JPS587701B2 - 加熱調理具 - Google Patents
加熱調理具Info
- Publication number
- JPS587701B2 JPS587701B2 JP465775A JP465775A JPS587701B2 JP S587701 B2 JPS587701 B2 JP S587701B2 JP 465775 A JP465775 A JP 465775A JP 465775 A JP465775 A JP 465775A JP S587701 B2 JPS587701 B2 JP S587701B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grip
- heating cooking
- iron
- handle
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はフライパン、鍋、やかん、バベキューや焼鳥
用串等の様な加熱調理具の柄部や握り部を特定の断熱性
金属で構成したことを特徴とする。
用串等の様な加熱調理具の柄部や握り部を特定の断熱性
金属で構成したことを特徴とする。
一般にフライパン、鍋、やかん等の様に食品用調理具と
してガスや電熱等で調理または使用時に加熱されるもの
は、その柄部や握り部が主体と一体或は接合された伝熱
性金属材料例えば軟鋼やステンレス鋼などで作られてい
ると使用中加熱主体から伝達されて手で握る事が困難に
なる。
してガスや電熱等で調理または使用時に加熱されるもの
は、その柄部や握り部が主体と一体或は接合された伝熱
性金属材料例えば軟鋼やステンレス鋼などで作られてい
ると使用中加熱主体から伝達されて手で握る事が困難に
なる。
これを避けるために柄部や握り部を、非金属の木やプラ
スチック等の断熱性材料で作る場合が多い。
スチック等の断熱性材料で作る場合が多い。
然し木やプラスチックは金属材料に比べて機械的強度が
弱いし、耐火性や耐熱性も劣るから金属材料と組合せて
柄部や握り部に部分的に使用されるものもあるが、その
構造が複雑となり、製造コストが高くなる欠点が免れな
い。
弱いし、耐火性や耐熱性も劣るから金属材料と組合せて
柄部や握り部に部分的に使用されるものもあるが、その
構造が複雑となり、製造コストが高くなる欠点が免れな
い。
基の他、バベキューや焼鳥用或はうなぎ、かば焼用など
の串として金属製のものを用いる場合も、前記同様に調
理中つまみ部が加熱されるため、取扱いが困難になる。
の串として金属製のものを用いる場合も、前記同様に調
理中つまみ部が加熱されるため、取扱いが困難になる。
本発明は、前述のような欠点を解消した断熱性かつ耐熱
性の金属製柄部や握り部を有する加熱調理具を提供する
ことを目的とする。
性の金属製柄部や握り部を有する加熱調理具を提供する
ことを目的とする。
即ち本発明による調理具の柄部や握り部は熱伝導度の小
さい特定成分の鉄一クローム−アルミニウム系の合金製
としたことを特徹とする。
さい特定成分の鉄一クローム−アルミニウム系の合金製
としたことを特徹とする。
実施例について説明すれば、例えば直径約２５儂、深さ
約５ｃｍ、板厚ほぼ２ｍｍの鉄製の市販のフライパンの
柄部を２５％（重量）Ｃｒ、５％（重量）Ａｌ、残部実
質的にＦｅ（以下すべて重量％で表わす）よりなる合金
で作成した場合、ガス火で加熱調理中、握り部の温度上
昇が殆んどなく、調理作業が容易に行うことができた。
約５ｃｍ、板厚ほぼ２ｍｍの鉄製の市販のフライパンの
柄部を２５％（重量）Ｃｒ、５％（重量）Ａｌ、残部実
質的にＦｅ（以下すべて重量％で表わす）よりなる合金
で作成した場合、ガス火で加熱調理中、握り部の温度上
昇が殆んどなく、調理作業が容易に行うことができた。
これに比べて従来の軟鋼およびステンレス鋼（１３％ク
ロームステンレス鋼）製の従来の柄部では、加熱調理中
握り部が熱くなり、特に連続使用すると手で柄部を保持
することが極めて困難であった。
ロームステンレス鋼）製の従来の柄部では、加熱調理中
握り部が熱くなり、特に連続使用すると手で柄部を保持
することが極めて困難であった。
またバベキュー用の串に使用した実施例（第１図、第２
図参照）では、ほぼ巾８ｍｍ、厚み２５ｍｍ、長さ３５
ｃｍの串を本発明の鉄−クローム−アルミニウム合金と
従来の軟鋼および１３％Ｃｒ、ステンレス鋼で作成し、
基の尖端部約２０ｃｍをガス焔で焼きほぼ同一温度にし
、各握り部Ａの図のａ点（握り部端より１０ｃｍ）の温
度上昇を比較試験した結果は第１表のとおりである。
図参照）では、ほぼ巾８ｍｍ、厚み２５ｍｍ、長さ３５
ｃｍの串を本発明の鉄−クローム−アルミニウム合金と
従来の軟鋼および１３％Ｃｒ、ステンレス鋼で作成し、
基の尖端部約２０ｃｍをガス焔で焼きほぼ同一温度にし
、各握り部Ａの図のａ点（握り部端より１０ｃｍ）の温
度上昇を比較試験した結果は第１表のとおりである。
この表に示された結果から明かなように、従来の軟銅や
１３％Ｃｒステンレス鋼製の串は加熱１０分後で握り部
の温度が７０℃以上にも達し、手で保持することが困難
であった。
１３％Ｃｒステンレス鋼製の串は加熱１０分後で握り部
の温度が７０℃以上にも達し、手で保持することが困難
であった。
これに比べて本発明による鉄−クロームーアルミニウム
合金製の場合には加熱１０分後でも握り部の温度が約４
０℃で手で保持できる程度であった。
合金製の場合には加熱１０分後でも握り部の温度が約４
０℃で手で保持できる程度であった。
すなわち本発明によるパベキュー串で肉をさしてガス火
で焼いて調理中握り部を持っても熱くないので調理操作
が容易である。
で焼いて調理中握り部を持っても熱くないので調理操作
が容易である。
この他「お好み焼」用の反えしへらの握り部に本発明を
実施した結果、調理中におけるその握り部の温度上昇が
小さく、極めて好ましい結果が得られた。
実施した結果、調理中におけるその握り部の温度上昇が
小さく、極めて好ましい結果が得られた。
この種鉄、クローム、アルミニウム系合金は従来電気抵
抗或は電気発熱体として周知の合金であり、その熱伝導
度は第２表に示すとおりで、通常の軟鋼に比べて１／３
〜１／１０程度の小さい値である。
抗或は電気発熱体として周知の合金であり、その熱伝導
度は第２表に示すとおりで、通常の軟鋼に比べて１／３
〜１／１０程度の小さい値である。
（備考） 材料成分はすべて重量％で示す。
使用する鉄、クローム、アルミニウム合金の成分の範囲
について述べればＡｌとＣｒの含有量が増せば熱伝導度
は小さくなるが、Ａｌが１０％以上、Ｃｒが３５％以上
になるとこの合金の溶解鋳造が困難になるし、加工性も
悪くなるから実用的でない。
について述べればＡｌとＣｒの含有量が増せば熱伝導度
は小さくなるが、Ａｌが１０％以上、Ｃｒが３５％以上
になるとこの合金の溶解鋳造が困難になるし、加工性も
悪くなるから実用的でない。
またＡ１が２％，Ｃｒが１０％以下では断熱性が小さく
なるから好ましくない。
なるから好ましくない。
従って本発明調理具握り部は鉄、クローム，アルミニウ
ム系合金の成分範囲はＡｌが２〜１０％、Ｃｒで１０〜
３５％の範囲の鉄基合金より成ることを特徴とする。
ム系合金の成分範囲はＡｌが２〜１０％、Ｃｒで１０〜
３５％の範囲の鉄基合金より成ることを特徴とする。
少量の他の添加元素、例えば結晶粒を微細化して加工性
を改善する作用を有するＴｉ及び不純物は前記本発明の
目的を損わない程度含有が許されることは勿論である。
を改善する作用を有するＴｉ及び不純物は前記本発明の
目的を損わない程度含有が許されることは勿論である。
なお、本発明の鉄、クローム、アルミニウム合金製調理
具握り部は、耐食性、耐銹性共にステンレス鋼製よりも
更に優れているから調理用具士して長期間使用によって
銹を発生することがないので、衛生的でありかつ美観を
損うこともない。
具握り部は、耐食性、耐銹性共にステンレス鋼製よりも
更に優れているから調理用具士して長期間使用によって
銹を発生することがないので、衛生的でありかつ美観を
損うこともない。
第１図はこの発明の実施例を示すバーベキュ用串の平面
図、第２図はその側面図である。 Ａ・・・・・握り部、Ｂ・・・・・・加熱先端部。
図、第２図はその側面図である。 Ａ・・・・・握り部、Ｂ・・・・・・加熱先端部。
Claims (1)
- １ ２〜１０重量％Ａｌ、１０〜３５重量％Ｃｒ、残部
が実質的にＦｅからなるＦｅ基合金製柄部または握り部
を有することを特徴とする加熱調理具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP465775A JPS587701B2 (ja) | 1975-01-09 | 1975-01-09 | 加熱調理具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP465775A JPS587701B2 (ja) | 1975-01-09 | 1975-01-09 | 加熱調理具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5184719A JPS5184719A (en) | 1976-07-24 |
| JPS587701B2 true JPS587701B2 (ja) | 1983-02-10 |
Family
ID=11590003
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP465775A Expired JPS587701B2 (ja) | 1975-01-09 | 1975-01-09 | 加熱調理具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS587701B2 (ja) |
-
1975
- 1975-01-09 JP JP465775A patent/JPS587701B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5184719A (en) | 1976-07-24 |
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