫通孔（３）内に−たん保持す
る必要があり、このため大凹部（６）、小凹＠　（７）
　＜４＞を設け、これにゴムなどの弾性材（６）（メを
はめ込んで、外枠（５）をその弾発力によって保持する
とともに、僅かな力でそれを貫通させうるように工夫−
されている。またこの円板（４）は外径ｒｐ＃）が一定
で、上記貫通孔（３）が前述したたとえば７〜２１ｃｍ
の範囲にわたる約１０棟の刺しゅう外枠（５）に対応し
てそれぞれの寸法に設けられ、第１図の合板（２）中央
の円板取付部α０に着脱自在に装着される。つぎに基台
（１）の後方の補助基台αυ上に樹膜した６本の支柱（
２）に支承され、かつ補助基台（ロ）内に設けたエアシ
リンダ（Ａ８．）　（Ｑ３はその上端）ならびＫそのピ
ストンロッドα◆を介して矢印◇）（ロ）方向に昇降自
在のりフタ−（ト）が設けられている。このリフター（
至）の（ＩＬ）方向のストロークを規制する２本の規制
棒α→が補助基台Ｃ１，）上に調整自在に取付けられて
いる。この調整によって刺しゅう布上に内枠を置く位置
がきまる。

リフター（ト）のアームαηの先端部に固定された円形
基板（至）には刺しゅう内枠Ｑｌを複数個（最大個数は
刺しゅう機のミシン頭数と同数）積重ねて述の約１０種
の外径の異なるそれぞれの内枠（ｌｌｅＫ対応して変更
できる保持径調節機構（ロ）（この機構の詳細は後記の
第５．４図にて説明する）と、上記機構（２）の中央に
内枠Ｑ嗜を外枠（５）内に圧入する内枠圧入板に）とが
設けられている。さらに基板（至）の中心上部に上記内
枠圧入板（２）を昇降させるエアシリンダー（Ａ８＋）
が設けである。っぎに装置基台（１）内にはその基枠Ｈ
Ｋ樹樹膜れた支柱−に回動可能のアームに）が支承され
、このアーム（至）の先端部に第５．４図に示す刺しゅ
う外枠（５）の保持ならびに送シ出し機構（ホ）が設け
られている。

第３図は合板（２）および外枠貫通円板（４）を除いて
上方から見た上記外枠送り出し機構（ホ）の平間図であ
シ、第４図は第５図のＩＶ−Ｎ側断面図であシ、第４図
には上記台板（２）、円板（４）を示している。説明の
順序が逆になるが、第３．４図にお　□いて前述の外枠
貫通孔（３）をふさいでいる２点鎖線の扇形板状部材（
財）は常時矢印（Ｃ）方向に待避してお９、刺しゅう枠
入の最終工程時矢印（ｄ）方向に回動され図の位置に挿
入されるものである。

順序をもどして第。１図で示したアーム（至）の先端に
固定された円板状基板に）上にチェノ（２）、チエンホ
イール曽、スプリングＣ（υならびに調節レバー（２）
によって構成され、３個のレバーに）上に摺設され、互
いに１２０°の角度で配置された合成樹藤製の外枠保持
桿群（至）の保持径調節機構（至）が設けられている。

この機構（至）は上記調節レバーに）を矢印（ｅ）方向
に調整することにより、外枠（５）の外径（前述した約
１０種あ！ｌ１ｌ）Ｋ対応してその保持径（Ｄ、）を自
在に変更できるものであシ、第１図で示した内枠Ｑ１１
の保持径調節機構（ロ）もこれとほぼ同じ構造である。

さらに上記アーム（２）Ｋ固定されたエアシリンダ（Ａ
８２）のピストンロッド（至）は上記基板（２）の中心
を貫通し、ばね式緩衝部に）を介して三つまた状の外枠
送シ出し板（至）Ｋ連結されている。この構成によって
エアシリンダ（ｈｓλ）が作動すれば上記保持桿群（ロ
）に保持されている外枠（６）が矢印の方向に押し上げ
られ、第２図で説明した貫通孔（３）内のゴムクッシ冒
ン（８）　（ａ）Ｋはめ込んで保持され、第２図■の状
態になるとエアシリンダ（Ａｓ２）が逆作動して送り出
し板（至）は矢印＠方向に下降し、第４図の位置にもど
る〇この昇降時に外枠（５）の円周上における位置が狂
い、上記貫通孔（３）にはｉシ込まなくなるのを防ぐた
め、外枠径調整部（５Ａ）を案内するガイド板四が基板
（ホ）に取付けである。このエアシリンダ（Ａ８２）に
係る一連の機構ｅｅｅｕｅは第１図におけるエアシリン
ダ（Ａｓ＋）Ｋも同様設けられており、つぎに述べる内
枠（２）の圧入機能を有しているが、その構造の詳細は
第４図と＃１！は同一であシ、図示を省略する。上記外
枠（５）が貫通孔（３）内は保持された直後、その下部
に挿入される前述した扇形板状部材匈は白板（２）の下
部に支承されるエアシリンダ（ム”りの作動によって矢
印（Ｃ）ＣＤ）方向に回動する。第１図にもどって基台
（１）の左側１１に取付けられたボックス−は電気−空
気圧式シーケンス制御の回路部品収容箱であり、上記し
た４個のエアシリンダ（１ｋｓｌ）〜（Ａ”＋）の上限
・下限作動位置に設けた磁気式近接スイッチならびに上
記ボックス■内の複数のリレーとの組合せ回路・′、（
回路図は図示を省く）の作動によって上記エアシリンダ
（ＡＳｌ）〜（ＡＳ＋）を第５図に示す順序で作動させ
る。第５図の横軸は時間（１）の経過を示し、タテ軸は
４個のエアシリンダの作動を示す〇σＯ）　において電
源がＯＮされ第１図の基台曲間の始動スイッチ（６）（
転）がσθにてＯＮされると（Ａｓ１）が作動してリフ
ター（２）が下降し、第６図■に示すように貫通孔（３
）上に張られた刺しゅう布−の上に内枠Ｏｎを置き、（
ＡＳｌ）はり７ター（至）をその位置で停止させる。こ
れが（ｒ２）時である。とれと同時に第２図で示したシ
ＩＪ　７ダ（Ａ８２）が作動して外枠（６）を上昇（矢
印で方向）して第６図■の位置すなわち貫通孔（３）内
にはめ込み、外枠上面（５つが刺しゅう有輪に接する位
置に達した（Ｔ３）時点で（Ａｓ２）は逆作動して、外
枠送り出し板（至）を下降（矢印ｇ方向）させ第４図の
状］１１にもどる。この（Ｔ５）時に第３．４図で示し
た扇形板（支）がシリンダ（Ａｓ、）によって瞬間的に
回動して外枠（５）と外枠保持枠■との間に挿入される
。（第６図◎）この挿入が完了したのちＣＩ’ｓ＞時点
で（ＡＳ＋）７ダ作動して、内枠送シ出し板働を矢印Φ
）方向に加圧して内枠Ｑｌを刺しゅう布簡とともに外枠
（５）内に圧入する。（第６図■）。この際その加圧力
は上記扇形上翰ならびに３本の外枠保持桿群ＮＫよって
受は止める。この圧入がσ６）時点で完了すれば（Ａｓ
４）は内枠圧入板翰を上昇させ、同時Ｋ　９フタ−（イ
）および扇形状（転）もそれぞれ上昇・待避する、リフ
ター（至）の上昇が完了し、第１図の位置にもどる（’
ｒ、）時点が１個の刺しゅう枠入作業の完了時であり、
合板（２）上のランプ■が点灯する。

仁の（Ｔｇ）以後に刺しゅう有輪を貫通孔（３）から取
外せば第６図■のように内外枠１対にて張設された刺し
ゅう部位−が得られ。これを自動刺しゅう機の台枠には
め込み、引きつづき新しい刺しゅう布部の枠入を同じく
σ・）〜（Ｔ、）のくり返しＫよって行うのである。こ
の（Ｔ、）〜（Ｔ、）ｔでの所要時間は約１０ｓｅａ以
内であり、たとえば１２頭式刺しゅう機のばあい１２個
の枠入れが約２〜３分以内でできるので、刺しゅう機の
自動刺しゅうの１サイクル中に１２個の枠入れが完全に
終了ししたがって刺しゅう機の休止時間が不要となり、
刺しゅう機の能率が高く愈るのである０以上がこの発明
の一実施例装置の構成とその作動であるが、この発明は
図示のものに限定されるものではなく、たとえば刺しゅ
う粋の直径が一種類に決まっている刺しゅう機に付属す
る枠入れ装置のばあいは第１図（２）、第３．４図の（
２）に示す保持桿群の保持径調節のための複雑な調節機
構は不要となシ、構造が簡単化される。また各シリンダ
も油圧式にてもよい。ｔた刺しゆう枠も丸形に限定され
るものではない。

この発明は以上のように構成されているので従来の多頭
式自動刺しゅう機の前工程を人手に頼っていた欠点を解
消するものである。すなわち上記刺しゅう機の駆動台枠
にはめ込むまでの刺しゅう枠入れ操作を空気圧または油
圧を利用したシーケンス自動制御によって短時間に確実
に行うことＫよシ、省力化および主意性向上に大きい効
果を奏する装置を提供しえたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例である多頭式自動刺しゅう機
の刺しゅう枠入装置の外観斜視図、第２図■は上記装置
の刺しゅう外枠が枠入れ時はまり込みかつ粋人後貫通す
る円板平面状、第２図■は上記Ａ図の１−１’側断面図
、第３図は第１図の装置の外枠保持ならびに送シ出し機
構の平面図、第４図は上記第３図のＩＶ−ｆｆ’側断面
断面図５図は第１図の装置の複数のエアシリンダの作動
を示すタイムチャート、第６図■〜■は上記装置におけ
る内外１対の刺しゅう枠と刺しゅう布との関係を示し、
枠入れ操作説明図である。 （２）・・・被刺しゅう台紙布張装置き台板部材（３）
・・・刺しゅう外枠はまり込み兼貫通孔（４）・・・上
記貫通孔（３）を有する円板（刺しゅう枠径ごとに設け
るもの） （６）・・・刺しゃう外枠 （８）（８’）−・・上記貫通孔の凹部（６）（７）（
ｆ）Ｋ設けるクツ７１７部材 （１）・・・上記円板（４）の厚み（刺しゅう外枠の細
心方向の長さにほぼ同一） 萌・・・台板（２）上の上記円板（４）の取付部（Ａ８
１）・・・リフター昇降用エアシリンダＱ４１・・・上
記（Ａ８ｔ）のピストンワンド６時・・・リフター（内
枠送シ出し機構用）ａ呻・・・刺しゅう内枠 （ホ）・・・刺しゅう内枠保持桿群 四・・・内枠圧入板 （２）・・・外枠保持・送り出し機構支持アーム（イ）
・・・内枠正大の際外枠・治保持支承する板状部材 （Ａ８３）・・・上記板状部材（財）を外枠（５）の下
方に回動挿入し、かつこれを待避されるエアシ リンダ に）・・・外枠保持・送り出し機構の基板■・・・外枠
保持桿群兼上記板状部材（財）ｐ支承支柱群 （ＡＳ２）・・・外枠送シ出し用エアシリンダに）・・
・上記（Ａ８２）のピストンロッド（７）・・・外枠送
り出し板 （至）・・・外枠送り出し案内板 彎・・・被刺しゅう台紙布 φ８４）・・・内枠圧入用エアシリンダ第５図 ！Ｎ６　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 刺しゅう粋の外枠がその外周部においてはまり込み、か
   つ通過できる貫通孔を有するとともに１この貫通孔上に
   刺しゅう部位が位置するように被刺しゅう台紙布をその
   上において移動させる台紙布張装置き台板部材と、刺し
   ゅう粋の内枠をその軸心方向に複数個積み重ねて保持し
   、これを順次前記台板上に張られた被刺しゅう台紙布上
   に前記貫通孔と同心状に置く内枠送シ出し手段と、前記
   外枠を同じくその軸心方向に複数個積み重ねて保持し、
   これを順次前記台板貫通孔に下方からはめ込み、かつ被
   刺し□ゅう台紙布に接する位置まで持上げる外枠送り出
   し手段と、前記外枠が所定位置まで持上げられたのち、
   その下方に挿入するようＫした板状部材によって外枠を
   保持支承する外枠支承手段と、この外枠内に被刺しゅう
   台紙布とともに前記内枠を圧入する内枠圧入手段とを設
   けたことを特徴とする多頭式自動刺しゅう機の刺しゅう
   枠入装置。