JPS587602B2 - ノウエンゲイヨウサツキンソセイブツ - Google Patents
ノウエンゲイヨウサツキンソセイブツInfo
- Publication number
- JPS587602B2 JPS587602B2 JP50028642A JP2864275A JPS587602B2 JP S587602 B2 JPS587602 B2 JP S587602B2 JP 50028642 A JP50028642 A JP 50028642A JP 2864275 A JP2864275 A JP 2864275A JP S587602 B2 JPS587602 B2 JP S587602B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- emulsion
- lecithin
- prepared
- monobutyl ether
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は燐脂質を有効成分として含有する農園芸用殺菌
組成物のための改良された処方を提供するものである。
組成物のための改良された処方を提供するものである。
更に詳しくは、本発明は乳化剤を用いることなしに乳化
性の良好な乳剤原液組成物を得るための新しい処方を提
供するものである。
性の良好な乳剤原液組成物を得るための新しい処方を提
供するものである。
燐脂質が農園芸用殺菌剤として有用であることは公知に
属する(特開昭49−14643号)。
属する(特開昭49−14643号)。
燐脂質なかんづくいわゆるレシチンは、水に不溶性の物
質である。
質である。
水に不溶性の物質を乳剤として組成するためには、芳香
族炭化水素系溶媒に溶解させ乳化分散剤としての界面活
性剤を数%(重量、以下同じ)から20%程度加えるこ
とからなる処方が農薬製剤上検討されつる。
族炭化水素系溶媒に溶解させ乳化分散剤としての界面活
性剤を数%(重量、以下同じ)から20%程度加えるこ
とからなる処方が農薬製剤上検討されつる。
経済性を高めるために、有効成分の含有量を高め高濃度
乳剤とすることが有効な手段であることは明らかである
。
乳剤とすることが有効な手段であることは明らかである
。
しかしレシチンの場合、溶剤としてキシレン,ソルベン
トナフサ,メチルナフタレンの如き芳香族炭化水素を使
用して50〜60%乳剤を得ようとすれば界面活性剤を
10〜20%含有せしめる必要がある。
トナフサ,メチルナフタレンの如き芳香族炭化水素を使
用して50〜60%乳剤を得ようとすれば界面活性剤を
10〜20%含有せしめる必要がある。
と同時に、得られる製品の粘度からレシチン50〜60
%乳剤は限界であった。
%乳剤は限界であった。
ところで、界面活性剤の使用は一般に有効成分の乳化分
散上必要なことであろうが、しかし界面活性剤そのもの
の毒性つまり防除従事者の皮膚とか呼吸器系或は作物に
対する毒性、作物残留毒性は充分な配慮が払われねばな
らない。
散上必要なことであろうが、しかし界面活性剤そのもの
の毒性つまり防除従事者の皮膚とか呼吸器系或は作物に
対する毒性、作物残留毒性は充分な配慮が払われねばな
らない。
殊に、近年急速な発展をみせた施設園芸では作物自体ひ
弱で、高温多湿のため病害が多発し、収穫期間も長く従
って薬剤散布回数も水稲とは比べものにならない程多い
。
弱で、高温多湿のため病害が多発し、収穫期間も長く従
って薬剤散布回数も水稲とは比べものにならない程多い
。
このため、収穫直前にも使用し得る安全な薬剤の開発は
急務とされている。
急務とされている。
レシチンが医薬、食品、飼料の分野で大量に利用されて
いる安全な物質であることを思うとき、そのものの農薬
としての利用を高めるためにも、安全な処方の開発は強
く望まれる処である。
いる安全な物質であることを思うとき、そのものの農薬
としての利用を高めるためにも、安全な処方の開発は強
く望まれる処である。
ここに本発明は、燐脂質を有効成分として含有する農園
芸用殺菌組成物に於いて、分散剤として20℃に於ける
水溶解度が3%以上で且つ炭素原子数3ないし7の1価
のアルコールまたはエチレングライコール若しくはジエ
チレングライコールのモノプロビル若しくはモノプチル
エーテルを配合してなることを特徴とする組成物に関す
るものである。
芸用殺菌組成物に於いて、分散剤として20℃に於ける
水溶解度が3%以上で且つ炭素原子数3ないし7の1価
のアルコールまたはエチレングライコール若しくはジエ
チレングライコールのモノプロビル若しくはモノプチル
エーテルを配合してなることを特徴とする組成物に関す
るものである。
本発明は、乳剤の製造技術の常識を破るもので、界面活
性剤の使用を不可欠としない。
性剤の使用を不可欠としない。
本発明によれば界面活性剤の助けを借りずとも、乳化性
の良好な乳剤が得られる;有効成分の含有量を70〜8
0%程度にまで高めることができる;毒性面での難点が
解消される等多犬の利点を得ることができる。
の良好な乳剤が得られる;有効成分の含有量を70〜8
0%程度にまで高めることができる;毒性面での難点が
解消される等多犬の利点を得ることができる。
本発明で使用する分散剤としては20℃に於ける水溶解
度が3%以上で且つC3〜C7の1価のアルコール類例
えばn−ロプパノール,i−プロパノール,n−ブタノ
ール,i−ブタノール,S−ブタノール,3−メトキシ
ー1−ブタンール,シクロヘキサノール,2−メチル
シクロヘキサノール,3−メチル シクロヘキサノール
,4−メチル シクロヘキサノール,ベンジルアルコー
ル等:エチレングライコールまたはジエチレングライコ
ールのモノブロビル若しくはモノブチルエーテルである
。
度が3%以上で且つC3〜C7の1価のアルコール類例
えばn−ロプパノール,i−プロパノール,n−ブタノ
ール,i−ブタノール,S−ブタノール,3−メトキシ
ー1−ブタンール,シクロヘキサノール,2−メチル
シクロヘキサノール,3−メチル シクロヘキサノール
,4−メチル シクロヘキサノール,ベンジルアルコー
ル等:エチレングライコールまたはジエチレングライコ
ールのモノブロビル若しくはモノブチルエーテルである
。
尚、本発明に於いては、一般溶剤、界面活性剤は所望に
より使用することもできる。
より使用することもできる。
以下の例に於いて割合は全て重量比である。
比較例1
レシチン(味の素■製品)50部にエタノール50部を
加えて孜剤としようとしたが、できなかった。
加えて孜剤としようとしたが、できなかった。
比較例2
レシチン50部にn−オクタノール50部を加えて液剤
とする。
とする。
比較例3
レシチン70部にn−ヘキシルアルコール(注:水溶解
度0.31%)30部を加えて乳剤とする。
度0.31%)30部を加えて乳剤とする。
比較例4
レシチン70部にエチレングライコールモノエチルエー
テル30部を加えて液剤としようとしたが、できなかっ
た。
テル30部を加えて液剤としようとしたが、できなかっ
た。
比較例5
レシチン50部にジエチレングライコール モノーn一
ヘキシルエーテル50部を加えて乳剤とする。
ヘキシルエーテル50部を加えて乳剤とする。
以下の例は本発明に係るものであるが、配合成分の種類
及び割合は、本発明の目的の範囲内で適宜に変更しうる
ものであることは勿論である。
及び割合は、本発明の目的の範囲内で適宜に変更しうる
ものであることは勿論である。
実施例1
レシチン50部にn−プ口ピルアルコール25部、シク
ロヘキサノール25部を加えて乳剤とする。
ロヘキサノール25部を加えて乳剤とする。
実施例2
レシチン50部にn−プロビルアルコール30部、酢酸
エチル20部を加えて乳剤とする。
エチル20部を加えて乳剤とする。
実施例3
レシチン60部にn−ブタノール35部、キシレン5部
を加えて乳剤とする。
を加えて乳剤とする。
実施例4
レシチン70部にシクロヘキサノール15部、エチレン
グリコールモノブチルエーテル15部を加えて乳剤とす
る。
グリコールモノブチルエーテル15部を加えて乳剤とす
る。
実施例5
レシチン70部にシクロヘキサノール15部、3−メト
キシ−1−ブタノール15部を加えて乳剤とする。
キシ−1−ブタノール15部を加えて乳剤とする。
実施例6
レシチン70部にシクロヘキサノール15部、メチルエ
チルケトン15部を加えて乳剤とする。
チルケトン15部を加えて乳剤とする。
実施例7
レシチン70部にn−ブチルアルコール15部、メチル
エチルケトン15部を加えて乳剤とする。
エチルケトン15部を加えて乳剤とする。
実施例8
レシチン70部に2−メチルシクロヘキサノール30部
を加えて乳剤とする。
を加えて乳剤とする。
実施例9
レシチン70部にSeC−ブチルアルコール5部、ジエ
チレングライコールモノブチルエーテル25部を加えて
乳剤とする。
チレングライコールモノブチルエーテル25部を加えて
乳剤とする。
実施例10
レシチン80部にn−ブタノール20部を加えて乳剤と
する。
する。
実施例11
レシチン80部にエチレングライコールモノブチルエー
テル10部、n−プ口ピルアルコール10部を加えて乳
剤とする。
テル10部、n−プ口ピルアルコール10部を加えて乳
剤とする。
実施例12
レシチン70部にn−プロビルアルコール15部、エチ
レングライコールモノブチルエーテル115部を加えて
乳剤とする。
レングライコールモノブチルエーテル115部を加えて
乳剤とする。
実施例13
レシチン70部に3−メトキシー1−ブタノール15部
、ジエチレングライコールモノブチルエーテル15部を
加えて乳剤とする。
、ジエチレングライコールモノブチルエーテル15部を
加えて乳剤とする。
実施例14
レシチン70部にジエチレングライコールモノブチルエ
ーテル30部を加えて乳剤とする。
ーテル30部を加えて乳剤とする。
実施例15
レシチン70部にジエチレングライコールモノブチルエ
ーテル15部、メチルエチルケトン15部を加えて乳剤
とする。
ーテル15部、メチルエチルケトン15部を加えて乳剤
とする。
実施例16
レシチン70部にベンジルアルコール10部、メチルエ
チルケトン20部を加えて乳剤とする。
チルケトン20部を加えて乳剤とする。
試験例
前記比較例及び実施例に挙げた処方のものについて次の
方法で分散乳化性を試験した。
方法で分散乳化性を試験した。
20℃の3度硬水を50mlのメスシリンダーに50m
lとり、各供試品を2滴水面に落下させ、メスシリンダ
ーの口にゴム栓をして4回転倒して分散乳化性を比較し
た。
lとり、各供試品を2滴水面に落下させ、メスシリンダ
ーの口にゴム栓をして4回転倒して分散乳化性を比較し
た。
尚、判定は次の基準に従った。
一:分散性も乳化性も非常に良好で乳化粒子も細かく安
定した散布液が得られる。
定した散布液が得られる。
十:分散性、乳化性とも良好で実用上問題のない安定し
た散布液が得られる。
た散布液が得られる。
十+:分散はするが、乳化粒子があらく、時間と共に沈
降し実用上使用できない。
降し実用上使用できない。
+十+:分散も乳化も全くしない。
結果
このように、本発明に係る乳剤は界面活性剤の添加なし
に、稀釈時に於いて分散、乳化性にすぐれた散布液を与
える乳剤であることが明らかである。
に、稀釈時に於いて分散、乳化性にすぐれた散布液を与
える乳剤であることが明らかである。
Claims (1)
- 1 燐脂質を有効成分として含有する農園芸用殺菌組成
物に於いて、分散剤として20℃に於ける水溶解度が3
%(重量)以上で且つ炭素原子数3ないし7の1価のア
ルコールまたはエチレングライコール若しくはジエチレ
ングライコールのモノブロビル若しくはモノブチルエー
テルを配合してなることを特徴とする有効成分を50%
以上含有する乳剤原液組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50028642A JPS587602B2 (ja) | 1975-03-11 | 1975-03-11 | ノウエンゲイヨウサツキンソセイブツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50028642A JPS587602B2 (ja) | 1975-03-11 | 1975-03-11 | ノウエンゲイヨウサツキンソセイブツ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51104033A JPS51104033A (ja) | 1976-09-14 |
JPS587602B2 true JPS587602B2 (ja) | 1983-02-10 |
Family
ID=12254163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50028642A Expired JPS587602B2 (ja) | 1975-03-11 | 1975-03-11 | ノウエンゲイヨウサツキンソセイブツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS587602B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55147201A (en) * | 1979-03-28 | 1980-11-17 | Hokko Chem Ind Co Ltd | Improved agricultural insecticidal emulsion |
JPS56140910A (en) * | 1980-04-07 | 1981-11-04 | Nisshin Oil Mills Ltd:The | Miticide |
IT1174680B (it) * | 1980-08-14 | 1987-07-01 | Francesca Candussi | Studio brevetti e marchi notarbatolo & gervasi vle bianca maria 33 milano |
DE3150990A1 (de) * | 1981-12-23 | 1983-06-30 | A. Nattermann & Cie GmbH, 5000 Köln | Neue pflanzenschutzmittelsuspensionskonzentrate |
JPS61291501A (ja) * | 1985-06-18 | 1986-12-22 | Kumiai Chem Ind Co Ltd | 改良された水和剤組成物 |
PL244203B1 (pl) * | 2021-07-22 | 2023-12-18 | Syvento Spolka Z Ograniczona Odpowiedzialnoscia | Ciekła proliposomowa kompozycja środków ochrony roślin oraz sposób wytwarzania kompozycji |
-
1975
- 1975-03-11 JP JP50028642A patent/JPS587602B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51104033A (ja) | 1976-09-14 |
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