JPS588118A - ポリカプラミドの紡糸方法 - Google Patents
ポリカプラミドの紡糸方法Info
- Publication number
- JPS588118A JPS588118A JP10439581A JP10439581A JPS588118A JP S588118 A JPS588118 A JP S588118A JP 10439581 A JP10439581 A JP 10439581A JP 10439581 A JP10439581 A JP 10439581A JP S588118 A JPS588118 A JP S588118A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyorganosiloxane
- polyamide
- spinneret
- zinc
- steam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Artificial Filaments (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は改良されたポリアミドの溶融紡糸方法に関し、
特に詳細には、ポリアミドの溶融紡糸において、長期間
連続紡糸した際の口金孔周辺の汚れを防止し、長期間に
わたって安定した連続操業を可能にした紡糸方法に関す
るものである。
特に詳細には、ポリアミドの溶融紡糸において、長期間
連続紡糸した際の口金孔周辺の汚れを防止し、長期間に
わたって安定した連続操業を可能にした紡糸方法に関す
るものである。
ナイロン6、ナイロン66等のポリアミドを溶融して口
金から繊維状に連続紡出するとき、口金の吐出孔周辺に
、溶融ポリマが吐出孔でけずりとられて蓄積したり、浴
融ポリマからしみ出し、あ′るいは1軍発したモノマや
オリゴマが蓄積し1.長時間紡糸する間に、タール状物
あるいは炭化物などの熱変性物を生じる。
金から繊維状に連続紡出するとき、口金の吐出孔周辺に
、溶融ポリマが吐出孔でけずりとられて蓄積したり、浴
融ポリマからしみ出し、あ′るいは1軍発したモノマや
オリゴマが蓄積し1.長時間紡糸する間に、タール状物
あるいは炭化物などの熱変性物を生じる。
この結果、溶融ポリマの口金面に対する離型性が極めて
悪くなり、吐出ポリマが一方向にまがるいわゆる′まが
り1という現象がおこり、これが糸むらを増大させ、さ
らには糸切れを生じさせることになる〇 工業生産の場合、このようなトラブルは操業性を低下さ
せるばかりでなく製品の品質を損うことになるので、定
期的おるいは不定期に口金面を清拭して熱変性物を除去
する作業(口金修正と称している)が必要である@この
場合の定期的な口金修正の期間を口金修正期間と称して
いる。
悪くなり、吐出ポリマが一方向にまがるいわゆる′まが
り1という現象がおこり、これが糸むらを増大させ、さ
らには糸切れを生じさせることになる〇 工業生産の場合、このようなトラブルは操業性を低下さ
せるばかりでなく製品の品質を損うことになるので、定
期的おるいは不定期に口金面を清拭して熱変性物を除去
する作業(口金修正と称している)が必要である@この
場合の定期的な口金修正の期間を口金修正期間と称して
いる。
もちろん、口金修正期間は長い方が操業効率が良いため
、この口金修正期間を延長させる工夫が従来から行なわ
れている。
、この口金修正期間を延長させる工夫が従来から行なわ
れている。
たとえば、口金吐出孔における溶−ポリマの離型性を良
くし、熱変性物で口金吐出孔周辺がよごれたとき清拭を
容易にする目的で、口金面にポリオルガフシ91サンを
塗布することは特公昭2B−610号公報等により広く
知られている。
くし、熱変性物で口金吐出孔周辺がよごれたとき清拭を
容易にする目的で、口金面にポリオルガフシ91サンを
塗布することは特公昭2B−610号公報等により広く
知られている。
また、口金吐出孔周辺に、モノマやオリゴマが付着しな
いように、また付着したモノマ、オリゴマ等の熱変性を
防ぐために口金面を不活性ガスや水蒸気でシールする方
法も特公昭38−j2565号公報等で良く知られてい
る。
いように、また付着したモノマ、オリゴマ等の熱変性を
防ぐために口金面を不活性ガスや水蒸気でシールする方
法も特公昭38−j2565号公報等で良く知られてい
る。
更にポリアミドのモノマ、オリゴマ等の熱変性を防止す
るために、マグネシウム、亜鉛等の金属化合物をポリア
ミドチッグの中に混入したり、またポリオルガノシロキ
サン中に混入して口金面に塗布する方法も試みられてい
る。
るために、マグネシウム、亜鉛等の金属化合物をポリア
ミドチッグの中に混入したり、またポリオルガノシロキ
サン中に混入して口金面に塗布する方法も試みられてい
る。
上記方法の中では、口金面を水蒸気でシーμする方法が
最も有効で効果的であることは周知の事実である。ただ
し、この場合も口金面にポリオルガノシロキサンを塗布
することが必要である。
最も有効で効果的であることは周知の事実である。ただ
し、この場合も口金面にポリオルガノシロキサンを塗布
することが必要である。
しかしながら、口金面と水蒸気でシールしか90金面に
ポリオルガノシロキサンを塗布したた場合においても、
水蒸気により1.ポリオルガノシロキサン自体の劣化が
促進されその離型性の低下が口金修正周期の延長を困難
にしている。
ポリオルガノシロキサンを塗布したた場合においても、
水蒸気により1.ポリオルガノシロキサン自体の劣化が
促進されその離型性の低下が口金修正周期の延長を困難
にしている。
またこのような口金面を水蒸気で7−μしている場合、
今まで最も有効とされたマグネシウム化合物をポリオル
ガノシロキサンに含有させて塗布すると、水酸化物等の
生成でかえってポリ・オμガノンロキサンの劣化を促進
するという現象が生じ、いまだ決定的な、口金゛よごれ
防止方法が見出されていないのが現状である。
今まで最も有効とされたマグネシウム化合物をポリオル
ガノシロキサンに含有させて塗布すると、水酸化物等の
生成でかえってポリ・オμガノンロキサンの劣化を促進
するという現象が生じ、いまだ決定的な、口金゛よごれ
防止方法が見出されていないのが現状である。
本発明者らは、このような現状に鑑み、口金よごれを防
止することにより長期間安定したポリアミドの連続操業
について鋭意検討した結果、次のよりな亨発明に至った
のである。
止することにより長期間安定したポリアミドの連続操業
について鋭意検討した結果、次のよりな亨発明に至った
のである。
すなわち、本発明はポリアミドを溶融したのち口金から
絨維状に紡出する際、該口金面に亜鉛化合物を含有する
ポリオルガノシロキサンを塗布し、かつ紡糸中は該口金
面を水蒸気でシールするポリアミドの紡糸方法である。
絨維状に紡出する際、該口金面に亜鉛化合物を含有する
ポリオルガノシロキサンを塗布し、かつ紡糸中は該口金
面を水蒸気でシールするポリアミドの紡糸方法である。
本発明で対称とするポリアミドはアミド結合を有する繊
維形成性重合体であるが、主としてポリカプラミドおよ
びポリヘキサメチレンアジパミドである。
維形成性重合体であるが、主としてポリカプラミドおよ
びポリヘキサメチレンアジパミドである。
本発明で使用するポリオルガノシロキサンとシテハ、ポ
リメチルフエニルンロキサン、ポリジメチルシロキサン
およびそれらの混合物などが適当であるが、中でもポリ
メチpフエニpシロキサンが耐熱性の点から好ましく、
混合物とする場合でもポリメチルフェニルシロキサンの
混合率を50重11−以上が好ましく、さらに好ましく
は70重量−以上である。
リメチルフエニルンロキサン、ポリジメチルシロキサン
およびそれらの混合物などが適当であるが、中でもポリ
メチpフエニpシロキサンが耐熱性の点から好ましく、
混合物とする場合でもポリメチルフェニルシロキサンの
混合率を50重11−以上が好ましく、さらに好ましく
は70重量−以上である。
ポリオルガノシロキサンに含有させる亜鉛化合物は、酸
化亜鉛、水酸化亜鉛、炭酸亜鉛、塩化亜鉛、酢酸亜鉛、
ステアリンば亜鉛、酒石酸亜鉛等であるが、これに限定
されない。中でも炭酸亜鉛およびぼ化亜鉛が最も好まし
い。
化亜鉛、水酸化亜鉛、炭酸亜鉛、塩化亜鉛、酢酸亜鉛、
ステアリンば亜鉛、酒石酸亜鉛等であるが、これに限定
されない。中でも炭酸亜鉛およびぼ化亜鉛が最も好まし
い。
また、上記亜鉛化合物の配合量は1〜40重量%が好ま
しく、さらに好ましくは2〜20重量%の範囲である。
しく、さらに好ましくは2〜20重量%の範囲である。
亜鉛化合物の配合量が1重量−未満では、口金よごれ防
止に対する効果が小ゝさく′、また40重量%を超える
とポリオルガノシロキサンの離型性の効果が低下し、か
つ流動性が悪いため口釡面への均一な塗布が困難となる
。
止に対する効果が小ゝさく′、また40重量%を超える
とポリオルガノシロキサンの離型性の効果が低下し、か
つ流動性が悪いため口釡面への均一な塗布が困難となる
。
本発明においては、上述のように亜鉛化合物を含有する
ポリオルガノシロキサンを口釡面に塗布子゛るが、塗布
する方法は、ブラシにより塗りつけ、スプレーなど公知
のいかなる手段を用いてもよい。
ポリオルガノシロキサンを口釡面に塗布子゛るが、塗布
する方法は、ブラシにより塗りつけ、スプレーなど公知
のいかなる手段を用いてもよい。
さらに本発明では紡糸中、口金面を水盛気でシーμする
必要がある。紡糸口金面の水蒸気シーpの方法は特に限
定されず、スチームボックスにスチームを送り、小孔か
ら口金面へ水蒸気を当てる方法あるいはスチームボック
ス中で水を蒸発させて得られたスチームを口金面付近に
充満させる方法等が適用できる。
必要がある。紡糸口金面の水蒸気シーpの方法は特に限
定されず、スチームボックスにスチームを送り、小孔か
ら口金面へ水蒸気を当てる方法あるいはスチームボック
ス中で水を蒸発させて得られたスチームを口金面付近に
充満させる方法等が適用できる。
本発明は上述のように、ポリオルガノシロキサン、亜鉛
化合物、水蒸気シー1vt−組合せた点に最大の特砿が
あり、従来、これら単独あるいは王者の組合せでは得ら
れなかった特別の効果を奏することができるものである
。
化合物、水蒸気シー1vt−組合せた点に最大の特砿が
あり、従来、これら単独あるいは王者の組合せでは得ら
れなかった特別の効果を奏することができるものである
。
すなわち、本発明で期待できる効果は、単に従来技術の
組合せにおいて予想される域を超え、王者を組合せるこ
とにより予想できなかった相乗効果を得るものである。
組合せにおいて予想される域を超え、王者を組合せるこ
とにより予想できなかった相乗効果を得るものである。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実施例1
常法にしたがって重合して得た、硫ハ相対粘[(25C
,98%d酸)2.62.未反応ラクタムとオリゴマを
計1.2重量%含有するナイロン6を常法にしたがって
溶融紡糸した。溶li!ll温度は265CでT字型断
面の吐出孔から吐出し、700町愉で巻@取り、引き続
き延伸して50デニー1v17フイラメントの延伸糸を
得た。
,98%d酸)2.62.未反応ラクタムとオリゴマを
計1.2重量%含有するナイロン6を常法にしたがって
溶融紡糸した。溶li!ll温度は265CでT字型断
面の吐出孔から吐出し、700町愉で巻@取り、引き続
き延伸して50デニー1v17フイラメントの延伸糸を
得た。
表−1に紡糸方法と口金修正期間を示した。
ポリオルガノシロキサンとしては、ポリメチルフェニル
シロキサン(粘[jO,OuOセンチストークス)を用
い表−1の金属化合物を5重量%混祿して口金面に塗布
した。また水、蒸気シールは口i直下に直径11uIの
小孔を12個有するボックスを取り付け、6孔から口金
面に水蒸気を供給した。
シロキサン(粘[jO,OuOセンチストークス)を用
い表−1の金属化合物を5重量%混祿して口金面に塗布
した。また水、蒸気シールは口i直下に直径11uIの
小孔を12個有するボックスを取り付け、6孔から口金
面に水蒸気を供給した。
表−1の口金修正期間とは、−口金当りの糸切れ回数が
0.1 @/日以下で連続紡糸できた期間を示したもの
である。
0.1 @/日以下で連続紡糸できた期間を示したもの
である。
懺−1
表−1の結果から、本発明の亜鉛化合物を含有(、fc
ポリオpガノシロキサンを口金面に塗布シかつ水蒸気で
口金面をシールすれば(試験ム8.9)熱変性物に原因
する吐出孔周辺のよごれが大幅に軽減され、かつポリオ
ルガノシロキサンの劣化抑制にも顕著な効兼があること
が明らかである。本発明の紡糸方法を行えば、口金修正
周期が従来方法(試験逼1.4)の2〜15倍の大幅な
延長が可能である。
ポリオpガノシロキサンを口金面に塗布シかつ水蒸気で
口金面をシールすれば(試験ム8.9)熱変性物に原因
する吐出孔周辺のよごれが大幅に軽減され、かつポリオ
ルガノシロキサンの劣化抑制にも顕著な効兼があること
が明らかである。本発明の紡糸方法を行えば、口金修正
周期が従来方法(試験逼1.4)の2〜15倍の大幅な
延長が可能である。
特許出願人 東し株式会社
Claims (1)
- ポリアミドを溶融したのち口金から繊維状に紡出する際
、該口金面に亜鉛化合物を含有するポリオルガノシ ロ
″キサンを塗布し、かつ紡糸中は該口金面を水蒸気でシ
ールすることを特徴とするポリアミドの紡糸方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10439581A JPS6040523B2 (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | ポリカプラミドの紡糸方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10439581A JPS6040523B2 (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | ポリカプラミドの紡糸方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS588118A true JPS588118A (ja) | 1983-01-18 |
JPS6040523B2 JPS6040523B2 (ja) | 1985-09-11 |
Family
ID=14379541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10439581A Expired JPS6040523B2 (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | ポリカプラミドの紡糸方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6040523B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19980080913A (ko) * | 1997-03-31 | 1998-11-25 | 히라이가츠히코 | 합성섬유를 위한 용융방사방법, 수지용융액을 위한 성형장치 및필터 |
CN106894101A (zh) * | 2017-02-26 | 2017-06-27 | 浙江峰赫纺织有限公司 | 一种抗菌醋酯长丝 |
-
1981
- 1981-07-06 JP JP10439581A patent/JPS6040523B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19980080913A (ko) * | 1997-03-31 | 1998-11-25 | 히라이가츠히코 | 합성섬유를 위한 용융방사방법, 수지용융액을 위한 성형장치 및필터 |
CN106894101A (zh) * | 2017-02-26 | 2017-06-27 | 浙江峰赫纺织有限公司 | 一种抗菌醋酯长丝 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6040523B2 (ja) | 1985-09-11 |
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