JPS588270B2 - 運動器具 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は所謂美容自転車や室内用ジョツガー等の運動器
具に関し、特に使用者の運動途上の運動情報（例えば使
用時間や走行速度）と運動途上の脈搏数情報とを表示筐
の表示器に交互に表示して使用者に知らせるようにした
ものに関するもので、使用者の脈搏を検出する脈搏セン
サーの接続端子を表示筐から取り外したときには運動情
報のみを報知するようにしたものである。

即ち此種運動器具に於いては使用者の運動状態の脈搏数
を測定して報知することにより使用者の疲労の程度を知
り、過労状態に陥らないようにしているのであるが本発
明はこの脈搏数を測定しない時において、意味のない数
字等が脈搏数情報として表示器に表示されて使用者を惑
わせることのないようにして使用者に運動情報のみを正
確に認知させるようにしたものを提供するようにしたも
のである。

以下、本発明の運動器具を図面に示す実施例に基いて説
明すると、１は美容自転車で、該美容自転車１に於いて
２は車台フレーム、３はペダル、４はギヤクランク、５
は回転体である車輪、６はチェーン、７は前記車輪５の
周部分５′に圧接する如くフレーム２から突設された機
械式ブレーキ装置で、ペダル３を足踏駆動することによ
りチェーン６を介して車輪５が回転すると共に前記機械
式ブレーキ装置７の車輪５への圧接程度を変えることに
より回転の負荷力を町変するようになっている。

８はサドル、９はハンドルで、このハンドル９の中央部
分には表示筐１０を設置してある。

そして前記車輪５のスポーク部５“には三個の磁石１１
，１．１，１１を同一円周上にて等間隔に取りつけると
共にこれら三個の磁石１１，１１，１１に対向するフレ
ーム２の前部ステ−２′にはホール素子１２を設置レで
車輪５の回転数を測定することにより運動途上の運動量
を測定する運動量センサーとしての車輪回転センサー１
３を構成している。

さらに前記ハンドル−９の右のグリップカバー１４には
発光体１５と受光体１６よりなる脈搏センサー１７が埋
設してあり、使用者がサドル８に腰掛け、グリップカバ
ー１４を握った状態でペダル３を踏むことにより使用者
に擬走行負荷を与えると共に前記車輪回転センサー１３
が回転数を、前記脈搏センサー１７が脈搏数を、夫々測
定し、これらの測定出力が前記表示筐１０内の電気回路
（後述）に入力され、演算されて使用時間や走行速度の
ような運動情報と脈搏数情報とを得、これらの処理結果
即ち運動情報と脈搏数情報とを前記筐１０の表示面１０
′の表示素子１８に選択的に表示するようになっている
。

さらに前記１０の表示面１０′に於いて１９は電源スイ
ッチ、２０，２１．２２は時間表示、走行速度表示、脈
搏数表示の各押ボタンスイッチ、２３，２４．２５は前
記表示素子１８が時間、走行速度、脈搏数の何れを示し
ているかを示す時間ランプ、速度ランプ、脈搏数ランプ
、２６は前記脈搏センサー１７に入力された脈搏に伴な
い該脈搏に同期して点滅する脈搏入力ランプで、また前
記筐１０において２７は脈搏センサー１７接続端子１７
′を着脱自在に装着する脈搏センサー装着部である脈搏
センサー装着孔、２８は車輪回転センサー１３接続端子
１３′を着脱自在に装着する車輪回転センサー装着孔で
ある。

第４図はこの美容自転車の概略電気回路図で同図イは演
算部、同図口は脈搏入力部の一部と表示出力選択部を示
している。

そしてこの第４図イに於いて、２９は前記車輪回転セン
サー１３で測定された回転出力を増幅する第１増幅回路
、３０はその出力を波形成形する第１単安定回路、３１
は前記脈搏センサー１７で測定された脈搏数出力を増幅
する第２増幅回路、３２はその出力を波形成形する第２
単安定回路、３３は入力装置３３ａと中央演算装置３３
ｂと出力装置３３ｃとを有するマイクロコンピュータ装
置で、前記第１、第２単安定回路３０．３２からの出力
を入力装置３３ａに入力し、中央演算装置３３ｂで使用
時間や走行速度や脈搏数を演算し、出力装置３３ｃの第
１，２，３スキャン出力端子Ｒ１， Ｒ２， Ｒ３から
出力されるスキャン信号の何れかが後述する表示出力選
沢部により適当に選択されてキー入力端子Ｋから入力装
置３３ａに入力することにより出力装置３３ｃから使用
時間、走行速度という運動情報あるいは脈搏数情報を選
択的に取り出して前記表示素子１８に表示し且つ時間ラ
ンプ２３、速度ランプ２４、脈搏数ランプ２５の何れか
を点灯せしめて前記表示素子１８の表示内容を示すよう
になつている。

さらに第４図口に於いて、Ｅは電源、２０，２１．２２
は前記した時間表示、走行速度表示、脈搏数表示の各押
ボタンスイッチで、何れも常開型のスイッチである。

Ａｌ ｔ Ａ２ ｔ Ａ３は何れも前記各押ボタンス
イッチ２０，２１．２２に接続された第１、第２、第３
記憶回路で、夫々がセット優先フリツプフロツプ回路に
より構成されており、さらにＤ１，Ｄ２，Ｄ３はこれら
の記憶回路Ａ１ ｐ Ａ２ ｖ Ａ３ のセット端子
Ｓ１，Ｓ２，Ｓ３とリセット端子Ｔ，，Ｔ２，Ｔ３間に
夫々接続した第１、第２、第３ダイオードであって、例
えば時間表示スイッチ２０を押圧してオンすれば第１記
憶回路Ａ１ の出力はハイレベル状態（Ｈ状態）に移行
し、該スイッチ２０の押圧をなくしてオフしても該Ｈ状
態を保ち、一方他のスイッチ、例えば速度表示スイッチ
２１を押圧すれば第２ダイオードＤ２を介してこの第１
記憶回路Ａ１ のリセット端子Ｔ１はＨ状態となり該第
１記憶回路Ａ１ 出力がローレベル状態（Ｌ状態）に移
行するようになっている。

Ｂ１，Ｂ２は第１、第２の３入力ＡＮＤゲート回路で、
夫々の第１入力端子Ｇ１１、Ｇ１２は第４、第５ダイオ
ードＤ４，Ｄ５を介して時間表示スイッチ２０あるいは
速度表示スイッチ２１に夫々接続され、夫々の第２入力
端子Ｇ２１，Ｇ２２は前記第１、第２記憶回路Ａ１，Ａ
２の出力端子Ｐ１，Ｐ２に夫々接続され、さらに夫々の
第？入力端子Ｇ３１＊ Ｇ３は前記マイクロコンピュー
タ装置３３の第１、第２スキャン出力端子Ｒ，ｅＲ，に
夫々接続されている。

Ｃ１ は第ＩＡＮＤゲート回路で、その一方の入力端子
Ｇ４は第６ダイオードＤ６ を介して脈搏数表示スイッ
チ２２に、他方の入力端子Ｇ，は前記第３記憶回路Ａ３
の出力端子Ｐ３に夫々接続され、さらにＣ２は第２ＡＮ
Ｄゲート回路で、その一方の入力端子Ｇ６は前記第ＩＡ
ＮＤゲート回路Ｃ１ の出力端子Ｐ６に、他方の入力端
子Ｇ７は前記マイクロコンピュータ装置３３の第３スキ
ャン出力端子Ｒ３に夫々接続されている。

そして前記第１、第２の３入力ＡＮＤゲート回路Ｂ１，
Ｂ２の出力端子Ｐ４，Ｐ，及び第２ＡＮＤゲート回路Ｃ
２の出力端子Ｐ７は夫々前記マイクロコンピュータ装置
３３のキー入力端子Ｋに接続されている。

Ｆは所定時間毎（例えば７秒毎）にＬ状態出力とＨ状態
出力を切り換えるタイマーを内蔵した表示時間規制回路
で、その入力端Ｓ４ を第７ダイオードＤ７を介して前
記第１、第２、第３記憶回路Ａ１， Ａ２， Ａ３のリ
セット端子Ｔ１，Ｔ２，Ｔ３に接続し、その出力端Ｐ８
を抵抗Ｒ１とコンデンサＣＤ１ よりなる第１微分回路
Ｊ１ を介して前記第１、第２の３入力ＡＮＤゲート回
路Ｂ，，Ｂ２の第１入力端子Ｇ１１，Ｇ１２及び第ＩＡ
ＮＤゲート回路Ｃ１の入力端子Ｇ４に接続してある。

Ｌは前記表示時間規制回路Ｆの出力状態を反転する反転
回路で、入力端Ｓ５を前記規制回路Ｆの出力端Ｐ８に、
出力端Ｐ９を抵抗Ｒ２及びコンデンサＣＤ２よりなる第
２微分回路Ｊ２を介して前記第２ＡＮＤ回路Ｃ２の入力
端Ｇ６に接続されている。

３４は前記電源スイッチ１９と前記表示時間規制回路Ｆ
の入力端Ｓ４ とを第８ダイオードＤ８を介して短絡す
る常閉型の脈搏センサースイッチで、前記筐１０の脈搏
センサー装着孔２７の内方に作動杆３４′を突出させて
おり、前記脈搏センサー１７接続端子１７′が該装着孔
２７に挿入装着された時に開路するようになっており、
即ち脈搏数の測定時には開路された状態を保つようにな
っている。

Ｄ９はこの脈搏センサースイッチ３４と第８ダイオード
Ｄ８との接続点と前記第２安定回路３２０入力端との間
に順方向に接続された第９ダイオードで、前記脈搏セン
サースイッチ３４の閉路時に該第２単安定回路３２の入
力端を高電位に保ち、以って脈搏センサー１７接続端子
１ ７’を脈搏センサー装着孔２７から取り外した状態
において第２増幅回路３１からのノイズを拾わないよう
にし、無意味な脈搏数情報をマイクロコンピュータ装置
３３に入力しないと共に前記脈搏人カランプ２６を点灯
させないようにするものである。

而して作動を説明すると、表示筐１０の脈搏センサー装
着孔２７に脈搏センサー接続端子１７′を挿入し且つ電
源スイッチ１９を閉路した状態において脈搏センサー１
７で捉えた脈搏に同期して脈搏人カランプ２６は点滅し
、次に運動表示スイッチ、例えば時間表示スイッチ２０
を押圧すれば、第４ダイオードＤ４を介して第１の３入
力ＡＮＤゲート回路Ｂ１ の第１入力端子Ｇ１１がＨ状
態に、第１記憶回路Ａ１の出力もＨ状態になる。

このときマイクロコンピュータ装置３３のスキャン出力
が第１スキャン出力端子Ｒ１ に出力すれば、第１の３
入力ＡＮＤゲート回路Ｂ１の出力がＨ状態になり、キー
入力端子Ｋに入力されるので、マイクロコンピュータ装
置３３から使用時間という運動情報が出力し、表示素子
１８に表示されると共に時間ランプ２３を点灯せしめる
。

その後時間表示スイッチ２０を開放しても表示はそのま
まの状態を保つ。

一方前記スイッチ２０の抑圧時に表示時間規制回路Ｆの
入力端Ｓ４は一旦Ｈ状態になって表示時間規制回路Ｆ内
蔵のタイマーはクリヤー状｝態となってリセットされる
。

その後時間表示スイッチ２０を開放するとタイマーが作
動して計時を開始し、７秒間経過すると表示時間規制回
路Ｆの？力端子Ｐ８はＨ状態出力からＬ状態出力に移行
する。

このとき第１の３入力ＡＮＤゲート回路Ｂ１１の第１入
力端子Ｇ１はＬ状態であると共に第２ＡＮＤゲート回路
Ｃ２の一方の入力端子Ｇ６ には反転回転Ｌを介してＨ
状態のパルス出力が入力される。

このときマイクロコンピュータ装置３３のスキャン出力
が第３スキャン出力端子Ｒ３に出力すれば、該第２ＡＮ
Ｄゲート回路Ｃ２の出力がＨ状態になり、キー入力端子
Ｋに入力されるのでマイクロコンピュータ装置３３から
脈搏数情報が出力医表示素子１８に脈搏数を表示すると
共に脈搏数表示ランブ２５を点灯させる。

さらに７秒経？過すれば表示時間規制回路Ｆは再びＨ状
態出力に移行するので第１の３入力ＡＮＤゲート回路Ｂ
１の第１入力端子Ｇ１がＨ状態になり一方第２ＡＮＤゲ
ート回路Ｃ２の入力はＬ状態であるので、前記と同様に
使用時間を表示し、以後７秒毎に脈冫搏数情報と使用時
間という運動情報とを繰り返して表示素子１８に表示し
且つ脈搏数表示ランプ２５と時間表示ランプ２３とを交
互に点灯する。

また走行速度表示スイッチ２１の抑圧時には同様に走行
速度と脈搏数情報とを７秒毎に繰り返しｉて表示素子１
８に表示し、同時に速度表示ランプ２４と脈搏数表示ラ
ンプ２５とを交互に点灯せしめる。

さらに脈搏数表示スイッチ２２の押圧時には第ＩＡＮＤ
ゲート回路Ｃ８の２つの入力端子Ｇ４，Ｇ，は共にＨ状
態となり、従って第２ＡＮＤゲート回路Ｃ２の一方の入
力端子Ｇ６は■状態となり、このときマイクロコンピュ
ータ装置３３からスキャン出力が第３スキャン出力端子
Ｒ３を介して他方の入力端子Ｇ７に入力すれば、該第２
ＡＮＤゲート回路Ｃ２からＨ状態出力がキー入力端子Ｋ
に入力し、従って脈搏情報がマイクロコンピュータ装置
３３から出力するので表示素子１８は脈搏数を表示し、
同時に脈搏数表示ランプ２５を点灯し、７秒経過後は前
記と同様にやはり脈搏数が表示され、以後もこれを繰り
返し、従って表示素子には脈搏数のみが表示されるもの
である。

また前記第１、第２の微分回路Ｊ１，Ｊ２は前記表示時
間規制回路Ｆの出力を夫々５０ｍＳｅｃ程度のトリガー
パルスに変換するもので、第１の３入力ＡＮＤゲート回
路Ｂ１ あるいは第２の３入力ＡＮＤゲート回路Ｂ２と
第２ＡＮＤゲート回路Ｃ２とに該表示時間規制回路Ｆの
出力をトリガー化して入力することによって表示素子１
８に運動情報と脈搏数情報とを交互に且つ確実に表示す
るようにしたものである。

次に脈搏センサー接続端子１７′を脈搏センサー装着孔
２７から取り外せば、脈搏センサースイッチ３４は閉路
され、従って表示時間規制回路Ｆの入力端Ｓ４はＨ状態
を保つので該回路Ｆは計時を行なわず、出力端Ｐ８はＨ
状態出力を保つので、第２ＡＮＤゲート回路Ｃ２はＬ状
態を保ち、表示素子１８には脈搏数を表示しないで、使
用時間や走行速度という運動情報のみを表示するもので
あり、さらに第２単安定回路３２に第９ダイオードＤ９
を介して高電位に保たれるので無意味な脈搏数情報をマ
イクロコンピュータ装置３３に入力せず且つ脈搏人カラ
ンプ２６を消灯するものである。

さらに第５図は室内用ジョツガーに於ける他の実施例で
あるが同図において３゛５は走行用ベルト、３６は回転
体であるローラー軸で、前記運動量センサーとしての車
輪回転センサー１３の磁石１１・・・はこのローラー軸
３６側部に、ホール素子１２は車台３７側に取り付けら
れている。

本発明の運動器具は以上詳述した如くなっており、特に
使用者の運動途上の脈搏数を測定する脈搏センサー１７
と、使用者の運動途上の運動量を測定する運動量センサ
ー１３と、を有し、該脈搏センサー１７の接続端子１７
′を表示筐１０の脈搏サンサー装着部２７に装着した状
態で前記脈搏センサー１７の測定出力から演算される脈
搏数情報と前記運動量センサー１３の測定出力から演算
される運動情報とを該表示筐１０の一つの表示器１８に
選択的に表示すると共に、該表示筐１０に前記接続端子
１７′の前記表示筐１０への装脱により該接続端子１７
′で開閉するスイッチ３４を有し、前記接続端子１７′
を脈搏センサー装着部２７から取り外すことにより前記
スイッチ３４で前記表示筐１０内の電気回路を切り替え
て前記運動情報のみを前記表示器１Ｂに表示するように
してなっているので、脈搏数の測定の不要時には脈搏セ
ンサー接続端子１７′を脈搏センサー装着部２７から取
り外すだけの簡単な操作で脈搏数情報を表示器１８に表
示しなくなり、従って意味のない数字等が脈搏数情報と
して表示されて使用者を惑わせることがなく、使用勝手
のよい、楽しく使用のできる運動器具を提供できるもの
である。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本発明運動器具の実施例を示し、第１図は
美容自転車に於ける実施例の全体図、第２図は脈搏セン
サーの図でイは上面図、口はイのＡ一Ｋ断面図、第３図
は表示筐の図でイは車輪回転センサー及び脈搏センサー
を装着した状態の上面図、口は前記センサーを取り外し
た状態の側面図、ハは脈搏センサーを取り外した状態の
要部断面図、第４図は概略電気回路図で、イは演算部の
回路図、口は脈搏入力部の一部と表示出力選択部の回路
図、第５図は室内用ジョツガーに於ける他の実施例の図
で、イは全体図、口は要部図である。 １０・・・表示筐、１８・・・表示素子、１７・・・脈
搏センサー、３４・・・脈搏センサースイッチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 使用者の運動途上の脈搏数を測定する脈搏センサー
   １７と、使用者の運動途上の運動量を測定する運動量セ
   ンサー１３と、を有し、該脈搏センサー１７の接続端子
   １７′を表示筐１０の脈搏センサー装着部２７に装着し
   た状態で前記脈搏センサー１７の測定出力から演算され
   る脈搏数情報と前記運動量センサー１３の測定出力から
   演算される運動情報とを該表示筐１０の一つの表示器１
   ８に選択的に表示すると共に、該表示筐１０に前記接続
   端子１７′の前記表示筐１０への装脱により該接続端子
   １７′で開閉するスイッチ３４を有し、前記接続端子１
   ７′を脈搏センサー装着部２７から取り外すことにより
   前記スイッチ３４で前記表示筐１０内の電気回路を切り
   替えて前記運動情報のみを前記表示器１８に表示するよ
   うにしてなる運動器具。