JPS588484Y2 - ベルト送材式木材削成機における切削面保護装置 - Google Patents

ベルト送材式木材削成機における切削面保護装置

Info

Publication number
JPS588484Y2
JPS588484Y2 JP1978173253U JP17325378U JPS588484Y2 JP S588484 Y2 JPS588484 Y2 JP S588484Y2 JP 1978173253 U JP1978173253 U JP 1978173253U JP 17325378 U JP17325378 U JP 17325378U JP S588484 Y2 JPS588484 Y2 JP S588484Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
cutting
belt
valve
air supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1978173253U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5589603U (ja
Inventor
仲太郎 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP1978173253U priority Critical patent/JPS588484Y2/ja
Publication of JPS5589603U publication Critical patent/JPS5589603U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS588484Y2 publication Critical patent/JPS588484Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、建築、木工業界において機械により削成され
る材料の切削面を保護する装置に関する。
従来ベルト送材式のスライサーや超仕上鉋等の木材削成
装置は、ベルトと材料との摩擦力により送材させるもの
であるから、切削抵抗以上の送材力を材料に与えるため
には、ベルトに押圧力を負荷して、この力により所要の
摩擦力を得ている。
従って、上記ベルト押圧力は材料をテーブルへ強く圧接
して、軟材の場合はその目つぶれを生じさせ、この目つ
ぶれが塗装時吸湿すると復元して仕上面を不平滑とし、
又、目つぶれしない硬材の場合でも、切削面がテーブル
との擦れ合いにより擦傷を生じて仕上げ肌を荒らし、更
に、材料をテーブル面へ強圧するときは、材料とテーブ
ルとの摩擦が増大して大きな送材力を要する欠点がある
そこで、テーブルと材料との間に空気層を存在させて前
記の欠点を解消することが、実開昭5280195号及
び実開第52−99594号公報により提案されている
しかし、前者は送材面に設けた多数の噴気孔をテーブル
の下部に設けた気室に連通させたものであるから、巾の
広い材料を送るときは、全部の噴気孔が塞がれて空気を
テーブル材料との間に噴出させて空気層を形成させるが
、巾の狭い材料を送るときは、一部の噴気孔が塞がれて
も、他の噴気孔は開口して空気を逃すため、テーブルと
材料との間に空気層を形成することが出来ないため実用
にならないし、又、この装置は噴気孔が小径であるため
、その数を多くしても加圧面積が小さく、従って、充分
な加圧力が得られない欠点がある。
又、後者は送材面に多数設けて空気通路と連通させた空
気吐出口に夫々スプリングにより閉じられるシールボー
ルを装備したから、材料に押えられるシールボールだけ
が開き、他は閉じていて材料の広狭に関係なくテーブル
と材料との間のみへ空気を噴出させて空気層を形成させ
得る合理性を有するが、シールボールがスプリングによ
り材料へ押し付けられて、材料と点接触するから、木材
はその接触点が凹没して仕上面に凹条を生じさせ、この
凹条が塗装時の吸湿により復元して、仕上面を不平滑に
するものであるから、平滑な仕上面を得る目的の木材削
或機用としては、これ又実用にならないし、更に、この
装置は、シールバルブを装備するため大径とした空気吐
出口を空気路と直通させであるから、空気消費量が多く
て大容量の空気圧縮機を必要とし、設備費、保守費が高
くつく欠点がある。
本考案は、この現状に即してなされたもので、送材面に
空気吹出口を多数列設し、その各列への送気を開閉弁に
より制御させて、材料の広狭に関係なくテーブルと材料
との間のみへ空気を噴出させて空気層を得ることが可能
で、且つ、切削面を全く損わない装置を提供することを
目的とする。
次に本考案に関する装置の一例を図面に基いて説明する
図中1は木材削或機におけるテーブルで、材料から突板
を製造するスライサの場合は、機台2の上部に設け、こ
のテーブル1の中央部に送材方向に対して大きな斜交角
を持たせた切削刃3を、その刃裏がテーブル面と平行す
る様に取付けて、この切削刃3の手前には刃口金4を取
付けてあり、材料の表面を仕上げる超仕上鉋盤の場合は
、テーブル1の中央部にテーブル1の両側が欠ける欠円
状の凹陥部5を設け、この凹陥部5内に円形鉋盤6を回
転自在に嵌合し、該円形鉋盤6に切削刃3と刃口金4と
を取付けたナイフストック7を抜き差し自在に嵌合しで
ある。
8は上記テーブル1の上方に対設した昇降体で、スライ
サの場合も、超仕上鉋盤の場合もその取付部を機台2の
後部に立設したコラム9に係合させて昇降自在とし、な
るべく中央部にねじ等の昇降機構10を係合させて、自
由に昇降調整出来る様にすると共に、昇降体8の両端に
夫々ローラ11,12を軸13.14支し、上等ローラ
11,12に摩擦の大きいゴムの送りベルト15を無端
状に張設し、この送りベルト15を一方のローラ11の
軸13に減速機16を介して連係させた可逆モータ17
により正逆に回転させて材料の往復送りが出来る様にし
である。
18はテーブル1の送りベルト15に対応する面に切削
刃3の取付部又は円形鉋盤6の部分を除いて間隔的に開
口させた多数列の空気吹出口で、その直径を通常は10
mmとし、この吹出口18を直径Q、5mmの細孔19
を介してテーブル1の長手方向に列設しである幾列かの
送気路20に連通させ、上記円形鉋盤6の部分にはナイ
フストック7の部分を除いて多数の空気吹出口18を間
隔的に列設し、之等吹出口18を円形釣台6へ任意方向
に向けて列設した送気路20へ細孔19を介して連通さ
せると共に、円形鉋盤6の下部に上記送気路20の連通
部21に接続した回転管接手22を設けて、この接手2
2を可撓性ホース23を介して後記する空圧源へ接続す
ることにより、円形鉋盤6が切削刃3の斜交角変更のた
めに回動しても給気が自由に行われる様にしである。
24はテーブル1に設けた多送気路20へ加圧空気を配
分する分岐台で、テーブル1の側面に取付け、コンプレ
ッサー等の空気源25から配管26により加圧空気を供
給される主孔27より上記送気路20と同数の分岐路2
8を分岐させ、この分岐路28に各別に開閉弁29を取
付けて、この開閉弁29と送気路20とを配管30によ
り接続し開閉弁29を開くと送気路20へ加圧空気が送
られる様にしである。
31は分岐台24の分岐路28に接続した電磁式又は空
圧式等の自動開閉弁で、テーブル1に設けた各送気路2
0に対応させてテーブル1の前方に設けたスイッチ、光
電管等の材料中検知器32と接続し、之等検知器32の
中の材料に対応するものが検知動作を行うとき開弁させ
ることにより、移送材料の巾以内の送気路20だけへ加
圧空気が送られ、巾以外の送気路20へは加圧空気が送
られない様にする操作を自動的に行うものである。
尚この装置は、上記の様にテーブル1と送りベルト15
とが上下に対応する木材削戒機だけでなく、左右に対応
する縦形の削或機にも利用出来るものであることは勿論
である。
本考案に係る装置の実施の一例は上記の様に構成されて
いるから、図面第2図に示す様に分岐台24の各分岐路
28に手動式の開閉弁59を接続した場合には、テーブ
ル1上に加工しようとする材料を乗せ、若し、全部の空
気吹出口18が材料の巾以内にあるときは、全部の開閉
弁29を開き又、一部の空気吹出口18が材料の巾以内
にあるときは、この吹出口18に連通する送気路20と
通ずる開閉弁29を開き、巾以外にある吹出口18に連
通する送気路20と通ずる開閉弁29を閉じたままにし
て、空圧源25から分岐台24へ加圧空気を送れば、加
圧空気は材料の巾以内にある送気路20のみへ供給され
、細孔19を経て面積の大きい吹出口18から材料へ向
って吹き出し、吹出口18の面積と空気圧との積に相当
する力を多数の吹出口18により材料に加える状態とな
るから、この状態においてテーブル1上へ材料を供給す
れば、材料はその一面に送りベルト15の押圧力を加え
られるが、他面に多数の吹出口18から吹出す加圧空気
の圧力を受け、ベルト15の押圧力に対し反力を与えら
れると共に、テーブル1との間に空気層を形成されるか
ら、送りベルト15の押圧力によりテーブル1へ圧接さ
れることなくテーブル1上を浮気味で進行し、例え軟材
であっても目つぶれすることなく切削刃3の位置に達し
、この部分においては空気の吹出口18がなく、従って
材料はベルト15の押圧力により刃口金4及び切削刃3
に密着されて、刃口金4の切削刃3との相関関係により
設定された削り厚さ通りに正確に切削され、切削を終る
と再び空気吹出口18から吹出す空気の圧力を受け、浮
き気味となってテーブル1上を進むため、切削面をテー
ブル1によりこすられて擦り傷を生ずることなく、テー
ブル1の後方に送り出されるもので、この間材料は切削
刃3の位置で、刃口金4やテーブル1と接触するのみで
、他の部分においてはテーブル1と直接摩擦しないため
、摩擦抵抗が僅少であって円滑軽快な送材が出来、送材
用動力の大巾な節約が出来た。
尚、テーブル1に円形鉋盤6を装備した場合、この円形
鉋盤6は凹陥部5内において回動し、材料に対する斜交
角を変えるものであるから、この操作により材料に対応
する空気吹出口18が絶えず変化するため、材料巾の変
化により不用の空気吹出口18を閉じる操作が、テーブ
ル1の場合の様に簡単に出来ないから、この円形鉋盤6
に対しては空気吹出口の停止を行わない様にする。
次にテーブル1に設けた各送気路20への給気制御を図
面第4図に示す様に自動開閉弁29により行わせると共
に、各送気路20に対応させてテーブル1の前方に材料
巾の検知器32を設けた場合には、テーブル1上へ材料
を供給すると、その巾以内にある検知器32は材料に操
作されて対応する自動開閉弁31に検知信号を送り、2
等自動開閉弁31を開かせるが、巾以外にある検知器3
2は作動せず、従って之に対応する自動開閉弁31を開
かせないから、この場合は材料巾以内にある送気路20
のみへ空圧源25から加圧空気を送り、吹出口18から
材料に対して空気を吹出させる操作を自動的に行わせる
ことが出来る便利を有するものである。
本考案に関する装置は、適所に切削刃を取付けたテーブ
ルに、動力により駆動される送りベルトを対設し、この
送りベルトによりテーブル面に材料を圧接移送して、そ
の切削を行うベルト送材式の木材削成装置において、上
記テーブル面の送りベルトに対応する部分に、切削刃の
配設部分を除いて多数の空気吹出口を送材方向と平行す
る縦列に多数並設し、2等各列の吹出口をテーブルに設
けた同数の送気路と細孔を介して接続すると共に、各送
気路に夫々開閉弁を設け、この開閉弁の操作により材料
巾以内にある空気吸出口のみへの給気を可能としたもの
であるから、材料巾の広狭に関係なく材料とテーブルと
の間へ空気を吹出させて、両者間に空気層を形成させる
操作が、切削面へ之を傷付けるものの接触もなく確実に
行われるから、材料はこの空気層に支持されてテーブル
上を浮き気味で進行し、テーブルとの摩擦が非常に小さ
いから、送りベルトを強く加圧しなくても確実な送材が
出来るため大巾な動力節約が出来ると共に、テーブルへ
の材料圧迫や、材料のテーブル摺擦、シールボールとの
接触を生じないから、材料の目つぶれや、削り肌の荒れ
等の切削面の不良化も完全に防止されるものである。
殊にこの装置は、テーブル面の切削刃の配設部分には空
気の吹出口を設けない様にし、材料を刃口金と切削刃に
対しては完全に密着させ、切削刃による材料切削を安定
的に行わせたから他の部分において材料を浮き気味で送
っても材料の削成は切削不良や切削むらを生ずることな
く円滑に行われるため平面精度や厚さ精度が高くて、且
美麗な削り肌が得られる特徴を有するものである。
更に又、この装置は、テーブル面に設けた空気の吹出口
を細孔により送気路と接続し、吹出口面積に対して細孔
面積を微少としたから、所要空気量が少く、従って汎用
のコンプレッサーで給気をまかない得るが、吹出口面積
の増加により材料に与える圧力は充分に取り得るから、
給気系の附帯設備を安価となって極めて経済的に実施出
来るので、材料の切削面を損うことなく小動力で材料切
削が出来る装置として極めて実用的効果の大きいもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る装置の一実施例を示すもので、第1
図はこの装置を施したスライサーの正面図。 第2図は同上のテーブル部分を示す平面図。第3図はこ
の装置を施した超仕上鉋盤の正面図。 第4図は同上のテーブル部分を示す平面図。 第5図は給気の手動制御を示す一部縦断正面図。 第6図は給気の自動制御を示す一部縦断正面図である。 尚図中1はテーブル、3は切削刃、15は送りベルト、
18は空気吹出口、19は細孔、20は送気路、25は
空圧源、29は開閉弁、31は自動間開弁、32は材料
中検知器である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)適所に切削刃を取付けたテーブルに、動力により
    駆動される送りベルトを対設し、この送りベルトにより
    テーブル面に材料を圧接移送してその切削を行うベルト
    送材式の木材削成装置において、上記テーブル面の送り
    ベルトに対応する部分に、切削刃の配設部分を除いて多
    数の空気吹出口を送材方向と平行する縦列に多数並設し
    、上等各列の吹出口をテーブルに設けた同数の送気路と
    細孔を介して接続すると共に、各送気路に夫々開閉弁を
    設け、この開閉弁の操作により材料の巾以内にある空気
    吹出口のみへの給気を可能としたことを特徴とするベル
    ト送材式本材削或機における切削面保護装置。
  2. (2)実用新案登録請求範囲第1項における縦列の各送
    気路に自動開閉弁を設け、上等自動開閉弁を各送気路に
    対応させた材料中の検出器に接続して、上等検出器の材
    料中以内にあるものを作動させ、上等検知器と接続した
    自動開閉弁を開かせて材料の巾以内にある空気吹出口の
    みへ給気する操作を自動的に行わせたことを特徴とする
    ベルト送材弐木材削戒機における切削面保護装置。
JP1978173253U 1978-12-14 1978-12-14 ベルト送材式木材削成機における切削面保護装置 Expired JPS588484Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978173253U JPS588484Y2 (ja) 1978-12-14 1978-12-14 ベルト送材式木材削成機における切削面保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978173253U JPS588484Y2 (ja) 1978-12-14 1978-12-14 ベルト送材式木材削成機における切削面保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5589603U JPS5589603U (ja) 1980-06-20
JPS588484Y2 true JPS588484Y2 (ja) 1983-02-16

Family

ID=29178783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978173253U Expired JPS588484Y2 (ja) 1978-12-14 1978-12-14 ベルト送材式木材削成機における切削面保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS588484Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5280195U (ja) * 1975-12-12 1977-06-15
JPS5299594U (ja) * 1976-01-26 1977-07-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5589603U (ja) 1980-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4372234B2 (ja) 冷間圧延設備およびストリップ処理設備の出側において冷間圧延されたストリップを乾燥状態とするための装置
CA2194194A1 (en) Apparatus for producing and blasting sublimable granules on demand
CN207747167U (zh) 一种竹木纤维装饰板的覆膜设备
CN210924294U (zh) 一种高精密度水分自动控制装置
JPS588484Y2 (ja) ベルト送材式木材削成機における切削面保護装置
US20010031614A1 (en) Random orbital finishing apparatus
US4151705A (en) Combination ram biased board hold-down and exhaust infeed
KR200205968Y1 (ko) 에지밴딩기
EP1582294A2 (en) Method of sucking water and water sucking device
US6367468B1 (en) Base plate for masonry tool
JPH0116563Y2 (ja)
US3208187A (en) Apparatus for working on plate-shaped workpieces in conjunction with a machining tool
JPS6218361Y2 (ja)
US2231921A (en) Wood surfacing machine
US2762543A (en) Paste control for battery grid pasting machine
KR200205955Y1 (ko) 칩배출장치를 구비한 에지밴딩기의 트리밍장치
TWI842509B (zh) 鋸切機
JPS599846Y2 (ja) 木材切削装置用の送材装置
CN207842289U (zh) 一种覆膜设备上的除渣装置
JP2001129802A (ja) 木工用仕上かんな盤の送材装置
JP2622070B2 (ja) サンディングマシンの集塵装置
CN220590569U (zh) 一种面料涂层刮料装置
GB1176553A (en) Air Detector for Webs
JPS63403Y2 (ja)
JP2604983Y2 (ja) 切削加工材の送り力低減装置