JPS587465A - 湿度の変化により変色する塗料の製造方法 - Google Patents
湿度の変化により変色する塗料の製造方法Info
- Publication number
- JPS587465A JPS587465A JP10474481A JP10474481A JPS587465A JP S587465 A JPS587465 A JP S587465A JP 10474481 A JP10474481 A JP 10474481A JP 10474481 A JP10474481 A JP 10474481A JP S587465 A JPS587465 A JP S587465A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は全知「湿度の変化により変色する拳料」(特
許第987376号)の変色感度減退の防止、変色幅の
増大、耐久性の増加などの改良に関するものである。
許第987376号)の変色感度減退の防止、変色幅の
増大、耐久性の増加などの改良に関するものである。
普通の塗料や絵具などの塗膜の性状は、乾燥直後の状態
に止っているものではなく、色彩については変らなくと
も、時間の経過と共に徐々に変質している。とくに外気
にさらされる塗膜の表面は酸化や光反応その他により強
く変質し、例えば乾燥後数日以内ならば、シンナーなど
で簡単にふき取ることが出来る塗膜も、1年以上経過す
ると、シンナーでは容易に落すことが出来なくなる。即
ち塗膜の表層は極めて不活性となる。
に止っているものではなく、色彩については変らなくと
も、時間の経過と共に徐々に変質している。とくに外気
にさらされる塗膜の表面は酸化や光反応その他により強
く変質し、例えば乾燥後数日以内ならば、シンナーなど
で簡単にふき取ることが出来る塗膜も、1年以上経過す
ると、シンナーでは容易に落すことが出来なくなる。即
ち塗膜の表層は極めて不活性となる。
普通の塗料や絵具の上記の性質は、一般には有益な性質
であシ、塗膜の耐久性を向上する。
であシ、塗膜の耐久性を向上する。
一方、湿度の変化により変色する塗料の塗膜は、環境の
湿度(相対湿度、以下同じ)の変化に従って湿分を吸収
あるいは放出して、それ自身の色を変化させるものであ
るから、普通塗料や絵具の塗膜とは反対に、環境と相互
作用をする能力、即ち活性を持ち、且その程度が長期間
一定に保たれることを要求される。この発明は安定剤(
還元剤)、湿潤剤を適度に添加し、ニスの使用を少くす
るなどにより上記の要求を満たし、合わせて原液(後述
)の脱色による変色幅の増大および塗膜の変色機能の保
持の長期化などを目的とするものである。
湿度(相対湿度、以下同じ)の変化に従って湿分を吸収
あるいは放出して、それ自身の色を変化させるものであ
るから、普通塗料や絵具の塗膜とは反対に、環境と相互
作用をする能力、即ち活性を持ち、且その程度が長期間
一定に保たれることを要求される。この発明は安定剤(
還元剤)、湿潤剤を適度に添加し、ニスの使用を少くす
るなどにより上記の要求を満たし、合わせて原液(後述
)の脱色による変色幅の増大および塗膜の変色機能の保
持の長期化などを目的とするものである。
以下この発明の1実施例について説明する。
モリブデン酸アンモニウム100部(重量比、以下同じ
)、シュウ酸70部を亜硫酸水(8%)400部に溶解
し、これに17電ノ2ナフト一ル4スルホン酸6部を加
え、蓋をした耐酸容器に入れ、温浴により加熱する。還
元反応終了後ろ過し、ろ液を温浴によシ更に加熱して蒸
発乾固する。この乾固物にメチルアルコール290部に
シュウ酸42部を溶解したものを加え、溶解する成分を
完全に溶解し、ろ過により不溶物を分離除去する。こ\
に得られたメチルアルコール溶液を、以後「原液」と称
す(IIL液の製造方法は公知である)。
)、シュウ酸70部を亜硫酸水(8%)400部に溶解
し、これに17電ノ2ナフト一ル4スルホン酸6部を加
え、蓋をした耐酸容器に入れ、温浴により加熱する。還
元反応終了後ろ過し、ろ液を温浴によシ更に加熱して蒸
発乾固する。この乾固物にメチルアルコール290部に
シュウ酸42部を溶解したものを加え、溶解する成分を
完全に溶解し、ろ過により不溶物を分離除去する。こ\
に得られたメチルアルコール溶液を、以後「原液」と称
す(IIL液の製造方法は公知である)。
次に原液100−に対し、良質の活性炭4gを加えて振
とうし、約10分間放置後ろ過する。メチルアルコール
で1回洗滌し、洗液もろ箪に加える。この液にヒドロキ
ノン(還元剤)1.3Ii、グリセリン(湿潤剤)2.
4Fを加え、温浴により加熱して、液量を40−に濃縮
する。濃縮液の冷却後、上2ツクニス0.91!、二酸
化チタン611を加え、液層と固形物を完全に混合して
、上記湿度の変化により可逆的に変色する塗料を得る。
とうし、約10分間放置後ろ過する。メチルアルコール
で1回洗滌し、洗液もろ箪に加える。この液にヒドロキ
ノン(還元剤)1.3Ii、グリセリン(湿潤剤)2.
4Fを加え、温浴により加熱して、液量を40−に濃縮
する。濃縮液の冷却後、上2ツクニス0.91!、二酸
化チタン611を加え、液層と固形物を完全に混合して
、上記湿度の変化により可逆的に変色する塗料を得る。
次にこの塗料の効果について述べる。特許第98787
6号による湿度の肇化により変色する塗料(以下これを
旧塗料と称す)は、塗膜形成後、あiす日時を経過しな
い時期にあっては、湿度の変化と共に変色する感度は極
めて良好であるが、時間の経過と共にその感度は減退し
、最悪の場合、例えば長期間低湿度に置いた後、より高
湿度の環境に移した場合などには、その湿度に相当する
色に変色する迄に数時間を要することがある。この発明
の塗料(以下これを新塗料と称す)では、上に述べた欠
点は完全に除かれている。
6号による湿度の肇化により変色する塗料(以下これを
旧塗料と称す)は、塗膜形成後、あiす日時を経過しな
い時期にあっては、湿度の変化と共に変色する感度は極
めて良好であるが、時間の経過と共にその感度は減退し
、最悪の場合、例えば長期間低湿度に置いた後、より高
湿度の環境に移した場合などには、その湿度に相当する
色に変色する迄に数時間を要することがある。この発明
の塗料(以下これを新塗料と称す)では、上に述べた欠
点は完全に除かれている。
また、JI[1mが褐色をしているため、旧塗料では塗
膜はや\暗色となるが、新塗料では乾燥直後の塗膜(湿
度が低くない場合)ははソ純白である。
膜はや\暗色となるが、新塗料では乾燥直後の塗膜(湿
度が低くない場合)ははソ純白である。
したがって染料を加えた場合、旧塗料では染料の色より
黒ずんだ色調となるが、新塗料では鮮やかなその染料の
色となる。この塗料による塗膜の色は、染料を加えない
場合、高湿度では淡く低湿度では濃い青色となるが、旧
塗料の塗膜の湿度9〇−における色は、新塗料の塗膜の
湿度70%の色濃度と同程度であり、湿度50チでは新
旧塗料共同程度の色濃度であるから、新塗料は旧塗料に
比べ変色幅がかなり広くなりている。これは活性炭処理
により、原液の褐色成分は除かれるが、乾燥後濃青色と
なる成分の大部分は除かれずに残ることを発見したこと
によって得られた成果である。
黒ずんだ色調となるが、新塗料では鮮やかなその染料の
色となる。この塗料による塗膜の色は、染料を加えない
場合、高湿度では淡く低湿度では濃い青色となるが、旧
塗料の塗膜の湿度9〇−における色は、新塗料の塗膜の
湿度70%の色濃度と同程度であり、湿度50チでは新
旧塗料共同程度の色濃度であるから、新塗料は旧塗料に
比べ変色幅がかなり広くなりている。これは活性炭処理
により、原液の褐色成分は除かれるが、乾燥後濃青色と
なる成分の大部分は除かれずに残ることを発見したこと
によって得られた成果である。
旧塗料の変色感度が時間と共に減退する性質は、湿度測
定器として用いる場合、実用上、1〜2力月毎に新しい
塗膜と交換しなければならなかったが、新塗料を用いれ
ば、一つの塗膜で6力月以上の期間の使用が可能となる
。
定器として用いる場合、実用上、1〜2力月毎に新しい
塗膜と交換しなければならなかったが、新塗料を用いれ
ば、一つの塗膜で6力月以上の期間の使用が可能となる
。
以上述べてきたように、この発明は湿度の変化により変
色する塗料を利用する実用化に大きな前進をもたらすも
のである。
色する塗料を利用する実用化に大きな前進をもたらすも
のである。
特許出願人 須 藤 登
手続補正書
1、事件の表示 昭和56年特許願第56−10474
4号2、発明の名称 湿度の変化により変色する塗料の
製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 5、補正の内容 (別紙のとおり) 補正の内容 2、特許請求の範囲 シュウ酸およびモリブデン酸アンモニウムを亜硫酸水(
8−)に溶解し、1アミノ2す7トール、4スルホン酸
を加え、加熱還元後、蒸発乾固して生成する固形物に、
シュウ酸を含むメチルアルコールを加え、溶解する成分
のみを抽出する。この抽出液を活性炭により脱色し、安
定剤、湿潤剤を加えて濃縮後、二酸化チタン微粉末、少
量のセラックス、染料を加えて造ることを特徴とする、
相△ 対湿度の変化により可逆的に変色する塗料の製造方法。
4号2、発明の名称 湿度の変化により変色する塗料の
製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 5、補正の内容 (別紙のとおり) 補正の内容 2、特許請求の範囲 シュウ酸およびモリブデン酸アンモニウムを亜硫酸水(
8−)に溶解し、1アミノ2す7トール、4スルホン酸
を加え、加熱還元後、蒸発乾固して生成する固形物に、
シュウ酸を含むメチルアルコールを加え、溶解する成分
のみを抽出する。この抽出液を活性炭により脱色し、安
定剤、湿潤剤を加えて濃縮後、二酸化チタン微粉末、少
量のセラックス、染料を加えて造ることを特徴とする、
相△ 対湿度の変化により可逆的に変色する塗料の製造方法。
3、発明の詳細な説明
(1)2頁上から17行目
「(還元剤)」を削除する。
(2)3買上から17行目
「ヒドロキノン(還元剤)」を「ヒドロキノン(酸化安
定剤)」に訂正する。
定剤)」に訂正する。
501−
Claims (1)
- シュウ酸およびモリブデン酸アンモニウムを亜硫酸水(
8チ)に溶解し、1アミノ2ナフトール、4スルホン駿
を加え、加熱還元後、蒸発乾固して生成する固形物に、
シュウ酸を含むメチルアルコールを加え、溶解する成分
のみを抽出する。この抽出液を活性炭により脱色し、安
定剤(還元剤)、湿潤剤を加えて濃縮後、二酸化チタン
微粉末、少量のセラックニス、染料を加えて造ることを
特徴とする、相対湿度の変化により可逆的に変色する塗
料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10474481A JPS587465A (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | 湿度の変化により変色する塗料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10474481A JPS587465A (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | 湿度の変化により変色する塗料の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS587465A true JPS587465A (ja) | 1983-01-17 |
Family
ID=14388997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10474481A Pending JPS587465A (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | 湿度の変化により変色する塗料の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS587465A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1137022A2 (en) * | 2000-03-24 | 2001-09-26 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Dye-sensitized semiconductor particles and photoelectric conversion device |
US8313824B2 (en) | 2003-12-18 | 2012-11-20 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Decorative multilayer material impregnated with resin |
-
1981
- 1981-07-03 JP JP10474481A patent/JPS587465A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1137022A2 (en) * | 2000-03-24 | 2001-09-26 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Dye-sensitized semiconductor particles and photoelectric conversion device |
EP1137022B1 (en) * | 2000-03-24 | 2009-05-13 | FUJIFILM Corporation | Dye-sensitized semiconductor particles and photoelectric conversion device |
US8313824B2 (en) | 2003-12-18 | 2012-11-20 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Decorative multilayer material impregnated with resin |
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