JPS588603Y2 - 鉄道車両用台車における軸受箱緩衝装置 - Google Patents

鉄道車両用台車における軸受箱緩衝装置

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JPS588603Y2
JPS588603Y2 JP5313478U JP5313478U JPS588603Y2 JP S588603 Y2 JPS588603 Y2 JP S588603Y2 JP 5313478 U JP5313478 U JP 5313478U JP 5313478 U JP5313478 U JP 5313478U JP S588603 Y2 JPS588603 Y2 JP S588603Y2
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rubber
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JP5313478U
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竹内邦夫
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株式会社東芝
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鉄道車両用台車の軸受箱に係り、特に軸受箱内
部で緩衝作用を有しない形式において、軸受箱外部で軸
方向振動に対する緩衝作用を行うようにした軸受箱の緩
衝装置に関するものである。
一般的に使用されている鉄道車両用台車の軸受箱構造を
第1図および第2図により述べる。
車輪軸11の両端は円筒コロ軸受12を介して軸受箱1
3に支持され、円筒コロ軸受12の内輪12Aは車輪軸
11に焼ばめ固着され、外輪12Bは軸受箱13に挿入
されてその両端な後蓋14と支持体15により保持され
ている。
また車輪軸11の先端にはアンギュラ−コンタクト軸受
16が取付けられ、その外輪16Bには押え板17を介
して軸方向の緩衝ゴム18が前蓋19との間に配置され
ている。
車輪軸11の内方にはスリラン力20が取付けら力1、
こ力、には後蓋14に設げたオイルシール或いはダスト
シール21が接して、潤滑用グリースの漏洩を防止して
いる。
軸受箱13には第1図には示さなかったが第2図のよう
に、内側つば22と外側つば23が設けである。
これらのつば22と23との間には、台車台枠24に固
着した座25に取付けたホーンブロック26が挿入され
ているので、軸受箱13は台車台枠24に対し規定位置
を保ちつつ走行するようになっている。
この軸受箱13の上下方向の緩衝は通常この軸受箱13
の上側に取付けた軸バネ(図示せず)の緩衝作用により
行わfl、る。
車輪軸11の脱線等に非常に関係の深い台車台枠24と
車輪軸11との間の軸方向の緩衝は、第1図の方式では
、軸受として円筒コロ軸受12を使用したので、内輪1
2Aと外輪12Bとはコロ12cを介して接しており転
勤中は移動自在であり、かつアンギュラ−コンタクト軸
受16に畦多少の遊隙を与えた上で、押え板17を介し
て緩衝ゴム18に接することにより緩衝作用を行ってい
る。
従って軸受箱13内部に緩衝作用があるので、軸受箱1
3と台車台枠24との間には第2図に示すように、緩衝
作用を全く与えなくても問題はなり′。
その他の軸受箱の構造として第3図に示した方式は、台
車台枠24に軸受箱支柱31が取付けられこれに軸受箱
室ゴム32を介して軸受箱33を案内するものである。
この方式における軸受箱守ゴム32は、軸受箱33の上
下および左右方向の振動に対してはバネ定数を低く軟く
作られているが、車両の進行方向にはバネ定数が高く従
って硬く作も力、ている。
従って台車台枠24と軸受箱33は両輪軸11(図示せ
ず)の軸方向には緩衝作用を有しているため、軸受箱3
3内部には緩衝作用を行う必要がない。
第3図に示した軸受箱33の内部構造はほぼ第1図と同
様であるが上述したように、軸受箱33は車輪軸11の
軸方向に緩衝作用を有するので、軸受箱33内部での緩
衝作用は必ずしも必要ではない。
従って第1図に示したアンギュラ−コンタクト軸受16
の外輪16Bは直接前蓋19に保持される場合もある。
上述した第1図および第3図の軸受方式はそれぞれ軸方
向の緩衝作用を有する利点はあるものの、軸受箱内にお
いてはオイルシールは車輪軸の内方には設けであるが、
外方即ち端部方向には設けていない。
従って鉄道規則によってオイルシールな設けていない側
は定期的に点検することが義務づけられており、またか
かる義務の有無にかかわらず保守の点には問題があった
鉄道車両は近時軸受を無保守でも機能を十分発揮できる
構造にすることにより、保守の合理化を図る努力がなさ
れており、米国系の貨屯等においては完全にシールされ
たRCT軸受と呼ばれる形式が使用されようとしている
このRCT軸受はインダイレクトマウントの複列テーパ
コロ軸受で構成されている。
その他第4図に示すように、つば付の円筒コロ軸受41
とオイル7−ル等42を使用している。
先に述べた第1図に示した軸受箱13とほぼ同じ外形の
軸受部43の内部は、円筒コロ軸受410両側部にオイ
ルシール42を配置したので、グリースは外部に漏洩す
ることはなく軸受として保守の点では改善された。
しかしながらRCT軸受にせよ第4図の方式にせよ、軸
受箱内部では車輪軸の軸方向には遊隙がないので、軸受
箱と台車台枠との間に軸方向の緩衝機能を与えないと、
走行中にフラッジ横圧が上昇し脱線に結びつ(危険があ
る。
かかる理由によって無保守性を強調しながらしかも車輪
軸の軸方向の遊隙および緩衝機能を持たせるための工夫
が必要となる。
これを走行台車側で解決しようとするときは台車新製の
とき畦良いけれど、従来からの台車を改善して使用する
ときは、台車そのものの改造に手間とコストを要し、軸
受の無保守性のメリットを大きく損うことになる。
従って台車に全く手をかげることなく、無保守の軸受構
造にあることが、鉄道の合理化上大きく望まれてい 。
上記課題の一つの解決として第5図に示すように、軸受
箱51のつば52とホーンブロック26との間に、両側
にスリ板53と取付金54を加硫接着により接着した緩
衝ゴム55を内側のつば52に取付ける方式が提案され
た。
なお外側のっぽ56は取止めるか或いはホーンブロック
26に対し十分遊隙なとった位置に取付けるようにする
しかしながらかかる方式では緩衝ゴム55とスリ板53
および取付金54とは、加硫により接着されているもの
であるから、軸受箱51が上下或いは左右に振動すると
、ホーンブロック26と接触するスリ板53は上下或い
は左右に引張られ、加硫接着されている緩衝ゴム55か
ら引離されてスリ板53は落下する。
従ってスリ板53の落下した状態のままでは車両の走行
維持が不可能になる等、無保守にする目的とは全く相反
し、逆に手間のかかる構成になる危険性が多分にある。
本考案はかかる欠点を除去したものでその目的は、軸受
箱内部で車輪軸の軸方向に対する緩衝作用を持たない軸
受箱を、台車台枠との間で緩衝作用を行わせるときに、
表面にスリ板を接着した緩衝ゴムを台車台枠に対向せし
め、スリ板が台車台枠に接触してその移動方向に引張ら
れると緩衝ゴムとの接着がとれて落下しようとするが、
このスリ板の落下防止機構を組込んで信頼性を高めた鉄
道車両用台車における軸受箱緩衝装置を提供することに
ある。
以下本考案の詳細な一実施例である第6図および第7図
について説明する。
軸受箱61の内側のつば62と台車台枠24に座25を
介して設けたホーンブロック26との間には、−側にス
リ板63他側に取付金具64を加硫により接着した緩衝
ゴム65があり、この緩衝ゴム65は取付金具64に溶
接或いはネジ止めされたボルト66をつば62に挿入し
、ナツト6Tとバネ座金68によりつば62に締付けら
れている。
そしてスリ板63とホーンブロック26とは適宜の間隙
で対向している。
取付金具64の上下両側部は延長されて落下防止腕69
が設けられ、その先端には爪70が設けである。
一方スリ板63の上下両側には第7図に示すように、爪
70の係合するためその金山にわたって切欠71が設け
である。
なお落下防止繻9および爪70とスリ板63との間には
適宜の隙間があるが、この隙間は緩衝ゴム65のせん断
防止を阻害しない程度になって〜・る。
軸受箱61の外側にはつばγ2がホーンブロック26に
適宜の間隙を持って設げてあり、軸受箱61に左右方向
の力の働いて、緩衝ゴム65が圧縮されて撓んだときに
、一定の撓みを超えるとホーンブロック26江つば72
に衝合し、それ以上緩衝ゴム65が撓まないようになっ
ている。
上記した実施例の動作を説明する。
軸受箱61が上下および左右方向に振動すると、軸受箱
61と一体のつば62に取付げた緩衝ゴム65のスリ板
63も振動し、ホー/ブロック26との間で相対的に摺
動する。
このときスリ板63はホーンブロック26により移動を
阻止されるので、スリ板63は摺動を繰り返すと緩衝ゴ
ム65との接着が疲労により外れて落下することがある
こうとき本考案の方式では取付金具64から延長した落
下防止腕69の爪70が、スリ板63の切欠71に上下
方向に係合しているので、スリ板63は緩衝ゴム65か
ら外れても落下することはない。
なお取付金具64に固着したボルト66の本数は、スリ
板63とホーンブロック26の摺動抵抗により定めるも
のである。
このように本実施例においては、軸受箱61の上下動に
より発生するホーンブロック26とスリ板63との摺動
摩擦力は、一部分はスリ板63から緩衝ゴム65を経て
取付金具64へ伝えられ、さらにボルト66から内側の
つば62へ伝えられる。
また緩衝ゴム65がせん断変形してスリ板63の切欠1
1が落下防止腕69の爪701C衝合すると、摩擦力は
同様に取付金具64からボルト66そしてつば62えと
伝達3iる。
運転中にスリ板63が緩衝ゴム65から外れても落下防
止腕69により落ちることはないので、車両の走行に致
命的な欠陥にはならない。
−万両後動の場合も緩衝ゴム65の一定のせん断変形後
は、スリ板63がホーンブロックに接触するので、緩衝
ゴム65に過大な力は作用しない。
第8図は本考案の他の実施例を示したもので、落下防止
腕81を軸受箱(図示せず)の内側のつば82かも延長
したものであり、取付金具83は単純な形状になるので
緩衝ゴム65の加硫は容易となる。
またこの例では取付金具83にタップを設け、これにボ
ルト84を螺合させて緩衝ゴム65等をつば82に取付
ける。
本例の構成は上記以外は第6図および第7図と同等なの
で動作の説明等は省略する。
第9図も本考案の他の実施例を示したものであり、スリ
板91から落下防止腕92を伸ばしたものでその先端の
爪93は取付金具94の切欠95に係合している。
その他の構成および動作は第6図および第7図と同等な
ので詳しい説明は省略する。
第10図および第11図も本発明の他の実施例を示した
ものであり、この例はほぼ第7図と同様であるが、取付
金具101かも落下防止腕102を延長し、落下防止腕
102の爪103の係合するスリ板104の溝105を
左右の耳106を残して中央部にのみ設けたものである
第12図も本考案の他の実施例を示したものでこの例で
は、スリ板111から落下防止腕112を伸ばしその先
端の爪113は軸受箱(図示せ−わのつば114を超え
た所で折り曲がり、落下防止腕112は緩衝ゴム65取
付金具115そしてつば114を挾んでいる。
その他の構成および動作は第6図および第7図と同等な
ので詳しい説明は省略する。
本考案による鉄道車両用台車における軸受箱緩衝装置は
上述したように構成したもので、従来から一般に使用さ
力、ている台車を改造することなく、軸受箱と台車台枠
との間に簡単な構造で、かつ極めて信頼性の高い軸方向
振動に対する緩衝装置を配置することが可能となり、こ
の配置によって軸受箱内の無保守化への目的達成にも寄
与するものでありその効果(工大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の一般的な軸受箱の断面図、第2江第1図
の軸受箱を台車台枠に組込んだときの側面図、第3図は
軸受箱と台車台枠との間で車輪軸の軸方向に緩衝機能を
有する軸受箱の断面図、第4図は軸受箱内部に軸方向の
緩衝機能を有しない軸受箱の断面図、第5図は第4図の
軸受箱を台車台枠に組込んだときの側面図、第6図およ
び第7図は本考案の一実施例を示し、第6図は軸受箱を
台車台枠に組込んだときの側面図、第7図は第6図の7
−7線による拡大断面図、第8図ないし第12図は何れ
も本考案の他の実施例を示し、第8図ないし第10図お
よび第12図は第7図に相当する断面図、第11図は第
10図のスリ板104の斜め上方からの斜視図である。 26・・・・・・ホーンブロック、61・・・・・・軸
受箱、62.82,114・・・・・・つば、63,8
3,94゜1/15・・・・・・取付金具、65・・・
・・・緩衝ゴム、69゜81.92,102,112・
・・・・・落下防止腕。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に軸方向緩衝機能を有しない軸受箱を、軸受箱のつ
    ばと、台車台枠に取付けたホーンブロックとの間に設け
    た緩衝ゴムを介して台車台枠に支持させた軸受箱緩衝装
    置において、緩衝ゴムのホーノブロックと対向する面に
    接着したスリ板およびあるいは緩衝ゴムの他面に接着し
    た取付金具または前記取付金具が取付げられた前記つば
    のいずれかに、前記緩衝コムの側部に沿って延長されて
    緩衝ゴムをはさんで対向するスリ板あるいは取付金具ま
    たは前記つばな抱く緩衝ゴム落I坊止腕を設げたことを
    特徴とする鉄道車両用台車における軸受箱緩衝装置。
JP5313478U 1978-04-21 1978-04-21 鉄道車両用台車における軸受箱緩衝装置 Expired JPS588603Y2 (ja)

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JPS54156311U JPS54156311U (ja) 1979-10-31
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