JPS589206Y2 - 高輝度照明装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は顕微鏡等の試料をレーザ光を用いて高輝度で照
明する高輝度照明装置に関するものである０ 顕微鏡等の試料を照明する場合には、観測し易いように
できるだけ明かるく輝らす必要がある。

そこで従来は輝度の比較的高い水銀灯等を使用していた
が、発熱すると共に形状が大きいため、取付け、安定性
等に問題があった。

本考案はこのような点に鑑みてなされたもので、レーザ
光を用い簡単な光学系で高輝度の照明を行い得るように
改良した高輝度照明装置を提供するものである。

以下に図面により本考案の一実施例を具体的に説明する
と、添付の図面に示されているように、レーザ発生装置
１からのレーザ光の光軸上にシリンドリカルレンズ２が
設けられ、このレンズ２の後方にガルバノミラ−３が設
けられている。

シリンドリカルレンズ２は点状のレーザ光を一方向に直
線状に拡げるものであり、このようなレンズ２によりレ
ーザ光は一方向にのみ拡げられる。

ガルバノミラ−３は発振器４からの信号がドライバー５
を介して入力されて、レンズ２により拡げる方向と直角
な方向に所定の速度、範囲で走査するものであり、この
ミラー３により反射されるレーザ光の方向にレンズ６を
介して試料γが設置されている。

また更に試料７のレンズ６と反対の側には観測用の対物
レンズ８を介して接眼レンズ９が一直線上に配置されて
おり、この接眼レンズ９を目やカメラで覗いて観測する
ようになっている。

かくして本考案による高輝度照明装置は上述のように構
成されているので、レーザ発生装置１からのレーザ光は
シリンドリカルレンズ２により直線状に拡げられ、その
後ガルバノミラ−３により方形に拡げられ、レンズ６に
より平行光にして試料７に照射されるようになり、こう
してその試料７はレンズ２で拡げられた幅とミラー３に
より走査される長さの方形の範囲で高輝度照明される。

このように本考案によると、レーザ光を用いた簡単な光
学系で高輝度照明することが可能になり、水銀灯による
不具合が解消される。

し・−ザ光をレンズで拡げる場合にガルバノミラ−で干
渉による悪影響が非常に少なく均一に照明し得る。

またスリガラス等による拡散を行わなくても済むので、
照明の効率が良い。

更にガルバノミラ−３の走査範囲を変えることにより、
照明範囲を簡単に変えることができる。

【図面の簡単な説明】

添付の図面は本考案による高輝度照明装置の一実施例を
示す構成図である。 １・・・レーザ発生装置、２・・・シリンドリカルレン
ズ、３・・・ガルバノミラ−１４・・・発振器、５・・
・ドライバー、６・・・レンズ、 ９・・・接眼レンズ。 ７・・・試料、 ８・・・対物レンズ、

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. レーザ光の光軸上に点状のレーザ光を一方向直線状に拡
   げるレンズが設けられ、該レンズの後方にミラーが設け
   られ、該ミラーは該レンズにより拡げられたレーザ光を
   拡がりと直角な方向に走査することを特徴とする高輝度
   照明装糺