JPS589442Y2 - パンタグラフ破損検知装置の点検装置 - Google Patents

パンタグラフ破損検知装置の点検装置

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JPS589442Y2
JPS589442Y2 JP7479477U JP7479477U JPS589442Y2 JP S589442 Y2 JPS589442 Y2 JP S589442Y2 JP 7479477 U JP7479477 U JP 7479477U JP 7479477 U JP7479477 U JP 7479477U JP S589442 Y2 JPS589442 Y2 JP S589442Y2
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JP
Japan
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pantograph
conductor
damage detection
detection device
switch
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JP7479477U
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English (en)
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JPS542907U (ja
Inventor
日高冬比古
Original Assignee
東洋電機製造株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電気車の屋根上に取付けられ、架空電車線か
ら集電を行うパンタグラフの破損検知装置が、正常に動
作するか否かを点検するための装置に関するものである
電気車のパンタグラフは、屋根上に取付けられているた
め、その破損を運転室の内部から検知することは、きわ
めて困難である。
そのため、近年、パンタグラフの破損を検知する手段と
して、集電舟やわく組に沿って、一連の細い絶縁電線あ
るいは箔状の絶縁導体を張りめぐらし、パンタグラフが
破損した場合、それに伴うこれら絶縁電線あるいは絶縁
導体の断線を電気的に検出することにより、運転者の内
部から破損を検知するようになしたものが開発されつつ
ある。
第1図はこのようなパンタグラフ破損検知装置の一例を
示す斜視図で、現在までに開発が進んでいるパンタグラ
フ破損検知装置は、図において点線で示すように、パン
タグラフ1の集電舟2やわく組3に沿って、一連の細い
絶縁電線あるいは箔状の絶縁導体4(以下、これらを総
称して、単に導体という。
)を張りめぐらすとともに、パンタグラフ1の基部に電
気車の屋根と対向して誘導コイル5を配設し、導体4の
両端を、第2図に示すように、誘導コイル5の端子6お
よび7にそれぞれ接続して閉回路を形成し、更に、誘導
コイル5の端子および7の間にはコンデンサ8が接続さ
れている。
一方、電気車の屋根上には、誘導コイル5に対向して第
3図に示すような送信コイル9と受信コイル10が並設
されており、パンタグラフ1が上昇すると同時に、送信
コイル9を励磁すると、誘導コイル5に電圧が誘起され
、導体4に電流が流れることになり、このような状態は
受信コイル10により感知される。
パンタグラフ1が上昇後、なんらかの原因で破損するよ
うなことがあると、その集電舟2やわく組3に沿って張
りめぐらされている導体4の一部が断線するので、この
導体4に流れていた電流が断たれ、それと同時に、コン
デンサ8と誘導コイル5からなる共振回路が形成され、
パンタグラフ1側の回路定数が変化することになる。
この回路定数の変化を受信コイル10で感知することに
より、パンタグラフ1の破損が検知される。
しかしながら、パンタグラフが破損することはきわめて
まれであり、1基のパンタグラフについていえば、数十
年に一度起るかどうかというのが実情である。
したがって、このような長期間にわたって、前記のよう
な破損検知装置を稼働させておくと、実際にパンタグラ
フが破損した場合、装置が正常に動作するか否かが懸念
される。
そのため、装置を随時点検することが必要であるが、こ
のような目的のための点検装置としては、第4図に示す
ように、パンタグラフの集電舟やわく組に沿って張りめ
ぐらされた導体4と誘導コイル5により形成される閉回
路中に、受光部11に光が入射したとき電池を電源とす
る増幅回路12の作用により開状態となる常閉スイッチ
13を挿入接続し、送信コイル(第3図に符号9で示す
)を励磁し、誘導コイル5に電圧を誘起させることによ
り、前記閉回路を通電状態に保ち、このような状態で、
地上から受光部11に強力な光ビームを投射することに
より、スイッチ13を開状態にして前記閉回路に強制的
にパンタグラフ破損の際と同様な断線状態を現出させ、
そのときのパンタグラフ側の回路定数の変化に応する受
信コイル(第3図に符号10で示す)の動作状態をチェ
ックすることにより、パンタグラフの破損検知装置が、
正常に動作するか否かを点検するようになしたものや、
あるいは、パンタグラフの集電舟やわく組に沿って張り
めぐらされた導体と誘導コイルにより形成される閉回路
中に、電池で動作するタイムスイッチを挿入接続し、こ
のタイムスイッチにより一定時間ごとに前記閉回路に強
制的に断線状態を現出させ、破損検知装置の点検を行う
ようになしたものなどが、現在までに考えられている。
しかしながら、これらのものはいずれも電池を必要とし
、電池の交換がパンタグラフに近い高圧部で行われるた
め、作業に危険が伴うばかりでなく、前者のものにおい
ては、受光部に、太陽光や普通の電灯の光によっては動
作せず、特定の波長の人工光によってのみ動作する特殊
な形のものが要求されるので、技術的に困難が伴い装置
が高価なものになるという欠点がみられた。
本考案は、現在までに考えられている点検装置にみられ
るこれらの欠点を解消するためなされたもので、簡単な
構造で確実にパンタグラフ破損検知装置の点検を行うこ
とができる装置を提供するものである。
以下、第5図および第6図に基づき本考案の詳細を説明
する。
本考案による点検装置は、第6図に示すように、例えは
はね上昇式パンタグラフにおける折りたたみ時に左右の
わく組を連結している軸14を拘束する拘束かぎ15に
対向して、この拘束かぎ15の回動により動作する例え
ばブツシュスイッチ16を配設し、このスイッチ16を
、第5図に示すように、パンタグラフの集電舟やわく組
に沿って張りめぐらされた導体4と誘導コイル5により
形成される閉回路中に挿入接続するようになしたもので
ある。
このように構成することにより、パンタグラフが折りた
たみ状態に保たれている間は、ブツシュスイッチ16は
、第6図に示すように、拘束かぎ15により押されて閉
状態に保たれる。
このような状態で、送信コイル(第3図に符号9で示す
)を励磁し、誘導コイル5に電圧を誘起させることによ
り、導体4と誘導コイル5により形成される閉回路を通
電状態になし、パンタグラフに上昇指令を与えると、空
気シリンダ17が作動して、そのピストン棒により拘束
かぎ15が押されるので、拘束かぎ15はばね18の引
張力に抗してピン19を中心として時計方向に回動し、
拘束かぎ15による軸14の拘束が解かれ、パンタグラ
フは主はね(図示せず)のばね力により上昇する。
それと同時に、拘束かぎ15により押されて閉状態に保
たれていたブツシュスイッチ16が、拘束かぎ15が回
動することにより、開状態となり、導体4と誘導コイル
5により形成される閉回路にパンタグラフ破損の際と同
様な断線状態が現出する。
このような状態におけるパンタグラフ側の回路定数の変
化に応する受信コイル(第3図に符号10で示す)の動
作状態をチェックすることにより、パンタグラフの破損
検知装置が正常に動作するか否かを点検することができ
る。
パンタグラフが上昇すると、空気シリンダ17の作動が
停止して、そのピストン棒が最初の位置にもどるので、
拘束かぎ15ははね18の引張力により元の位置に復帰
する。
そのことにより、ブツシュスイッチ16が再び押されて
閉状態に保たれるので、導体4と誘導コイル5により形
成される閉回路には、パンタグラフの正常状態における
通常の電流が流れ、このような状態のもとで、電気車の
運行が行われる。
このように、本考案によれば、パンタグラフを上昇させ
るごとに、その破損検知装置の点検を行うことができる
本実施例によれば、はね上昇式パンクグラフにおいて、
パンタグラフ破損検知装置における集電舟やわく組に沿
って張りめぐらされfこ導体と誘導コイルにより形成さ
れる閉回路に強制的にパンクグラフ破損の際と同様な断
線状態を現出させるためのスイッチとして、折りたたみ
時に左右のわく組を連結している軸を拘束する拘束かぎ
に対向して、この拘束かぎの回動により動作するブツシ
ュスイッチを配設するようにしているが、これに代って
、左右のわく組を連結している主軸にアームを突設し、
このアームに対向して、主軸の回転に伴うアームの回動
により動作するレバースイッチを配設するようにしても
よい。
また、後者の場合は、空気上昇式パンタグラフにも適用
することができる。
しかしながら、本考案は、これら実施例に限定されるも
のでなく、考案の精神を逸脱しない範囲で、その他種々
の変形が可能である。
本考案は、前記のように、短い周期間隔すなわちパンタ
グラフを上昇させるごとに、確実にパンタグラフの破損
検知装置の点検を行うことができるので、破損検知装置
に対し長期間にわたって信頼性が維持できるばかりでな
く、現在までに考吃られている点検装置に比べて、構造
がきわめて簡単であり、しかもパンタグラフに近い高圧
部での電池の交換も不要であるといったきわめてすぐれ
た実用上の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はパンタグラフ破損検知装置の一例を示す斜視図
、第2図は第1図に示すパンクグラフ破損検知装置の回
路図、第3図は電気車の屋根上に並設される送信コイル
と受信コイルの配線図、第4図は従来のパンタグラフ破
損検知装置の点検装置の一例を示す回路図、第5図は本
考案の一実施例を示す回路図、第6図は本考案をはね上
昇式パンタグラフに適用した場合の一実施例を示す部分
構成図である。 1・・・・・・パンタグラフ、2・・・・・・集電舟、
3・・・・・・わく組、4・・・・・・導体、5・・・
・・・誘導コイル、8・・・・・・コンデンサ、9・・
・・・・送信コイル、10・・・・・・受信コイル、1
1・・・・・・受光部、12・・・・・・増幅回路、1
3゜16・・・・・・スイッチ、14・・・・・・軸、
15・・・・・・拘束かぎ、17・・・・・・空気シリ
ンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パンタグラフの集電舟やわく組に沿って導体を張りめぐ
    らし、この導体の断線を電気的に検出することにより前
    記パンタグラフの破損を検知するようになしたものにお
    いて、前記導体の回路中に前記パンタグラフの上昇に伴
    うパンタグラフ構成部材の運動に連動して開状態となる
    常閉スイッチを挿入接続し、前記パンタグラフの上昇の
    過程で前記スイッチを一時的に開状態となし、前記導体
    の回路に前記パンタグラフの破損時における断線状態を
    現出せしめるようになしたことを特徴とするパンタグラ
    フ破損検知装置の点検装置。
JP7479477U 1977-06-10 1977-06-10 パンタグラフ破損検知装置の点検装置 Expired JPS589442Y2 (ja)

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JP7479477U JPS589442Y2 (ja) 1977-06-10 1977-06-10 パンタグラフ破損検知装置の点検装置

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JP7479477U JPS589442Y2 (ja) 1977-06-10 1977-06-10 パンタグラフ破損検知装置の点検装置

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Publication Number Publication Date
JPS542907U JPS542907U (ja) 1979-01-10
JPS589442Y2 true JPS589442Y2 (ja) 1983-02-21

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