JPS5889179A - 細胞培養床 - Google Patents
細胞培養床Info
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- JPS5889179A JPS5889179A JP18694781A JP18694781A JPS5889179A JP S5889179 A JPS5889179 A JP S5889179A JP 18694781 A JP18694781 A JP 18694781A JP 18694781 A JP18694781 A JP 18694781A JP S5889179 A JPS5889179 A JP S5889179A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N5/00—Undifferentiated human, animal or plant cells, e.g. cell lines; Tissues; Cultivation or maintenance thereof; Culture media therefor
- C12N5/0068—General culture methods using substrates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2533/00—Supports or coatings for cell culture, characterised by material
- C12N2533/30—Synthetic polymers
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- Biomedical Technology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
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- Genetics & Genomics (AREA)
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- Microbiology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、哺乳類動物を始めとする生物の細胞を培養す
るために使用される細胞培養床Kllするものである。
るために使用される細胞培養床Kllするものである。
最近においてF!生物の細胞の勝々の条件下におけ−る
反応その他の特性の研究或ψは特定の細胞株(2) の活動による化1物の研究か活発に行なわれており、特
KM人工的KFi合威不用能な或ψは合成が極めて困l
Iな物質を、特定O細胞の活動を利用して製造すること
か多方面において検討されている。
反応その他の特性の研究或ψは特定の細胞株(2) の活動による化1物の研究か活発に行なわれており、特
KM人工的KFi合威不用能な或ψは合成が極めて困l
Iな物質を、特定O細胞の活動を利用して製造すること
か多方面において検討されている。
そのような物@C,具体例としては、例えばインターフ
ェロン、ホルモン、リン7オカイン、その仲を挙けるこ
とができる・ 細胞の培養は、通常細胞を培養床に植込み或いは接秒し
たものを例えd培地中に詐き、当該細胞株に適応した環
境条件下でインキュベージロンするととれよって一行な
われるか、IIIkの制約があって所期の細胞培養を行
なうことに相当に固着である。その障害のうちの大きな
ものとして培養床の間llI力・ある。
ェロン、ホルモン、リン7オカイン、その仲を挙けるこ
とができる・ 細胞の培養は、通常細胞を培養床に植込み或いは接秒し
たものを例えd培地中に詐き、当該細胞株に適応した環
境条件下でインキュベージロンするととれよって一行な
われるか、IIIkの制約があって所期の細胞培養を行
なうことに相当に固着である。その障害のうちの大きな
ものとして培養床の間llI力・ある。
即ち、正常2倍体細胞株等C接着依存性細W!は、培養
床に接着して単層で増殖するものであるので、培養収量
は使用される培養床已吠態、特にその接着性の良否によ
って大きく左右される。従来においては、多糖類C・高
分子物質、成る柚の合成重合体が培養床またはその材料
として用いられている(3) が、必ずしも良好な結果を得ることができな−ため、新
規で有用な細M培養床またはその材料の出現が強く望ま
れて−る・ 以上の如き背景下にお−て、本発明者らは新規な細胞培
養床を求めて鋭意研究を重ねた結果、スチレンとスルフ
ォン化スチレンとの共重合体若しくけスルフォン化ポリ
スチレンが接着依存性細胞に対し大きヴ接着性を有する
ことを見出し・この知見KMいて本発明を完成したもの
である。
床に接着して単層で増殖するものであるので、培養収量
は使用される培養床已吠態、特にその接着性の良否によ
って大きく左右される。従来においては、多糖類C・高
分子物質、成る柚の合成重合体が培養床またはその材料
として用いられている(3) が、必ずしも良好な結果を得ることができな−ため、新
規で有用な細M培養床またはその材料の出現が強く望ま
れて−る・ 以上の如き背景下にお−て、本発明者らは新規な細胞培
養床を求めて鋭意研究を重ねた結果、スチレンとスルフ
ォン化スチレンとの共重合体若しくけスルフォン化ポリ
スチレンが接着依存性細胞に対し大きヴ接着性を有する
ことを見出し・この知見KMいて本発明を完成したもの
である。
本発明の主たる目的は、高−効率で細胞培養を行なうこ
とのできる新規な細胞培養床を提供するにある。
とのできる新規な細胞培養床を提供するにある。
本発明の他の目的は、高埴培養収量で細胞培養を行なう
ことのできる細胞培養床を提供するKあるO 本発明の特徴とするところは、スチレンとスルフォン化
スチレンとの共重合体若しくはスルフォン化ポリスチレ
ンによ多、細胞培養床の表面を形成せしめる点にある。
ことのできる細胞培養床を提供するKあるO 本発明の特徴とするところは、スチレンとスルフォン化
スチレンとの共重合体若しくはスルフォン化ポリスチレ
ンによ多、細胞培養床の表面を形成せしめる点にある。
以下本発明について具体的に説明する。
(4)
本発明においては、スチレンとp−スルフォン化スチレ
ンとを共重合せしtて得られる共重合体C以下、「S共
重合体」という。)、若しくけスチレンを重合せしめて
得られるポリスチレンをスルフォン化剤によりスルフォ
ン化して得られるスルフォン化ポリスチレンにより細胞
培養床を構成せしめ一或≠は前記S共重合体若しくはス
ルフォン化ポリスチレンよ〕成る表面層を、細胞培養床
用1に体の表面に形成して細胞培養床とする。
ンとを共重合せしtて得られる共重合体C以下、「S共
重合体」という。)、若しくけスチレンを重合せしめて
得られるポリスチレンをスルフォン化剤によりスルフォ
ン化して得られるスルフォン化ポリスチレンにより細胞
培養床を構成せしめ一或≠は前記S共重合体若しくはス
ルフォン化ポリスチレンよ〕成る表面層を、細胞培養床
用1に体の表面に形成して細胞培養床とする。
例えけ第1図に示すように、シャーレ或いはペトリ皿等
のガラス器より成る面状基体10表面に、前記S共重合
体若しくはスルフォン化ポリスチレンより成る表面N2
′に一形成し、以って平面培養に供される培−養床を構
成せしめる0この場合において、表面層2を形成するた
めの方法としては任意の手段を利用することができるが
、最も簡単には、前記S共重合体若しく−は誠ルフオン
化ポリスチレンの揮発性溶゛剤による溶液1創記基体1
0表面上に滴下しfC後当該表面上において展開せしめ
、溶剤を揮発蒸散せしめる方法を利用することができ(
5) るO 或ψj−11!2図に示すように、従来にお−て培養床
として有効な微粒子担体の材料である例えばアクリルア
1ド系重合体または多糖顯高分子物質略の微粒子より成
る微粒子状基体110外表面に、前記S共重合体基り、
<けスルフォン化ポリスチレンよ構成る表面層12を
形成する◎ここで前記微粒子状基体11−とじて社、培
養する″′細胞の増殖を阻害するような毒性を有しない
ものであれば任意のものを用いることができるが、そO
粒径t!10〜”5004m4特K 50〜lOO*m
の範囲内であることが好ま−しい。そして微粒子状基体
11の表面に前記表面層12を形成するためKFi種々
の方法を利用することができ、例えば前記S共重合体若
しくはスルフォン化ポリスチレンの溶液中に微粒子状基
体を浸漬して乾燥せしめる溶解法、或いは前記8共重合
体若しくはスルフォン化ポリスチレンを加熱溶融せしめ
た洛中に微粒子状基体を浸漬する溶融法等を簡便な方法
として挙けることができる。
のガラス器より成る面状基体10表面に、前記S共重合
体若しくはスルフォン化ポリスチレンより成る表面N2
′に一形成し、以って平面培養に供される培−養床を構
成せしめる0この場合において、表面層2を形成するた
めの方法としては任意の手段を利用することができるが
、最も簡単には、前記S共重合体若しく−は誠ルフオン
化ポリスチレンの揮発性溶゛剤による溶液1創記基体1
0表面上に滴下しfC後当該表面上において展開せしめ
、溶剤を揮発蒸散せしめる方法を利用することができ(
5) るO 或ψj−11!2図に示すように、従来にお−て培養床
として有効な微粒子担体の材料である例えばアクリルア
1ド系重合体または多糖顯高分子物質略の微粒子より成
る微粒子状基体110外表面に、前記S共重合体基り、
<けスルフォン化ポリスチレンよ構成る表面層12を
形成する◎ここで前記微粒子状基体11−とじて社、培
養する″′細胞の増殖を阻害するような毒性を有しない
ものであれば任意のものを用いることができるが、そO
粒径t!10〜”5004m4特K 50〜lOO*m
の範囲内であることが好ま−しい。そして微粒子状基体
11の表面に前記表面層12を形成するためKFi種々
の方法を利用することができ、例えば前記S共重合体若
しくはスルフォン化ポリスチレンの溶液中に微粒子状基
体を浸漬して乾燥せしめる溶解法、或いは前記8共重合
体若しくはスルフォン化ポリスチレンを加熱溶融せしめ
た洛中に微粒子状基体を浸漬する溶融法等を簡便な方法
として挙けることができる。
既述の面状基体1に表面層2を形成して成る事(6)
発明!111艶培養床は、実験室塾−における規模で実
施する上で便利に用いる゛ことができ、−また微粒子状
基体11に表面層12を形毅LT成る本発明細胞培養床
は、その容積に対して表面積が極tて大きいため細胞培
養に有効な面積かスきく得られ、従って単層で増殖する
接着依存性細胞の培養を工穿的規模で実施する上で極め
て鳴動である。
施する上で便利に用いる゛ことができ、−また微粒子状
基体11に表面層12を形毅LT成る本発明細胞培養床
は、その容積に対して表面積が極tて大きいため細胞培
養に有効な面積かスきく得られ、従って単層で増殖する
接着依存性細胞の培養を工穿的規模で実施する上で極め
て鳴動である。
以上の例に限らず、本発明においては、細胞の培養床と
して有効な形態の基体の表面に既述と同様の表面層を設
けて構成することもでき、この場合をも含めて、前記S
共重合体若しくはスルフォン化ポリスチレンよ構成る表
面層の厚さは任意であり、例えば当該表面層が単分子膜
より成るものであっても有効である・この厚さか人きく
なっても側段作用効果に大差はない。従って、前記表面
層の形成に際してII′i基体の表面の・全面に表面層
が形毅されるようにすることが釣ましいが、部分的に形
成されている場合であっても勿論有効である。
して有効な形態の基体の表面に既述と同様の表面層を設
けて構成することもでき、この場合をも含めて、前記S
共重合体若しくはスルフォン化ポリスチレンよ構成る表
面層の厚さは任意であり、例えば当該表面層が単分子膜
より成るものであっても有効である・この厚さか人きく
なっても側段作用効果に大差はない。従って、前記表面
層の形成に際してII′i基体の表面の・全面に表面層
が形毅されるようにすることが釣ましいが、部分的に形
成されている場合であっても勿論有効である。
−また以上のように、適当なMg2の表面に前記表面層
を形成するIm鮫に限られず、例えば前配S共(7) 重合体老しくはスルフォン化ポリスチレンそのものを材
質として面状或いFi徽粒子状の培養床を構成ゼしめる
ことも可能である・ 本発明において用いることのできる8共重合体は、例え
ば、スチレンとp−スルフォン化スチレンとの混合溶液
に重合触媒を加えて熱重合せしめる方法により製造する
ことができ、スチレンとp−スルフォン化スチレンとの
割合を変えるこ七によ)、種々のスルフォン基導入率の
S共重合体が得られる。
を形成するIm鮫に限られず、例えば前配S共(7) 重合体老しくはスルフォン化ポリスチレンそのものを材
質として面状或いFi徽粒子状の培養床を構成ゼしめる
ことも可能である・ 本発明において用いることのできる8共重合体は、例え
ば、スチレンとp−スルフォン化スチレンとの混合溶液
に重合触媒を加えて熱重合せしめる方法により製造する
ことができ、スチレンとp−スルフォン化スチレンとの
割合を変えるこ七によ)、種々のスルフォン基導入率の
S共重合体が得られる。
また、スルフォン、化ポリスチレンは公知の方法によっ
て得ることができ、例えば次のようにして好ましいもの
を製造することができる。即ち、数平均分子量に対する
重量平均分子量の比の値が1.1以下で平均分子量が2
0万程度のポリスチレンを、室温下において、ジクロル
エタンKINせしめ、以ってポリスチレン溶液を作る。
て得ることができ、例えば次のようにして好ましいもの
を製造することができる。即ち、数平均分子量に対する
重量平均分子量の比の値が1.1以下で平均分子量が2
0万程度のポリスチレンを、室温下において、ジクロル
エタンKINせしめ、以ってポリスチレン溶液を作る。
ここに用いるジクロルエタン中には、触媒であるトリエ
チルリン酸を予め溶解させておく、このポリスチレン溶
液を、温度−30℃に保った液状のr型無水(8) 硫酸中に滴下して加え、その後放置して温度を室温まで
昇温させ、以ってポリスチレンをスルフォン化させるこ
とによってスルフォン化ポリスチレンを得る◎ここにお
いて、用いるジクロルエタンの量はポリスチレンIgK
対して約10mA程度で)、ればよく、)リエチルリン
rlDK対する無水硫酸のモルJtは1〜3の範囲、ま
たポリスチレンに対する無水硫l!cモル比tlE70
.14〜5の範囲とすればよい。そしてポリスチレンに
対する無水硫酸の割合を変えることによって、得られる
スルフォン化ポリスチレンのスルフォン仕度、即ちポリ
スチレンにおt−tルスル7オン基が導入されたベンゼ
ン環の全ベンゼン票に苅する割合を制御することができ
る。
チルリン酸を予め溶解させておく、このポリスチレン溶
液を、温度−30℃に保った液状のr型無水(8) 硫酸中に滴下して加え、その後放置して温度を室温まで
昇温させ、以ってポリスチレンをスルフォン化させるこ
とによってスルフォン化ポリスチレンを得る◎ここにお
いて、用いるジクロルエタンの量はポリスチレンIgK
対して約10mA程度で)、ればよく、)リエチルリン
rlDK対する無水硫酸のモルJtは1〜3の範囲、ま
たポリスチレンに対する無水硫l!cモル比tlE70
.14〜5の範囲とすればよい。そしてポリスチレンに
対する無水硫酸の割合を変えることによって、得られる
スルフォン化ポリスチレンのスルフォン仕度、即ちポリ
スチレンにおt−tルスル7オン基が導入されたベンゼ
ン環の全ベンゼン票に苅する割合を制御することができ
る。
本発明細胞培養床は以上のようなllI鱗であって、そ
の細胞の増殖が行ηわれる表面ヵliJ配S共重合体若
しくはスルフォン化ポリスチレンによす形cされている
ため、後述する実験例の結果がら明がなように、細胞の
接着性が化〈て増殖が円滑に進行し、従って所期の細胞
の培養、特に単層で増殖(9) する接着依存性細胞の培養を高い効率で行シうことがで
きる。そして微粒子状の本発明細胞培養床によれば、大
きな細胞培養面積を得ることがてきるので、上述の高い
効率の培養が達ψされることと相俟って、極めて大きな
培養収量を得ることが可能とな)、工業的規模で細胞の
培養を実施することが可能となる。
の細胞の増殖が行ηわれる表面ヵliJ配S共重合体若
しくはスルフォン化ポリスチレンによす形cされている
ため、後述する実験例の結果がら明がなように、細胞の
接着性が化〈て増殖が円滑に進行し、従って所期の細胞
の培養、特に単層で増殖(9) する接着依存性細胞の培養を高い効率で行シうことがで
きる。そして微粒子状の本発明細胞培養床によれば、大
きな細胞培養面積を得ることがてきるので、上述の高い
効率の培養が達ψされることと相俟って、極めて大きな
培養収量を得ることが可能とな)、工業的規模で細胞の
培養を実施することが可能となる。
本発明細胞培養床け1々のssmの培11に供して土建
の利益が得られる。ここに細胞の稼IIIまたは細胞株
は特に限定されるものではないが、その例を挙けると、
例えにハムスター肺細胞V−79、と)胎児肺細胞MR
C5、チンパンジー肝繊維芽細胞、ヒト包皮細胞、ニワ
トリ胎児繊維芽細胞その他がある。
の利益が得られる。ここに細胞の稼IIIまたは細胞株
は特に限定されるものではないが、その例を挙けると、
例えにハムスター肺細胞V−79、と)胎児肺細胞MR
C5、チンパンジー肝繊維芽細胞、ヒト包皮細胞、ニワ
トリ胎児繊維芽細胞その他がある。
本発明における上述の効果が得られる理由の一つとして
S共重合体若しくはスルフォン化ポリスチレンのスルフ
ォン基によって親水性を帯有することが指摘されるが、
単にポリスチレンが新水性を帯有すればそれで良好な細
胞培養床材料となるものでけな一〇これは、スルフォン
基の導入割合(10) が大きくなるに従ってその特性か向上するものではない
こと、及びスルフォン基の代シにカルボキシル基を導入
してポリスチレンに&水性を帯有せしめても良好な細胞
培養床材料は得られないことからも判断される〇 以下本発明の作用効果を確認するために行なった実験に
ついて説明する。
S共重合体若しくはスルフォン化ポリスチレンのスルフ
ォン基によって親水性を帯有することが指摘されるが、
単にポリスチレンが新水性を帯有すればそれで良好な細
胞培養床材料となるものでけな一〇これは、スルフォン
基の導入割合(10) が大きくなるに従ってその特性か向上するものではない
こと、及びスルフォン基の代シにカルボキシル基を導入
してポリスチレンに&水性を帯有せしめても良好な細胞
培養床材料は得られないことからも判断される〇 以下本発明の作用効果を確認するために行なった実験に
ついて説明する。
実験例1
スチレンと、その組成比がモル%で0.4.1.8.2
.5.5.0.6.5 及び9.9となるm合のp−
スルフォン化スチレンとを共重合せしめて、互にスルフ
ォン基の導入割合の異なる合計6種のS共重合体を作シ
、これらを試料としてその各々をベンゼンKlee当k
) 5 mg (D IJ合で溶解せしめ、得られた試
料溶液を直径35闘のガラスシャーレの底面に滴下して
展開せしめ、温度100℃で24時間真空乾燥してS共
重合体の5薄層を形成し、以って合計611の本発明細
胞培養床を作った。なお、p−スルフォン化スチレンを
9.9モル%となる割合で用−たS共重合体については
、溶剤として、ペンゼ(11) ンとエチルアルコールとの割合が9:1の混合溶剤を用
いた◎ 前記6種の細胞培養床を24時間高温で殺菌処理した後
、別途培養してお−たチャイニーズ八人スター肺由来の
細胞株v−79を0.25%のトリプシン溶液によって
遊離の細胞として植込み、105g牛脂児自清含有のイ
ーグルMEM培地を用い、炭酸ガス5襲と空気95%の
ガス雰囲気のインキュベーター中におりて、温度37℃
で細胞培養を行なった・ 培養時間が120分間に達したときにシャーレをインキ
ュベーターから取〕出し、培地を除き、リン酸緩衝生理
食塩水で洗浄後プpナーゼEDTム溶液を各シャーレに
1 wmL加えることによル、培養床表面に接着してい
た細胞を遊離させ、血球計算盤を用−て細胞数を測定し
た。そしてp−スルフォン化スチレンの組成比と、接着
して―た細胞数の全細胞数に対する割合との関係を求め
た。結果は第3図に示す通〕である。
.5.5.0.6.5 及び9.9となるm合のp−
スルフォン化スチレンとを共重合せしめて、互にスルフ
ォン基の導入割合の異なる合計6種のS共重合体を作シ
、これらを試料としてその各々をベンゼンKlee当k
) 5 mg (D IJ合で溶解せしめ、得られた試
料溶液を直径35闘のガラスシャーレの底面に滴下して
展開せしめ、温度100℃で24時間真空乾燥してS共
重合体の5薄層を形成し、以って合計611の本発明細
胞培養床を作った。なお、p−スルフォン化スチレンを
9.9モル%となる割合で用−たS共重合体については
、溶剤として、ペンゼ(11) ンとエチルアルコールとの割合が9:1の混合溶剤を用
いた◎ 前記6種の細胞培養床を24時間高温で殺菌処理した後
、別途培養してお−たチャイニーズ八人スター肺由来の
細胞株v−79を0.25%のトリプシン溶液によって
遊離の細胞として植込み、105g牛脂児自清含有のイ
ーグルMEM培地を用い、炭酸ガス5襲と空気95%の
ガス雰囲気のインキュベーター中におりて、温度37℃
で細胞培養を行なった・ 培養時間が120分間に達したときにシャーレをインキ
ュベーターから取〕出し、培地を除き、リン酸緩衝生理
食塩水で洗浄後プpナーゼEDTム溶液を各シャーレに
1 wmL加えることによル、培養床表面に接着してい
た細胞を遊離させ、血球計算盤を用−て細胞数を測定し
た。そしてp−スルフォン化スチレンの組成比と、接着
して―た細胞数の全細胞数に対する割合との関係を求め
た。結果は第3図に示す通〕である。
この図の結果から、本発明細胞培養床によれば(12)
接着する細胞の割合が大きく、良好で高い効率の細胞培
養が行なわれることが明かである。併せて、p−スルフ
ォン化スチレンの紐砂比か直くなるに従って接着細胞の
割合が大−に$大することが明かである。
養が行なわれることが明かである。併せて、p−スルフ
ォン化スチレンの紐砂比か直くなるに従って接着細胞の
割合が大−に$大することが明かである。
実験例2
実験例1と同様にして培養時間、を3日間とし、接着し
て−る細胞数を測定し、p−スルフォン化スチレンの組
成比と、接着細胞数との関係を求めた。結果Fi第4図
に示す通ルである。
て−る細胞数を測定し、p−スルフォン化スチレンの組
成比と、接着細胞数との関係を求めた。結果Fi第4図
に示す通ルである。
この図の結果がら、本発明細胞培養床によれば、大きな
培養収量が得られること、及びその培養収量hp−スル
フォン化スチレンの組成比が65モル%のものまではそ
の組成比が高くなるに従って増加することが明力である
。
培養収量が得られること、及びその培養収量hp−スル
フォン化スチレンの組成比が65モル%のものまではそ
の組成比が高くなるに従って増加することが明力である
。
実験例3
既述の方法に従い、無水硫酷の割合を変えてポリスチレ
ンをスルフォン化させて、スルフォン化度がモル弧で1
.13.25.30,42.91及び98の合計7種の
スルフォン化ポリスチレンを作シ、(13) これらを試料としたほかは実験例IKおけると同様にし
て本発明細胞培養床を作シ、同様の培養実験を行なった
。なおスルフォン化度が13モル襲以上の試料につφて
はベンゼン−エチルアルコール混合溶剤を用いた。そし
て培養時間120分間経過後における接着細胞数の全細
胞’IkK対する割合と、スルフォン化ポリスチレンの
スルフォン化度との関係を求めた。結果は第5図に示す
通9である。
ンをスルフォン化させて、スルフォン化度がモル弧で1
.13.25.30,42.91及び98の合計7種の
スルフォン化ポリスチレンを作シ、(13) これらを試料としたほかは実験例IKおけると同様にし
て本発明細胞培養床を作シ、同様の培養実験を行なった
。なおスルフォン化度が13モル襲以上の試料につφて
はベンゼン−エチルアルコール混合溶剤を用いた。そし
て培養時間120分間経過後における接着細胞数の全細
胞’IkK対する割合と、スルフォン化ポリスチレンの
スルフォン化度との関係を求めた。結果は第5図に示す
通9である。
この図の結果から、スルフォン化度が30−以下、特に
約20弧程度のスルフォン化ポリスチレンによれけ接着
細胞数の割合が極めて大きいことが明かである・そして
スルフォン化度があまシ高くなると接着細胞数の割合が
低下するようになるので、スルフォン化度Fiso%以
下であるものが好ましいことが判断される。
約20弧程度のスルフォン化ポリスチレンによれけ接着
細胞数の割合が極めて大きいことが明かである・そして
スルフォン化度があまシ高くなると接着細胞数の割合が
低下するようになるので、スルフォン化度Fiso%以
下であるものが好ましいことが判断される。
以上述べた各実験例の結果から、本発明にお−て用いる
8共重杏体、若しくはスルフォン化がリスチレンは、そ
のスチレン単位のベンゼン環の50弧以下のものがスル
フォン基を有することが好ましく14) く、20%程度のベンゼン環かスルフォン基を有すると
特に良好な培養を行ない得ることが理解される◎ 実験例4 実験例3におけやスルフォン化度25モル%のスルフォ
ン化ポリスチレンの溶液中に、平均粒径70μmの架橋
デキストランよ多床る微粒子を浸漬して引き上け、温度
100℃で乾燥せしめ、以って前1徽粒子の表面にスル
フォン化ポリスチレンの薄層を形成して本発明細胞培養
床を作った。これを加熱殺菌処理した後培養タンク内に
入れ、実験例1にお社ると同様の細胞株を、同様の培地
を用い同様の雰囲気条件下で3日間に亘って培養した。
8共重杏体、若しくはスルフォン化がリスチレンは、そ
のスチレン単位のベンゼン環の50弧以下のものがスル
フォン基を有することが好ましく14) く、20%程度のベンゼン環かスルフォン基を有すると
特に良好な培養を行ない得ることが理解される◎ 実験例4 実験例3におけやスルフォン化度25モル%のスルフォ
ン化ポリスチレンの溶液中に、平均粒径70μmの架橋
デキストランよ多床る微粒子を浸漬して引き上け、温度
100℃で乾燥せしめ、以って前1徽粒子の表面にスル
フォン化ポリスチレンの薄層を形成して本発明細胞培養
床を作った。これを加熱殺菌処理した後培養タンク内に
入れ、実験例1にお社ると同様の細胞株を、同様の培地
を用い同様の雰囲気条件下で3日間に亘って培養した。
一方、スルフォン什ポリスチレンC鍔層を形成しない微
粒子をその11比較用細胞培養床として用いた行かは全
く同様にして細胞培養を行なったが、本発明による細胞
培養床を用いた場合の培養収量は、比較用培養収量の約
15倍であった。
粒子をその11比較用細胞培養床として用いた行かは全
く同様にして細胞培養を行なったが、本発明による細胞
培養床を用いた場合の培養収量は、比較用培養収量の約
15倍であった。
第1図及び第2図は本発明MJl胞培養床の−例及(1
5) び他の例につψての説明用断面図、第3図〜第50は本
発明細胞培養床によ)行なった細胞培養゛集験の結果を
示す説明用線図である・ 1・・・面吠基体 11・・・微粒子状基体2
.12−・・表面層 11開’558−89179 <’5)第 1図 第2図 P−又ルフィ’、fuチレ〉 P−λルフvXLスナレ〉 第50 スルフィン化度
5) び他の例につψての説明用断面図、第3図〜第50は本
発明細胞培養床によ)行なった細胞培養゛集験の結果を
示す説明用線図である・ 1・・・面吠基体 11・・・微粒子状基体2
.12−・・表面層 11開’558−89179 <’5)第 1図 第2図 P−又ルフィ’、fuチレ〉 P−λルフvXLスナレ〉 第50 スルフィン化度
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 l)スチレンとスルフォン化スチレンとの共重合体若し
くけスルフォン化ポリスチレンによルその表面が形1さ
れてψることを特徴とするsit培養床。 2)基体と、この基体のll1iを被at−するよう形
成した、スチレンとスルフォン化スチレンとの共重合体
若しくはスルフォン化ポリスチレンより成る表面膜とよ
ル成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記駅の細
胞培養床。 3)前記基体がl1粒子であることを特徴とする特許請
求の範囲第2項記撃の細胞培養床。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18694781A JPS5889179A (ja) | 1981-11-24 | 1981-11-24 | 細胞培養床 |
EP19820306271 EP0080384B1 (en) | 1981-11-24 | 1982-11-24 | A bed for culturing biological cells and a culture method employing said bed |
DE8282306271T DE3265897D1 (en) | 1981-11-24 | 1982-11-24 | A bed for culturing biological cells and a culture method employing said bed |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18694781A JPS5889179A (ja) | 1981-11-24 | 1981-11-24 | 細胞培養床 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5889179A true JPS5889179A (ja) | 1983-05-27 |
Family
ID=16197504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18694781A Pending JPS5889179A (ja) | 1981-11-24 | 1981-11-24 | 細胞培養床 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0080384B1 (ja) |
JP (1) | JPS5889179A (ja) |
DE (1) | DE3265897D1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4952506A (en) * | 1986-04-28 | 1990-08-28 | Rohm And Haas Company | Immobilization of nonanchorage-dependent cells |
WO1990002145A1 (en) * | 1988-08-22 | 1990-03-08 | Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation | Acid treated polyacrylic acid grafted fluorocarbon polymer surface for cell attachment |
JPH04501806A (ja) * | 1989-05-23 | 1992-04-02 | ユニシン・ファイバーテック・コーポレーション | 基質依存性細胞の増殖促進方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1525022A (en) * | 1975-05-21 | 1978-09-20 | Beecham Group Ltd | Cell culture method |
US4024020A (en) * | 1975-12-15 | 1977-05-17 | Monsanto Company | Method of cell culture on polyacrylonitrile surface |
JPS5642584A (en) * | 1979-09-18 | 1981-04-20 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Cell cultivation method |
-
1981
- 1981-11-24 JP JP18694781A patent/JPS5889179A/ja active Pending
-
1982
- 1982-11-24 DE DE8282306271T patent/DE3265897D1/de not_active Expired
- 1982-11-24 EP EP19820306271 patent/EP0080384B1/en not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3265897D1 (en) | 1985-10-03 |
EP0080384A1 (en) | 1983-06-01 |
EP0080384B1 (en) | 1985-08-28 |
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