JPS588891Y2 - 内燃機関のウエツトサイレンサ− - Google Patents
内燃機関のウエツトサイレンサ−Info
- Publication number
- JPS588891Y2 JPS588891Y2 JP5908678U JP5908678U JPS588891Y2 JP S588891 Y2 JPS588891 Y2 JP S588891Y2 JP 5908678 U JP5908678 U JP 5908678U JP 5908678 U JP5908678 U JP 5908678U JP S588891 Y2 JPS588891 Y2 JP S588891Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gap
- cylinder
- engine
- exhaust gas
- cooling water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は漁船用海水冷却機関等に採用され、機関を冷却
した後の放出冷却水(海水)を排気ガスと混合して大気
中又は海水中へ排出する形式のウエットサイレンサーに
関する。
した後の放出冷却水(海水)を排気ガスと混合して大気
中又は海水中へ排出する形式のウエットサイレンサーに
関する。
従来は例えば第1図の如く、一体鋳造したウエットサイ
レンサーW1の入口フランジ1を排気マニホールド2の
出口に接続し、内筒3の外側に環状の隙間4をへだで5
外筒5を設け、外筒5に設けた冷却水人口6を機関の氷
室出口へ接続している。
レンサーW1の入口フランジ1を排気マニホールド2の
出口に接続し、内筒3の外側に環状の隙間4をへだで5
外筒5を設け、外筒5に設けた冷却水人口6を機関の氷
室出口へ接続している。
ところがその場合は隙間4の出ロアが狭められることも
なく単に外筒5内に開口しているため、入口6から隙間
4内へ流入した放出冷却水が隙間4内に充満せず、即ち
内筒3の外周に水の層を形成せず、主として隙間4の下
側部分から外筒5内へ放出される形になるため、内筒3
から噴出する排気ガスとの混合が悪く、冷却水が排気ガ
スの流れに対し抵抗となり、機関側排気温度の上昇をき
たす不具合があった。
なく単に外筒5内に開口しているため、入口6から隙間
4内へ流入した放出冷却水が隙間4内に充満せず、即ち
内筒3の外周に水の層を形成せず、主として隙間4の下
側部分から外筒5内へ放出される形になるため、内筒3
から噴出する排気ガスとの混合が悪く、冷却水が排気ガ
スの流れに対し抵抗となり、機関側排気温度の上昇をき
たす不具合があった。
又外筒5の全周が冷却水により均一には冷却されないた
め、外筒5の先端のゴムホース装着用小径部8を入口フ
ランジ1から光分離さなければゴムホースが熱で変質す
る恐れがあった。
め、外筒5の先端のゴムホース装着用小径部8を入口フ
ランジ1から光分離さなければゴムホースが熱で変質す
る恐れがあった。
一体鋳造形式であるため製造コストも高くなりやすい。
本考案は上記従来の問題を解決するため、排気ガス中へ
の冷却水の混入方法に改良を加え、排気ガスの流れに対
する抵抗を増大させることなく消音効果をあげ、しかも
形状をコンパクトにまとめることを目的としており、第
2.第3図に実施例を示す。
の冷却水の混入方法に改良を加え、排気ガスの流れに対
する抵抗を増大させることなく消音効果をあげ、しかも
形状をコンパクトにまとめることを目的としており、第
2.第3図に実施例を示す。
第2図のウエットサイレンサーW2は内筒10と外筒1
1で構成されており、内筒10は概ね水平な基端部(図
の右端部)に設けた外向きフランジ12の部分で排気マ
ニホールド2に複数個のボルトで締着され、排気マニホ
ールド2内の排気ガス出口13と連通し、途中から斜め
下方へ傾斜している。
1で構成されており、内筒10は概ね水平な基端部(図
の右端部)に設けた外向きフランジ12の部分で排気マ
ニホールド2に複数個のボルトで締着され、排気マニホ
ールド2内の排気ガス出口13と連通し、途中から斜め
下方へ傾斜している。
内筒10はフランジ12の近傍に外向きフランジ15を
一体に備え、フランジ15の上端部を機関側(図の右方
)へ張出してそこに放出冷却水人口14を設け、この人
口14をフランジ15内の通路16をへて内外筒間の隙
間17の機関側端部へ接続している。
一体に備え、フランジ15の上端部を機関側(図の右方
)へ張出してそこに放出冷却水人口14を設け、この人
口14をフランジ15内の通路16をへて内外筒間の隙
間17の機関側端部へ接続している。
外筒11は機関側の端部に溶着した外向きフランジ1B
を複数個のボルトによりフランジ15に締着することに
より内筒10と同心に保持される。
を複数個のボルトによりフランジ15に締着することに
より内筒10と同心に保持される。
外筒11で覆われている範囲の内筒10の外周面には螺
旋突条20を設け、螺旋溝21を形成している。
旋突条20を設け、螺旋溝21を形成している。
突条20は内筒10の先端外周に設けた環状リブ22と
連続し、リブ22の周囲に狭い環状ノズル23ができて
いる。
連続し、リブ22の周囲に狭い環状ノズル23ができて
いる。
外筒11には内筒10の先端を僅かに越えた部分にテー
パ一部24を介して小径部25が一体に接続しており、
小径部25にはゴムホース26の一端が嵌合してホース
バンド等により固定され、ゴムホース26は下方へ延び
、海面上方の空間又は海水中に開口する。
パ一部24を介して小径部25が一体に接続しており、
小径部25にはゴムホース26の一端が嵌合してホース
バンド等により固定され、ゴムホース26は下方へ延び
、海面上方の空間又は海水中に開口する。
冷却水人口14は内筒10に対し第3図の如く概ね接線
方向に設けてあり、又螺旋溝21の方向は、入口14か
ら隙間17内に接線方向に流入した放出冷却水が、螺旋
溝21に沿い滑らかに隙間17内を旋回するように定め
である。
方向に設けてあり、又螺旋溝21の方向は、入口14か
ら隙間17内に接線方向に流入した放出冷却水が、螺旋
溝21に沿い滑らかに隙間17内を旋回するように定め
である。
機関運転中、機関の燃焼室から排出された排気ガスは、
排気マニホールド2の排気ガス出口13から実線矢印で
示す如く内筒10内に入り、第2図左端の開口部から外
筒11内へ噴出する。
排気マニホールド2の排気ガス出口13から実線矢印で
示す如く内筒10内に入り、第2図左端の開口部から外
筒11内へ噴出する。
一方、機関の水室内を冷却水ポンプの吐出圧により強制
的に通過した冷却水(海水)は、氷室出口から冷却水人
口14をへて隙間17内へその接線方向に圧入され、螺
旋溝21の作用により隙間17内を旋回し、隙間17内
を充満した状態でノズル23の部分から旋回しながら噴
出し、テーパ一部24に衝突して方向を変え、下流(図
の左方)へ向い細くなる円錐殻を形成するように流路の
中央方向へ向い、内筒10から噴出する排気ガス全体を
横切りながら、排気ガス全体とよく混合する。
的に通過した冷却水(海水)は、氷室出口から冷却水人
口14をへて隙間17内へその接線方向に圧入され、螺
旋溝21の作用により隙間17内を旋回し、隙間17内
を充満した状態でノズル23の部分から旋回しながら噴
出し、テーパ一部24に衝突して方向を変え、下流(図
の左方)へ向い細くなる円錐殻を形成するように流路の
中央方向へ向い、内筒10から噴出する排気ガス全体を
横切りながら、排気ガス全体とよく混合する。
排気ガスと放出冷却水は混合ガスの状態となってホース
26内を破線矢印方向に流れ、ホース26の先端が海面
上の大気中に開放している場合は海面に向い噴出し、ホ
ース26の先端が海水中に浸漬している場合は海水中へ
噴出する。
26内を破線矢印方向に流れ、ホース26の先端が海面
上の大気中に開放している場合は海面に向い噴出し、ホ
ース26の先端が海水中に浸漬している場合は海水中へ
噴出する。
隙間17内で冷却水は螺旋溝21に案内されて急速に旋
回し、ノズル23から旋回しながら噴出する水は、遠心
力にまり外筒11の内面に押し付けられた状態で外筒1
1の内面に厚い水膜を形成し、テーパ一部24に於て方
向が変わり、排気ガス中に喰い込むように、排気ガスを
横切り排気ガスと混合する。
回し、ノズル23から旋回しながら噴出する水は、遠心
力にまり外筒11の内面に押し付けられた状態で外筒1
1の内面に厚い水膜を形成し、テーパ一部24に於て方
向が変わり、排気ガス中に喰い込むように、排気ガスを
横切り排気ガスと混合する。
以上説明したように本考案は内燃機関の排気ガス出口1
3に基端が接続した内筒10の外側に、環状断面の隙間
17をへだて\外筒11を被せ、隙間17の機関側端部
を閉塞し、外筒11を内筒10の先端を越えて延長せし
め、内外筒10゜11間の隙間17の機関側端部又はそ
の近傍を機関の氷室出口に接続し、内筒10の外周と外
筒11の内周の一方又は双方に螺旋溝を形成したことを
特徴としているので、本考案によると、(1)高温の内
筒10の外周面を隙間17内に充満した冷却水が覆い、
又螺旋溝21の作用によりノズル23から旋回しながら
噴出した冷却水は、遠心力にまり外筒11の内面に厚い
水膜を形成するので、冷却水が排気ガスの流れに対し抵
抗を与える恐れがなく、排気ガスと冷却水との混合がよ
くなり、消音効果が増大する。
3に基端が接続した内筒10の外側に、環状断面の隙間
17をへだて\外筒11を被せ、隙間17の機関側端部
を閉塞し、外筒11を内筒10の先端を越えて延長せし
め、内外筒10゜11間の隙間17の機関側端部又はそ
の近傍を機関の氷室出口に接続し、内筒10の外周と外
筒11の内周の一方又は双方に螺旋溝を形成したことを
特徴としているので、本考案によると、(1)高温の内
筒10の外周面を隙間17内に充満した冷却水が覆い、
又螺旋溝21の作用によりノズル23から旋回しながら
噴出した冷却水は、遠心力にまり外筒11の内面に厚い
水膜を形成するので、冷却水が排気ガスの流れに対し抵
抗を与える恐れがなく、排気ガスと冷却水との混合がよ
くなり、消音効果が増大する。
(2)螺旋溝21を形成しているため螺旋突条20が適
度な抵抗を与え、これにより冷却水が隙間17内に充満
して外筒11に対し均一な断熱作用を及ぼし、外@11
を短くできる。
度な抵抗を与え、これにより冷却水が隙間17内に充満
して外筒11に対し均一な断熱作用を及ぼし、外@11
を短くできる。
即ち外筒11が短い場合にもゴムホース26が熱で変質
する恐れはなくなる。
する恐れはなくなる。
なお冷却水人口14は隙間17内へ流入した冷却水が螺
旋溝21の作用により充分な旋回運動を行うことができ
るように、できるたけ隙間17の機関側端部に設けるこ
とが好ましいが、適度な旋回運動を与え得る場合は隙間
17の長手方向中央側へ偏倚した位置にあっても差支え
ない。
旋溝21の作用により充分な旋回運動を行うことができ
るように、できるたけ隙間17の機関側端部に設けるこ
とが好ましいが、適度な旋回運動を与え得る場合は隙間
17の長手方向中央側へ偏倚した位置にあっても差支え
ない。
又内筒10の外周面に螺旋溝21を設ける代りに、外筒
11の内周面に螺旋溝を設けてもよく、可能な場合は互
に干渉しない螺旋溝を内筒10の外周面と外筒11の内
周面の双方に設けても差支えない。
11の内周面に螺旋溝を設けてもよく、可能な場合は互
に干渉しない螺旋溝を内筒10の外周面と外筒11の内
周面の双方に設けても差支えない。
その場合は内外筒の放熱効果が向上し、冷却水の旋回運
動が円滑になる。
動が円滑になる。
第1図は従来例を示す縦断面図、第2図は本考案の構造
を示す縦断面図、第3図は第2図の■■断面図である。 10・・・内筒、11・・・外筒、13・・・排気ガス
出口。 17・・・隙間、21・・・螺旋溝。
を示す縦断面図、第3図は第2図の■■断面図である。 10・・・内筒、11・・・外筒、13・・・排気ガス
出口。 17・・・隙間、21・・・螺旋溝。
Claims (1)
- 内燃機関の排気ガス出口13に基端が接続した内筒10
の外側に、環状断面の隙間17をへだでて外筒11を被
せ、隙間17の機関側端部を閉塞し、外筒11を内筒1
0の先端を越えて延長せしめ、内外筒10,11間の隙
間17の機関側端部又はその近傍を機関の氷室出口に接
続し、内筒10の外周と外筒11の内周の一方又は双方
に螺旋溝を形成したことを特徴とする内燃機関のウエッ
トサイレンサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5908678U JPS588891Y2 (ja) | 1978-04-28 | 1978-04-28 | 内燃機関のウエツトサイレンサ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5908678U JPS588891Y2 (ja) | 1978-04-28 | 1978-04-28 | 内燃機関のウエツトサイレンサ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54161436U JPS54161436U (ja) | 1979-11-12 |
JPS588891Y2 true JPS588891Y2 (ja) | 1983-02-17 |
Family
ID=28958483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5908678U Expired JPS588891Y2 (ja) | 1978-04-28 | 1978-04-28 | 内燃機関のウエツトサイレンサ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS588891Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-04-28 JP JP5908678U patent/JPS588891Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54161436U (ja) | 1979-11-12 |
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