JPS5876246A - ゴム引きコ−ドの裁断・接合方法およびコ−ド裁断機におけるゴム引きコ−ドの供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ゴム引きコードの裁断・接合方法およびコ
ード裁断機におけるゴム引きフードの供給装置に関する
。

自動車用タイヤを構成するカーカスプライは、トッピン
グカレンダによってゴム引きされたタイヤコード（以下
「ゴム引きコード」という）をコード裁断機によってコ
ード方向に対して所定の角度で、かつ等間隔に裁断し、
得られた多数枚の裁断片の裁断前の側縁線同士を順次に
接合して帯状とし、しかるのち成形ドラム上に無輪状に
巻付けて製造されている。例えばラジアルタイヤの場合
には、第１図に示すように、ゴム引きコ−ド１をコード
方向（矢印Ｐ方向）に対して直角の方向、すなわち幅方
向の裁断線１ａに沿って裁断し、得られた多数枚の裁断
片１ｂを、第２１゛岡に示すように、裁断前の側縁ＩＣ
部で重ね接合して上記コード方向Ｐか幅方向を向く帯状
に形成している。しかしながら、上記の重ね接合方法は
、１〜８本の経糸コードを含も幅の側縁部か車ねられる
ので、接合部のコード配列か他の部分に比べて密になり
、そのためタイヤカーカスの強度や伸１りが不均一にな
ると共に、接合部の剛性が他部よりも大きくなって製品
タイヤを膨張させた場合にタイ、ヤ側壁に凹部か生じて
外観か低下するという欠点があった。

また、多数枚の裁断片１ｂをその裁断前の側縁ＩＣにお
いて突き合せ接合することか試みられているが、この場
合には、接合部すなわち突き合せ部の両側に位置する経
糸フードか緯；＋′、で連結されないので、この接合部
が他の部分に比べて周方向（第２図の矢印Ｐ方向に直角
の方向）に伸び易く、製品タイヤを膨張させた際にその
側壁部に凸部が生じて外観が低下するという欠点があっ
た。

この発明は、接合部の伸度や強度が他の部分とほとんど
変りなく、側壁部に凹凸を有しない外観良好なタイヤを
駒造することができるゴム引きコードの裁断・接合方法
と該方法に使用するためのコード裁断機におけるゴム引
きコードの供給装置を提供する吟のである。

すなわち、この第１発明は、ゴム引きコードの一方の側
縁部に未加硫ゴムからなるエツジテープの幅方向の約１
／２を重ねて接合し、しかるのち上記のゴム引きコード
およびエツジテープを長さ方向に対して所定の角度で、
かつ等間隔に裁断し、′得られた裁断片の一方の側縁部
および該側縁部から突出するエツジテープに次位の裁断
片の他方の・側縁部を重ねて接合することを特徴とする
ゴム引きコードの裁断・接合方法である。

また、第２発明は、コード裁断機に供給されるゴム引き
フードの一方の側縁を検出するための側縁検出手段と、
未加硫ゴムからなるエツジテープを上記ゴム引きコード
の側縁へ向かって平行に導くためのエツジテープ案内手
段と、ゴム引きコードの一方の側縁部とエツジテープと
の重合部を挾圧する挟圧手段とを備え、上記側縁（束出
手段の検出信号に応じて上記エツジテープ案内手段を幅
方向に摺動して上記の側縁に上記エツジテープの中心線
を一致させ、しかるのちゴム引きコードとエツジテープ
との重合部を挾圧して両イを接合するようにしたことを
特徴とするフード裁断機におけるゴム引きコードの供給
装置である。

以下に、上記第１発明の実施態様を第８図および第４図
によって説明する。

第８図において、ゴム引きコ一１１の一方（右側）の側
縁１／１部のＦ面に未加硫ゴムからなるエツジテープ２
の幅方向の約１／２を重ねて押圧により接合する。次に
、上記のゴム引き−１−ド１およびエツジテープ２を幅
方向の裁断線１ａに沿って裁断する。なお、バイアスタ
イヤを製造する場合には・上記の裁断線１ａがフード方
向Ｐに対して所定の角度に傾斜される。そして、上記の
裁断後、第４図に示すように、得られた裁断片１ｂの一
方の側縁１０部および該側縁１ｏから突出するエツジテ
ープ２の上に、次位の裁断片１ｂの他方の側縁１ｃ部を
重ねて押圧により接合する。

上記のエツジテープ２は、ゴム引きフード１のゴムとほ
ぼ同一成分の未加硫ゴムからなり、表面に粘着性を有し
、ゴム引きコード１に重ねて押圧することにより接着さ
れるものである。そして、上記エツジテープ２の幅は、
正〜３）Ｉ諺が好ましく、−上記の幅が１５１ｍ１未満
の場合には狭過ぎて接着強度が不足し、反対に３０１１
１を越えた場合には広過ぎて不経済になる。また、エツ
ジテープ２の厚みは０．８〜０．８鰭が好ましく、この
厚みがｏ、ａｍ未満の場合に１は厚みが不足して所望の
効果が得られないと共に破断し易く、反対に０．８ｍを
越えると厚過ぎて凸部が目立ち、製品タイヤの外観が低
下すると共に不経済になる。なお、上記のエツジテープ
２は、離型用の中巻きテープと重ねてリールに巻いてお
き、このリールから引出してゴム引きコード１に接合し
、しかるのち剥離することが望ましい。

次に１第２発明の実施態様を第５　Ｌ判および第６図に
よって説明する。

第５図および第６図において、８はコード裁断機のコン
ベヤベルト、４はコンベヤベルト８を巻掛けて矢印Ｑ方
向に回転されるテールローラであり、右上方から送り出
される長尺のゴム引きコード１を送りローラ５、エキス
パンダ６、第１引出しローラ７および第２引出しローラ
８を経てコンベヤベル）８．ｈに供給し、このコンベヤ
ベルト８の左方で上記のゴム引きコード１を所望め角度
で裁断し、かつ得られた裁断片１ｂを接合するようにな
っている。

上記の第１引出しローラフのゴム引きフード進行方向後
方の片側に該第１引出しローラ７と平行な２一本のガイ
ドロッド９．９かそれぞれ軸方向に摺動自在に、かつ前
後に並列して設げられ、上記２本のガイドロッド９．９
の中間にこれらと平行に摺動用流体シリンダ］が配設さ
れ、上記２本のガイドロッド９．９の端部と摺動用流体
シリンダ１０のピストンロッド１０ａ先端とによって支
持プレート１１がゴム引きコード１０幅方向に摺動自在
に支持される。上記の支持プレート１１には、ゴム引き
コード１の進行方向後端にエツジテープ２と中巻きテー
プ２ａとを重合状に巻いたリール化が回転自在に取付け
られ、中央上部および前端のそれぞれに案内ローラ１３
および１４が回転自在に取付けられ、前端の案内ローラ
１４が第１引出しローラ７の一方の端部の若干下方に位
置するようになっている。そして、案内ローラ肋、１４
の中間にゴム引きコードｌの側縁ＩＣの幅方向位置を光
電的に検出するための側縁検出装置■が取付けられ、こ
の側縁検出装置１５の検出信号に基き、案内リーラｎ１
１４上のエツジテープ２の中心線がゴム引きコード１の
一方の側縁１ｏにほぼ一致するように支持プレート１１
が前記の摺動用流体シリンダ１０によって摺動されるよ
うになっている。しかして、第１引出しローラフの一方
の端部前方に、その軸方向に対して直角に圧着用流体シ
リンダ１６が設けられ、そのピストンロッド１６ａ先端
に取付１ｔ−ｆられた圧着ｐ−ラ１６ｔ）が第１引出し
ローラ７の［１１１面に押圧される。

一方、第２引出しローラ８の一方の端部後方にナイフ状
の剥離用ガイド１７が設けらｊ＋、この剥離用ガイド１
７の後方に上記離型用テープ２ａの引出し用ローラ肪が
回転自在に設けられ、この引出し用ローラ訪の後面に押
さえローラ１９か中央部に支点を有する揺動レバー加、
該揺動レバー加の下端に連結したピストンロッド２１ａ
を介して剥離用流体シリンダ２１によって圧接され、上
記引出し用ローラ止の下方に上記離型用テープ２ａの巻
心〃を回転するためのトルクモータ久か設けられる。

なお、テールローラ軸４ａに固定されたスプロケット４
ｂにより、エンドレスチェーンスを介して第１引出しロ
ーラ軸７ａに固定のスプロケット７ｂが回転され、この
第１引出Ｌローラ軸７ａに固定の歯車７ｃにより歯車機
構（図示されていない）を介して第２引出しｐ−ラ軸８
ａが回転され、この第２引出しローラ軸８ａに固定のス
プロヶッ）　８ｂ　Ｋよりエンドレスチェーン部を介し
て中巻きテープ２ａの引出し用四−ラ軸１ｇａに固定の
スプ四ケット１８ｂが回転される。

上記の構造において、ゴム引きコード１は、送りローラ
５、エキスパンダ６、側縁検出装置１５、第１引出し口
、−ラフおよび第２引出しローラ８を経てコンベヤベル
ト８上に−びかれる。一方、リール化に重ねて巻かれて
いるエツジテープ２および中巻きテープ２ａは１エツジ
テープ２が上になるように引出されて案内ローラロ、１
４〜を経て第１引出しり−ラ７上に導びかれ、該第１引
出しローラ７に接しているゴム引きフード１の一方の側
縁１ｏの裏面に重ねられ、第１引出しローラ７および圧
着ローラ１ｆｌｂで挟圧されることによってゴム引きコ
ード１にエツジテープ２が接合される。こ１のとき、ゴ
ム引きコード１の一方の側縁１０の位置が側縁検出装置
１５によって連−的に検出され、上記の位置の変動に追
随して案内ローラＢ１１４が支持プレート１１と共に幅
方向に摺動するので、ゴム引きコード１の側縁１０にエ
ツジテープ２の中心線がほぼ一致する。しかも、上記の
ゴム引きコード１がエキスパンダ６によって幅方向に緊
張されているので・側縁ＩＣの激しい蛇行や振動が防止
され、側縁１ｃか安定した状態で１（１１縁検出装置１
５を通過し、そのため側縁１ｃの位１ａ変動に対する案
内ローラ１３．１４の追随運動が一層正確に行なわれる
。

上記のエツジテープ２および中巻きテープ２ａは、ゴム
引きコードｌと共に第２引出しローラ８に導びかれる。

そして、中巻きテープ２ａは、エツジテープ２から剥離
され、剥離用ガイド１７、および引出し用ローラ摺と押
さえローラ１９とのニップ点を経て巻心ρに導ひかれて
巻取られる。このとき、中巻きテープ２ａをナイフ状の
剥離用ガイド１７によって急角度に折曲げ、かつ引出し
用ローラ訪の周速度を゛第２引出しローラ８の周速度よ
りも若干速く設定することにより上記の剥離が円滑に行
なわれる。一方、第２引出しローラ８の位置で中巻きテ
ープ２ａを分離したエツジテープ２は、ゴム引きコード
１と共にコンベヤベルト８上に導びかれ、該コンベヤベ
ルト８の左方でゴム引きコード１およびエツジテープ２
が所望の角度で裁断され、得られた多数枚の裁断片１ｂ
が前記のように接合される。このとき、ゴム引きコード
１の側縁１０の下面にエツジテープ２が接合され、この
エツジテープ２の幅方向の約１／２が上記側縁ＩＣから
突出しているので・エツジテープ２の突出部に次位の裁
断片１ｂの他方の側縁部を容易に重ねて接合することが
できる。

上記の実施態様において、側縁検出装置１５は、光電式
のものに代えて機械式その他のものを使用してもよい。

また、支持プレート１１は、摺動用流体シリンダ１０に
代えて可逆モータを用い、ねじ機構もしくはビニオン・
ラック機構等を介して摺動させることができる。また、
圧着用流体シリンダ１１６および剥離用流体シリンダ２
１は、電磁石やスプリングなどで置換することができる
。また、剥離用ガイド１７は、ナイフ状のものに代えて
小径のローラを使用してもよい。また、中巻きテープ２
ａの巻取用巻心ｎをトルクモータ幻で直接駆動する代り
に、定速回転するドラム−Ｌに巻・し・汐を圧接して回
転してもよい。

以上に説明したように、上記の第１発明は、ゴム引きコ
ードの裁断片の重ね接合部にエツジテープを接合するの
で、凹凸が少なく外観が良好なタイヤを製造することが
できる。しかも、ゴム引きフードの一方の側縁にエツジ
テープを半分重ねて接合したのち裁断するので、この裁
断作業およびその後の接合作業を容易に、能率的に行な
うことができる。また、第２発明は、ツー１゛裁断機の
供給側でゴム引きフードにエツジテープを接合するよう
にしたものであるから、第１発明の実施に直接使用する
ことができる。しかも、ゴム引きコードの一方の側縁を
検出し、この側縁の位置変動に追随してエツジテープの
案内手段をゴム引きコードの幅方向に摺動させるので、
ゴム引きコードの側縁にエツジテープの中心線を一致さ
せて接合することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はゴム引きコードの従来の裁断・接
合方法を説明するための平面図、第８図および第４図は
第１発明の実施態様を説明するための平面図、第５図は
第２発明の実施例の側面図、第６図は第５図のＶＩ−Ｖ
Ｉ線断面図である。 １：ゴム引きコード１１ａ：裁断線、１ｂ＝裁断片、１
０：側縁、２：エツジテープ、２ａ：中巻きテープ、１
３．１４　：案内ローラ（エツジテープ案内手段）　、
１５　：側縁検出手段、１６ｂ：圧着ローラ（挟圧手段
）。 特許出願人　　　東洋ゴム工業株式会社代理人　弁理士
　　　　坂　舒　威　夫吉　　１）　了　　司

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔１〕ゴム引きコードの一方の側縁部に未加硫ゴムから
   なるエツジテープの幅方向の約１／２を重ねて接合し、
   しかるのち上記のゴム引きコードおよびエツジテープを
   長さ方向に対して所定の角度で、かつ等間隔に裁断し、
   得られた裁断片の一方の側縁部および該側縁部から突出
   するエツジテープに次位の裁断片の他方の側縁部を重ね
   て接合することを特徴とするゴム引きコードの裁断・接
   合方法。 〔２〕エツジテープが離型用の中巻きテープと重ねて供
   給され、エツジテープがゴム引きコードに１接合された
   のち、中巻きテープが剥離される特許請求の範囲第１項
   記載のゴム引きコードの裁断接合方法。 〔８〕ゴム引きコードがラジアルタイヤ用のものであり
   、裁断が幅方向に行なわれる特許請求の範囲第１項また
   は第２項記載のゴム引きコードの裁断・接合方法。 〔４〕エツジテープがゴム引きコードのゴムとほぼ同一
   のゴムからなる特許請求の範１７８第１項ないし第８項
   のいずれかに記載のゴム引きコードの裁断・接合方法。 〔５〕エツジテープは、幅市〜３１Ｊ酎、厚み０３〜０
   ８朋である特許請求の範囲第１項ないし第４項のいずれ
   かに記載のゴム引きコードの裁断・接合方法。 〔６〕コ一ド裁断機に供給されるゴム引きコードの一方
   の側縁を検出するための側縁検出手段と、未加硫ゴムか
   らなるエツジテープを上記ゴム引きコードの側縁へ向か
   って平行に導く／こめのエツジテープ案内手段と、ゴム
   引きコードの一方の側縁部とエツジテープとの重合部を
   挾Ｙ４−する挟圧手段とを備え、上記側縁湧出手段の検
   出信号に応じて上記エツジテープ案内手段を幅方向に摺
   動して上記の側縁に上記エツジテープの中心線を一致さ
   せ、しかるのちゴム引きコードとエツジテープとの重合
   部を挟圧して両者を接合するようにしたことを特徴とす
   るコード裁断機におけるゴム引きフードの供給装置。 〔７〕エツジテープかゴム引きコードの一方の側縁の下
   面に供給されて接合される特許請求の範囲第１項記載の
   コード裁断機におけるゴム引きコードの供給装置。 〔８〕エツジテープが離型用の小巻きテープと重ねて供
   給され、エツジテープがゴム引きコードに接合されたの
   ち中巻きテープが剥離される特許請求の範囲第６項また
   は第７項記載のフード裁断機におけるゴム引きフードの
   供給装置。