JPS588850A - 減速装置における安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、動力の減速装置における安全装置に関する
ものであって、特に大きな減速比を簡単な構成で行なう
とともに、過負荷時の安全装置を減速機構を有効に利用
して安価で簡単な構成で提供しようとするものである。

この発明は、上記目的達成の為以下の如き技術的手段を
講じた。

即ち、機枠（１）に取着する固定軸（２）に外周が該固
定軸（２）の軸心（Ｘ−Ｘ）に対し傾斜（Ｙ−Ｙ　）し
て形成される外軸（３）を遊嵌し、該外軸（３）外側端
には入力プーリ（４）を固着し１．又該傾斜形成される
外軸（３）外周には内側面に重両（５）を形成し外周に
は機枠（１）に固着の規制体（６）と係止可能の保合部
（７）を有する静止傘歯車（８）を遊嵌するとともに、
固定軸（２）の機枠（１）側には静止傘歯車（８）の傾
斜突出部と一部噛合しかつ上記静止傘歯車（８）の歯数
と若干異なる歯数の重両（９）を形成する回転傘歯車０
０と、該回転傘歯車００に一体の出力スプロケット０１
）を遊嵌してなる減速装置において、 （１）　　静止傘歯車（８）の保合部（７）を係止固定
する規制体（６）の係止解除によって、 又は、 （２）　　静止傘歯車（８）と回転傘歯車００の一方を
軸方向に摺動退避させることによって、 出力スプロケット０１）の駆動回転を断つべく構成して
なる減速装置における安全装置の構成とする。

なお、図例は循環式穀粒乾燥機にこの発明の減速装置に
おける安全装置を実施したものであって、まず、この循
環式穀粒乾燥機について説明する。

該循環式穀粒乾燥機は、穀粒を循環させることによって
熱風による乾燥作用と乾燥中断による調質作用を行なわ
せるものであって、以下の如く構成されている。

上方には大容量の穀粒調質室（２）を設け、この下方に
は熱風発生器α騰に連通ずる熱風室α荀を、該熱風室０
→の両側には上方の調質室０２と連通ずる穀粒乾燥室Ｑ
ｆ９０ｎを、又、該穀粒乾燥室００αＱの両側には排風
室Ｑ＊　（ｌｆ１９を設けである。又、該穀粒乾燥室０
υ０υの両側は通気壁α７）　（１，７）によってそれ
ぞれ熱風室０４）と排風室０ｆ）Ｏ・に区画しである。

穀粒乾燥室Ｑ＄　Ｑｉ５の下部は下方に位置する集穀室
０句に連通してあり、穀粒乾燥室０！９０υの下端に軸
架するロータリーパルプ０１０すの回転によって穀粒を
該集穀室０枠に繰り出すべく構成しである。（１）は集
穀ラセン、Ｃ］）は昇降機であって、集穀室（至）内に
繰り出された穀粒を実収して穀粒調質室（２）に循環さ
せるべく構成しである。（イ）は配穀ラセン、（財）は
回転拡散板である。

次に、該循環式穀粒乾燥機の駆動機構を説明すると、（
ハ）は原動プーリであって、該原動プーリ■からベルト
（ハ）を介して集穀ラセンプーリ（イ）が駆動゛される
。（財）は集穀ラセンプーリ（イ）と同軸に架設される
二段の中間プーリであって、該プーリ（財）からぺμト
に）を介して前述の減速装置の入力プーリ（４）に伝動
すべく構成しである。又、昇降機プーリ翰は同じく中間
プーリ（ロ）からベルト（至）を介して駆動される。

そして減速装置の出力ヌプロケット０υからチェ７０◇
を介してロータリーパルプスプロケット０埠（イ）を夫
々矢印（イ）、（ロ）方向に駆動回転すべくチェ７０］
）を巻回する。０１）はテンシランローラである。

前述する減速装置を更に具体的に説明すると、循環式穀
粒乾燥機の機枠（１）に取着される固定軸（２）は、該
機体（１）に直角に固定されその軸心は（Ｘ−Ｘ）方向
をなしている。

該固定軸（２）の先端にはスナップリンク（至）を嵌入
させ、更に抜止カラー■（至）を嵌装しである。該抜止
めカラー−（至）を介して固定軸（２）には、外周が該
固定軸（２）の軸心（ｘ−ｘ）に対し傾斜（Ｙ−Ｙ）し
て形成される外軸（３）を遊嵌しである。又、該外軸（
３）の先端部は通常の円筒軸に形成し核部に入力プーリ
（４）を固着しである。

傾斜外軸（３）の外周部には、内側面に重両（５）を刻
設する静止傘歯車（８）を遊嵌しである。又、該静止傘
歯車（８）の外周一部には外方に突出する杆状の保合部
（７）を設け、機枠（１）から突出する規制体（６）と
保合させて静止傘歯車（８）の回転を規制しである。

固定軸（２）の内側、即ち、機枠（１）側には、静止傘
歯車（８）と対向して外側に重両（９）を刻設する回転
傘歯車００を遊嵌しである。又、該回転傘歯車００の歯
数と静止傘歯車（８）の歯数は１枚異ならせてあり、又
、雨傘歯車（８）　００は静止傘歯車（８）の傾斜突出
側のみ噛合する。

出力スプロケット０１）は、回転傘歯車００に一体的に
固着しである。

次に安全装置の構造について説明すると、（至）は機枠
（１）に螺着される軸で゛あり、該軸（至）に前述の規
制体（６）を回動自在に枢支しである。（イ）は巻スプ
リングであり、規制体（６）と機枠に固着のピン（至）
に両端を係止させて、該規制体（６）をピン（至）に向
は一定力で弾発付勢して定位置に維持するとともに、静
止傘歯車（８）の保合部（７）を該規制体（７）で係止
して傘歯車（８）の回転を阻止すべく構成しである。

又、第奎図に示す実施例では、機枠（１）に固着の軸（
至）に枢支される規制体（６）を引張スプリング（至）
で一定位置に保持すべく構成したものであり、更に、ア
ジャストボルト（ト）にて、引張スプリング（至）の張
力を調節可能に構成しである。（６）はクラッチワイヤ
ーであって、クラッチレバ−（財）の回動操作により連
結杆■を介して規制体（６）をスプリング翰に抗して回
動させ保合部（７）との係止を解除すべく構成する。

次に、図例に基づいて作用を説明する。まず、穀粒調質
室＠に穀粒を充填し、熱風発生器α］に点火するととも
に各部を駆動する。原動プーリ（ハ）からベルト（ハ）
ヲ介して集穀ラセンプーリ（ハ）が回転され、更に中間
プーリ（イ）からベルト（ホ）を介して入力プーリ（４
）が駆動され、減速装置を経て出力スプロケッ）０１）
が駆動回転される。又、中間プーリ（イ）からベルト（
至）を介して昇降機プーリ翰が駆動回転される。

これらの駆動によって、穀粒乾燥室αＧＱＱ内の穀粒は
熱風室Ｑ４からの熱風を浴びて乾燥されるとともに、ロ
ータリーバルブ０呻θ呻の低速回転により順次繰出され
集穀ラセン（イ）によっそ移送され、次いで昇降機ｅＤ
により調質室（６）に循環供給され調質作用を受ける。

この様に穀粒は乾燥と調質作用を交互に受けて乾燥され
る。

次に減速装置の作用を説明すると、入力プーリ（４）が
駆動回転されると、該プーリ（４）に固着され固定軸（
２）に遊嵌される外軸（３）は共に回転されるとともに
、該外軸（３）の傾斜（Ｙ−Ｙ　）外周に遊嵌する静止
傘歯車（８）を味禰摺運動させる。なお、該静止傘歯車
（８）は外周の保合部（７）と規制体（６）の係止によ
り付回りを規制されており味噌摺運動のみを行なう。

回転重両車萌は、上記静止傘歯車（８）の味贈摺運動に
よって順次噛合されていくが、両歯車（８）　ＱＯの歯
数を１枚異ならせである為、回転傘歯車００ホ該歯車Ｏ
Ｑの歯数分の１だけ回転される。即ち、静止傘歯車（８
）の歯数を２０枚、回転傘歯車ＧＯの歯数を１９枚とす
れば、静止傘歯車（８）が１回の味禰摺運動をすれば、
両歯車（８）　（１０は２０枚の歯の噛合を行なうこと
になる。従ってこの間に回転傘歯車（１０は１歯分だけ
回転され、１９分の１の減速駆動を受けるのである。

回転傘歯車００は、これと一体の出力スプロケット０］
）を駆動して、チェ７０］）、ロータリーバルブスプロ
ケット＠（至）を介してロータリーパルプＯ’ｌ　ＯＩ
ヲ減速駆動し穀粒を繰り出す。

この繰出しに際して、穀粒中に混入する藁屑等がロータ
リーバルブ０りに巻付き、ロータリーパルプ０ＣＪＱｌ
の駆動回転に過負荷を生じる場合がある。

この際には、回転傘歯車０１の回転が阻止される為に、
静止傘歯車（８）が逆に駆動回転力を受け、その保合部
（７）によって規制体（６）を巻スプリング（ロ）の弾
発付勢に抗して軸（至）回り回動させる。従って、静止
傘歯車（８）は規制体（６）による規制を解除され回転
される為、回転傘歯車０１は回転されず、過負荷時の安
全クラッチの機能を奏する。この様に、減速装置の静止
傘歯車（８）の回転を規制する規制体（６）を安全クラ
ッチと兼用させたものであるからその構造も簡単である
。

次に、減速装置からの出力を停止したい場合、即ち、穀
粒を調質室（イ）に張り込む場合等には、ロータリーバ
ルブ０呻０傷の駆動を停止するのであるが、この場合に
は、クラッチレバ−■を回動させ、連結杆■、クラッチ
ワイヤー０乃を介して規制体（６）をスプリング（ト）
に抗して軸（至）を中心に回動させると静止傘歯車（８
）の保合部（７）との休止を解除することができる。従
って、静止傘歯車（８）は外軸（３）周りに自由に回転
する為、回転傘歯車ｕ１は停止されロータリー１＜　）
Ｖブ０［相］０りの駆動を断つことができる。

次に、第６図に示す他の実施例について説明すると、該
実施例で・は、回転傘歯車０１を固定軸（２）の軸方向
に摺動可能に遊嵌するとともに、機枠（１）と回転傘歯
車０１間に圧縮スプリング（ハ）を介装させて、回転傘
歯車００を静止傘歯車（８）側へ弾発して両歯車（ｓ）
　ｏｎを噛合させである。に）はヌラヌトワソシャーテ
する。従って、ロータリーパルプ０００９に過負荷が加
わり回転傘歯車００の回転が規制されると、該回転傘歯
車００は静止傘歯車（８）の駆動力によりスプリングに
）に抗して軸（２）方向に摺動し、両歯車（８）　（１
０の噛合を解除して動力の伝達を解除する。

なお、回転傘歯車０１の歯形を台形状又は片台形状に形
成してスラスト方向の荷重がかかりやすくすれば、回転
傘歯車αＯの軸方向への摺動が円滑に行なわれる。

又、該実施例において、（Ａ）はクラッチ装置を示し、
規制体（６）を固定軸（２）と平行な軸状に形成すると
ともに、軸方拘に摺動自在に構成し、クラッチワイヤー
（ロ）の操作によって摺動させ保合部（７）との係止を
解除するのである。（財）は復′帰スプリング、θ呻は
規制体（６）の案内ガイドである。

次に、第７図に示す実施例について説明する。

該実施例にあっては、固定軸（２）に軸方向に摺動可能
に遊嵌される回転傘歯車ＱＯの内側に係合爪…を形成し
、これに機枠（１）に固着され外側の係合爪６′Ｄを形
成する固定体６２）を一定間隔を隔てて対向位置させで
ある。従って、過負荷時には第６図に示す実施例と同じ
く、回転傘歯車Ｑｌ）が圧縮スプリングに）に抗して摺
動するとともに、回転傘歯車００の保合承句と固定体６
２１の係合爪（５］）が係止し、回転傘歯車ＯＱの駆動
を断つとともに確実に固定して付回りをも規制する。

６）はシフターであり、先端は回転傘歯車Ｑ１の保合部
θ）と係止し、基部を軸６５１を中心に回動可能に構成
してあり、クラッチワイヤー１）の操作によって強制的
に回転傘歯車００を摺動させて動力伝達を断つクラッチ
装置をなしている。

この発明は前記の如く構成したものであるから、大き、
な減速比を簡単な構成で取ることができるとともに、過
負荷時の安全装置を減速装置部分に、その減速機構を利
用して組み込むものであるから構成が簡単であるととも
に、減速装置を破損することがない。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示すものであって、第１図は循
環乾燥機の断面図、第２図はその駆動機構の説明図、第
３図は要部の側断面図、第４図は要部の正面図、第５図
は、他の実施例を示す要部の正面図、第６図は別の実施
例を示す要部の側断面図、第７図は更に別の実施例を示
す要部の側断面・図である。 図中、記号（１）は機枠、（２）は固定軸、（３）は外
軸、（４）は入力プーリ、（５）は重両、（６）は規制
体、（７）は保合部、（８）は静止傘歯車、（９）は重
両、００は回転傘歯車、ａυは出力スプロケットを示す
。 特許出願人の名称 井関農機株式会社 代表者　井　関　昌　孝 第ｉｌ！ 年２図 Ｚｆ　　　　３θ　　　ｚ７　どｐ 第３図 ＪＩＳ図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 機枠に取着する固定軸に外周が該固定軸の軸心に対し傾
   斜して形成される外軸を遊嵌し、該外軸外側端には入力
   プーリを固着し、又該傾斜形成される外軸外周には内側
   面に重両を形成し外周には機枠に固着の規制体と係止可
   能の保合部を有する静止傘歯車を遊嵌するとともに、固
   定軸の機枠側には静止傘歯車の傾斜突出部と一部噛合し
   かつ上記静止傘歯車の歯数と若干異なる歯数の重両を形
   成する回転傘歯車と、該回転傘歯車に一体の出力スプロ
   ケットとを遊嵌してなる減速装置において、出力スプロ
   ケット側の過負荷に対応して、″（１）　　静止傘歯車
   の保合部を係止固定する規制体の係止解除によって、 又は、 （２）　　静止傘歯車と回転傘歯車の一方を軸方向へ摺
   動退避させることによって、 出力スプロケッへの駆動回転を断つべく構成してなる減
   速装置における安全装置。