JPS588559Y2 - テンプレ−ト等定規類のスタンド - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は各種テンプレート、三角定規、雲形定規など
定規類を多数整理して保持するのに好適なスタンドに関
する。

定規類、例えばテンプレートは最近の製図作業（デザイ
ン・イラストを含む）には欠くことのできない用具の１
つに数えられていて、その１つ１つをとってみても円定
規、楕円定規、アール定規、ボルトナツト定規、ＦＤＰ
定規、建築記号定規など各種の態様のものがある。

しかしながら、従来はこれら多数のテンプレートを机上
において使い易く整理するものがなく、常時は机の中に
まとめてしまっていたり、あるいはバインダーに合成樹
脂製の袋を付設してこれに整理して、使用するときその
中の所望のものを取り出していた。

そのため、使用したいテンプレートを取り出すのに手間
を要し、製図者の作業に支障をきたすことが多いという
欠点があった。

この考案は上記のような従来のもののもつ欠点を排除し
て、簡単に組み立てられ、机上に載置して多数の定規類
を整理保持することができるとともに、使用に際し所望
のものの索出が極めて容易にできるテンプレート等定規
類のスタンドを提供することを目的とするもので゛ある
。

この考案を図面に示す実施例を参照しながら説明する。

第１，２図に示すように１は硬質厚紙またはポリプロピ
レンなどの合成樹脂よりなる基板２を中央折目線３を介
して二つ折りして構成したスタンド主体であって、この
スタンド主体１は中央折目線３から基板２の左右両面の
下縁に向って所定の長さ延びる傾斜部よりなる複数の定
規類挿入部４゜４、・・・・・・をそれぞれ左右対称に
一定間隔をもって互いに平行するように切込み形成して
いる。

前記挿入部４，４．・・・・・・の一部は一側部に向け
て徐々に切込みの長さを短く形成していて、小型の定規
類を保持し易いようにしている。

また挿入部４．４．・・・・・・のそれぞれの下方には
一側部から他側部に向けて順次連続する数字５を付して
、保持する定規類の枚数が容易にわかるようにしている
。

スタンド主体１はまた基板２の左右両面の中央下縁部に
、折目線６，７を介して互いに対向する折返し片８，９
を連設していて、一方の折返し片８には先端が円形の丸
味をもち、かつこの円形基端の両側を切欠１０，１０’
いた形状の雄係合部１１を形成し、また他方の折返し片
９には前記雌係合部１１の幅よりわずか狭くした長孔１
２を穿った雌係合部１３を形成し、これら両係合部１１
，１３が係合できるようにしている。

この考案は前記のようであって、その組み立てについて
は、まず中央折目線３を介して基板２を二つ折りし、次
に折返し片８，９を起立させ雌係合部１３の長孔１２に
雄係合部１１を挿入係合する。

この際長孔１２の幅は雄係合部１１の幅よりわずか狭く
しているので雄係合部１１を挿入するときは、左右いず
れかの端部をます長孔１２に挿入し、その後他方の端部
を挿入し切欠１０，１０’に係合する。

すると、一旦係合した雌雄係合部１１，１３は全く離脱
する虞れがない。

また販売などに際しては、折目線６．７を介してまず両
折返し片８，９を内側に折曲げ、さらに中央折目線３を
介して基板２を折曲げ、これを図示しない透明なビニー
ル袋に挿入するものである。

従って、嵩張らず輸送や携帯時などに非常に便利である
。

使用に際しては、基板２の両面に形成した挿入部４，４
．・・・・・・に定規類Ｐをそれぞれ１枚ずつ挿入し、
挿入された定規類Ｐは左右の挿入部４，４．・・・・・
・によって２個所が係止されるので安定して保持される
。

なお、上記実施例においては定規類挿入部４゜４・・・
・・・のそれぞれの下方に数字５を付したものを示して
いるが、これに限定するものではなく、他に例えばアル
ファベット、イロハ文字などでもよく、その他この考案
は要旨を逸脱しない範囲で種々の変形・変更が可能であ
ることは勿論である。

さらにこの考案のスタンドはテンプレートに限定されず
、一般の三角定規や雲形定規などの定規類にも適用でき
ることは言う迄もない。

この考案は以上説明したように、その構成も簡単で、組
み立ても容易に行え、常時作業を行なう机上に載置して
使用に供することができる。

また定規類が傾斜して保持されるので一目でその内容を
確認して所望のものを容易に索出できその上その出し入
れも軽快に行い得るという利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示し、第１図は平面展開図、
第２図は組み立て状態の斜視図である。 １・・・・・・スタンド主体、２・・・パ・・基板、３
・・・・・・中央折目線、４・・・・・・挿入部、５・
・・・・・数字、８，９・・・・・・折返し片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 硬質厚紙またはポリプロピレンなどの合成樹脂よりなる
   基板を中央折目線を介して二つ折りしてスタンド主体を
   構成し、この主体に前記中央折目線から基板の両面下縁
   に向って所定の長さ延びる傾斜部よりなる複数の定規類
   挿入部をそれぞれ左右対称に一定間隔をもって切込み形
   成したことを特徴とするテンプレート等定規類のスタン
   ド。