JPS62177390A - 高温熱機器の断熱支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般には高温熱機器の断熱支持装置に関する
ものであり、更に詳しく言えば、例えば高温流体移送管
の配管シュ一部分等の断熱支持装置の保温構造に特徴を
有し、特に該保温構造が保温材及び補強板等にてサンド
イッチ構造に形成され、保温性能を高め且つ被支持体で
ある熱機器の熱膨張収縮に対応してスライド可能に構成
された点に特徴を有するものである。

′　　　の　　ｔ　　　びｔ、　　　点従来、化学プロ
セス装置及び熱動力装置等の特に高温熱機器部分１例え
ば高温流体移送管部分等においては内部波体の放熱ロス
を防止するために保温層で囲包されているが、該高温流
体移送管を支持する支持装置、つまり配管シュ一部分に
は十分な保温対策がなされていなかった。

近年、省エネルギ一対策が重視されるにともない、断る
配管シュ一部分にも保温対策を講するべきであるとの観
点から、配管シューの支持部を上下に二分割し、その分
割部に磁器の如き耐熱性の断熱材を挿入固定する断熱支
持装置が提案されている（実開昭５６−１０２８７６号
）。

しかしながら、上記提案の支持装置では配管シュ一部か
らの放熱ロスはある程度抑制しうるものの、支持装置を
二分割構造とし中間に断熱材を挿入したので構造上不安
定であり地震等の振動によって連結部が破損しやすく危
険であるという問題がある。又、１ＩｉｆＡ材として磁
器を採用するので、配管シュ一部のモ量が増大し、該配
管シュ一部を摺動自在に担持しているスライド部（配管
支持構造体）の負担を大とし、更には衝撃力によって磁
器部分にクラックが発生し断熱支持装置が破損し易いと
いう難点があった。

１１ニユ」 従って、本発明の目的は、十分な断熱効果及び強度を有
し、且つ軽量の高温熱機器用断熱支持装置を提供するこ
とである。

本発明の他の目的は、被支持体である熱機器の熱膨張収
縮に対応して、摺動することのできる高温熱機器用断熱
支持装置を提供することである。

ＴＪ　　占　　　　るため 上記開目的は本発明に係る断熱支持装置にて達成される
。要約すれば本発明は、高温熱機器の最−外層側に取付
けられた外装ハウジングと、該外装ハウジング内に配置
された保゛温材と、該保温材と外装ハウジング底板との
間に介設された底部補強板と、前記高温熱機器を担持す
る支持板手段とを具備し、前記外装ハウジングが固定の
支持構造体に摺動自在に取付けられることを特徴とする
高温熱機器の断熱支持装置である。

次に、本発明に係る断熱支持装置を図面に即して更に詳
しく説明する。

本実施例において、断熱支持装置１０は、高温流体移送
管を支持する配管シューに具現化されている。高温流体
移送管１は、その外周囲に保温層２が配設される。該保
温層２は任意の保温材を使用して、任意の構成にて形成
され得るが、具体的にはＪＩＳ　　Ａ９５１０にて規定
されるケイ酸カルシウム（保温筒１号−１３等）、セラ
ミックファイバー成型体及び撥水性パーライト等のよう
な軽量の且つ１００℃以上の耐熱性を有する断熱材が好
適である。

本実施例では、高温流体移送管１の回りに２層のケイ酸
カルシウム保温材層２ａ、２ｂが設けられ、該２層のケ
イ酸カルシウム保温材層２ａ、２ｂの間には空気対流抑
制層２ｃが配置される。該空気対流抑制層２ｃはアルミ
ガラスクロスが好適である。ケイ酸カルシウム保温材層
２ａ、２ｂ及びシート状の空気対流抑制層２ｃを高温流
体移送管ｌに巻付けることにより保温層２を形成する場
合には、管の長手方向に沿った継目部分はセラミックフ
ァイバー４等の軟質断熱材にて接合密封される。保温層
２の外層には更に、好ましくは亜鉛鉄板等のような金属
材料で形成された被覆層５が設けられる。

次に、上記構成の高温流体移送管ｌを支持する本発明に
従った配管シュー、即ち断熱支持装置ｌＯの一実施例に
ついて説明する。

配管シュー１０は、上方が開放した概略箱状の外装ハウ
ジング１１を有する。該外装ハウジング１１の上端は、
高温流体移送管ｌの被覆層５の内側に挿入され、その係
合部は必要により溶接又はネジ止めにて高温流体移送管
ｌの下方に配置される０本実施例によると、該外装ハウ
ジング１１の上端外周囲には概略水平状に形成されたフ
ランジ部１１ａを有し、該フランジ部１１ａは高温流体
移送管１の被ｒｆＩ層５の内側に挿入され、そして該フ
ランジ部１１ａが高温流体移送管１の保温層２と共に締
付バンド３０により該高温流体移送管１に固定される構
成とされる（第２図）、このため配管の熱膨張や収縮に
より保温層２と外装ハウジング１１とが相対的にスライ
ドするのを防止することができる。又、外装ハウジング
１１の内部に相当する被菫層５部分は切除され、軟質断
熱材１２等が被覆される。

外装ハウジング１１内には最下層に、底部補強板３３が
配置され、その上層には例えばＪＩＳＡ９５１０にて規
定されるケイ酸カルシウムボード（保温板１号−１３等
）で作製された保温材１３が配置される。この底部補強
材は充分な強度を有する鋼板、樹脂板及び無機建材等で
構成され。

保温材を安定的に支持するよう機能する。

外装ハウジング１１内には更に高温流体移送管１を担持
する支持板手段が設けられる。該支持板手段は、本実施
例によれば、保温材１３の上に載置された該保温材より
幾分小さい、例えば鋼板から成る水平支持板１４と、該
水平支持板１４から垂直方向に延在する２つの垂直支持
板１６．１７とから成る。更に詳しく言えば、前記水平
の支持板１４には、垂直支持板１６．１７の一端が固定
され、該垂直支持板１６．１７の他端は、軟質断熱材１
２及び保温層２を貫通して上方へと突出し、高温流体移
送管１の外周囲に所定の円周長さにわたって係合し、好
ましくは溶接される。垂直支持板１６．１７は２つに限
定されるものではなく、任意の数設けることができる。

又、該垂直支持板１６．１７は、好ましくは鋼板にて作
製されるであろう。

又、水平支持板１４と高温流体移送管１の最外周部、つ
まり本実施例では軟質断熱材１２どの間は空間とするこ
ともできるが、好ましくは上述したと同じような保温材
１例えばケイ酸カルシウムボード（保温板１号−１３等
）１５が配設される。更に、垂直支持板１６．１７と各
保温材との空隙には上述したような軟質断熱材１８が充
填されるのが好ましい。

又、外装ハウジング１１は、高温流体移送管１の被覆屑
５の内側で密着して鎖管に取付けられているので水等の
侵入を防止することができるが。

該外装ハウジングの上方内部開口部周辺に形成される空
間部１９には、シール部材として上述したケイ酸カルシ
ウムボード、セラミックスファイバ又はリドフレックス
等を密に充填すれば一層の防水効果を得ることができる
。該シール部材１９及び前記保温材１３．１５は撥水加
工をしたものを用いるのが好適である。

上記の如くに構成された配管シューｌＯは、固定の支持
構造体２０の上面、好ましくはステンレス鋼板にて形成
された上部被覆板３５に外装ハウジングｔｉが槽動自在
に載置される。これによって、環境温度の変化に伴なっ
て高温流体移送管１が熱膨張及び収縮した場合には、該
配管シュー１０が支持構造体上２０をスライドし、高温
流体移送管ｌの熱膨張及び収縮を可能とする。従って、
外装ハウジング１１の少なくとも底板部分及び上部被覆
板３５は、鋼板よりも摩擦係数の小さい金属板、例えば
ＳＵＳ　３０４鋼板が好ましい、又、外装ハウジング材
の厚さは、上記補強板の１／１５〜１１５、特に１／１
０程度の厚さのものが好ましい。

配管の横ぶれを防ぐため、支持構造体には外装ハウジン
グの両側にガイド２２を設けることができる０以上、本
発明を配管シューの保温に適用した場合について説明し
たが、同様に他の機器、フランジ、弁或はスチームトラ
ップにも適用することができる。

ｌ見立１ｊ 本発明に係る高温熱機器用断熱支持装置は、外装ハウジ
ング、底部補強板、保温材及び支持板手段によりサンド
イッチ構造を形成することにより支持装置全体を保温す
るとともに、外装／＼ウジングが支持構造体上を摺動し
得る構造とされるために、高温流体移送管ｌの熱膨張及
び収縮を許容し得るという利益がある。又、保温材とし
て比強度が低いケイ酸カルシウム保温材等を使用し得る
ために断熱支持装置の重量が極めて軽減され、断熱支持
装置の耐久性を向上せしめる。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明に係る断熱支持装置の横断面図で、第
２図の線１−Ｉにとった断面である。 第２図は１本発明に係る断熱支持装置の部分縦断面図で
ある。 １：高温流体移送管 ２：保温層 ５：被覆層 ｌＯ：断熱支持装置（配管シュー） １１：外装ハウジング １２：軟質断熱材 １３．１５：保温材 １４：水平支持板 １６．１７：垂直支持板 ２０：支持構造体 ３０：締付バンド ３３：底部補強板 ３５：上部被覆板

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）高温熱機器の最外層側に取付けられた外装ハウジン
   グと、該外装ハウジング内に配置された保温材と、該保
   温材と外装ハウジング底板との間に介設された底部補強
   板と、前記高温熱機器を担持する支持板手段とを具備し
   、前記外装ハウジングが固定の支持構造体に摺動自在に
   取付けられることを特徴とする高温熱機器の断熱支持装
   置。 ２）高温熱機器は、外周囲に保温層及び被覆層を有した
   高温移送管である特許請求の範囲第１項記載の装置。 ３）外装ハウジングの少なくとも底板はステンレス鋼板
   で作製され、内部の保温材はケイ酸カルシウムボードで
   ある特許請求の範囲第１項又は第２項記載の装置。 ４）外装ハウジングは、締付バンドにより高温熱機器の
   外周囲に固定される特許請求の範囲第１項から第３項の
   いずれかの項に記載の装置。 ５）固定支持構造体の少なくとも上面は、ステンレス鋼
   板からなる上部被覆板が設けられる特許請求の範囲第１
   項又は第２項記載の装置。 ６）支持板手段は、高温熱機器を担持する垂直支持板と
   、外装ハウジング内に配置された保温材の上に載置され
   、前記垂直支持板を支持する水平支持板とから成る特許
   請求の範囲第１項から第５項のいずれかの項に記載の装
   置。