JPS5870170A

JPS5870170A - しや断器等の抵抗測定器

Info

Publication number: JPS5870170A
Application number: JP16786581A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Ishikawa; 石川　弘史; Shigeki Shibahara; 芝原　重喜
Original assignee: Toshiba Corp; Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1981-10-22
Filing date: 1981-10-22
Publication date: 1983-04-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（ａ）技術分野の説明本発明は、しゃ断器や断路器等の接点の運動中における
主回路の抵抗測定器に関する。

（ｂ）従来技術の説明しゃ断器等の接点の様に２つの金属導体を接触させて電
流を流すと、その接触面には金属導体の種類によって定
まる接触電位差の他、接触状態、−１− 即ち接触面の形状、接触の圧力、電流の強さ等によって
変わる電位差が現われる。これ等の電位差を電流で除し
たものが接触抵抗と呼ばれ、主回路接点の安定性を確保
する為には不可欠の測定要素となっている。

従来、この接触抵抗を・測定するには、第１図に示した
様にしゃ断器１に直流電源２を測定線を用いて接続し、
しゃ断器１の接点を投入状態にして電流を流し、その電
流値を測定線に直列に接続された電流計３で測定し、同
時にしゃ断器１の主回路の端子電圧をしゃ断器に並列に
接続された電圧計４で測定して、２点の測定値により主
回路の抵抗を計算で求めていた。また、しゃ断器の接点
が完全投入状態にない時の主回路の抵抗を測定）るには
、しゃ断器を手動やその他の方法により接点を少しづつ
移動させて、断片的にその抵抗を測定することしか方法
がなく、その為、しゃ断器の接点の運動中における時々
朗々の抵抗は測定することができなかった。

イして、このことは、もし主回路に故障が発生−２− した場合には、異常音を聴聞してその診断をするか、ま
たはＸ線装置等の大掛がすな診断装置を用いて故障の診
断をしなければならず、その為に多大な労力と費用を要
求されるという欠点があった。

（ｃ）発明の目的本発明は、以上述べた従来の抵抗測定器の欠点を解消す
る為に提案されたものである。即ち、本発明の目的は、
上２の従来技術では測定することができなかったしゃ断
器や断路器、等の接点運動中の主回路の抵抗を、動的に
測定する抵抗測定器を提供することにある。

（ｄ　）発明の構成以下、本発明を第２．３図に示す実施例により詳しく説
明する。

しゃ断器１１の主回路端子には直流電源回路１２が接続
されており、この直流電源回路１２はインピーダンスの
高い定電流回路により構成される電源である。この直流
電源回路１２の電流出力は分流されて、アナログ・デジ
タル変換回路１４に接続されている。また、主回路端子
には検出増幅−３− 回路１３が並列に接続されている。この検出増幅回路１
３は、しゃ断器１１の主回路端子の電圧測定及び増幅の
為の回路より構成され、その電圧出力はアナログ・デジ
タル変換回路１４に接続されている。また同時に、検出
増幅回路１３の電圧出力は、記録器１５へも並列に分圧
接続されている。

アナログ・デジタル変換回路１４は、直流電源回路１２
の電流値のアナログ量と検出増幅回路１３の電圧値のア
ナログ量とをデジタル量に変換し、抵抗値を計算する回
路である。このアナログ・デジタル変換回路１４の出力
は、それ等の値を数字に４よって表示されるデジタル表
示装置１６に接続されている。

（ｅ）発明の作用以上述べた様な構成を有する本発明の抵抗測定器は、次
の様に作用する。

まず、しゃ断器１１の主回路端子と直流電源回路１２の
出力端子とを測定線で接続し、これに続いて検出増幅回
路１３の入力端子をこれに並列に測定線で接続した後、
次に測定系の電源を投入す−　　４　− る。ここで、しゃ断器１１の１−回路の抵抗はせいぜい
数百μΩと非常に小さいのが普通となっている。従って
、インピーダンスの高い直流電源回路１２を接続するこ
とにより、しゃ断器１１の接点の開閉運動中において主
回路の抵抗が変化したとしても、常に一定の直流電流を
流すことができる。

即ち、主回路の端子電圧を測定器れば、これを接点開閉
運動中の時間と共に変化する主回路の抵抗の変化に換算
できることになる。従って、主回路の端子電圧が検出増
幅回路１３へ入力されれば、この検出増幅回路１３の出
力電圧及び直流電源回路１２の電流の信号は、アナログ
・デジタル変換回路１４に入力され、この電圧変化を必
要精度を得るのに十分な短い時間間隔でサンプリングさ
れてアナログ量からデジタル量に変換され、その結果が
デジタル表示装置１６により電圧、電流及び抵抗の値と
して表示される。一方、検出増幅回路１３の電圧出力は
記録器１５へも入力されて、その電圧が記録される。

この点をしゃ断器１１の投入動作している時、−５− 即ち接点運動中の測定例を示１第３図のグラフにより説
明する。図中、２１はしゃ断器の接点の動きを表わず動
作曲線で、２２．２３は主接点及びアーク接点の°゛開
”から°゛閉′への時間的関係を示している。。そして
、２４がしゃ断器の投入動作時、接肖の運動により主回
路の抵抗位が変化する様子を記録した波形である。

通常、しゃ断器は、投入動作後接点が運動を開始してｔ
ｌの時点でアーク接点が接触し、電気回路が形成され、
続いてｔ２の時点で主接点が接触する様になっている。

従って、時間ｔ１まで主回路は開路状態にあり、抵抗値
２４は無限大（Ｒｏｏ）である。時間ｔ１を越えｔ２ま
では、抵抗１ｉ＠２４はアーク接点の接触抵抗に導体の
抵抗値を加えた値Ｒ１を示し、時間ｔ２を越え主接点が
接触すると、抵抗は主接点とアーク接点の接触抵抗を並
列接続した値と導体の抵抗値を加えた値Ｒ２となり、ｔ
２の以前の値よりも低い抵抗値を示すことになる。

ここで、正常な状態にあるしゃ断器の開閉動作−６− 時の抵抗変化と異常な状態を作って測定した例とを把握
しておけば、この抵抗の変化から接点部の異常を検知す
ることができる。

（９）発明の効果以上述べた如く本発明の抵抗測定器によれば、しゃ断器
接肖開閉動作中の抵抗を測定づることが可能となり、ま
たこの抵抗を測定することにより接点の正常、異常を診
断することが可能である。

モして、従来は異音聴聞診断や大がかりなＸ線写真によ
り異常を検査していたものが、簡単な測定器で測定可能
となり、診断も処理も速くなる。

更に、測定器はコンパクトにまとめることもできるので
、工場内に限らず現地据付位置での保守用にも簡単に使
用できる様になる。即ち、今迄多大な労力と費用を強い
られてきた修理保守工数が低減になる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の主回路における抵抗の測定法を示す結
線図、第２図は本発明実施例による主回路の抵抗測定器
の結線図、第３図は同じく本発明−７− の測定結果例を示すグラフである。１１・・・しゃ断器、１２・・・直流電源回路、１３・
・・検出増幅回路、１４川アナログ・デジタル変換回路
、１５・・・記録器、１６・・・デジタル表示装置、２
１・・・しゃ断器接点動作曲線、２２・・・アーク接点
動作曲線、２３・・・主回路接点動作曲線、２４・・・
主回路抵抗曲線。７３１７代理人弁理士則近憲佑（はが１名）−８− 第１図４２５− 第３図２量Ｌ＋Ｌ＊ｔ

Claims

【特許請求の範囲】

しゃ断器等の主回路端子に直流電源回路と検出増幅回路
とが並列に接続され、この直流電源回路の電流出力はア
ナログ・デジタル変換回路に接続され、−力検出増幅回
路の電圧出力はアナログ・デジタル変換回路と記録器の
各々に接続され、このアナログ・デジタル変換回路はデ
ジタル表示装置に接続されていることを特徴とするしゃ
断器等の抵抗測定器。