JPS589713B2 - 廃棄物の固型化方法 - Google Patents
廃棄物の固型化方法Info
- Publication number
- JPS589713B2 JPS589713B2 JP53121382A JP12138278A JPS589713B2 JP S589713 B2 JPS589713 B2 JP S589713B2 JP 53121382 A JP53121382 A JP 53121382A JP 12138278 A JP12138278 A JP 12138278A JP S589713 B2 JPS589713 B2 JP S589713B2
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- JP
- Japan
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- water
- waste
- reaction
- added
- asphalt
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は廃棄物の固型化方法に関するものである。
一般に、都市ごみの焼却灰等の廃棄物、特にその電気集
塵ダスト等の中にはCdやPb等の有害汚染物質が含有
されている場合が多い。
塵ダスト等の中にはCdやPb等の有害汚染物質が含有
されている場合が多い。
従って、これらの廃棄物を埋立、海洋投棄等により廃棄
するためには固型化し、有害汚染物質が溶出しないよう
にすることが義務ずけられている。
するためには固型化し、有害汚染物質が溶出しないよう
にすることが義務ずけられている。
この固型化方法の1つとしてアスファルト固型化方法が
あり、このアスファルトにより固型化する際にはアルカ
リ剤を添加してCd,Pb等を中和して無害化すること
が行なわれている。
あり、このアスファルトにより固型化する際にはアルカ
リ剤を添加してCd,Pb等を中和して無害化すること
が行なわれている。
一方、アスファルトによる固型化に際しては、廃棄物中
に水分が少ないことが要求される。
に水分が少ないことが要求される。
水分が多いと固型化時における機械的強度が小さくなり
、且つ、有害物質が溶出し易くなるからである。
、且つ、有害物質が溶出し易くなるからである。
とえろが上記の要請と平行して、埋立、海洋投棄後に地
中又は海水中の水分と有害汚染物質とが反応を生じて固
型化物を脆化させ、機械的強度を低下させたり、あるい
は封入された有害汚染物質が溶出してしまうという事故
を防止するために予じめ廃棄物中に水を加えて水との反
応を完了させておかなければならないという要請もある
。
中又は海水中の水分と有害汚染物質とが反応を生じて固
型化物を脆化させ、機械的強度を低下させたり、あるい
は封入された有害汚染物質が溶出してしまうという事故
を防止するために予じめ廃棄物中に水を加えて水との反
応を完了させておかなければならないという要請もある
。
勿論、下水汚泥等のように最初から水を含んでいる場合
にはこの水との反応を完了させる工程は必要ではない。
にはこの水との反応を完了させる工程は必要ではない。
しかし、以上のような乾式の廃棄物にしても湿式の廃棄
物にしても水との反応を完了させる必要があるという点
から見れば、アスファルトによる固型化以前において、
有害汚染物質と水分とを両方含んでいることになる。
物にしても水との反応を完了させる必要があるという点
から見れば、アスファルトによる固型化以前において、
有害汚染物質と水分とを両方含んでいることになる。
本発明の目的はこのような有害汚染物質と水とを同時に
含有する廃棄物を固型化する方法を提供するにある。
含有する廃棄物を固型化する方法を提供するにある。
本発明によれば、上記の目的は吸水性を有するアルカリ
剤を添加してPH値の調整を行なって有害汚染物質の不
溶化、固定を行なうと共に脱水し、しかるのちアスファ
ルトと混練する工程を採用することによって達成される
。
剤を添加してPH値の調整を行なって有害汚染物質の不
溶化、固定を行なうと共に脱水し、しかるのちアスファ
ルトと混練する工程を採用することによって達成される
。
以下、図面と共に本発明方法の詳細を説明する。
実施例 1
第1図は本発明の一実施例を説明するもので、乾式の廃
棄物、例えば電気集塵灰等に適用される方法を示してい
る。
棄物、例えば電気集塵灰等に適用される方法を示してい
る。
先ず、原料灰1を所定量集めたのち、所定量の水を加え
て対水反応2を行なわせて有害汚染物質と水との反応を
完了させておく。
て対水反応2を行なわせて有害汚染物質と水との反応を
完了させておく。
次に、対水反応2の終了した廃棄物ζ対して熱を加え水
分を蒸発させる乾燥工程3を経てほとんどの水分を蒸発
させる。
分を蒸発させる乾燥工程3を経てほとんどの水分を蒸発
させる。
しかるのち、セメント生石灰等の吸水性を有するアルカ
リ剤を加えてPH調整と脱水作用4を行なわせ、有害汚
染物質であるCdやpb等の重金属を不溶化して固定す
ると共に水和反応による脱水を行なわしめ、又反応熱に
より廃棄物の温度上昇を計る。
リ剤を加えてPH調整と脱水作用4を行なわせ、有害汚
染物質であるCdやpb等の重金属を不溶化して固定す
ると共に水和反応による脱水を行なわしめ、又反応熱に
より廃棄物の温度上昇を計る。
次いで、温度の上昇した廃棄物に対してアスファルトを
加えて混練5を行ない、十分にアスファルトと廃棄物と
を混練し、所定の形状にするための成形6を行なう。
加えて混練5を行ない、十分にアスファルトと廃棄物と
を混練し、所定の形状にするための成形6を行なう。
実施例 2
第2図は本発明の他の実施例を説明するもので、本実施
例は下水汚泥等のように水分を多く含むと共に有害汚染
物質を含有している廃棄物に適用して効果のあるもので
ある。
例は下水汚泥等のように水分を多く含むと共に有害汚染
物質を含有している廃棄物に適用して効果のあるもので
ある。
水分を多く含む湿式の廃棄物は予じめ水を加えて対水反
応を完了しておく必要がないため、対水反応工程2のみ
が不要となるだけで、あとは実施例1と全く同様である
ため、同一工程部分は実施例と同一符号をもって示し、
その説明は重複をさけるため省略することにする。
応を完了しておく必要がないため、対水反応工程2のみ
が不要となるだけで、あとは実施例1と全く同様である
ため、同一工程部分は実施例と同一符号をもって示し、
その説明は重複をさけるため省略することにする。
以上の説明から明らかなように本発明によれば、有害汚
染物質と水を同時に含有する廃棄物を乾燥後において吸
水性を有するアルカリ剤を添加してPH値の調整を行な
って有害汚染物質の不溶化、固定を行なうと共に脱水す
る工程を含む構成とされているため、PH値調整による
重金属汚染物質の不溶化、固定を行なうてとかできると
共に、水和反応による脱水と、反応熱による温度保持を
行なうことができ、成形を容易にすると共に、固形化品
の投棄後における無公害化、強度保持を達成することが
できる。
染物質と水を同時に含有する廃棄物を乾燥後において吸
水性を有するアルカリ剤を添加してPH値の調整を行な
って有害汚染物質の不溶化、固定を行なうと共に脱水す
る工程を含む構成とされているため、PH値調整による
重金属汚染物質の不溶化、固定を行なうてとかできると
共に、水和反応による脱水と、反応熱による温度保持を
行なうことができ、成形を容易にすると共に、固形化品
の投棄後における無公害化、強度保持を達成することが
できる。
第1図及び第2図は本発明の夫々異なった実施例を説明
する工程図である。 1・・・・・・原料灰、2・・・・・・対水反応工程、
3・・・・・・乾燥工程、4・・・・・・脱水作用、5
・・・・・・混練、6・・・・・・成形。
する工程図である。 1・・・・・・原料灰、2・・・・・・対水反応工程、
3・・・・・・乾燥工程、4・・・・・・脱水作用、5
・・・・・・混練、6・・・・・・成形。
Claims (1)
- 1 有害重金属と水分とを含む廃棄物を固型化するに際
し、廃棄物をある程度乾燥させたのち吸水性のあるアル
カリ剤を添加しPH調整と脱水の完了を行ない、しかる
のちアスファルトを加えて混練し、所定の形状に成形す
ることを特徴とする廃棄物の固形化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53121382A JPS589713B2 (ja) | 1978-10-02 | 1978-10-02 | 廃棄物の固型化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53121382A JPS589713B2 (ja) | 1978-10-02 | 1978-10-02 | 廃棄物の固型化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5549182A JPS5549182A (en) | 1980-04-09 |
JPS589713B2 true JPS589713B2 (ja) | 1983-02-22 |
Family
ID=14809823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53121382A Expired JPS589713B2 (ja) | 1978-10-02 | 1978-10-02 | 廃棄物の固型化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS589713B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4217202B2 (ja) * | 2004-10-04 | 2009-01-28 | 株式会社金沢舗道 | 重金属含有焼却灰の再資源化方法 |
JP3940157B1 (ja) * | 2006-03-22 | 2007-07-04 | 共栄物産株式会社 | 焼却残渣処理方法及び焼却残渣処理物 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5099961A (ja) * | 1974-01-09 | 1975-08-08 | ||
JPS5235449A (en) * | 1975-09-16 | 1977-03-18 | Giken Kogyo Kk | Disposal method for industrial waste containing compound chromium |
-
1978
- 1978-10-02 JP JP53121382A patent/JPS589713B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5099961A (ja) * | 1974-01-09 | 1975-08-08 | ||
JPS5235449A (en) * | 1975-09-16 | 1977-03-18 | Giken Kogyo Kk | Disposal method for industrial waste containing compound chromium |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5549182A (en) | 1980-04-09 |
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