JPS586741A - 車輌用デイスクホイ−ルの加工方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車輌用ディスクホイールの整形、加工方法お
よびその方法の実施に用いる装置に関するものであり、
と〈Ｋディスクホイールのリムビードシート部をスピニ
ング加工することにより楕円度および局部変形を修正し
、かつディスクハブ穴との偏心を矯正し、精度の高い車
輌用ディスクホイールを整形する加工方法およびその専
用機に関するものである。

車輌用ディスクホイールは、ＩＩＥ１図に示すように１
　リムｌにディスク２を圧入し、リム１のドロップ部３
にスポット溶接ま九はＣＯ１溶接４を施してリムｌとデ
ィスク２を結合することによ動作製される。

各部の機能については、リム１のビードシート部５，６
がタイヤを保持し、ディスク２が車輌ハブにナツトによ
り固定されるが、この際にディスク２のセンタ部のハブ
穴７が取付けの基準となる。

車輪に要求される精度はハブ穴７を基準としてリムビー
ドシート部５．６のそれぞれの偏心量が小さいことであ
る。すなわち、リムビードシート部５，６の偏心量が少
ない穆走行性能が向上し、偏心量が増大すると車輪のア
ンバランスが増大して走行中に振動が発生し著しく乗心
地が悪くなる。

車輌用ディスクホイールの精度検査は第２図に示すよう
Ｋして行なわれる。すなわちディスク２をハブ穴７を基
準にして回転台８にセットし、リムビードシート部５．
６をそれぞれ異なつ九ダイヤルインジケータ９にて検査
し、全周の偏心および局部的変形量を読み取る。ディス
クホイールの半径方向の変形、すなわち縦振れは、車輪
精度の特性値とされ、実用上は０．７　ｗｘないし０．
４ｗｍ以下の精度が要求されるようになってきている。

車輌用ディスクホイールは、縦振れに対する管理ととも
に、７ランク部１０にダイヤルインジケータをあて横振
れも管理されるが、車輪に要求される振れ精度の向上は
縦振れが主体である。

上記の要求を満九すべく、車輌用ディスクホイールの加
工は従来つぎのように行なわれていた。まず、リム１の
成形はシート材を切断し、フラッシュバット溶接し、複
数のロール成形機にて加工するととｋより行なう。ロー
ル成形後１、脚状および寸法を整えるために、エキスパ
ンダま、たけシュリンカ等の何れも割り型での整形が最
終行程で行なわれる。このため、リムの割り型間の部分
に局部的変形が生じ、リム全周にも偏心、楕円が生じ、
しかも個々のリムのビードシート部ｓ側、６側を常に同
一心上に成形することが不可能であるという問題があっ
た。

マタ、ディスク２の成形□は多工程でのプレス加工によ
り行なわれるが、デザインとの関係等によりリム結合部
分の偏心゛を皆無にすることは不可能であった。

リム１とディ太り２との組立体からなるディスクホイー
ルの精度は、従来、リム、ディスク単体部品の精度によ
り決定されていた。そして、上記のようにそれぞれ単体
段階で既に誤差のあるリムとディスクを溶接接合して得
た従来のディスクホイールは、溶接組立後、要求品質精
度を１００’１６確保することは不可能であり、リムｌ
、ディスク２０部品精度を上げるため、それぞれに設備
投資をすることは不経済でもあった。

本発明は、上記のディスクホイールの精変上の問題を解
消するために１デイスクホイ一ル組立完了後の要求品質
を確保するようにし、ディスクホイール組立完了後にお
いてリムビードシート部分をスピニング加工するととく
より、偏心を矯正するとともに両ビードシート部を同心
上に修正し、最終１糧でディスクハブ穴をドリルまたは
リーマ加工等忙より加工すること和より、縦振れ、横振
れ精度の高い車輌用ディスクホイールを製造する方法お
よび該方法の実施に直接使用する装置を提供することを
目的とする。

以下に１本発明の望ましい実施例について、図面を参照
しながら説明する。

第３図は本実施例に係る装置を示したものである。図中
、１１．１２は一対の金型で、下金Ｗ　１１　、下金１
１１２は、それぞれ外周の位置にマンドレル１３．１４
を、また内周の位置にハブ面押え１５．１６を有してい
る。下金Ｗｌｌおよび下金１１１２は、それぞれ、下部
回転板１７゛および上部回転板１８に取付けられる。上
、下の回転板１７．１８のうち少なくとも一方、たとえ
ば上部回転板１８は、軸方向に夢動可能となっており、
内金ｍ１ｌｌ、１２間にディスクホイールを挾持したり
、離脱した抄することができるようになっている。金ｍ
１ｌｌ、１２の中央部には、ハブ面押え１５．１６およ
び回転板１７．１８を貫通して延びるガイド１９が設け
られており、ガイド１９とハブ面押え１５，１６の中央
孔が摺動、回転自在に嵌合することにより、上、下回転
板１７．１８および上、下金型１１．１２は同心軸線２
０上に互に心合せされるようＫなっている。したがって
、上、下金型１１．１２に取付けられているマンドレル
１３゜１４も同心軸９２０上に心合せされる。

マンドレル１３．１４は、ディスクホイールのりム１の
ビードシート部５，６の内周形状に沿う形状の外周形状
を有している。マンドレル１３．１４の外径は、リム１
のビードシート部５．６の内径より若干大きくしである
。２１゜２２は下部クッションおよび上部クッションで
あり、ウレタンゴム等の弾性材からなっており、ハブ面
押え１５．１６間に挿入されてディスク２を挾持するよ
うになっている。

前記金型１１，１２のマント°レル１３，１４の周囲の
位置には、半径方向に１すなわち前記同心軸線２０と直
角方向に、移動可能な転圧ローラ２３が設けられており
、リムビードシート部５，６を外周からマンドレル１３
．１４に対して押しつけることができるよう忙なってい
る。

転圧ローラ２３は、ビードシート部５．６を同時に押す
ことができるように一対のスピニングロール２４．２４
を有している。転圧ローラ２３は円周方向に図示のよう
に１個設けられていればよいが、整形の対称性、荷重の
バラ゛ンスをとるだめに円周方向に２個以上配設しても
よい。

ガイド１９の長手方向の一部分には、その外局にハブ穴
加工用の工具となるカッタ′″２５Ａ！設けられている
。蚊工具はカッタ２５のような切削工具以外に、研削、
転造、リーマ加工等の工具であってもよい。ガイド１９
は、その軸方向に移動可能であり、カッタ２５位置をハ
ブ穴加工時にハブ穴７の位置にもってくることができる
ようＫなってい為“みガイド１９は、また必要　　　　
゛に応じて回転駆動されるように構成して本よく、回転
板１７．１８の回転釦よるディスクホイールとカッタ２
５との相対回転だけでは／Ｓプ穴加工の回転として不十
分な場合は、ガイド１９自体を回転駆動してもよい。

上記のように構成された装置によって本発明の方法はつ
ぎのように実施される。

まず、下側回転板１７に一ットされている下金１１１１
に矯正すべきディスクホイール−をセットする。つぎに
、回転板１７の中心にあるガイド１９が想儂線Ａで示し
た途中位置迄上昇し、上側回転板１８に固定されている
１金Ｗ１２が下降しディスクホイールをクランプする。

この場合、上、下回転板１７．１８は、ガイド１９と上
側ハブ面押え１６および下側ノ１ブ面押え１５により同
一の軸線２０上に心出しされる。

リム１のビードシート部５．６の偏心は上側マンドレル
１４、下側マンドレル１３の外周テーパ部の内接により
自動的に矯正される。マンドレル１３．１４の外径はデ
ィスクホイールのビードシート部５．６の内径より若干
大きく形成されているので、一対の金１１１１．１２間
にディスクホイールがクランプされた時点で既に１リム
１のビードシート部５，６の楕円が若干修正される。

クランプが完了した後、上、下回転板１７゜１８が回転
を開始し、転圧ローラ２３が前進して、一対のスピンロ
ール２４，２４によりビードシート部５，６を強圧する
。これによって、リム１のビードシート部５．６は同心
軸線２０上に、局部変形、全周の変形ともＫとられて真
円に高精度に整形される。

続いて、ガイド１９が最上端位置（図示の実線の位置）
ｔで上昇し、ガイド１９の中央付近にあるカッタ２５が
ハブ穴内面に当り内周面を切削する。これｋよって、／
Ｓプ穴内周面は、リムビードシート部５，６と同一軸心
上に高精度に加工される。

加工完了後は、まず転圧ローラ２３が後退し、上、下回
転板１７．１８が回転を停止する。つぎにガイド１９が
下降し、同時に上金型１２が上昇して、ディスクホイー
ルのクランプが解除される。この際、両会１１１１．１
２間に設けられたクッション２１．２２により、マンド
レル１３．１４とディスクホイールの保合は容易に切り
放される。

本発明の車輌用ディスクホイールの加工方法およびその
装置は上記の通りであるから、本発明によると−きはつ
ぎの効果が得られる。

まず、リムとディスクの組立後の最終段階で矯正、整形
が行なわれるの、で、単体段階、溶接組立段階の変形、
精度の如何を問わず、高精度の整形が可能である。

ま九、ディスクホイールを、互に同心軸線上に心出しさ
れた一対の金型で挾持して回転させ、同心軸線を有する
マンドレルをビードシート部に内接させて、スピニング
加工したので、一対のビードシート部はともに前記同心
軸線を中心とする真円に高精度に矯正、整形される。

また、この段階で、前記同心軸線上を移動する工具によ
りハブ穴を加工するようＫしたので、基準穴となるハブ
穴とビードシート部の同心度が出され、上記の効果を合
せて、極めて高精度な整形が達成される。

し九がって、本発＃１によって得られるディスクホイー
ルを使用する車輌は、走行中の振動の。

おそれは無く、走行性能を向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般のディスクホイールのＭｉ１図、第２図は
一般のディスクホイールの精度測定中の概略断面図、 第３図は本発明の一実施例に係る装置の断面図、 である。 １・・・リム　　　　　２・・・ディスク５．６・・・
ビードシート部　７・・・ハブ穴１１．１２・・・一対
の金型 １３．１４・・・一対のマンドレル １５．１６・・・一対のハ、プ面押え １７．１８・・・一対、の回転板 １９・・・ガイド　　　２０・・・同心軸線２３・・・
転圧ローラ　２５・・・カッタ＼

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）同心軸−を有する一対の金型間に咳金盟のマンド
   レルをリムビードシート部に内接させてディスクホイー
   ルを挾持し、 前記全１！１ｔ−回転させつつ転圧ローラをりムビード
   シート部の外周に押しつけてリムビードシート部を整形
   し、 さらに前記金型と同心軸線を有する加工工具によりディ
   スクハブ穴を加工する ことを特徴とする車輌用ディスクホイールの加工方法。
2. （２）　　ディスクホイールのリムビードシート部に内
   接スるマンドレルとディスクハブ面に当接するハブ面押
   えを有する一対の金蓋を同心軸線上に相対して設け、皺
   相対する金型を回転の軸心な前記同心軸線とする一対の
   回転板にそれぞれ配置し、かつ誼回転板の少なくとも一
   方を軸方向に移動可能とし、前記金型の周囲に前記リム
   ビードシート部を強圧する半径方向に移動可能な転圧ロ
   ーラを円周上に少なくと４１個設け、前記回転板中心部
   にディスクハブ穴を加工する工具を設け、該工具を軸方
   向に移動可能としたことを特徴とする車輌用ディスクホ
   イールの加工装置。