JPS586834A - 石炭中継基地および灰捨池の設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、火力発電所等で消費される石炭の中継基地お
よび灰捨場に用いられる設備に関する〇 一般に、石炭の産地から外航船で送られてきた石炭を受
入れて貯蔵したり、その貯蔵層を内航船へ払い出して火
力発電所等へ輸送したりするために、海岸に石炭中継基
地が設けられているが、この石炭中継基地は石炭の円滑
な供給に必要な貯炭場や荷役装置が設けられているだけ
で、石炭の消費に伴って生じる石炭灰については、別個
に灰捨池を設けたシ、海洋投棄が行なわれたりしている
。

一方、石炭中継基地から火力発電所等へ石炭を輸送する
内航船は、その復航時に空船状態になるという問題点が
ある０ 本発明は、上述の諸点に鑑みて、石炭中継基地と灰捨池
とを適切な手段で隣接きせることにより、荷役装置の兼
用化をはかれるようにするとともに、火力発電所等へ石
炭を輸送した内航船が復航時に石炭灰を運搬できるよう
にして、全体として高い効率が得られるようにした設備
を提供することを目的とする。

このため本発明の石炭中継基地および灰捨池の設備は、
灰捨池の仕切堤として海底に着座した単数または複数の
貯炭パージをそなえ、同貯炭パージに揚炭および揚灰の
ための荷役装置が設けられるとともに、石炭払い出しの
ための荷役装置が設けられたことを特徴としている。

以下、図面により本発明の実施例としての石炭中継基地
および灰捨池の設備について説明すると、第】図はその
概略構造を示す平面図、第２図はその灰捨池の変形例を
示す平面図であり、第３〜６図は上記設備における貯炭
パージの一例を示すもので、第３図はその側面図、第４
図はその横断面図（第３図のＩＩＩ−ＩＩＩ矢視断面図
）、第５図はその平面図、第６図はその詳細構造を示す
拡大横断面図であり、第７〜１０図は上記貯炭パージの
他の例を示すもので、第７図はその側面図、第８図はそ
の横断面図（第７図の■−■矢視断面図）、第９図はそ
の平面図、第１０図はその詳細構造を示す拡大横断面図
である。

第１図に示すように、入江または湾等の海岸線に沿う地
形を利用して、貯炭パージ１０１゜１０２．１０３を海
底へ着座させ、仕切堤２０２を形成することにより、石
炭灰を捨てるための灰捨池２０１が形成されている。

この灰捨池については、第２図に示すように、コンクリ
ートケーソン等による仕切堤３０２で三方を囲まれた水
域の開口部を、貯炭パージ１０１．１０２．１０３で仕
切ることにより、灰捨池３０１を形成するようにしても
よい。

貯炭パージ１０１は揚炭バースおよび灰捨バ〜スを兼ね
るものであり、また貯炭バージ１０２は石炭払い出しバ
ースを兼ねるものである。さらに貯炭バース１０３は貯
炭機能のみを持つものである〇 このようにして、貯炭パージ１０１〜１０３により石炭
中継基地が構成され、これに隣接して灰捨池２０１，３
０１が形成される。

なお、第１，２図において、符号４は石炭を運んでくる
大型外航船、２２は貯炭バージ１０１〜１０３から払い
出される石炭を運搬して火力発電所等へ供給するための
小型内航船を示している０ 第３〜６図に示すように、揚炭バースおよび灰捨バース
を兼ねる貯炭バージ１０１は、海底に構築されたマウン
ド１上に着座しており、貯　　　　　゛炭パージ本体２
の内部には貯炭倉３が形成され、また貯炭パージ本体２
の海側の片舷には大型外航船４が接舷できるようになっ
ている０１だ大型外航船４から揚炭作業を行なうための
荷役装置として、貯炭ノ（−ジ本体２のデツキ上に自走
式クレーンから成るアンローダ５が設けられるほか、ス
タッカ６、横送りコンベヤ７および積付はコンベヤ８が
設けられている０そして、アンローダ５により大型外航
船４から揚荷された石炭は、横送りコンベヤ７上に菫と
されて運ばれ、さらに積付はコンベヤ８でデツキ上を運
ばれた後、スタッカ６で所要の貯炭倉３に積付けられる
ようになっている。

第６図に示すように、貯炭倉３の底部はスリントホノパ
ー１０となっており、これに払い出しスペース９内のデ
イスチャージワコ゛ン１１および引出しコンベヤ１２を
組合わせて、貯炭倉３からの石炭の払い出しが行なわれ
る。

このようにして払い出される石炭は、引出しコンベア１
２から払い出しバース兼用の貯炭）（−ジ１０２へ運ば
れる。

払い出しバース兼用の貯炭）（−ジ１０２は。

第７〜ｌＯ図に示すごとく、前述の貯炭・（−ジ１０１
と同様に、海底のマウンドｌへ着座した貯炭パージ本体
２１の内部に′貯炭倉３を有しているが、その海側の片
舷には小型内航船２２が接舷できるようになっているＯ そして、小型内航船２２へ石炭を払い出すだめの荷役装
置として、そのデツキ上には数基の自走式ばら荷積付は
機から成るシップローダ２３が設けられているほか、ス
タッカ６、積付はコンベヤ８等が設けられている。

また貯炭倉３の底部におけるスリソトホノノ々−の下方
の払い出しスペース９には、前述の貯炭バージ１０１の
場合と同様に、石炭払い出しのだめの機器が設けられる
０ 貯炭機能のみを持つ貯炭バージ］（ト）３は、前述の各
貯炭パージ１０１，１０２から、それぞれアンローダ５
およびシップローダ２３を取り去ったもので、貯炭倉や
他の装置については同様に構成される０ 本発明の石炭中継基地および灰捨池の設備は上述のごと
く構成されているので、大型外航船４により産地から輸
送されてきた石炭は、貯炭パージ１０１において、その
アンローダ５等の荷役装置により能率よく揚荷され、各
貯炭パージ１０１，１０２，１０３の貯炭倉３へ積付は
式れる０ そして、火力発電所等への石炭の供給の際には、払い出
しパース兼用の貯炭パージ】０２へ横付けされる小型内
航船２２へ、タンプローダ２３等の払い出し用荷役装置
により各貯炭倉３から石炭が運び込まれ、ついで小型内
航船２２が火力発電所等へ向けて出航するのである。

また、この小型内航船２２は、その復航時に火力発電所
等で生じた石炭灰を積んで帰り、その石炭灰の揚荷作業
は、貯炭パージ１０１におけるアンローダ５や各コンベ
ヤ７．８Ｆ利用して行なわれる。

このようにして揚荷でれた石炭灰は、灰捨池２０１．３
０１に浮かべた灰捨船または適宜の荷役装置を用いて、
灰捨池２０１，３０１内へ投棄される〇 以上詳述したように、本発明の石炭中継基地および灰捨
池の設備によれば、石炭中継基地としての貯炭パージが
海底へ着座して仕切堤となるので、これに隣接して灰捨
池が効率よく形成されるとともに、貯炭パージに付設き
れた揚炭のだめの荷役装置を揚灰のために兼用すること
ができ、また石炭を払い出して火力発電所等へ供給する
ための小型内航船で石炭灰を持ち帰ることも可能となる
のであって、しかもその石炭灰の投棄が石炭中継基地に
隣接する灰捨池へ、極めて能率よく行なわれる利点があ
る０

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例としての石炭中継基地および灰捨池
の設備を示すもので、第１図はその概略構造を示す平面
図、第２図はその灰捨池の変形例を示す平面図であり、
第３〜６図は上記設備における貯炭パージの一例を示す
もので、第３図はその側面図、第４図はその横断面図（
第３図の■−■矢視断面図）、第５図はその平面図、第
６図はその詳細構造を示す拡大横断面図であり、第７〜
１０図は上記貯炭パージの他の例を示すもので、第７図
はその側面図、第８図はその横断面図（第７図の■−■
矢視断面図）、第９図はその平面図、第１０図はその詳
細構造を示す拡大横断面図である。 １・り海底のマウンド、２・・貯炭パージ本体、３・・
貯炭倉、４・・大型外航船、５・・アンローダ、６・脅
スタッカ、７・・横送リコンヘヤ、８・・積付はコンベ
ヤ、９・噂払い出しスペース、１０ｅ・スリットホッパ
〜、１１・・ディスチャージワゴン、１２・・引出しコ
ンベヤ、２１・・貯炭パージ本体、２２・・小型内航船
、２３・・シップローダ、１０］１１０２゜１０３・・
貯炭パージ、２０１・・灰捨池、２０２・・仕切堤、３
０１・・灰捨池、３０２・・仕切堤。 復代理人　弁理士　飯沼義彦 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 灰捨池の仕切堤として海底に着座した単数または複数の
   貯炭パージをそなえ、同貯炭・く−ジに揚炭および揚灰
   のための荷役装置が設けられるとともに、石炭払い出し
   のだめの荷役装置が設けられたことを特徴とする、石炭
   中継基地および灰捨池の設備。