JPS589225Y2 - X線写真用カセッテ - Google Patents
X線写真用カセッテInfo
- Publication number
- JPS589225Y2 JPS589225Y2 JP13181780U JP13181780U JPS589225Y2 JP S589225 Y2 JPS589225 Y2 JP S589225Y2 JP 13181780 U JP13181780 U JP 13181780U JP 13181780 U JP13181780 U JP 13181780U JP S589225 Y2 JPS589225 Y2 JP S589225Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cassette
- film
- lid
- main body
- intensifying screen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、X線写真用フィルムの取り出しを容易に行い
得るように改良したX線写真用カセツテに関する。
得るように改良したX線写真用カセツテに関する。
従来から、X線写真用カセツテ(以下略してカセツテと
称す)に収納したX線撮影済のフィルムを明室中で取り
出し自動現像機等に送り込む装置は、種す考案されてい
る。
称す)に収納したX線撮影済のフィルムを明室中で取り
出し自動現像機等に送り込む装置は、種す考案されてい
る。
また、X線写真用フィルム(以下略してフィルムと称す
)の収納したカセツテを水平の状態に置き、カセツテの
蓋体を上方に開き、収納したフィルムを吸盤で吸引して
取り出す装置も知られている。
)の収納したカセツテを水平の状態に置き、カセツテの
蓋体を上方に開き、収納したフィルムを吸盤で吸引して
取り出す装置も知られている。
このような装置ではカセツテの蓋が開いたときフィルム
は必ず水平におかれたカセツテの本体側の中になければ
ならない。
は必ず水平におかれたカセツテの本体側の中になければ
ならない。
そして、このような装置に用いられるカセツテは、増感
紙を備えた蓋体の一部に切欠きを設けて空気の通人を許
し、この空気を利用してフィルムと増感紙との分離を容
易にしている。
紙を備えた蓋体の一部に切欠きを設けて空気の通人を許
し、この空気を利用してフィルムと増感紙との分離を容
易にしている。
しかし、このようなカセツテは、例えば、外気の湿度が
高いとき、あるいは静電気が発生したときには、フィル
ムと増感紙とが密着して分離し難いこともあり、必ずし
も満足する手段とはいい難い。
高いとき、あるいは静電気が発生したときには、フィル
ムと増感紙とが密着して分離し難いこともあり、必ずし
も満足する手段とはいい難い。
その上、特にカセツテは、大成の場合に、恒温、恒湿の
設備のないところで使用しているので、上記の欠点を解
決することを必要としていた。
設備のないところで使用しているので、上記の欠点を解
決することを必要としていた。
したがって、本考案の目的は、カセツテに収納したフィ
ルムを撮影後にカセツテの蓋を上方に開いて吸盤でフィ
ルムを取り出す際に、どのような外気の状態においても
確実にフィルムの取り出しを行い得るように改良したX
線写真用カセツテを提供することにある。
ルムを撮影後にカセツテの蓋を上方に開いて吸盤でフィ
ルムを取り出す際に、どのような外気の状態においても
確実にフィルムの取り出しを行い得るように改良したX
線写真用カセツテを提供することにある。
本考案によれば、前記の目的は、フィルムを収納する本
体と、弾性体と増感紙を備えた蓋体とからなり、該蓋体
を開くことによって収納したフィルムを取り出し得るX
線写真用カセツテにおいて、上記フィルムを上記増感紙
から強制的に剥がすための爪を本体の両側フレームに設
けるとともに、上記弾性体と増感紙に上記爪の逃げを設
けたX線写真用カセツテにより達成することができる。
体と、弾性体と増感紙を備えた蓋体とからなり、該蓋体
を開くことによって収納したフィルムを取り出し得るX
線写真用カセツテにおいて、上記フィルムを上記増感紙
から強制的に剥がすための爪を本体の両側フレームに設
けるとともに、上記弾性体と増感紙に上記爪の逃げを設
けたX線写真用カセツテにより達成することができる。
以下に図面に基づいて本考案のX線写真用カセツテを説
明する。
明する。
第1図は、本考案のカセツテの蓋を開いたときの斜視図
である。
である。
1はカセツテの本体、2はカセツテの蓋体で、両者は互
いにその後縁部において開閉自在に蝶着している。
いにその後縁部において開閉自在に蝶着している。
3は本体1の中に収納したフィルムであり、本体1の側
壁を形成しているフレーム4の両側に設けた爪5Aおよ
び5Bによって、蓋体2に備えた増感紙6と剥離し易い
状態にされて、本体1内に収納しである。
壁を形成しているフレーム4の両側に設けた爪5Aおよ
び5Bによって、蓋体2に備えた増感紙6と剥離し易い
状態にされて、本体1内に収納しである。
7は蓋体2の側壁を形成するフレームであり、この中に
増感紙6を備える。
増感紙6を備える。
そして、増感紙6には、爪5Aおよび5Bとの当接をさ
けるための切欠き部、すなわち逃げ8Aおよび8Bがあ
るが、逃げ5Aおよび5Bは増感紙6ばかりでなく、こ
の増感紙6を支持している弾性体(第2図における9)
にも必要である。
けるための切欠き部、すなわち逃げ8Aおよび8Bがあ
るが、逃げ5Aおよび5Bは増感紙6ばかりでなく、こ
の増感紙6を支持している弾性体(第2図における9)
にも必要である。
したがって、前記カセツテが閉蓋した時には、フィルム
3と増感紙6とは切欠き部8Aおよび8Bの部分のみを
除いて、密着して保持することができる。
3と増感紙6とは切欠き部8Aおよび8Bの部分のみを
除いて、密着して保持することができる。
したがって、X線撮影のときにフィルムは、増感紙と必
ず密着しているので、感度が増すとともに、フィルムの
平面性もよくなる。
ず密着しているので、感度が増すとともに、フィルムの
平面性もよくなる。
第2図は、第1図のX線写真用カセツテの本体と蓋体と
を重ね合わせたときのA−A’断面図である。
を重ね合わせたときのA−A’断面図である。
この図の実施例によると、本体1のフレーム4の両側に
設けた爪5Aおよび5Bは、本体1のフレーム4の更に
内側部にあるフレーム4Aおよび4Bの壁面の一部分を
延展させて、この突出部を本体1の内側方向に折り曲げ
ることによって形威しであるが、この他、例えば爪5A
および5Bを別に作っておいて、フレーム4Aおよび4
Bに溶着させて形成させるか、あるいは、はめ込み式に
取付けてもよい。
設けた爪5Aおよび5Bは、本体1のフレーム4の更に
内側部にあるフレーム4Aおよび4Bの壁面の一部分を
延展させて、この突出部を本体1の内側方向に折り曲げ
ることによって形威しであるが、この他、例えば爪5A
および5Bを別に作っておいて、フレーム4Aおよび4
Bに溶着させて形成させるか、あるいは、はめ込み式に
取付けてもよい。
第3図に示した実施例は、上記の爪を別に作って、これ
を第1図のフレーム4に、はめ込み式に取付けた場合の
上面斜視図である。
を第1図のフレーム4に、はめ込み式に取付けた場合の
上面斜視図である。
図中、はめ込み式の爪を10で示した。
第4図は、はめ込み式の爪10の構造を示したものであ
る。
る。
そして、本考案に係る爪5Aおよび5Bの突出部の大き
さ、言い換えれば爪と爪の間隔はフィルム3の巾より若
干小さくしておき、カセツテにフィルム3を装填すると
きは蓋体2の増感紙6で押されるために、たわんで爪を
乗り越えられる程度に調整して設けることが必要である
。
さ、言い換えれば爪と爪の間隔はフィルム3の巾より若
干小さくしておき、カセツテにフィルム3を装填すると
きは蓋体2の増感紙6で押されるために、たわんで爪を
乗り越えられる程度に調整して設けることが必要である
。
第2図は、この状況を図で示したもので、爪5Aおよび
5B上に乗せられたフィルム3は、蓋体2を下方に押し
てカセツテを閉蓋するときに、増感紙6と弾性体9によ
って押されて爪5Aおよび5Bを乗りこえて、本体1の
底部に収納される。
5B上に乗せられたフィルム3は、蓋体2を下方に押し
てカセツテを閉蓋するときに、増感紙6と弾性体9によ
って押されて爪5Aおよび5Bを乗りこえて、本体1の
底部に収納される。
したがって、カセツテの蓋体2を開けたときは、そのま
まではフィルム3が爪5Aおよび5Bにぶつかり、蓋体
2に備えた増感紙6から強制的に剥離される。
まではフィルム3が爪5Aおよび5Bにぶつかり、蓋体
2に備えた増感紙6から強制的に剥離される。
一方、蓋体2には増感紙6が備えられているカベこの増
感紙6は、フィルム3との密着を良くするために必要な
厚さを持つ物質、例えばスポンジ等の弾性体9によって
支持されている。
感紙6は、フィルム3との密着を良くするために必要な
厚さを持つ物質、例えばスポンジ等の弾性体9によって
支持されている。
一般的には弾性体9と増感紙6との固着は、接着剤等の
使用により可能になる。
使用により可能になる。
なお、図の実施例では、本体1側にも増感紙6Aを装着
し、フィルム3をサンドウィッチしている構成によりX
線に対する増感効率を高めている。
し、フィルム3をサンドウィッチしている構成によりX
線に対する増感効率を高めている。
以上詳細に説明したとえり、本考案のX線写真用カセツ
テは、構成されているので、露光後カセツテの蓋体2を
開き、例えば吸盤などの使用により、露光済みのフィル
ム3を吸引して取出す際、外気の湿度が高く、あるいは
静電気が発生している環況下にあっても、本体1のフレ
ーム4側に設けた爪5Aおよび5Bのために、フィルム
3が常に蓋体2側に備えた増感紙6と密着することがな
く、吸引して取出すために適した位置、すなわち本体1
側に何時もフィルム3が存在するので、フィルムの取出
しが著しく確実になった。
テは、構成されているので、露光後カセツテの蓋体2を
開き、例えば吸盤などの使用により、露光済みのフィル
ム3を吸引して取出す際、外気の湿度が高く、あるいは
静電気が発生している環況下にあっても、本体1のフレ
ーム4側に設けた爪5Aおよび5Bのために、フィルム
3が常に蓋体2側に備えた増感紙6と密着することがな
く、吸引して取出すために適した位置、すなわち本体1
側に何時もフィルム3が存在するので、フィルムの取出
しが著しく確実になった。
第1図は、本考案のX線写真用カセツテの開蓋時の斜視
図、第2図は、同上カセツテの本体と蓋体とを重ね合わ
せたときのA−A’断面図である、第3図は、同上カセ
ツテの本体フレームに、はめ込み式の爪を設けた実施例
、第4図は、はめ込み式の爪の構造を示す斜視図である
。 1・・・本体、2・・・蓋体、3・・・フィルム、4,
4A。
図、第2図は、同上カセツテの本体と蓋体とを重ね合わ
せたときのA−A’断面図である、第3図は、同上カセ
ツテの本体フレームに、はめ込み式の爪を設けた実施例
、第4図は、はめ込み式の爪の構造を示す斜視図である
。 1・・・本体、2・・・蓋体、3・・・フィルム、4,
4A。
Claims (1)
- X線写真用フィルムを収納する本体と、弾性体および増
感紙を重ねて固着した蓋体とを蝶着したX線写真用カセ
ツテにおいて、上記蓋体を開くことによって上記写真用
フィルムを上記増感紙から強制的に剥がすための爪を本
体の両側フレームに設けるとともに、上記弾性体および
増感紙に上記爪の逃げを設けたことを特徴とするX線写
真用カセツテ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13181780U JPS589225Y2 (ja) | 1980-09-16 | 1980-09-16 | X線写真用カセッテ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13181780U JPS589225Y2 (ja) | 1980-09-16 | 1980-09-16 | X線写真用カセッテ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5754153U JPS5754153U (ja) | 1982-03-30 |
JPS589225Y2 true JPS589225Y2 (ja) | 1983-02-19 |
Family
ID=29492081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13181780U Expired JPS589225Y2 (ja) | 1980-09-16 | 1980-09-16 | X線写真用カセッテ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS589225Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-09-16 JP JP13181780U patent/JPS589225Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5754153U (ja) | 1982-03-30 |
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