JPS589027Y2 - 導管用断熱支持体 - Google Patents
導管用断熱支持体Info
- Publication number
- JPS589027Y2 JPS589027Y2 JP1978061867U JP6186778U JPS589027Y2 JP S589027 Y2 JPS589027 Y2 JP S589027Y2 JP 1978061867 U JP1978061867 U JP 1978061867U JP 6186778 U JP6186778 U JP 6186778U JP S589027 Y2 JPS589027 Y2 JP S589027Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat insulating
- conduit
- insulating support
- support part
- insulation material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Thermal Insulation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、高温流体輸送導管の断熱支持体の改良に関
するものである。
するものである。
従来、この種の高温流体輸送導管の支持手段には、導管
の外周面を断熱被覆している珪酸カルシウム保温材、パ
ーライト保温材などの断熱材の外側に鋼板を当て、ハン
ガーで吊持する手段、あるいはラックで受ける手段、も
しくは導管の外周面に溶接などで取付けられた金属製支
持体（シュー）で支持する手段などが適用されている。
の外周面を断熱被覆している珪酸カルシウム保温材、パ
ーライト保温材などの断熱材の外側に鋼板を当て、ハン
ガーで吊持する手段、あるいはラックで受ける手段、も
しくは導管の外周面に溶接などで取付けられた金属製支
持体（シュー）で支持する手段などが適用されている。
しかしながら、前記珪酸カルシウム保温材などの断熱材
は断熱効果にはすぐれているが、耐圧強度が低いので、
大口径導管になるにしたがって断熱導管荷重、地震荷重
などの静的または動的荷重に耐えられなくなり、それが
ため荷重を受ける部位の断熱材が破壊されるかそれがあ
る。
は断熱効果にはすぐれているが、耐圧強度が低いので、
大口径導管になるにしたがって断熱導管荷重、地震荷重
などの静的または動的荷重に耐えられなくなり、それが
ため荷重を受ける部位の断熱材が破壊されるかそれがあ
る。
一方、前記金属製支持体は強度的にはすぐれているが、
熱伝導率が大きいので、それを通しての熱の放散が極め
て多く、熱エネルギーの不経済な損失があり、かつこれ
を支持する架台を高温にさらし、架台側の維持費が増大
するなど、前述した従来の支持体はいずれも致命的欠陥
をもっている。
熱伝導率が大きいので、それを通しての熱の放散が極め
て多く、熱エネルギーの不経済な損失があり、かつこれ
を支持する架台を高温にさらし、架台側の維持費が増大
するなど、前述した従来の支持体はいずれも致命的欠陥
をもっている。
この考案は、上述の欠点のすべてを解消するためになさ
れたものであって、次に、この実施の様態を示した添付
図面に基づいてこの考案を詳細に説明する。
れたものであって、次に、この実施の様態を示した添付
図面に基づいてこの考案を詳細に説明する。
第１図に釦いて、１は断熱性および耐圧縮性にすぐれた
材料から所要形状に形成された断熱支持部であって、そ
の導管の支持上面部分は樋状に形成されている。
材料から所要形状に形成された断熱支持部であって、そ
の導管の支持上面部分は樋状に形成されている。
断熱性および耐圧縮性のすぐれた材料としては、珪酸カ
ルシウム系断熱材、パーライト系断熱材、軽量気泡コン
クリート、の軽量無機質断熱材から選択使用する。
ルシウム系断熱材、パーライト系断熱材、軽量気泡コン
クリート、の軽量無機質断熱材から選択使用する。
軽量無機質断熱材の比重はその断熱性と強度とに著しい
影響をおよぼすもので、その比重はＯ−３〜０．９程度
のものが好ましい。
影響をおよぼすもので、その比重はＯ−３〜０．９程度
のものが好ましい。
また前記断熱支持部は必要に応じて、シリコーンなどを
内層あるいは外周面に防水剤を施すなどの手段を用いて
防水、防湿処理をしてもよい。
内層あるいは外周面に防水剤を施すなどの手段を用いて
防水、防湿処理をしてもよい。
２は前記支持部が導管を直接に支持する上面部分を被覆
している樋状の金属装幀皮部であり、その周縁部には、
下向きに折り曲げるか、あるいは別に溶接などの手段で
取付けた鍔３があり、この鍔３は前記断熱支持部１の側
面上部を抱き込み、断熱支持部１と帽皮部２とは強固な
一体構造に結合されている。
している樋状の金属装幀皮部であり、その周縁部には、
下向きに折り曲げるか、あるいは別に溶接などの手段で
取付けた鍔３があり、この鍔３は前記断熱支持部１の側
面上部を抱き込み、断熱支持部１と帽皮部２とは強固な
一体構造に結合されている。
なお、断熱支持部１と帽皮部２の結合にはネジ、接着剤
などの補助固定材を併用してもよい。
などの補助固定材を併用してもよい。
断熱支持部１の底部には金属板、グラファイト、テフロ
ンなどから成る滑り板４を設けてもよい。
ンなどから成る滑り板４を設けてもよい。
断熱支持部１の側面は平面でもよく、あるいは階段状な
ど適宜の形状が用いられる。
ど適宜の形状が用いられる。
しかして、上記の如く構成された断熱支持体は、第２図
に示す如く、架台５上に位置する導管６に沿って所要の
間隔をとって配置され、帽皮部２を導管外周面に溶接な
どの手段で固定した状態で導管を支持する。
に示す如く、架台５上に位置する導管６に沿って所要の
間隔をとって配置され、帽皮部２を導管外周面に溶接な
どの手段で固定した状態で導管を支持する。
導管６の外周面には、珪酸カルシウム保温材、パーライ
ト保温材、ロックウール保温材、グラスウール保温材の
ような通常の断熱材７で被覆される。
ト保温材、ロックウール保温材、グラスウール保温材の
ような通常の断熱材７で被覆される。
以上に述べたように、この考案による導管の断熱支持体
は、導管をその下側局面部分で支持し得るように上面が
樋状に成形された耐火断熱支持部と、その耐火断熱支持
部が導管を支持する樋状上面部分を被覆する金属製の帽
皮部とから成り、前記支持部は珪酸カルシウム系断熱材
、パーライト系断熱材、軽量気泡コンクリートのなかか
ら選択された耐火断熱材料で形成されており、前記金属
装幀皮部は樋状に形成され、その全周縁には下向きに張
出する鍔があり、この鍔で前記支持部の側面上部が抱き
込まれているので、断熱効果はきわめて優秀であり、そ
のため断熱導管の断熱効果の大巾な向上が計れると共に
、省エネルギー化に寄与できるばかりでなく、静的また
は動的な荷重に対してきわめてすぐれた強度が発揮され
るので、導管の荷重や地震等により破壊されるおそれは
なく、すぐれた断熱効果が長期にわたって維持される。
は、導管をその下側局面部分で支持し得るように上面が
樋状に成形された耐火断熱支持部と、その耐火断熱支持
部が導管を支持する樋状上面部分を被覆する金属製の帽
皮部とから成り、前記支持部は珪酸カルシウム系断熱材
、パーライト系断熱材、軽量気泡コンクリートのなかか
ら選択された耐火断熱材料で形成されており、前記金属
装幀皮部は樋状に形成され、その全周縁には下向きに張
出する鍔があり、この鍔で前記支持部の側面上部が抱き
込まれているので、断熱効果はきわめて優秀であり、そ
のため断熱導管の断熱効果の大巾な向上が計れると共に
、省エネルギー化に寄与できるばかりでなく、静的また
は動的な荷重に対してきわめてすぐれた強度が発揮され
るので、導管の荷重や地震等により破壊されるおそれは
なく、すぐれた断熱効果が長期にわたって維持される。
かつまたこの考案による導管の断熱支持体は、金属製の
帽皮部を介して溶接などの手段により強固に導管に固着
することが可能であり、導管の熱膨張に際しては常に導
管と一体に架台上を摺動できる故、断熱支持体と導管に
被覆されている断熱材との接合部に間隙が生じるおそれ
はなく、断熱効果の低下が未然に防止される。
帽皮部を介して溶接などの手段により強固に導管に固着
することが可能であり、導管の熱膨張に際しては常に導
管と一体に架台上を摺動できる故、断熱支持体と導管に
被覆されている断熱材との接合部に間隙が生じるおそれ
はなく、断熱効果の低下が未然に防止される。
加えて、この考案の断熱支持体を使用した断熱導管は、
その支持部を通して架台その他の付属物への熱の伝達が
阻止され、架台等が高温にさらされるかそれがないので
、塗装等の寿命が延長される利点があり、それだけ維持
管理が容易となり、かつその経費の大幅な低減が計れる
。
その支持部を通して架台その他の付属物への熱の伝達が
阻止され、架台等が高温にさらされるかそれがないので
、塗装等の寿命が延長される利点があり、それだけ維持
管理が容易となり、かつその経費の大幅な低減が計れる
。
第１図はこの考案の一実施例を示す導管用断熱支持体の
斜視図、第２図は導管用断熱支持体の設置状態を示した
導管部分の一部切断斜視図である。 図面中、１は断熱支持部、２は帽皮部、３は鍔、５は架
台、６は導管、７は断熱材である。
斜視図、第２図は導管用断熱支持体の設置状態を示した
導管部分の一部切断斜視図である。 図面中、１は断熱支持部、２は帽皮部、３は鍔、５は架
台、６は導管、７は断熱材である。
Claims (1)
- 導管をその下側周面部分で支持し得るように上面が樋状
に成形された耐火断熱支持部と、その耐火断熱支持部が
導管を支持する樋状上面部分を被覆する金属製の帽皮部
とから成り、前記支持部は珪酸カルシウム系断熱材、パ
ーライト系断熱材、軽量気泡コンクリートのなかから選
択された耐火断熱材料で形成されて訃り、前記金属装幀
皮部は樋状に形成され、その全周縁には下向きに張出す
る鍔があり、この鍔で前記支持部の側面上部が抱き込ま
れていることを特徴とする導管用断熱支持体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978061867U JPS589027Y2 (ja) | 1978-05-09 | 1978-05-09 | 導管用断熱支持体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978061867U JPS589027Y2 (ja) | 1978-05-09 | 1978-05-09 | 導管用断熱支持体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54163320U JPS54163320U (ja) | 1979-11-15 |
| JPS589027Y2 true JPS589027Y2 (ja) | 1983-02-18 |
Family
ID=28963586
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978061867U Expired JPS589027Y2 (ja) | 1978-05-09 | 1978-05-09 | 導管用断熱支持体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS589027Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7253484B2 (ja) * | 2019-12-17 | 2023-04-06 | 三菱重工業株式会社 | 配管用断熱支持具、断熱支持配管および配管用断熱支持具の組立方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5725021Y2 (ja) * | 1977-02-07 | 1982-05-31 |
-
1978
- 1978-05-09 JP JP1978061867U patent/JPS589027Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54163320U (ja) | 1979-11-15 |
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