JPS58686Y2 - 方向性電磁鋼板用スラブを加熱するウオ−キングビ−ム式加熱炉のビ−ム - Google Patents

方向性電磁鋼板用スラブを加熱するウオ−キングビ−ム式加熱炉のビ−ム

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JPS58686Y2
JPS58686Y2 JP14473477U JP14473477U JPS58686Y2 JP S58686 Y2 JPS58686 Y2 JP S58686Y2 JP 14473477 U JP14473477 U JP 14473477U JP 14473477 U JP14473477 U JP 14473477U JP S58686 Y2 JPS58686 Y2 JP S58686Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
slab
grain
electrical steel
oriented electrical
heating furnace
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Expired
Application number
JP14473477U
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JPS5470907U (ja
Inventor
善二郎 小林
正樹 相原
Original Assignee
川崎製鉄株式会社
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Publication date
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  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 珪素を2.0〜5.0%含有する方向性電磁鋼板用のス
ラブをウオーキングビーム式加熱炉でスラブ温度125
0℃以上の高温に加熱する場合、熱間強度の低下により
スラブの撓み(第3図のE)、垂れ(第3図のD)が大
きくなる。
従来炉では、スキッド間隔(第1図のAおよびB)は8
00〜1200 mmになっており、前記方向性電磁鋼
板用スラブを加熱した場合、スラブの撓み、垂れにより
操業が阻害される。
そのため、方向性電磁鋼板用スラブを加熱する炉では、
スキッド間隔を550〜800mmに選定するのが普通
であるが、スキッド間隔が狭いため、加熱スラブ(第1
図の3)の下面は加熱しに<<、熱原単位が高くなると
共に、スラブに対する温度確保に問題があった。
本考案は、ビーム間隔を両端では狭くしてスラブのオー
バーハングを短くし、中間では広くすると共に、移動ビ
ーム(第1図の2)の上下の移動量を大きくシ、かつ移
動ビームを外側に配置する事により、スラブの垂れ、撓
みによる炉操業の阻害を防止し、熱原単位、スラブ温度
確保の問題を解消するようにした方向性電磁鋼板用スラ
ブを加熱するウオーキングビーム式加熱炉のビームに関
するものである。
以下に本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図、第2図において、1は固定ビーム、2はスラブ
を移送する移動ビーム、3は加熱するスラブである。
図では固定ビーム1が4本、移動ビーム2が5本の例を
示す。
第3図は、方向性電磁鋼板用スラブを1250℃以上の
高温に加熱した場合のスラブの撓みE、垂れDの発生状
況を示すものであり、撓みE、垂れDの値は加熱温度、
スラブ断面等によって異るが、スラブ厚さ150〜18
0 mm程度でオーバーハング量600mmの場合、■
00mm以上の垂れDが、またスキッド間隔1700
mmで100mm以上の撓みEが確認されている。
そのため、方向性電磁鋼板のスラブ加熱用のウオーキン
グビーム式加熱炉では、ビーム間隔(A。
B)を550〜800mmに選定している。
しかして本考案では、炉幅方向端側をビーム間隔550
〜800mmとし、垂れによるスラブ移送時の操業を阻
害させず、また移送時固定ビームとスキッド間の擦り疵
を防止するようにしたのである。
すなわち、該ビーム間隔がもし800 mmを超えると
、スラブ端部は片持ち状態であるため、垂れの量が大と
なり、ために炉の操業が阻害される。
又他方、該ビーム間隔がもし55Qmm未満であると間
隔があまりに狭くなりすぎ、ハースラインより下方から
の加熱(特に輻射伝熱)がさえぎられるいわゆるシャド
ウ効果により、スラブ下面が十分加熱されなくなり、た
めにいわゆるスキッドマーク(スラブのスキッドの当っ
ている部分のうちスキッド内の冷却水の作用等によりそ
の温度が低くなっている部分)が大きくなり、熱原単位
が高くなり、熱効率が低下するのである。
そして中央側のビーム間隔を800〜1200 mmと
し、スラブ下面の熱効率を良くするようにしたのである
すなわち、この場合は上述の片持ち状態の場合に比し、
中央部が固定スキッド間で連続両端支持状態となってお
り、条件は良いのであるが、該ビーム間隔がもし120
0 mmを超えると、撓みの量が大となり過ぎ、ために
炉の操業が阻害される。
又他方、該ビーム間隔がもし従来のごと< 800mm
未満であると間隔が比較的狭いことに起因する前記シャ
ドウ効果により、前述したところに準じスキッドマーク
がかなり大きくなり、熱原単位が高くなり、熱効率が低
下するという問題が発生するからである。
また通常移動ビーム2の上下の移動距離(第1図のC)
は、ハースラインに対し±90〜±110mmであるの
に対し、±110〜士、200 mmとし、加熱スラブ
の撓みおよび垂れの対策ならびにスラブ下面の輻射によ
るビーム部の復熱を早くシ、スキッドの影により熱効率
が低下するのを防ぐようにしたのである。
すなわち、該上下の移動距離がもしllQmm未満であ
ると、垂れ又は撓みの量(100mm以上となることが
多い)に対して、移動ビーム2を上下することによって
は固定ビーム1をかわせず、固定ビーム1により擦り疵
が発生するおそれがある。
又他方、該移動距離をもし200mmを超えるようにす
るには、回転偏芯輪等の装置が大がかりとなり、ために
設備費、所要スペース等がかかり過ぎることになるから
である。
さらにビーム配置を、両端のビームを移動ビーム2とし
て、スラブの両端を上昇させて移送する事により、炉幅
方向端側のビーム間隔を550〜800mmに広くして
も、スラブの移送時操業を阻害させず、また移送時固定
ビームとスキッド間の擦り疵を防止するようにしたので
ある。
上記の様なビームの配列およびビーム移動量により、方
向性電磁鋼板をウオーキングビーム式加熱炉で加熱する
時、スラブの撓み、垂れにより炉操業を阻害させる事な
く、シかも熱効率を低下させる事なく、操業可能とした
ものであり、従来のビーム配列、ビーム移動量のケース
に比べて、能力170T/H程度で約5%の熱原単位の
低下が得られた。
なお、図では固定ビーム4本、移動ビーム5本の例を示
したが、ビーム本数が変っても上記対策は行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図はウオーキングビーム式加熱炉の横断面図、第2
図は同上の縦断面図、第3図は方向性電磁鋼板用スラブ
を高温で加熱した場合のスラブの撓み、垂れの説明図で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 珪素2.0〜5.0%を含有する方向性電磁鋼板用スラ
    ブを1250℃以上に加熱するウオーキングビーム式加
    熱炉において、ビームの間隔を、炉幅方向中央部は80
    0〜1200mmとなし、両端部は550〜800mm
    となすと共に、両端のビームを移動ビームとし、かつ移
    動ビームの上下の移動距離をハースラインより上110
    〜200mm、ハースライン下110〜200 mmと
    なした方向性電磁鋼板用スラブを加熱するウオーキング
    ビーム式加熱炉のビーム。
JP14473477U 1977-10-28 1977-10-28 方向性電磁鋼板用スラブを加熱するウオ−キングビ−ム式加熱炉のビ−ム Expired JPS58686Y2 (ja)

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JPS5470907U JPS5470907U (ja) 1979-05-19
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