JPS5876834A - 写真用ベ−ス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は写真用ベースとして用いられる三酢酸セルロー
ス（以下ｒＴＡＯＪ　と称ｔり７（ルムに関する。特に
本発明は容易に脱色される黄色染料を含み１回収、再使
用Ｏ可能な染色された写真用テムＣベースに関する。

カラー写真フィルム、白黒写真フィルム等の写真７４に
ムＯペースとしては一般にテム０４’Ｄム０（二酢ａｌ
セルロース）が用いられているが２機械的強度や写真特
性等Ｏ関係で鍛近はＴＡＯが主として使用されるように
なってきている。写真用ペースはハレーション防止そＯ
他Ｏ目的で種々Ｏ染料でペース染色を行い、使用するノ
・ロゲン化銀乳剤に応じた分光特性を持たせることが行
われており、ｒｈａｏドープ中に所定の染料゛を加え製
膜することによって製造している。

’ｌ”Ａｏは高価であシ、これを再使用することはコス
ト的にも省資源的にも重要であシ、ペースや写真フィル
ムＯ製造工種におけるＴム００廃品や切シ屑等を回収し
再使用することが行われている。

Ｔム０ペースが染色されている場合にはそＯまま回収し
て使用するとペース中に存在する染料が再使用時に好ま
しくない影響を与えるので、ベースを脱色してから再使
用する必要がある。ベースの脱色は、有機溶剤によって
ベースを処理して染料を抜き、使用された溶剤をカーボ
ンブラックで処理して染料茫吸着脱色して溶剤を再使用
する。

しかしながら、ペース染色に黄色染料を単独又は他Ｏ色
調Ｏ染料と共に用いた場合には、黄色染料は他の色調Ｏ
染料に比べてＴＡＯからＯ脱色性が悪く且つ溶剤をカー
ボンブラックで処理する場合にも溶剤中の黄色染料Ｏカ
ーボンブラックへＯ吸着性が悪く、溶剤の回収にも問題
があった。

本発明者等は上記の如き欠点Ｏ無い黄色染料について種
々検討の結果、カラー、インデックス、ディスバーズイ
エロー７が極めて優れた性質を有していることを見出し
２本発明を完成した。

すなわち、本発明者等は市販されている多数の黄色系染
料でメチレンクロライド及びアルコール系溶剤に溶ける
染料（一般に油溶染料及び分散染料）をＴム０ドープに
加えて混練した後製膜し着色ベースを作った。ζＯペー
スをチップ状にし。

アセトン及びアルコール系Ｏ混合溶剤【加えてかくはん
しながらベースを脱色させる。こＯ着色された溶剤をと
夛出しカーボンを加えて脱色した。

その結果、ジスバーズイエロー７以外の黄色染料を用い
た場合は何れもベースからＯ脱色性が悪く、また一部脱
色してもカーボンブラックへＯ吸着性が低いＤで、ペー
スＯ脱色に用いた溶剤Ｏカーボンブラックによる脱色が
殆んどできず、従って、ベース及び溶剤を回収、再使用
することはできなかった。一方２ジスバーズイエロー７
１用いた場合には着色されたベースを溶剤で処理したと
きにこの黄色染料がほぼ完全に脱色され、且つ用いた溶
剤をカーボンブラックで処理することにより溶剤中の該
黄色染料がほぼ完全に吸着除去されること倉見出した。

更にまた。こＯ染料はベースに設けた・・ロゲン化銀乳
剤層等の写真性に何等Ｏ悪影響も与えず写真用ＴＡＣペ
ース染色用黄色染料としては極めて優れた染料である。

本発明によれば、写真用ＴＡＯベースの染色用にジスバ
ーズイエロー７ｔ−単独又は他Ｏ色調Ｏ染料と組み合せ
て使用することによシ目的に合致した分光特性を有する
写真用ベースを得ることができ、ベース０回収に際して
は、例えばアセトン。

メタノール等Ｏ有機溶剤で処理することによシはぼ完全
に脱色することができるので２無色Ｃ）　ＴＡＯとして
回収・再使用することができると共に１着色された溶剤
をカーボンで処理することによル溶剤の脱色を有効に行
い再使用に供することができる。

本発明に於け、るジスバーズ・イエロー７０Ｏ用量はテ
ムＱＱｊＯＯＧ重量部に対して１０５〜５重葉部、特に
α５〜ｔ５重量部であることが好ましい。

本発明に於ける〒ム００溶剤としてはメチレンクロライ
ドとアルコールＯ混合溶剤が好ましく用いられる。

たとえばメチレンクロライド−メタノール（９２：８）
、メチレンクロライド−エタノール（？２：８）、メチ
レンクロライド−ブタノール−メタノール（９０：５：
５）などを挙けることが出来る。

又、本発明に用いられるＴＡＯの可塑剤としてはτＰＰ
（）’）フェニルフォスフェート）。

ＢＤＰ（ビフェニルジフェニルフォスフェート）が好ま
しく用いられる。

ＴＡＯベースＯ製造方法については公知Ｏ方法を用いる
ことが出来るが、例えば高橋儀作、「ブラスチツ゛クフ
イルム」第ｓ６〜４０頁（昭和４６年日刊工業）Ｏ記載
を参考にすることが出来る。

なお、ジスバーズ・イエａ　−７等を用いてジ′エチレ
ングリコールビスアリルカーボネート樹脂やブローチ・
ボタン等のプラスチック成型品と染色する方法が特開ｑ
５５−２９３７５公報や同５４−８６５７２号公報に開
示されているが、ジスバーズイエロー７が上記の如く写
真用ＴＡＯベースに用いて特殊な効果１奏することにつ
いては何等の開示はなく２本発明によって初めて見出さ
れたものである。

デスバーズイエロー７は次の弐に有する黄色染料でおっ
て。

ａｍ 重版されているもＯを用いることができる。

以下、実施例及び比較例によって本発明ｔ−具体的に説
明する。

ＴＡＯ（三酢酸セルロース）　　１０００部τＰＰ（）
！ｊフェニルホスフェート）２　ｏ　ｏ　ｙメチレンク
ロ２イド　　　　　４０００＃メタノール　　　　　　
　　　１０００＃ジスバーズイエロー７　　　　　　　
１部（Ｄｉａｍｉｘ　Ｙｅｌｌｏｗ　５Ｒ−１）”（４
ｋ）商品名、三菱化成製造 上記成分【混合、かくはんしてドープを作シ。

ｐ通抜、製膜して厚さα１〜（Ｌ　５　ｖｍ　Ｏ黄色に
着色したベースを作った。

こＯベースをチップにして広口ビンに入れ、脱色液とし
て アセトン　　　　　　　　２０００部 メタノール　　　　　　　３０００＃ Ｏ混合液を加えて２０分間かくはん後、脱色液を抜きと
り九。着色された脱色液にカーボンブラック（武田薬品
工業■製：商品名しらさぎ）を５０部加え、２分間かく
はんした後に東洋Ｆ紙ＮＢ２（東洋ｖ紙■＃りで濾過し
た。

こＯ試験において、脱色前後Ｏベース及び脱色液０分光
吸収を測定し、いずれも？５−以上Ｏ脱色率であること
に確認した。

ｌ！に、ジスバーズイエロー７を単独で用いる代シに ジスバーズイエロー７　　　　　１８部ンルベントレッ
ド１　　　　　　　１＃ンルペントブルー１１　　　　
　　１１を用いて上記と同様にして着色ＴＡＯベースを
作シ、上記Ｏ方法で脱色試験を行ったが、ベース及び脱
色液共に９５−以上の脱色率を示し、ジスバーズイエロ
ー７を単独で用いた場合と同様であった。

更に比較例として、ジスバーズイエローフ０代シに下記
の如き市販Ｏ他の黄色染料１用いて同様な試験を行った
結果を次表に示す。

染料基　　　ベースよシＯ脱色率　カーボンＯ吸着本ン
ルベントイエロー２　　　　ｉ％　　　　　　　　　　
２０％ｔ　　　　　１５　　　２部Ｍ　　　　　　　　
　　５Ｏｆｙ　　　　　１６　　　１５＊　　　　　　
　　　　１ｕｔ１　　　　１９　　　２０ｔ　　　　　
　　　　　２０＃１　　　　６ｔ　　　　２０ｔ　　　
　　　　　　　２０ｙジスバーズイエロー１　　　　４
０＃　　　　　　　　　ＳＳＭ＃　　　　　　　５　　
　　　　ＳＯＮ　　　　　　　　　　　　　５Ｑｔ染料
名　　　　ベースよシＯ脱色率カーボンＯ吸着率ジスバ
ーズイエローｓ１　　　　３部％　　　　　　　　５Ｏ
ＳＩＩ　　　　　　４２　　　　　２０　ｙ　　　　　
　　　　２６　ｇ以上の結果から明らかなように、ジス
バーズイエロー７倉用いてＴムロペースを染色した場合
。

溶剤によシ＃１ぼ完全に脱色されて、丁ムＯ１再び写真
用ベースとして使用することができ、また脱色に用いた
溶剤もカーボンブラックによシ容易に脱色され、再使用
することができるが、ジスバーズイエロー７以外の黄色
染料を用いた場合には脱色率が５０−以下で脱色後Ｏ丁
ム０ペースは黄色を呈し、写真用ベースとして再使用す
るには不適であシ、又溶剤も黄色を呈し、再使用には好
ましくない。

２７５

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. カラーインデックスジスバーズイエロー７単独もしくは
   、他Ｏ色調Ｏ染料と０組合せによシ染色されていること
   を特徴とする写真用土酢酸セルロースペース。