JPS5875718A - 接点材料およびその製法 - Google Patents

接点材料およびその製法

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JPS5875718A
JPS5875718A JP56174915A JP17491581A JPS5875718A JP S5875718 A JPS5875718 A JP S5875718A JP 56174915 A JP56174915 A JP 56174915A JP 17491581 A JP17491581 A JP 17491581A JP S5875718 A JPS5875718 A JP S5875718A
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近藤 行広
修司 山田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ここに開示される発明は、消耗量の少ない接点材料詔よ
びその製法8c[する。
Agを基地金属としその強化をはかるためにNiを添加
してなる焼結型のAgNi接点材料は、Ag接点材料や
非組系のAg合金接点材料に比べて耐溶着性が優れてい
る。しかし、中ないし大電流域下ての消耗性に難点があ
る。
これを改善するために、硬度の高い粉体を添加したり、
Agの溶融性を高めるための第3元素を加えたりするこ
とが試みられた。しかし、添加物質の比重0粒子の大き
さなど種々の点で均一な分散状態あるいは役割を効果的
に果し得る分散状態など好ましい分散状態が得られず、
かつまた基地金属(下地金属)たるAgの強化を図るた
め加えられているNiの繊維状組織と添加物質との調和
が得られkくいなど種々の問題に起因して未だ効果的な
解決法が見出されていない状態である。
発明者らは、AgNi接点材料の消耗性を改善するべく
、全く別個の観点区立って問題の解決に取組んだ。すな
わち、接点の消耗は接点の開閉時に発生するアークによ
るものが大きいので、間層の解決に当たっては、Agの
溶融しやすさを改善するというような消極的方策による
のではなく、アークの発生をおさえかつ発生したアーク
をすばやく消弧するという積極的方策によることとし、
それ1こ適した第3の元素を探索するようにしたのであ
る。そして、T1がそれに当たることを見出した。
さらに調べると、TiはNiと拡散しやす< Agとは
拡散し1こくい性質をもつことが分かった。Tiはこの
よう#cNiになじみやすいため、Agに分散しゃすむ
−)このNiに随伴してAgM地中に均一に分散する。
また、溶融しにくいNiはアーク発生時でも接点面に残
ってAg基地を強化するのであるが、TiもこのNiに
随伴してやはり接点面に残りやすいため、空気に酸化さ
れるなどしてアークをおさえ、かつ発生したアークをす
ばやく消す働會をする。
このような知見を得る間において、第3の元素としては
 Tiに限らず、要するにNiとは拡散しやすいがAg
とは拡散しにくい元素を選ぶこととすれば良い乙とも分
かった。また、別に、原料配合物を焼結したのち伸ばし
加工することとすれば、Ag基地中で組が繊維状に伸び
るのに伴って第3の元素も伸びるため、そのすぐれた作
用効果がより効果的に発揮されるということも分かった
以下に開示される発明は、以上の知見に基いて完成され
たものであって、第1の発明は、基地金属Ag [Ni
が添加され、さらにNiとは拡散しゃすいがAgとは拡
散しにくい元素が第3の元素として添加されている焼結
型の接点材料をその要Wとし、第2の発明は、基地金属
AgにNiが添加され、さらにNiとは拡散しやすいが
Agとは拡散しにくい元素が第3の元素として添加され
ている焼結型の接点材料をつくるにあたり、所定量の原
料配合物を焼結したのちに伸ばし加工する工程を含む接
点材料の製法をその要旨とする。以下にこれらを詳しく
説明する。
Ag @Niは固溶限がなく、固溶・体を作らない。
そのため、AgNi系接点材料は焼結法によって作られ
る。いま、Agに対する拡散係数が小さく、かつNiに
対する拡散係数の大きい元素、たとえばTiについて、
これをAgおよびNiと焼結させたときのことを考えて
みる。このときKは次のような現欧が起きる。第1図の
モデルにみるようにT1粒子3に隣り台ってAg粒子l
とNi粒子2とが存在する場合、焼結時、温度上昇に伴
ってAg・Ti 、 Ni相互間で拡散が起きるが、相
対的にはTi m Ni間の拡散が大きいため、焼結終
了時には112図にみるように、Ti層3′に隣り合っ
てN1分の養いTi層4とTi分の多いNi層5ができ
る。第2図中、1′はAgjl、2’はNi層である。
なお、第1図に詔いて、矢印は拡散の方向と大きさをあ
られす。したがって、大まかに言うと、Ni分の多いT
i粒子、Ti分の多いNi粒子およびAg粒子の三つが
できることになる。
この発明にかかる接点材料は、AgNiに対し、組とは
拡散しやす< Agとは拡散しにくい第3の元素を添加
してなる焼結型のものであるため、上に述べたモデルに
みるように、この第3の元素(M)はNiとともに強固
な結合をもつN1−M層を作る。
そのため、Ag基地中に均一に分散しやすいNi番こ随
伴して均一に分散する。また、高融点をもつNiK随伴
して接点面に残り、アークの発生をおさえ、発生したア
ークをすばやく消弧する。このような第3の元素として
は、Ti a)ほかTm 、 Zr 、 V 、 er
などがある。これらは単独でまたは併せて添加される。
Tiの場合、その添加量は接点材N4体の0.05〜1
0重量%程度とするのが好ましい。
この接点材料を作るKあたっては、原料配合物の焼結後
伸ばし加工するようにするとよい。したがって、通常の
ように所要の原料配合物を混合したのち、必腰に応じて
一次成型して、還元性雰囲気下で焼結し、その後に焼結
体を押出し加工したり、圧延加工したり、引抜き加工し
たりなどして伸ばすのである。このようにすると、第3
の元素はNiの伸びに引張られてN1とともに長く伸び
、Nig固着した組織を形成し、その、作用効果を持続
するなど効果的にそのすぐれた作用効果を発揮するよう
になる。これを第3図に基いて説明すると、焼結終了時
第3図(1)のようにAg基地11中にNt12とTi
 13が共に粒状に分散していたのが、押出し加工によ
り第3図(b)のように矢印で示される押出方向に長く
伸びるか、または圧延加工により第3図(b′)のよう
に材料の延びる方向(矢印方向)に長く伸びる。したが
って、伸ばし加工後には第3図(C)に示されているよ
うに、Ag基地ll中にはNt 12’が繊維状に長く
伸びて存在するとともに、この伸びに随伴する状態でT
1粒子13′が存在する。
この発明Kかかる接点材料は、このようにAgN1に対
し、Niとは拡散しやすいがAgとは拡散しKくい第3
の元素を添加した焼結型のものであるため、アークの発
生が適度に抑制され、かつ発生したアークもすばやく消
弧される。そのため、消耗量が少ない。また、この接点
材料を作るにあたっては、原料配合物を焼結したのち伸
ばし加工するようにするため、繊維状に伸び□てAgを
強化するNiに随伴するようにして第3の元素が分散す
る。
そのため、第3の元素のすぐれた作用効果が効果的に発
揮されるようになるのである。
つぎに、実施例を説明する。
〔実施例1〕 電解銀粉参−350,カルボニルNil−300および
74番−5OOを、焼結後にAg82重量%、Ni15
重量%、rs3重量%となる割合で配合し、V型混舎器
を用いて24時間混合した。
混金終了後2 ”” / cm、の圧力で丸棒に一次成
型し、N、+H,ガスからなる還元性雰囲気下で850
℃、3時間の焼結を行なった。
次に、圧力を加えて充分に密度を上げたのち、同条件で
再度焼結を行ない、そののち押出し加工した。
押出し加工後にXMA (EPMA )による組成分析
と、断l1iIi繊分析とを行なった結果は第4図、第
5図および第6図にみるとおりである。すなわち、第4
図は200倍の、また第5図は750倍の各走査電子顕
微鏡によるー・成分析結果を示し、各(1)図ハi1M
像、各(e)図はAg (1) La像、各<c>図は
111iのLa像、各(li)図はTi a)La像、
第5図(e)は第5図O)の説明図であり、第6図は電
子顕微鏡による断面組織図である。これらの図にみるよ
うに、Ag基地11中にN!粒子12が長く伸び、T!
・組の拡散し合ったもの14がNi粒子12の近辺に存
在している。
〔実施例2〜7〕 焼結後の組成が第1表のとおりになるようKしたほかは
、実施例1と同様にして接点材料を得た。
実施例1〜7の各接点材料につ舎、Aj!TM型接点試
型機点試験機消耗量などを−べた結果は第1表のとおり
であった。このときの試験条件は、AClooV、4O
A、抵抗負荷であった。
(以下余白)
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる接点材料の製造ll11にお
いて焼結がなされたときの各元素の拡散状態を説明する
ためのモデルを示す説明図、第2図は第1図のモデルK
JBいて焼結が終了したときの状態を示す説明図、第3
図(電)〜(()はこの発明にかかる接点材料の斃法に
おいて伸ばし加工がなされたときの接点材料内における
各成分の様子受承す説明図、第4図(a)〜(d)はこ
の発明にかかる接点材料の1例に対する走査型電子顕徽
鋺(倍率20G )による組成分析結果を示す写真であ
って、(1)はSKM 像、 (b) 4i Ag g
)−像、 (Oit Ni )t、像。 (d)はTi 〇−像であり、第2図(a) 〜(d)
は第4図の例において走査型電子顯徽鏡の倍率を1s・
にしたときの組成分析結果を示す写真であって、やはり
(a)はS−像、(−)はAgの4像、(C)は組の4
像、(櫨)はT1の4像てあり、第5図(@)は第5図
(1)の説明図、′第6図は第4図の例についての電子
順徽鏡による断画組織写真である。 1・・・Ag粒子 2・・・組粒子 3・・・Ti粒子
1′・・・Ag層 2′・・・N&層 3′・・・TI
層4・・・Ni分の多いTi粒子1′・・・74分の多
いNi層 11・・・A厘基地 12 、12’・・・
Ni13 、13’・・・Ti  14・・・Ti−絹
の拡散し会ったもの 特許出願人 松下電工株式会社 代理人 弁理士 松 本 武  彦 (a) 76− 第3図 1214 (e) 第5図 I〒出し方向 第6図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基地金属AgにNiが添加され、さらに川とは拡
    散しやすいがAgとは拡散しにくい元素が第3の元素と
    して添加されている焼結型の接点材料。
  2. (2)第3の元素がT!である特許請求の範囲第1項記
    載の接点材料。
  3. (3)  Tiの添加量が全体中の0.05〜10重量
    %である特許請求の範囲第2項記載の接点材料。
  4. (4)基地金属AgにNiが添加され、さら[Niとは
    拡散しやすいがAgとは拡散しにくい元素が第3の元素
    として添加されている焼結型の接点材料をつくるにあた
    り、所定量の原料配合物を焼結したのちに伸ばし加工す
    る工程を含む接点材料の製法。
  5. (5)伸ばし加工が押出しによってなされる特許請求の
    範囲第4項記載の接点材料の製法。
JP56174915A 1981-10-30 1981-10-30 接点材料およびその製法 Granted JPS5875718A (ja)

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JPH0143011B2 JPH0143011B2 (ja) 1989-09-18

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01108330A (ja) * 1987-10-22 1989-04-25 Tokuriki Honten Co Ltd 硬質Ag合金

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5414573A (en) * 1977-07-05 1979-02-02 Shinetsu Kikai Kougiyou Kigiyo Apparatus for uniformly distributing cereal powder

Patent Citations (1)

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JPH01108330A (ja) * 1987-10-22 1989-04-25 Tokuriki Honten Co Ltd 硬質Ag合金

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JPH0143011B2 (ja) 1989-09-18

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