JPS588197A - 多層抄き原紙 - Google Patents
多層抄き原紙Info
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- JPS588197A JPS588197A JP10366881A JP10366881A JPS588197A JP S588197 A JPS588197 A JP S588197A JP 10366881 A JP10366881 A JP 10366881A JP 10366881 A JP10366881 A JP 10366881A JP S588197 A JPS588197 A JP S588197A
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- Japan
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- mixed
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、多層抄き原紙に関する。更に詳しくは、紙カ
ンプなどの容器成形用に有効に使用し得る多層抄き原紙
に関する。
ンプなどの容器成形用に有効に使用し得る多層抄き原紙
に関する。
現在用いられている紙カップ社、セルロース製原紙の片
面にポリエチレ/などの合成樹脂フィルムをラミネート
シ、これを赤外線ヒーターで加熱して円筒状にヒートシ
ールした亀の、あるいは接着剤によって円筒状に成形さ
れたセルロース製原紙の全面をワックスコートしたもの
などが用いられている。
面にポリエチレ/などの合成樹脂フィルムをラミネート
シ、これを赤外線ヒーターで加熱して円筒状にヒートシ
ールした亀の、あるいは接着剤によって円筒状に成形さ
れたセルロース製原紙の全面をワックスコートしたもの
などが用いられている。
しかしながら、これらの従来品は、その特性上使用面で
の制約がみられる。即ち、フィルムラミネートした紙カ
ップは、コーヒー、スープなどのホット用に遭して使用
される゛が、アイスコーヒー、ビールなiのコールド用
に使用するとその外側に結露を生じ、それがセルロース
層に浸透して強度を低下させる。一方、ワックスコーF
した紙カップは、コールド用として使用するのに適して
いるが、これをホット用に使用すると熱コートシタワツ
クスが内容物中に溶出も、衛生上の問題を生ずる。
の制約がみられる。即ち、フィルムラミネートした紙カ
ップは、コーヒー、スープなどのホット用に遭して使用
される゛が、アイスコーヒー、ビールなiのコールド用
に使用するとその外側に結露を生じ、それがセルロース
層に浸透して強度を低下させる。一方、ワックスコーF
した紙カップは、コールド用として使用するのに適して
いるが、これをホット用に使用すると熱コートシタワツ
クスが内容物中に溶出も、衛生上の問題を生ずる。
更に1これらの紙カップを製造するKmつては、ラミネ
ート、加工あるいはワ′ツクススプレーコートなどの工
程を必要とし、%にワックスのスプレーコートの場合に
は環境衛生上の問題も提起される。
ート、加工あるいはワ′ツクススプレーコートなどの工
程を必要とし、%にワックスのスプレーコートの場合に
は環境衛生上の問題も提起される。
このように1従来のセルロース家原紙を用いた紙カップ
は、製造上多工程を要するばか9ではなく、使用時に内
容物の如何によって使い分ける必要性が生じ、また衛生
上および強度的に4満足されていない。
は、製造上多工程を要するばか9ではなく、使用時に内
容物の如何によって使い分ける必要性が生じ、また衛生
上および強度的に4満足されていない。
本発明は、前記の如き欠点を解消させる容器成形用など
の多層抄き原紙を提供する亀のであり、金− この多層抄き原紙は、天然繊維素繊維と密度α945〜
α9フOII/傷3の高密度ポリオレフィン繊維状物と
の混抄紙の両側に1天然繊維素繊維と密度α900〜α
94511/lxiの低密度乃至中密度エチレン−α−
オレフィン共重合体繊維状物との混抄紙を抄き合せ、こ
れを加熱処理してなる。
の多層抄き原紙を提供する亀のであり、金− この多層抄き原紙は、天然繊維素繊維と密度α945〜
α9フOII/傷3の高密度ポリオレフィン繊維状物と
の混抄紙の両側に1天然繊維素繊維と密度α900〜α
94511/lxiの低密度乃至中密度エチレン−α−
オレフィン共重合体繊維状物との混抄紙を抄き合せ、こ
れを加熱処理してなる。
このような構成をとる本発明の多層抄き原紙は、高密度
ポリオレフィン繊維状物混抄紙を中@に有することKよ
り、高密度ポリオレフィン繊維状物の特性である剛性を
利用して、いわゆる腰のある原紙をつくることができ、
またその両側に低密度乃至中密度エチレン−α−オレフ
ィン共重合体混抄紙を抄き合わせることにより、この共
重合体繊維状物の特性であるヒートシール性を利用して
、この原紙からヒートシール強度の大なる容器を成形す
ることができる。!lた、容器への成形性も良くなり、
紙の層間剥離が防がれ、更に従来の紙カップにみられる
種々の一欠点を解消して、ホット用およびコールド用の
両方に使用できる強度の大きな紙カップが得られるので
、在庫管理の簡略化を図ることもできる。
ポリオレフィン繊維状物混抄紙を中@に有することKよ
り、高密度ポリオレフィン繊維状物の特性である剛性を
利用して、いわゆる腰のある原紙をつくることができ、
またその両側に低密度乃至中密度エチレン−α−オレフ
ィン共重合体混抄紙を抄き合わせることにより、この共
重合体繊維状物の特性であるヒートシール性を利用して
、この原紙からヒートシール強度の大なる容器を成形す
ることができる。!lた、容器への成形性も良くなり、
紙の層間剥離が防がれ、更に従来の紙カップにみられる
種々の一欠点を解消して、ホット用およびコールド用の
両方に使用できる強度の大きな紙カップが得られるので
、在庫管理の簡略化を図ることもできる。
各混抄紙の抄造に用いられる天然繊維素繊維としては、
木材繊維、麻繊維、木綿繊維などの天然繊維、再生繊維
素繊維、酢酸繊維素繊維などの人造繊維またはそれらの
部会繊維などが挙げられ、一般にはパルプ状の木材繊維
が好んで用いられる。
木材繊維、麻繊維、木綿繊維などの天然繊維、再生繊維
素繊維、酢酸繊維素繊維などの人造繊維またはそれらの
部会繊維などが挙げられ、一般にはパルプ状の木材繊維
が好んで用いられる。
これらの天然繊維素繊維と混抄される繊維状物を形成す
る高密度ポリオレフィンとしては、密度が09番5〜α
9ツOp/cXのポリエチレン、ポリプロ゛ピレン、ポ
リブテン、ポリ(トメチル′−1−一ベンテン)、ポリ
スチレン、゛ポリ塩化ビニルなどが用いられ、また低密
度乃至中密度エチレン−α−オ゛し′フィン共重合体と
しては、密度がα゛900〜α945I900〜α94
5Iメ一α93517aのエチレンとプロピレン、1−
ブテン、1−ペンテン、l−ヘキセン、4−メチル−1
−ペンテン、1−オクテン、1−デセンまたはこれらの
混合物などとの共重合体、好ましくはエチレンと炭素数
6以上、lf!fVC炭素数6〜8のa−オレフィンと
の共重合体、就中エチレン−4−メチル−1−ペンテン
共重合体が好んで用いられる。
る高密度ポリオレフィンとしては、密度が09番5〜α
9ツOp/cXのポリエチレン、ポリプロ゛ピレン、ポ
リブテン、ポリ(トメチル′−1−一ベンテン)、ポリ
スチレン、゛ポリ塩化ビニルなどが用いられ、また低密
度乃至中密度エチレン−α−オ゛し′フィン共重合体と
しては、密度がα゛900〜α945I900〜α94
5Iメ一α93517aのエチレンとプロピレン、1−
ブテン、1−ペンテン、l−ヘキセン、4−メチル−1
−ペンテン、1−オクテン、1−デセンまたはこれらの
混合物などとの共重合体、好ましくはエチレンと炭素数
6以上、lf!fVC炭素数6〜8のa−オレフィンと
の共重合体、就中エチレン−4−メチル−1−ペンテン
共重合体が好んで用いられる。
これらの重合体から繊維状物を製造する方法としては、
任意の方門を用いることができるが、重合体の融点以゛
上の温度に加熱した重合体に剪断力を与えながら、それ
の結晶化温度以下に冷却することKよって得らλる繊維
状のものが好ましい。
任意の方門を用いることができるが、重合体の融点以゛
上の温度に加熱した重合体に剪断力を与えながら、それ
の結晶化温度以下に冷却することKよって得らλる繊維
状のものが好ましい。
この繊維状化過程におい讐、適轟な溶媒を介在させるこ
とKより、よ抄微細な構造体となし、かつしい。剪断力
を与える具体的な方法としては、攪拌、ノズルからの噴
出、管内を流′動させる方法、回転二重簡による方゛法
などが用い□られる。勿鍮、一般の溶融紡糸−に従って
、溶融重合体を剪断力の影響の少々い比較゛的低′速度
讐ノ゛ズルから押出す方法によって製造し是ものも使用
すると7とができるが、剪断力゛を与えて製造した繊維
状物゛の方がその表面積が尖゛きい点で有利に使用する
ことができ□ (ζ る。
とKより、よ抄微細な構造体となし、かつしい。剪断力
を与える具体的な方法としては、攪拌、ノズルからの噴
出、管内を流′動させる方法、回転二重簡による方゛法
などが用い□られる。勿鍮、一般の溶融紡糸−に従って
、溶融重合体を剪断力の影響の少々い比較゛的低′速度
讐ノ゛ズルから押出す方法によって製造し是ものも使用
すると7とができるが、剪断力゛を与えて製造した繊維
状物゛の方がその表面積が尖゛きい点で有利に使用する
ことができ□ (ζ る。
本発明に係る多層抄き原紙の製造に際しても、特別の装
置を必要と社せず、多円筒円網抄紙機そることができる
。任意の順−で抄き合された原紙は、高密度ポリオレフ
ィン繊維状物を約6〜95%、好まL<紘約10−30
%、更に好ましくは約10−g5%を含む混抄紙層の両
側に、低密度乃至中゛密度エチレンーa−オレブイン共
東合体繊維状物を約26〜90%、好ましくは約30〜
50%、更に好ましくは約36〜45%を含む混抄紙層
を設けて構成され、高密度ポリオレフィン繊維状物混抄
紙層は一層または複数層であシ得、現在ある多層抄きの
ヤきる抄紙機では合軒マ層迄の抄き合せが可能である。
置を必要と社せず、多円筒円網抄紙機そることができる
。任意の順−で抄き合された原紙は、高密度ポリオレフ
ィン繊維状物を約6〜95%、好まL<紘約10−30
%、更に好ましくは約10−g5%を含む混抄紙層の両
側に、低密度乃至中゛密度エチレンーa−オレブイン共
東合体繊維状物を約26〜90%、好ましくは約30〜
50%、更に好ましくは約36〜45%を含む混抄紙層
を設けて構成され、高密度ポリオレフィン繊維状物混抄
紙層は一層または複数層であシ得、現在ある多層抄きの
ヤきる抄紙機では合軒マ層迄の抄き合せが可能である。
抄紙後の乾燥工程の最後では、表面温度を約90〜16
0℃、好ましくは約130℃程度に加熱し、重合体繊維
状物の熱溶融が行われる。この熱処理には、円網多筒ド
ライヤーなどが好んで使用されるが、熱処理はオフ・ラ
インに熱処理機を設け、シート状で行なうこともでき、
あるいは容器成形後にトンネルドライヤーなどを用いて
行なうこともできる。これらの熱処理時にスティッキン
グの可能性がある場合には、市販のパラフィンワックス
系エマルジ1ンなどの剥離剤を添加してもよく、その添
加方法としては抄紙時のスラリー状のとき添加してもあ
るいはドライヤーに塗布してもよい。
0℃、好ましくは約130℃程度に加熱し、重合体繊維
状物の熱溶融が行われる。この熱処理には、円網多筒ド
ライヤーなどが好んで使用されるが、熱処理はオフ・ラ
インに熱処理機を設け、シート状で行なうこともでき、
あるいは容器成形後にトンネルドライヤーなどを用いて
行なうこともできる。これらの熱処理時にスティッキン
グの可能性がある場合には、市販のパラフィンワックス
系エマルジ1ンなどの剥離剤を添加してもよく、その添
加方法としては抄紙時のスラリー状のとき添加してもあ
るいはドライヤーに塗布してもよい。
また、必要に応じて耐油性の薬品、例えば市販のフッ素
系耐油剤なども添加でき、この場合に4スラリー状のと
きの添加あるいはサーイズプレスエ糧での添加など適宜
の方法を用いることができる。
系耐油剤なども添加でき、この場合に4スラリー状のと
きの添加あるいはサーイズプレスエ糧での添加など適宜
の方法を用いることができる。
ポリオレアイン系織錐状物を天然繊維素横線に混抄した
紙を多層抄き合せて多層原紙とし、これを成形して耐水
性紙容器を製造することは、例えd脣開昭50−917
48号公報に記載されている。このような多層原紙から
なる容器基材は、合成パルプと木材パルプとから抄き合
され、30%以上の合成パルプを含む第1の薄紙層、2
5〜50%の合成パルプを含む第2の厚紙層および第1
層と同じ構成の第3の薄紙層を有し、紙の温度が110
〜150℃になるように熱圧処理して製造されている。
紙を多層抄き合せて多層原紙とし、これを成形して耐水
性紙容器を製造することは、例えd脣開昭50−917
48号公報に記載されている。このような多層原紙から
なる容器基材は、合成パルプと木材パルプとから抄き合
され、30%以上の合成パルプを含む第1の薄紙層、2
5〜50%の合成パルプを含む第2の厚紙層および第1
層と同じ構成の第3の薄紙層を有し、紙の温度が110
〜150℃になるように熱圧処理して製造されている。
そして、具体的には、合成パルプとしてポリエチレンパ
ルプが使用され、表裏各層がそれぞれ坪量30 fig
、sへ中間層が190〜20011/・−1合計して2
60〜26077/、♂の坪量を有する多層抄き原紙の
使用が、同会報に記載されている。
ルプが使用され、表裏各層がそれぞれ坪量30 fig
、sへ中間層が190〜20011/・−1合計して2
60〜26077/、♂の坪量を有する多層抄き原紙の
使用が、同会報に記載されている。
これに対して、本発明に係る多層抄き原紙では、表裏各
層にエチレンと夕景のα−オVフィン、好ましくは炭素
数6以上、一般には炭素数q〜10のび一オレフィンと
の共1合体#緒状物の混抄紙層を設けることにより、ポ
リエチレンパルプと比較して、軟化に′要する熱量が少
なくて済み、しかも半溶融状態の範四が広いなどヒート
シールのための加熱効率の点でもすぐれ、その上機械的
特性の上でもすぐれたエチレン−α−オレフィン共重合
体繊維状物が用いられている九め、容器成形のためのヒ
ートシール性の点で著しくすぐれている。
層にエチレンと夕景のα−オVフィン、好ましくは炭素
数6以上、一般には炭素数q〜10のび一オレフィンと
の共1合体#緒状物の混抄紙層を設けることにより、ポ
リエチレンパルプと比較して、軟化に′要する熱量が少
なくて済み、しかも半溶融状態の範四が広いなどヒート
シールのための加熱効率の点でもすぐれ、その上機械的
特性の上でもすぐれたエチレン−α−オレフィン共重合
体繊維状物が用いられている九め、容器成形のためのヒ
ートシール性の点で著しくすぐれている。
容器成形用に用いられる多層抄き原紙は、その表裏両面
にフィルムと同様の耐水性や熱融着性を付与するため加
熱処理して用いられるが、表裏両層を形成するエチレン
−α−オレフィン共重合体繊維−物の混抄紙層は、この
加熱処MKよってそのヒートシール性が殆んど損われな
い、具体的には、エチレン−α−オレフィン共重合体パ
ルプから抄造された坪量200fI/−の手抄き紙を1
00℃で乾燥させた後、150℃のオープン中で30分
間加熱処理し、あるい社加熱処理せずに、k −ターで
所定時間260℃に予熱り良後、ヒートシー2−を用い
て5 #/ am”の加圧下にヒートシールして、その
ヒートシール強度を測定すると、第1図に示されるよう
KZ加熱処理したもの(1)のヒートシール強度は、加
熱処理“しないもの(璽)のそれと比較して、殆んどそ
の値を低下させていない。これに対して、高密度ポリエ
チレンパルプから同様に抄造され九手抄き紙の場合には
、加熱処理されたもの(1)のヒートシール強度は、加
熱処理しない偵)のそれよシもその値の低下が著しく、
必要なヒートシール強[K達しない。
にフィルムと同様の耐水性や熱融着性を付与するため加
熱処理して用いられるが、表裏両層を形成するエチレン
−α−オレフィン共重合体繊維−物の混抄紙層は、この
加熱処MKよってそのヒートシール性が殆んど損われな
い、具体的には、エチレン−α−オレフィン共重合体パ
ルプから抄造された坪量200fI/−の手抄き紙を1
00℃で乾燥させた後、150℃のオープン中で30分
間加熱処理し、あるい社加熱処理せずに、k −ターで
所定時間260℃に予熱り良後、ヒートシー2−を用い
て5 #/ am”の加圧下にヒートシールして、その
ヒートシール強度を測定すると、第1図に示されるよう
KZ加熱処理したもの(1)のヒートシール強度は、加
熱処理“しないもの(璽)のそれと比較して、殆んどそ
の値を低下させていない。これに対して、高密度ポリエ
チレンパルプから同様に抄造され九手抄き紙の場合には
、加熱処理されたもの(1)のヒートシール強度は、加
熱処理しない偵)のそれよシもその値の低下が著しく、
必要なヒートシール強[K達しない。
第2図には、広葉樹−パルプとエチレン−α−オレフィ
ン共重合体パルプ(V)または高密度ポリエチレンパル
プ(11)との種々の割合の混抄紙(坪量200 fi
gX ;手抄き紙をloo℃で乾燥後、150℃のオー
ブン中で20分間加熱処理したもの)のり/グク2ツシ
5−強度をJISP−8126に従って測定し、その剛
性度をみ穴結果が示されており、この結果から前記の如
き各混抄紙層中の配合割合の範囲が選択されている。そ
して、このような配合割合の各混抄紙層は、エチレン−
α−オレフィン共重合体IIL―状吻混抄紙層がそれぞ
れ約50〜30#/−2、高密度ポリオレフィン線維状
物混抄紙層が約100〜140シーの秤量を有し、従っ
て合計して約200 fl/wh程度の坪量の原紙を容
器成形用に用いることができるので、前記特許令聞公報
記載の容器基材よりも坪量の点でも一段と有利である。
ン共重合体パルプ(V)または高密度ポリエチレンパル
プ(11)との種々の割合の混抄紙(坪量200 fi
gX ;手抄き紙をloo℃で乾燥後、150℃のオー
ブン中で20分間加熱処理したもの)のり/グク2ツシ
5−強度をJISP−8126に従って測定し、その剛
性度をみ穴結果が示されており、この結果から前記の如
き各混抄紙層中の配合割合の範囲が選択されている。そ
して、このような配合割合の各混抄紙層は、エチレン−
α−オレフィン共重合体IIL―状吻混抄紙層がそれぞ
れ約50〜30#/−2、高密度ポリオレフィン線維状
物混抄紙層が約100〜140シーの秤量を有し、従っ
て合計して約200 fl/wh程度の坪量の原紙を容
器成形用に用いることができるので、前記特許令聞公報
記載の容器基材よりも坪量の点でも一段と有利である。
このように、ヒートシール強度や坪量の点において一段
と有利である本発明の多層抄き原紙は、このような特徴
を生かして、紙カツプ用ばか9ではなく、蒸し物容器、
冷凍食品容器など冷凍および加熱(電子レンジによる加
熱を含む)の両方に用いちれる容器などの成形用、ある
いは医療器具の滅菌用包装袋の材料などとして有効に使
用することができる。
と有利である本発明の多層抄き原紙は、このような特徴
を生かして、紙カツプ用ばか9ではなく、蒸し物容器、
冷凍食品容器など冷凍および加熱(電子レンジによる加
熱を含む)の両方に用いちれる容器などの成形用、ある
いは医療器具の滅菌用包装袋の材料などとして有効に使
用することができる。
次に1実施例について本発明を説明する。
実施例
円網多筒式抄紙機を用い、抄速? !S 1117%、
幅1−6+m、抄紙時のドライヤー表面温[110℃、
マシンカレンダー線圧30鴨−の条件下で、次の各混抄
紙層からなる各層60わ11合計to。
幅1−6+m、抄紙時のドライヤー表面温[110℃、
マシンカレンダー線圧30鴨−の条件下で、次の各混抄
紙層からなる各層60わ11合計to。
I/−の坪量を有する四層抄き原紙を抄造した:(第1
層)針業樹晒パルプ/広集樹咄パルプ/エチレン−α−
オレフィン共重合体パル プ(30150/40) (第2層)針葉樹ロ杓パルプ/−広葉樹峨パルプ/高密
度ポリエチレンパルプ(35/ 35 / 30 )(
第3層)第2層に同じ (第4層)第1層に同じ この原紙をヒートシールタイプの紙カツプ成形機Kかけ
、サイドを赤外線ヒーター加熱、ボトムをガスバーナー
加熱して、100個/分の成形速度で紙カップに加工し
、150℃のワックスコート用トンネルドフイヤーで5
分間、加熱処理した。
層)針業樹晒パルプ/広集樹咄パルプ/エチレン−α−
オレフィン共重合体パル プ(30150/40) (第2層)針葉樹ロ杓パルプ/−広葉樹峨パルプ/高密
度ポリエチレンパルプ(35/ 35 / 30 )(
第3層)第2層に同じ (第4層)第1層に同じ この原紙をヒートシールタイプの紙カツプ成形機Kかけ
、サイドを赤外線ヒーター加熱、ボトムをガスバーナー
加熱して、100個/分の成形速度で紙カップに加工し
、150℃のワックスコート用トンネルドフイヤーで5
分間、加熱処理した。
良好にヒートシールされ、かつ剛性のある紙カップが得
られた。
られた。
第1図は、エチレン−α−オレフィン共重合体パルプ抄
造紙(1〜I)tたは高密度ポリエチレンパルプ抄造紙
(卜1)のヒーター予熱時間とヒートシール強度との関
係を示すグラフである。 第2図は、エチレン−α−オレフィン共重合体パルプ混
抄紙へ)または高密度ポリエチレンパルプ混抄紙側)の
合成パルプ配合率とリングクラッシュ強度との関係を示
す゛グラフである。 代理人 弁理士吉田俊夫
造紙(1〜I)tたは高密度ポリエチレンパルプ抄造紙
(卜1)のヒーター予熱時間とヒートシール強度との関
係を示すグラフである。 第2図は、エチレン−α−オレフィン共重合体パルプ混
抄紙へ)または高密度ポリエチレンパルプ混抄紙側)の
合成パルプ配合率とリングクラッシュ強度との関係を示
す゛グラフである。 代理人 弁理士吉田俊夫
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 り天然繊維素繊維と密度α945〜α9’1Ofi4−
の高密度ポリオレフィン繊維状物との混抄紙の両@に1
天然繊維素鑵維と密度α900〜α945g7am’の
低密度乃至中密度エチレン−a−オレフィン共重合、体
繊維状物との混抄紙を抄き合せ、これを加熱処理してな
る多層抄−き原紙。 2、高密度ポリオレフィン繊維状物混抄紙層を特徴とす
る特許請求の範囲第1項町載の多層抄き原紙。 3高密度ポリオレアイン繊維状物混抄紙層を特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の多層抄き原紙。 本容器成形用に用いられる特許請求の範囲第1項記載の
亭層炉き原紙。 、 −紙力ツブ成形用に用いられる特許請求の範囲第
4項記載の多層抄き原紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10366881A JPS588197A (ja) | 1981-07-02 | 1981-07-02 | 多層抄き原紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10366881A JPS588197A (ja) | 1981-07-02 | 1981-07-02 | 多層抄き原紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS588197A true JPS588197A (ja) | 1983-01-18 |
Family
ID=14360162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10366881A Pending JPS588197A (ja) | 1981-07-02 | 1981-07-02 | 多層抄き原紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS588197A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60194113A (ja) * | 1984-02-17 | 1985-10-02 | ザ ダウ ケミカル カンパニー | 湿潤性オレフインポリマー繊維 |
JPS60209010A (ja) * | 1984-02-17 | 1985-10-21 | ザ ダウ ケミカル カンパニ− | オレフインポリマ−の細いデニ−ルの繊維 |
JP2009250929A (ja) * | 2008-04-10 | 2009-10-29 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 高速増殖炉型原子力発電システム |
-
1981
- 1981-07-02 JP JP10366881A patent/JPS588197A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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