JPS587700B2 - コウジユンドクロムテツゴウキンノ セイゾウホウ - Google Patents

コウジユンドクロムテツゴウキンノ セイゾウホウ

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JPS587700B2
JPS587700B2 JP10564175A JP10564175A JPS587700B2 JP S587700 B2 JPS587700 B2 JP S587700B2 JP 10564175 A JP10564175 A JP 10564175A JP 10564175 A JP10564175 A JP 10564175A JP S587700 B2 JPS587700 B2 JP S587700B2
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は高純度クロム鉄合金の製造法に関し、更しく
はC0.04%以下、NO.010%以下、S0.01
5%以下、P0.025%以下、Si0.35%以下、
Al0.05%以下でCr25〜70%、残部は実質的
にFeであるクロム鉄合金の製造法に関する。
このクロム鉄合金はフエライト系ステンレス鋼、特に高
クロムフエライト系ステンレス鋼の原料として適したも
のである。
フエライト系ステンレス鉱はその金属材料特性に及ぼす
微量不純物元素の影響が極めて大きく、また精錬過程で
不純物を除去することがむつかしいので、これをつくる
ための高純度の原料が要求される。
クロム鉄合金中に含まれるMn,Cu等の金属元素、及
びC、0、H等の不純物は高温、真空下での精錬により
比較的簡単に極微量迄下げ得るが、Si, P, S,
N等の元素は真空下での精錬により除去することが非
常に困難であり、これ等元素を除去するためには超高温
でかつ高真空下で精錬しなければならず、工業的に精錬
除去するためには、莫大な金額の設備を必要とし、経済
的でない。
従って、Si, P, S, N等の不純物の少ない高
純度のクロム鉄合金を製造することが、フエライト系ス
テンレス鋼を経済的に製造する上での不可欠の条件とな
る。
この発明は、上記の点を考慮して通常のステンレス鋼の
原料として使用されている炭素フエ口クロムよりも不純
物の少ない高クロム鉄合金の製造法に関するものである
通常の低炭素フエ口クロムはクロム鉱石と生石灰を電気
炉で溶解して鉱滓をつくり、取鍋等の反応容器に移して
、シリコクロム等の還元剤を加えて激しく撹拌して反応
させる方法、あるいはクロム鉱石、生石灰およびシリコ
クロム等の還元剤を混合して電気炉に投入し、炉内で反
応させる方法等で製造されている。
しかしながらこのようにして製造した低炭素フエ口クロ
ムは通常下記のような不純物を含んでいるため、一般の
汎用ステンレス鋼の原料としては使用出来るが、高クロ
ムフエライト系ステンレス鋼の原料としては適当でない
通常の低炭素フエ口クロムの不純物はSi:0.5〜1
.0、P:0.02〜0.03、S:0.02〜0.0
3、N : 0.0 3 〜0.0 6、C : 0.
0 1〜0.1 0、Mn :0,1〜0。
2、Cu : 0.0 3 〜0.0 5%である。既
述したように、C,Mn,Cu,0、H等の不純物はこ
の低炭素フエ口クロムを真空下で精錬することにより比
較的簡単に極微量迄下げ得るが、Si, P, S,
N等は殆んど除去出来ず、またこれら不純物の高クロム
フエライト系ステンレス鋼の機械的特性に与える影響は
大きく、高クロムフエライト系ステンレス鋼の特長であ
る耐食性を損う、そこで、高クロムフエライト系ステン
レス鋼用原料として高純度の高クロム鉄合金が要求され
る。
高クロム鉄合金の不純物の量は、一般的にはクロムが高
い程、後にこれよりクロムの低いステンレス鋼とする場
合に希釈されるから許容量は高くてもよく、クロム含有
量に対する不純物の許容量を図で示すと第1図の通りで
ある。
Cは真空下の精錬で下げられるのでCr含有量に関係な
(0.0 4以下でよく、又Alは脱炭精錬に影響を与
えるのでCr含有量に関係な<0.05以下でなくては
ならない。
Si,P.S.N等の不純物は、後の真空処理で除去出
来ないので低けれは低い程望ましく、P、S等原料に制
約を受ける元素を下げるためには後に示す特殊な方法に
より低くすることは可態である。
不純物は原料、及び製造工程に使われる装置、雰囲気ガ
ス等から製品に混入する。
溶融炉、反応容器、その他使用する装置等から不純物が
入らないように十分注意しなければならないことは勿論
であるが、原料についても出来るだけ不純物の少ないも
のを選ぶことが望ましい。
不純物の中でリン、イオウは大部分、クロム鉱石、生石
灰等の原料から、また窒素は空気中の窒素が溶融金属に
接触して製品中に混入するものである。
原料に関しては高純度のものは今後益々入手し難くなる
傾向にあり、そのため製造過程で不純物を除去しなけれ
はならない。
不純物の許容限界は前記したようにクロムの成分範囲に
おいて異なり、さらにその中で好ましい範囲があるので
、目的とする合金の不純物の量に応じて原料を選びある
いはまた原料の脱リン工程を設けたり、さらに特殊な製
造法を採る必要がある。
この発明は高クロムのフエライト系ステンレス鋼を製造
するに好適な高クロムの鉄合金の製造法を提供するもの
である。
この高クロム鉄合金にAl合金、Ca合金等の脱酸剤を
加え、また必要によりMO,Nbのフエライト系ステン
レス鋼の改質剤を少量添加し、真空溶融精錬等により、
C(S、N)等の不純物を所定量以下、例えば特開昭4
8−101316号に記載されている範囲に収めて、フ
エライト系ステンレス鋼とすることが出来る。
そのためには高クロム鉄合金は不純物として最大限C<
0.04%、N<0.010%、S<0.015%、P
<0.025%、Si<0.35%、Al <0.0
5%に抑えなければならない。
この発明はこの合金を得る方法として最も工業的に適し
量産が可能である通常の低炭素フエロクロムの製造法を
改良発展させたものである。
そして三つの発明からなりそれらの主要部はクロム鉱石
と生石灰との溶融鉱滓にシリコン系又はアルミニウム系
還元剤を添加して低炭素高クロム鉄合金を得るに際し、
この還元剤を鉱滓中のクロム、鉄の酸化物を夫々の金属
に還元する化学量論量より過剰に加えて生成するクロム
鉄合金中にシリコン又はシリコンとアルミニウムを所定
量含有させ、次いでこのシリコン又はシリコンとアルミ
ニウムを酸化物にして合金から除去所謂脱ケイ、脱アル
ミし、そしてこれらの工程のすべてに亘ってクロム鉄合
金の溶湯をAl203含有量9%以上でかつ合金相の融
点より低いスラグで被覆して窒素ガスが接触しないよう
にした点にある。
この発明の第1の発明は前記主要部からなり、原料の不
純物の低いものが入手出来る場合あるいは原料との兼ね
合いを含めて目的とする合金の不純物の量がこの発明の
範囲内において比較的高くしてもよい場合に使用可能で
ある。
更に第2の発明は合金中の不純物、特にリンを低くした
い場合に有効なもので、第1の発明に予め原料の脱リン
工程を設けたものである。
第3の発明は不純物、特にリン、イオウの最も低いクロ
ム鉄合金を得るに効果を発揮する最良の方法で、前記第
2の発明において脱ケイ、脱アルミ処理に脱リン処理し
たクロム鉱滓を使用する方法である。
以下、この発明を詳細に説明する。
第1の発明において、先ずクロム鉱石と生石灰の混合溶
融物(以下、一次鉱滓と呼ぶ)をつくる。
これら原料はリンの含有量が少ないものが望ましい。
両原料の混合割合はクロム鉱石1重量部に対し、生石灰
0.5〜1.0重量部が適当である。
溶融は融点が高いので通常電弧炉で行う。
次にこの一次鉱滓にシリコン系又はアルミニウム系還元
剤を鉱滓中の酸化クロム、酸化鉄をそれぞれの金属に還
元する化学量論量より過剰に加え、撹拌して還元反応を
行ない、シリコン又はシリコンとアルミニウムを含む低
炭素クロム鉄合金とスラグを生成させる。
反応は電気炉内で行なってもよいが、撹拌の容易性を考
えれば一次鉱滓を取鍋等の反応容器に移して、これに還
元剤を投入することが望ましい。
また初めからクロム鉱石、生石灰及び還元剤を混合して
電気炉に装入し、溶融と同時に反応させ、必要ならば更
に混合溶湯を反応容器に移して反応を完結させる方法で
もよい、何れの方法においても反応の際、空気中の窒素
を吸収しないようにするためスラグのAl203含有量
が9%以上になるように注意し、又還元剤はスラグより
比重の重いものを選はなけれはならない。
メタリックシリコンや、アルミニウムは還元反応が激し
いばかりでなく、スラグよりも軽いため、還元反応の際
、空気と接触し吸窒するために適当でない。
生成するクロム鉄合金にシリコン又はシリコンとアルミ
ニウムを含有させることによってイオウが減少すること
は第2図に示す通りである。
同図はイオウが0.02%の一次鉱滓から30%クロム
及び60%クロムの合金を得た場合の合金中のシリコン
又はシリコンとアルミニウム含有量とイオウ含有量の関
係を示すもので、合金中のシリコン又はシリコンとアル
ミニウム含有量を高くすることにより、イオウ含有量の
少ないクロム鉄合金が得られることがわかる。
また第3図は合金中のシリコン含有量と平衡するスラグ
( CaO wt%/S t 0 2wt%=1.2〜
1.5)中のCr203含有量の関係を示したもので、
シリコン又はシリコンとアルミニウム含有量が高い程、
またクロム%が低い程、スラグ中のCr203含有量が
下がりクロム還元率が高くなる。
第2図及び第3図の関係は鉱滓中のイオンが0.02%
のもののみでなく、イオウ含有量が変つても同様の傾向
を示す。
即ち何れも合金中のシリコン又はシリコンとアルミニウ
ム含有量が約4%でスラグ中のC r 2 0 3含有
量及び合金中のイオウ含有量は下限に近づいており、シ
リコン又はシリコンとアルミニウム含有量を4%以上に
上げても効果がないばかりでなく、後の脱ケイ、脱アル
ミ工程において、脱ケイ、脱アルミ剤が多量に必要にな
り、これらから入るイオウその他不純物の量が多くなる
ので好ましくない。
また図からシリコン又はシリコンとアルミニウムは最低
1%は必要である。
またアルミニウム系還元剤を使用する場合、過剰のアル
ミニウムは鉱石中の少量のSi02と反応 し、Si−Alを生成しSi含有量は最低1%となる。
この発明においては、一次鉱滓中のクロム及び鉄の酸化
物を夫々の金属に還元する次の式の化学量論量より過乗
にシリコン系又はアルミニウム系還元剤を溶融鉱滓に加
えて、生成するクロム鉄合金中のシリコン又はシリコン
とアルミニウムを1〜4%とする。
クロム鉄合金中のシリコン又はシリコンとアルミニウム
を1〜4%とするためには上式による化学量論量の約1
.1〜1.5倍とすればよい。
一次鉱滓に還元剤を添加する際の還元剤は塊状或いは溶
融状態でもよいが、反応は発熱反応なので、一次鉱滓の
温度との関連、さらにまた鉱滓を一部溶融しない冷材の
まま加えることも可能なので、これらを相互的に勘案し
て適宜選択する。
既述したようにシリコン系又はアルミニウム系還元剤に
おいて、メタリックシリコンおよびアルミニウムは適当
でなく、シリコン系還元剤としてはシリコクロム鉄合金
又は鉄シリコン合金等が、アルミニウム系還元剤として
はアルミニウム鉄合金、アルミシリコン鉄合金が好まし
い。
メタリックシリコンおよびアルミニウムは反応が激しい
ばかりでなく、スラグより軽いため還元反応の際空気に
接触し吸窒するため使用出来ない。
反応が進むと取鍋等の底部に合金相、上部にスラグ相が
生成する。
この反応の際例えば二つの取鍋間で溶湯をあけ換えする
方法で撹拌を行ない、合金相に空気を接触させると第4
図に示すように60%クロム合金の場合70〜110p
pm/回数、30%クロム合金で30〜70ppm/回
数で窒素含有量が上昇する。
従ってクロム鉄合金溶湯には窒素が接触しないようにし
なければならない。
その方法として取鍋等の周辺をアルゴン等の雰囲気にし
て窒素ガスを遮断することも考えられるが経済的でかつ
容易な方法としては合金相の上をスラグ相で被覆して合
金に空気が接触しない方法がある。
しかしながら合金相を被覆するスラグの組成により反応
中あるいは鋳造中に合金相の窒素濃度が上昇するため合
金相を被覆するスラグの組成を選ぶことは非常に重要で
ある。
すなわち合金相の窒素濃度の上昇を防止するスラグ組成
として ■ Al203含有量が9%以上であること■ 合金相
の融点より低いスラグであることが低窒素の合金相を得
るスラグの必要条件である。
第5図は合金相を被覆するスラグのAl203含有量と
合金相のN含有量の関係を示したものであるが、スラグ
中のAl203含有量が9%以下になると急激に合金相
のN含有量が増えることがわかる。
通常スラグ中のAl203含有量はクロム鉱石の組成に
よって決まるため、Al203含有量の少ないクロム鉱
石を使用する場合は、生成スラグのAl203含有量が
9%以上になるように、アルミニウム系還元剤を使用す
る等して調整しなければならない。
一方スラグの融点が合金相の融点より高い場合は鋳造後
の凝固過程で合金相を被覆していたスラグの方が早く凝
固し合金相より剥離し、合金相が凝固前に大気に接触す
ることになり、窒素が吸収される。
従って製造する合金相の融点に応じて合金相を被覆する
スラグ相の融点が合金相の融点より低くなるようCaF
2等のフラツクスを添加する。
このように使用するクロム鉱石、あるいは製造する合金
相の融点に応じてスラグ組成を選択することにより第6
図に示すように窒素含有量の上昇割合を20pplIl
以下に抑えることが出来る。
第6図は上記したように組成を調整したスラグが常に取
鍋の内径の1/3以上の厚みで被覆するような状態で合
金相の上のスラグのみを別の取鍋にうつしかえもどす方
法で撹拌(例えばシーソミキサー)を行なった場合の窒
素含有量の上昇の変化を示したものである。
第6図は合金相の上のスラグ量の2/3を別の取鍋に移
し換え合金相の上に常にスラグ相を60cm以上残す方
法で撹拌させた場合のN含有量の変化を示したものであ
る。
このスラグ相の厚さは取鍋の形状および規模により異な
るが、取鍋の形状、規模に関係しない数値で表現すれば
取鍋の内径の1/3以上のスラグ相の厚みが適当である
以下、合金相のスラグからの分離、脱ケイ、脱アルミ、
さらに脱ケイ、脱アルミ後の分離、鋳造して最終の製品
とするが、これらのいづれの工程においても合金溶湯に
は前記した程度のスラグ被覆をしなければならない。
前記反応終了した溶湯はスラグを分離除去して、次に合
金中の過剰のシリコン又はシリコンとアルミニウムの脱
ケイ、脱アルンミを処理する。
脱ケイ、脱アルミは通常行われているように合金にクロ
ム鉱石と生石灰との溶融混合物を添加し、シリコン又は
アルミニウムを酸化物にしてスラグ化し除去する。
この際クロム鉱石及び生石灰の不純物は出来うるだけ少
ないものが望ましい。
脱ケイ、脱アルミ剤としては上記クロム鉱石と生石灰を
溶融混合した鉱滓の他スケールのような不純物の出来る
だけ少ない鉄の酸化物でも良い。
脱ケイ、脱アルミ剤にクロム鉱石を使用する場合、その
量は合金中のシリコン又はアルミニウムを前記の(1)
〜(4)式に従って酸化させるのに必要な化学量論量の
1.4〜1.7倍が好ましい。
1.4倍よりクロム鉱石が少ないと脱ケイ、脱アルミが
不十分になるし、また1.7倍より多いとCr203が
多すぎて第7図に示す関係により合金相中に入るイオウ
の量が多くなり好ましくない。
第7図は後に詳述するが合金相とスラグ相間に分配され
るイオウとスラグ中のCr203含有量の関係を示した
ものである。
この脱ケイ、脱アルミ工程およびその後鋳造等によって
製品化する際にも前記したように溶融合金には空気が接
触しないようにしなければならない。
この発明の高クロム鉄合金で、クロム含有量は25〜7
0%を目的とするものであり、その範囲内で、途中の工
程例えばクロム鉱石と生石灰との一次鉱滓に、或いは脱
ケイ、脱アルミ前後の合金溶湯に鋼屑を加え、成分を調
整することができる。
鋼屑はC, P, S, N等の低い高純度鋼を選ぶ
鋼屑を添加することにより合金のクロム%が下がり、得
られる高クロム合金の融点が下がるばかりでなく、合金
はクロム分が高い程Nを吸収し易いので、クロムを本発
明の範囲内で低くすることは第4図に示すように一層N
分の低い合金が得られる利点がある。
このようにして不純物の少ない高クロム鉄合金を得るこ
とが出来るが、前記の条件下における脱ケイ、脱アルミ
反応後のスラグ相(以下、三次鉱滓を呼ぶ)は平衡する
C r 2 0 3含有量が約10%以上になる。
従ってこの三次鉱滓は前の鉱滓に合流させるか、他の還
元剤と反応させるかしてCr203を回収するが、これ
は本発明の不可欠の要件ではない。
このようにして次の組成の本発明の合金が得られる。
C<0.04%、N<0.010%、S<0.015%
、P<0.025%、Si<0.35%、Al<0.0
5%、Cr25〜70%、残部は実質的にFeである
この発明の第2の発明は、前記第1の発明より更にリン
分の少ない高クロム鉄合金を得る方法であり、またリン
分の高い原料から第1の発明と同等のリン含有量の高ク
ロム鉄合金を得るにも使用可能な方法である。
この第2の発明の特徴は、原料を予め脱リン処理する点
にある。
即ちクロム鉱石と生石灰との一次鉱滓にリンの少ないF
e−Cr系金属を共存させて一次鉱滓中のリンを合金相
に移行させ、この合金相を分離除去して残った鉱滓(以
下、二次鉱滓と呼ぶ)を原料にして第1の発明同様高ク
ロム鉄合金を得る方法である。
上記Fe−Cr系金属を共存させる方法としては原料の
鉱滓とシリコン系又はアルミニウム系還元剤の少量とを
溶融反応させて、一部F e −C r合金を生成させ
、残部の鉱滓とを接触共存させる方法が適当である。
この還元反応は還元剤が少量なので、酸化鉄が優先的に
反応し、得られるFe−Cr合金はFe分の高いものと
なる。
従って残った二次鉱滓はCrレシオC = C r/C
r + F2が高くなる。
これによって二次鉱滓中のイオンが一部合金相に移行す
る。
第7図はこの関係を示したもので二次鉱滓中のCr20
3含有量とイオウの分配比(%S)/〔%S〕との関係
図である。
図において(%S)は二次鉱滓中のS%。
〔S%〕は合金相のS%である。
この図より二次鉱滓中のC r 2 0 3含有量が高
い程(%S)/〔%S〕が小さくなり、二次鉱滓中のイ
オンが合金相中に移行することがわかる。
従ってこの工程で一次鉱滓の脱リンと共に脱硫も一部同
時に行われる。
還元剤は第1の発明において挙げた先のシリコン系又は
アルミニウム系で、その反応式も同様であるが、ただ鉄
の還元反応が優先する。
反応器は撹拌が十分行い得るものであればよく、この場
合は合金相と空気との接触を避けるような制限はない。
そして合金相とスラグを簡単に分離出来る反応器が望ま
しい。
共存させるFe−Cr合金の量を添加する還元剤の量で
示せば、例えばシリコン系合金の場合、その中のシリコ
ンが一次鉱滓中の酸化クロムおよび酸化鉄を前記の式に
従って夫々の金属に還元する化学量論量(理論量)の0
.2〜0.6倍が好ましい。
シリコン系合金の場合のシリコン投入係数(シリコン投
入量/理論量)に対する分配率{(一次鉱滓から合金相
へ移行した燐量/一次鉱滓の燐量)x100)を第8図
に示す。
即ち還元剤を少量投入することにより一次鉱滓中のリン
の大半は合金相に移行し、リンの少ない二次鉱滓を得る
ことが出来る。
シリコン投入係数が0.2倍以下ではリンの分配率が小
さいのみならず、反応による温度上昇が少なく、また二
次鉱滓の融点が高いため、次の工程の処理を考えると0
,2倍以下は好ましくない。
また0.6倍以上に上げてもリンの分配率が上らないは
かりでなく、この発明の目的である次の工程以下の合金
相の生成量が減ることになり好ましくない。
上記の説明は一次鉱滓と還元剤との反応により、Fe−
Cr合金相を生成させて、これにリン及びイオウの一部
を吸収させたが、特にこの工程でイオウを除去する必要
がなければ一次鉱滓にFe−Cr合金等の溶融合金を加
える方法により、一次鉱滓とFe−Cr系金属を共存さ
せてもよい。
このようにしてリンの少ない二次鉱滓を金属から分離し
、この二次鉱滓を使用して前記第1の発明と全く同様に
高クロム合金鉄を得ることが出来る。
この合金鉄はC<0.04%、N<0.010%、S<
O、010%、P<0.015%、S i < 0.
3 5%、Al<0.05%、Cr25〜70%、残部
は実質的にFeである。
次にこの発明の第3の発明を説明する。
これは最もリンやイオウなどの不純物の低い高クロム鉄
合金を得るに適した方法で、その特徴は前記第21の発
明における脱ケイ、脱アルミ反応に於いて、脱ケイ、脱
アルミ剤に脱リン処理した二次鉱滓を使用して脱ケイ、
脱アルミ剤からリンやイオウが混入するのを防止した点
にある。
この第3の発明の工程の一例を第9図に示す。
図では一次鉱滓の脱リン処理は還元剤を加えてFe−C
r合金(合金相I)を副生成させて行っているが、これ
は初めから一次鉱滓にFe−Cr系合金を添加して行っ
てもよいことは第2の発明同様である。
二次鉱滓は合金相(1)を得るための多量部と脱ケイ処
理に使用する少量部とに二分し、多量部は第2の発明に
おけると同様、これにシリコン系又はアルミニウム系の
還元剤を過剰に加えて、シリコン又はシリコンとアルミ
ニウムが1〜4%含有するイノロム合金を得る。
次いでスラグを分離した後、このクロム合金に前記の少
量部の二次鉱滓を添加して脱ケイ、脱アルミ処理する。
この際の二次鉱滓の添加量は、第2の発明と同様であり
、また、これらすべての工程を通して目的とする高クロ
ム合金浴湯には窒素ガスは接触しないようにすることも
同様である。
途中の工程、例えば反応器(II)に不純物の少ない鋼
屑を加えて成分調整することができ、また脱ケイ、脱ア
ルミ後のスラグ(三次鉱滓)は約10%のCr203を
含むので、これを二次鉱滓に混合して使用できる。
このようにして三次鉱滓を分離して合金相(lI[)が
得られ、これがこの発明の第三の高クロム鉄合金で、そ
の組成はCく0.04%、N<0.010%、S<0.
010%、P(0.010%、Si<0.35%、A7
< 0. 0 5%、Cr25〜70%、残部は実質
的にFeである。
これら本発明の高クロム鉄合金を用いてフエライト系高
クロムステンレス鋼を容易に製造することが出来る。
その方法は、真空炉又は真空脱ガス装置に真空下又はア
ルゴン雰囲気丁において、本発明により製造した高クロ
ム鉄合金および成分調整用添加剤を投入し、所定の組成
に調整した後、真空下にて脱炭および脱ガス等の精錬を
行なう。
精錬条件は、精錬する合金の組成により異なるが、例え
ば25Crフエライト系ステンレス鋼の場合 精錬温度:1600゜C以上、真空度10−1Torr
台 で精錬した後、脱酸をするこさにより、十分目的とする
高クロムフエライト系ステンレス鋼が得られる。
C<0.003、N<0.007、O<0.0 0 5
、Mn<0.0 1 O、Si<0.15、P<0.0
1. 5、S<0.0 1 0、Al<o.2o、H
<5ppm 通常のフエ口クロムを原料として使用してもC、Mn、
0、H等は上記数値等のものは得られるが、N, P,
S, Si等は真空下の精錬で除去することが非
常に困難であるが、本発明の高クロム鉄合金を原料とし
た場合容易に上記数値のものは容易に得られる。
実施例 1 第1表No.1,2に示す組成のクロム鉱石60部(重
量、以下同じ)及び生石灰40部を混合して5000K
VA三相エルー電気炉にて溶解しNo.3の組成の一次
鉱滓を得た。
この一次鉱滓No.3の5700kgを予め第2表No
.6の組成の純鉄屑245kgを入れたマグネシャライ
ニングの取鍋に受湯し、A5の組成の還元剤1520k
gを冷剤で投入し、スラグ相が常に合金相を覆う状態で
揺動撹拌を行ない、A4の組成のスラグ相4800kg
どNo.7の組成の合金相2610kgを得た。
還元剤の投入量はSi投入係数1.3(化学量論量に対
して1.3倍)である。
スラグ相と合金相の分離は合金相の上のスラグ相の大部
分を流出せしめ、最後にスラグ相900kgを合金相上
に残して合金相に空気が接触しないようにして行った。
このようにしてP,S,Nの少ない合金相が得られた。
このSi含有量の高い、合金相2610kgに、先の組
成の一次鉱滓No.3を1 4 0 0kg(係数1.
67)投入し、前記同様撹拌反応させて脱ケイ処理をし
、本発明の目的である第3表のNo.8の組成の高純度
高クロム鉄合金2772kgとNo.9の組成の三次鉱
滓2050kgを得た。
このようにして得た高純度の高クロム鉄合金は溶湯のま
ま真空炉に投入する場合はスラグと共に下注ぎ用小型取
鍋に移しかえアルゴン雰囲気中の真空炉にストッパーに
より投入する。
冷材で投入する場合はスラグと共に砂型に鋳造する。
三次鉱滓にはCr203が、なお11.2%含有してい
るので、次のサイクルにおいて一次鉱滓に混合して使用
される。
以下に述べる実施例は第9図を参照されたい。
実施例 2 第4表の410.11に示す組成のクロム鉱石60部及
び生石灰40部を混合して5000KVA三相エルー電
気炉にて溶解し、No.12の組成の一次鉱滓を得た。
マグネシャライニングを施した取鍋に上記一次鉱滓65
00kgを受湯し、No.14の組成の還元剤CI)を
630kg投入し、はげしく撹拌し、No.13の二次
鉱滓6050kgとNo.1 5の合金相(1)910
’kgを得た。
還元剤〔■〕の投入量はSi投入係数(化学量論量に対
する比)0.4である。
この工程により一次鉱滓中のリンの70%近くが脱リン
され、イオウもわづか減少しでいる。
合金相(1)を分離した後、二次鉱滓5700kgをあ
らかじめ第5表No.17の組成の純鉄屑150kgを
入れたマグネシャライニングを施した取鍋に受湯し、N
o.18の組成の還元剤[■]1090kgを冷材で投
入し、スラグ相が常に合金相を覆う状態で揺動撹拌を行
い、No.16の組成のスラグ相5100kgとNo.
19の組成の合金相(II)1780kgを得た。
還元剤(II)の投入量はSi及びAlの投入係数1.
3である。
このようにして特にP, S, Nの非常に少ない合
金相が得られた。
このSi含有量の高い合金相(■)1680kgをNo
.16のスラグ800kgで被覆した状態に保持し、こ
れに別に保持炉で保持されたNo.12と同じ組成の一
次鉱滓1100kgを投入し、揺動撹拌反応させて脱ケ
イ処理を行った。
(その結果第6表のA20の組成の合金相〔■〕即ち本
発明の高純度高クロム鉄合金1800kgとNo.21
の組成の三次鉱滓1780kgを得た。
三次鉱滓にはCr20310.3%含有しているので、
これを二次鉱滓に混合して循環使用する。
実施例 3 実施例2と同じ組成のクロム鉱石60部及び生石灰40
部を混合し、5000KVA三相エルー電気炉にて溶解
し、第7表のA22に示す組成の一次鉱滓を得た。
マグネシャライニングを施した取鍋に上記一次鉱滓65
00kgを受湯し、これに第7表No.24の組成の還
元剤(I)を550kg投入し、撹拌し、&23の組成
の二次鉱滓6 1 0 0kgと煮25の組成の合金相
(I)830k9を得た。
還元剤〔I〕の投入量はSi投入係数で0.4である。
この工程により一次鉱滓中のリンの70%近くが脱リン
されている。
取鍋内の合金相(I)の上の、二次鉱滓のうち、180
0kgは保持炉(1500KVA三相エルー電気炉によ
るアーク加熱)に移して保温し、4000kgは別の同
様の取鍋に受湯する。
取鍋内にはあらかじめ実施例2の第5表No.17の組
成の純鉄屑1150kgを予熱して入れておく。
二次鉱滓4000kgを受湯後直ちに第8表No.27
の組成の還元剤(II)を970kg冷材で投入し、ス
ラグ相が常に合金相を覆う状態で撹拌を行い、No.2
6の組成のスラグ相3550kgとNo.28の組成の
合金相(■)2 5 0 0kgを得た。
なお還元剤(II)の投入量は、Si投入係数1.3で
ある。
このようにしてP. S,Nが非常に少なく、Cr含有
量の低目の合金相が得られた。
合金相上にスラグ300kgを残し、その余のスラグは
除去し、次いでこのSi含有量の高い合金相(II)
2 5 0 0kgに前記保持炉でホタル石100kg
を加えて保持していた二次鉱滓1900kgを投入し、
撹拌反応させて合金相(II)のSiを脱ケイし、本発
明の目的である第9表のNo.29の組成の高純度高ク
ロム鉄合金2655kgとA30の組成の三次鉱滓20
00ゆを得た。
三次鉱滓はCr203が16.4%含有しているために
次のサイクルにおいて二次鉱滓に混合して循環使用する
参考例 実施例3の高クロム鉄合金を映用してフエライト系高ク
ロムステンレス鋼の製造法を示す。
第9表No.29の高純度高クロム鉄合金2000kg
を溶湯状態のままアルゴン雰囲気で600KW高周波誘
導加熱真空保持炉に投入し、これに第10表No.31
に示す組成の添加合金FMOLを69kg、第10表A
32に示す成分調整用鋼材75kgを投入、溶解した後
、1600〜1650℃に保持しながら、2.O X
1 0 ”Torrの真空度で約120分精錬した後、
1600゜CでAlショツ1・及び第10表A33に示
すCa合金を夫々4. 3 kg投入して脱酸後3 0
0 Torrのアルゴン雰囲気で鋳造した。
得られたインゴット(ステンレス鋼)の組成を第10表
No.34に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は高クロム鉄合金のCr含有量と不純物(SiP
SN)の許容量の関係を示す図、第2図は合金相中のS
i又はSi+Al含有量とS含有量の関係を示す図、第
3図は合金中のSi又はSi+A7含有量とスラグ中の
C r 2 0 3含有量の関係を示す図、第4図は通
常撹拌によるN含有量の変化を示す図、第5図はスラグ
のAl203%とメタル中のN含有量の関係を示す図、
第6図は特殊撹拌によるN含有量の変化を示す図、第8
図はSi投入係数に対するリンの分配率を示す図、第7
図はスラグ中のC r 2 0 3含有量とイオウの分
配比を示す図、第9図は高純度高クロム鉄合金製造フロ
ーシ一トである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 クロム鉱石と生石灰との溶融鉱滓にシリコン系又は
    アルミニウム系還元剤を添加、反応させて高純度クロム
    鉄合金を得る方法において、以下すべての工程で溶融ク
    ロム鉄合金相をAl203含有量が9%以上でかつ合金
    相の融点より低いスラグで被覆して窒素ガスが接触しな
    い状態を保持して、溶融鉱滓にシリコン系又はアルミニ
    ウム系還元剤を鉱滓中のクロムおよび鉄の酸化物をそれ
    ぞれの金属に還元する化学量論量より過剰に添加し、シ
    リコン又はシリコンとアルミニウムを1〜4%(重量)
    含む合金相とスラグ相を生成させ、合金相を分離した後
    、合金相中のシリコン又はシリコンとアルミニウムを酸
    化物にして合金相から除去することを特徴とするC0.
    04%以下、NO.0 10%以下、S0.015%以
    下、P0.025%以下Si0.35%以下、Ai.0
    5%以下でCr25〜70%、残部は実質的にFeであ
    るクロム鉄合金の製造法。 2 酸化クロム系溶融鉱滓にシリコン系又はアルミニウ
    ム系還元剤を添加、反応させて高純度クロム鉄合金を得
    る方法において、前記溶融鉱滓とクロムー鉄系金属を共
    存させ、次いで合金相を分離除去して溶融鉱滓を回収し
    、以下すべての工程で溶融クロム鉄合金相をAl203
    含有量が9%以上でかつ合金相の融点より低いスラグで
    被覆して窒素ガスが接触しない状態を保持して、前記回
    収した溶融鉱滓にシリコン系又はアルミニウム系還元剤
    を鉱滓中のクロムおよび鉄の酸化物をそれぞれの金属に
    還元する化学量論量より過剰に添加し、シリコン又はシ
    リコンとアルミニウム1〜4%(重量)含むクロム鉄合
    金相とスラグ相を生成させ、合金相を分離した後、合金
    相中のシリコン又はシリコンとアルミニウムを酸化物に
    して合金相から除去することを特徴とするC0.04%
    以下、NO.010%以下、SO.010%以下、P0
    .015%以下S i 0.3 5%以下、Al0.0
    5%以下でCr25〜70%、残部は実質的にFeで
    あるクロム鉄合金の製造法。 3 酸化クロム系溶融鉱滓にシリコン系又はアルミニウ
    ム系還元剤を添加、反応させて高純度クロム鉄合金を得
    る方法において、前記溶融鉱滓とクロムー鉄系金属を共
    存させ、次いで合金相を分離除去して溶融鉱滓を回収し
    、以下すべての工程で溶融クロム鉄合金相をAl203
    含有量が9%以上でかつ合金相の融点より低いスラブで
    被覆して窒素ガスが接触しない状態を保持して、前記回
    収した溶融鉱滓の多量部と少量部を用い、多量部の鉱滓
    にシリコン系又はアルミニウム系還元剤を鉱滓中のクロ
    ム及び鉄の酸化物をそれぞれの金属に還元する化学量論
    量より過剰に添加し、シリコン又はシリコンとアルミニ
    ウムを1〜4%(重量)含むクロム鉄合金相とスラグ相
    を生成させ、合金相を分離した後、この合金相に前記少
    量部の鉱滓を添加し、シリコン又はシリコンとアルミニ
    ウムを酸化物にしで除去することを特徴とするC0.0
    4%以下、NO.010%以下、80.010%以下、
    P0.010%以下、Si0.35%以下、Al 0.
    0 5%以下でCr25〜70%、残部は実質的にFe
    であるクロム鉄合金の製造法。
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