JPS5864132A - ガス吸着分離用吸着剤 - Google Patents
ガス吸着分離用吸着剤Info
- Publication number
- JPS5864132A JPS5864132A JP16367181A JP16367181A JPS5864132A JP S5864132 A JPS5864132 A JP S5864132A JP 16367181 A JP16367181 A JP 16367181A JP 16367181 A JP16367181 A JP 16367181A JP S5864132 A JPS5864132 A JP S5864132A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxygen
- adsorption
- type zeolite
- adsorbent
- dissolved
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、空気中の酸素を分離、除去又は濃縮するため
の酸素の選択吸着剤に関する。
の酸素の選択吸着剤に関する。
空気からの酸素の分離、除去、又は濃縮における最大の
問題点は通常原料を空気に求めるため、原料コストは無
料で、酸素に付加される価格が:。
問題点は通常原料を空気に求めるため、原料コストは無
料で、酸素に付加される価格が:。
(a)分離、濃縮に設けられる設備費
(b)装置を稼動させるに必要な諸動力費(C)分離媒
体が必要な場合、その価格及び補充費用 等に依存することである。又1分離、濃縮のプロセス−
は原料を空砲に求める限り、酸素の分離。
体が必要な場合、その価格及び補充費用 等に依存することである。又1分離、濃縮のプロセス−
は原料を空砲に求める限り、酸素の分離。
窒素の分離の二つのいずれを採用してもかまわない。こ
れらの点から経済的に有利なものとしては、従来実施さ
れてきた酸素、窒素分離プロセスの代表的なものとして
空気を極低温に冷却し酸素、窒素の沸点の違いにより分
離する深冷分離装置が挙げられる。
れらの点から経済的に有利なものとしては、従来実施さ
れてきた酸素、窒素分離プロセスの代表的なものとして
空気を極低温に冷却し酸素、窒素の沸点の違いにより分
離する深冷分離装置が挙げられる。
この装置は大容量の酸素製造に適しており国内の酸素、
窒素製造の大半が深冷分離プロセスに依存しているが、
大電力、大設備を必要とするという欠点がある。他には
、近年ユニオンカーバイド社等により開発され実用化さ
れている分離方法にアルミノンリケード系冒分子吸着剤
を使用したものがおる。このうち、モレキーラーンーガ
ス5Ai3X(ユニオンカーバイト社製、商品名)と称
されるものは、窒素に対して極めて大きな吸着能(1,
2fN2 / 10Q at NTP )を有し、これ
らにより空気中から窒素の選択的除去を行い酸素を分離
、濃縮するプロセスが実用化されている。
窒素製造の大半が深冷分離プロセスに依存しているが、
大電力、大設備を必要とするという欠点がある。他には
、近年ユニオンカーバイド社等により開発され実用化さ
れている分離方法にアルミノンリケード系冒分子吸着剤
を使用したものがおる。このうち、モレキーラーンーガ
ス5Ai3X(ユニオンカーバイト社製、商品名)と称
されるものは、窒素に対して極めて大きな吸着能(1,
2fN2 / 10Q at NTP )を有し、これ
らにより空気中から窒素の選択的除去を行い酸素を分離
、濃縮するプロセスが実用化されている。
実際には5 A 、 13ff型モレキユラーンープス
は、その吸着能がラングミ、ア(Langmuir )
型吸着等温線に従い、圧力が1.5 a t aに達す
ると圧力素の除去が必要となる。そのため、装置の大容
量化にともなうスケールメリットが小さく小容量設備に
限定されているのが実状である。又。
は、その吸着能がラングミ、ア(Langmuir )
型吸着等温線に従い、圧力が1.5 a t aに達す
ると圧力素の除去が必要となる。そのため、装置の大容
量化にともなうスケールメリットが小さく小容量設備に
限定されているのが実状である。又。
他には、酸素を選択的に吸収する遷移金属系の有機錯体
の利用も考えられる。例えば、サルコミンと呼ばれる環
状コバルト錯体は2モルのサルコミンで1モルの酸素を
吸収する。この吸収は温度、圧力の変動に対して川遊的
であるので空気の昇温−降温すイクル、昇圧−降圧サイ
クルにより原理的には酸素の分離、濃縮が達成される。
の利用も考えられる。例えば、サルコミンと呼ばれる環
状コバルト錯体は2モルのサルコミンで1モルの酸素を
吸収する。この吸収は温度、圧力の変動に対して川遊的
であるので空気の昇温−降温すイクル、昇圧−降圧サイ
クルにより原理的には酸素の分離、濃縮が達成される。
実際には吸収、放出にともない劣化が甚だしく、又、高
価なため適用は極めて特殊な酸素キャリアーとしての使
用に限定されよう。これらの他、未だに実用化に至らな
いが原理的にも充分用能なものとして酸素選択透過フィ
ルター、酸化ジルコニウムによる酸素ポンプ等が挙げら
れる。以上のように酸素の分離、濃縮、除去に関しては
実用上小容量酸素製造プロセスではモレキーラーンーガ
スによる空気中の窒素除去による圧力スイングプロセス
が採用されている。又、大容量型では極低温冷却による
深冷分離プロセスが採用されているが、いずれも動力費
。
価なため適用は極めて特殊な酸素キャリアーとしての使
用に限定されよう。これらの他、未だに実用化に至らな
いが原理的にも充分用能なものとして酸素選択透過フィ
ルター、酸化ジルコニウムによる酸素ポンプ等が挙げら
れる。以上のように酸素の分離、濃縮、除去に関しては
実用上小容量酸素製造プロセスではモレキーラーンーガ
スによる空気中の窒素除去による圧力スイングプロセス
が採用されている。又、大容量型では極低温冷却による
深冷分離プロセスが採用されているが、いずれも動力費
。
設備費の低減に関してはほとんど限界に到達したと考え
られる。
られる。
本発明は上記の酸素製造プロセスの欠点を改善し、酸素
の優先的な吸着剤を供することにより大幅な酸素製造価
格の低減、酸素製造プロセスの大幅な設備の小型化を達
成することを目的として提案するものである。
の優先的な吸着剤を供することにより大幅な酸素製造価
格の低減、酸素製造プロセスの大幅な設備の小型化を達
成することを目的として提案するものである。
本発明者等は前述のモレキーラーシーガスのうちNa−
A型ゼオライトは室温においては吸着塔に充填し高圧で
空気を流過しても殆ど酸素を選択的に吸着せず、むしろ
前述の5 A 、 13Xと同様に窒素選択型吸着剤と
して挙動するのに対し。
A型ゼオライトは室温においては吸着塔に充填し高圧で
空気を流過しても殆ど酸素を選択的に吸着せず、むしろ
前述の5 A 、 13Xと同様に窒素選択型吸着剤と
して挙動するのに対し。
Na−A型ゼオライトに少くとも2価以上の価数を有す
るFeを一湿状態で接触させた後、450’C近傍の温
度条件で熱処理したNa−A型ゼオライト(以下、 F
e溶解Na−A型ゼオライトと呼ぶ)は純粋なNa−A
型ゼオライトと著しく異なり、酸素選択性が上昇しかつ
02−成分系での酸素吸着量が増大することを見出した
。
るFeを一湿状態で接触させた後、450’C近傍の温
度条件で熱処理したNa−A型ゼオライト(以下、 F
e溶解Na−A型ゼオライトと呼ぶ)は純粋なNa−A
型ゼオライトと著しく異なり、酸素選択性が上昇しかつ
02−成分系での酸素吸着量が増大することを見出した
。
又、低温になるに従い酸素吸着速度は低下するが、一方
窒素は全く吸着されず極めて高濃度の窒素ガスからの酸
素の除去も司能であることも発見した。このようなpe
溶解Na−A型ゼオライトの酸素選択性については従来
の酸素、窒素に対する吸着の研究においては何ら明示さ
れていない。
窒素は全く吸着されず極めて高濃度の窒素ガスからの酸
素の除去も司能であることも発見した。このようなpe
溶解Na−A型ゼオライトの酸素選択性については従来
の酸素、窒素に対する吸着の研究においては何ら明示さ
れていない。
本発明者等は上述のFe溶解Na−A型ゼオライトを得
るために下記のような処理を行った。先ず本発明者等は
UOO社製Na−A型ゼオライト粉末を充分に水洗し、
更にNac1水溶液で100’01時間煮沸後再び水洗
したものを原料として使用した。
るために下記のような処理を行った。先ず本発明者等は
UOO社製Na−A型ゼオライト粉末を充分に水洗し、
更にNac1水溶液で100’01時間煮沸後再び水洗
したものを原料として使用した。
これはNa−A型ゼオライト粉末にはQ、1wt%程度
のK 、 0.05wt%程度のOa、Q、Q5w七%
程度のMg等の不純物が通常混入しているが上記処理に
より全不純物量が01−t%以下になるように精製する
ことができるからである。この中から50fを分取しこ
れを11の純水に入れてスラリー状になるように攪拌し
ながら、 Feイオンの酸化の進行を防ぐためN2ガス
でバブリングして溶存酸素を除去した。この後、 Fe
c14水溶液を滴下して更に攪拌を1時間続けた。Fe
Q14はゼオライト水溶液がpH9〜10程度のためF
e(OH)3コロイドとして存在するものと思われるが
、大部分はNa−A型ゼオライトへ付着する。
のK 、 0.05wt%程度のOa、Q、Q5w七%
程度のMg等の不純物が通常混入しているが上記処理に
より全不純物量が01−t%以下になるように精製する
ことができるからである。この中から50fを分取しこ
れを11の純水に入れてスラリー状になるように攪拌し
ながら、 Feイオンの酸化の進行を防ぐためN2ガス
でバブリングして溶存酸素を除去した。この後、 Fe
c14水溶液を滴下して更に攪拌を1時間続けた。Fe
Q14はゼオライト水溶液がpH9〜10程度のためF
e(OH)3コロイドとして存在するものと思われるが
、大部分はNa−A型ゼオライトへ付着する。
この後脱水して第1図に示すような吸着塔に充填し、空
気からの機素吸着特性を確認した。
気からの機素吸着特性を確認した。
本実験においてはIFecl#の滴下液量を調整する事
により、 Fe2O3換算重量%で0.5wt%、 1
wt%の2種類を調整した。この後、 Feの付着した
Na−A型ゼオライトから真空濾過器を使用して水を除
去し。
により、 Fe2O3換算重量%で0.5wt%、 1
wt%の2種類を調整した。この後、 Feの付着した
Na−A型ゼオライトから真空濾過器を使用して水を除
去し。
空気浴で100°Cにおいて予備乾燥した後、真空加熱
浴でQ、i Torrの真空排気条件下450°Cで1
時間加熱してFeをNa−A型ゼオライトへ溶解させた
。
浴でQ、i Torrの真空排気条件下450°Cで1
時間加熱してFeをNa−A型ゼオライトへ溶解させた
。
WeのHa−A型ゼオライトへの溶解の確認はESRに
よる電子分布及びX線マイクロアナライザーによる結晶
断面のFeの濃度分布により確認している。
よる電子分布及びX線マイクロアナライザーによる結晶
断面のFeの濃度分布により確認している。
なお、Na−A型ゼオライトへのPeの溶解には。
上記Fsc13以外にPeC12、Fe(OH5002
)z + Fe(No3)zlF(1(No3)3等を
使用したが最終的な吸着性は変らない。
)z + Fe(No3)zlF(1(No3)3等を
使用したが最終的な吸着性は変らない。
以下図面を参照してFθ溶解Na−A型ゼオライト乙
の空気からの吸着分離性について説明する。第1図はN
a−A型ゼオライト及び本発明のFe溶解1A型ゼオラ
イトの空気分離特性を計測するために本発明者等が試作
した装置の概略説明図である。+1)は高圧の空気ボン
ベである。ボンベ(1)を出た高圧空気は減圧器(21
を経てバルブ(3)に至る。
a−A型ゼオライト及び本発明のFe溶解1A型ゼオラ
イトの空気分離特性を計測するために本発明者等が試作
した装置の概略説明図である。+1)は高圧の空気ボン
ベである。ボンベ(1)を出た高圧空気は減圧器(21
を経てバルブ(3)に至る。
減圧器(2)とバルブ(3)の間にブルドン管式圧力計
(4)が設置され圧力の測定が可能であり本試験では減
圧器(2)とブルドン管式圧力計(4)により入口圧力
を5 ataに設定した。内径10sn+52’+長さ
300朋のステンレス製の吸着塔(6)に挿入された水
洗直後の吸着剤(7)は何らの吸着能をも有しない。
(4)が設置され圧力の測定が可能であり本試験では減
圧器(2)とブルドン管式圧力計(4)により入口圧力
を5 ataに設定した。内径10sn+52’+長さ
300朋のステンレス製の吸着塔(6)に挿入された水
洗直後の吸着剤(7)は何らの吸着能をも有しない。
このため本試験では一70°C〜60D’O迄の温度調
整用能な温度調節浴(81に吸着塔(6)を設置し、吸
着剤前処理のためバルブ+31 、 +51を閉じ、バ
ルブ(9)を開にし真空ポンプallで吸着塔内を0.
I Torr vc減圧し、温度調節浴(8)を450
°Cに設定して脱水を兼ねて熱処理を1時間行った。そ
の後再び室温に冷却してバルブ(3)及び(5)を開に
して高圧空気を流過させフロート式流量計011で流量
を測定した後醗素濃度計O2に全景流入させて出口酸素
濃度を計測し、更にデータは自記式記録計13で記録し
た。
整用能な温度調節浴(81に吸着塔(6)を設置し、吸
着剤前処理のためバルブ+31 、 +51を閉じ、バ
ルブ(9)を開にし真空ポンプallで吸着塔内を0.
I Torr vc減圧し、温度調節浴(8)を450
°Cに設定して脱水を兼ねて熱処理を1時間行った。そ
の後再び室温に冷却してバルブ(3)及び(5)を開に
して高圧空気を流過させフロート式流量計011で流量
を測定した後醗素濃度計O2に全景流入させて出口酸素
濃度を計測し、更にデータは自記式記録計13で記録し
た。
第1図に示すような実験装置で吸着塔6に■Feを全く
溶解していないNa−A型ゼオライト粉末■05Wシ%
ye溶解Na−A型ゼオライト■1[1wt%re溶解
Na−A型ゼオライトを15f充填し9人口ガス流量を
10100N/分人口空気圧力を5ataに設定して出
口酸素濃度の経時変化を測定した。室温(25°C)に
おける出口酸素濃度の経時変化の例を第2図に示す。第
2図において横軸は経過時間であり1目盛は1分である
。縦軸は02濃度であり単位は容量%である。なお、入
口側酸素濃度を示すため空気中酸素濃度208%のとこ
ろに基準線αを記した。
溶解していないNa−A型ゼオライト粉末■05Wシ%
ye溶解Na−A型ゼオライト■1[1wt%re溶解
Na−A型ゼオライトを15f充填し9人口ガス流量を
10100N/分人口空気圧力を5ataに設定して出
口酸素濃度の経時変化を測定した。室温(25°C)に
おける出口酸素濃度の経時変化の例を第2図に示す。第
2図において横軸は経過時間であり1目盛は1分である
。縦軸は02濃度であり単位は容量%である。なお、入
口側酸素濃度を示すため空気中酸素濃度208%のとこ
ろに基準線αを記した。
又、第2図において出口酸素濃度の経時変化曲線を■F
eを全く溶解していないNa−Afljゼオライトは実
線で、■Q、 5wt%Fe溶解Na−A型ゼオライト
は破線で■i、Qwt%Fe溶解Na−A型ゼオライト
は一点鎖線で示している。第2図において先ずFeを全
く溶解していないNa−A型ゼオライトの出口酸素濃度
の経時変化データ■から説明する。本試料では出口酸素
濃度は初期に208%から18%迄低下し、その後46
%迄急速に上昇した後、徐々に減少し空気流通後約5分
で破過した。このデータ■かられかるように吸着の初期
においては単位時間当りの酸素の吸着量が窒素の吸着量
を上まわり、このため出口酸素濃度は減少する。しかし
9時間の経過とともに単位時間当りの酸素の吸着量を窒
素の吸着量が上まわり出口酸素濃度は上昇する。更に時
間が経過すると吸着剤が酸素、窒素に対し飽和するため
徐々に低下し入口側ガス濃度に等しくなる。
eを全く溶解していないNa−Afljゼオライトは実
線で、■Q、 5wt%Fe溶解Na−A型ゼオライト
は破線で■i、Qwt%Fe溶解Na−A型ゼオライト
は一点鎖線で示している。第2図において先ずFeを全
く溶解していないNa−A型ゼオライトの出口酸素濃度
の経時変化データ■から説明する。本試料では出口酸素
濃度は初期に208%から18%迄低下し、その後46
%迄急速に上昇した後、徐々に減少し空気流通後約5分
で破過した。このデータ■かられかるように吸着の初期
においては単位時間当りの酸素の吸着量が窒素の吸着量
を上まわり、このため出口酸素濃度は減少する。しかし
9時間の経過とともに単位時間当りの酸素の吸着量を窒
素の吸着量が上まわり出口酸素濃度は上昇する。更に時
間が経過すると吸着剤が酸素、窒素に対し飽和するため
徐々に低下し入口側ガス濃度に等しくなる。
一方、Na−A型ゼオライトの酸素、窒素1成分系の吸
着量に関しては°°「吸着の基礎と設計」乳用・銘木P
、2261+に記載されているように20°C9Iat
aの条件下で12当り1,7 nnlの窒素と22ωl
の酸素を吸着する。これらの事実を総合すると吸着量に
おいて窒素の方が3倍程度大きいので本来出口酸素濃度
は高くなる筈であるが、酸素の吸着剤への拡散速度が窒
素の拡散速度に比べ大きいため、上記のような現象が起
るものと推定される。しかしながら今迄述べたNa−A
型ゼオライトの空気からの酸素、窒素の分離性で判るよ
うにあまりにも酸素の選択的吸着性が弱く、実用的に使
用する事は経済的に困難である。つづいて本発明のFe
溶解Na−A型ゼオライトの有効性について説明する。
着量に関しては°°「吸着の基礎と設計」乳用・銘木P
、2261+に記載されているように20°C9Iat
aの条件下で12当り1,7 nnlの窒素と22ωl
の酸素を吸着する。これらの事実を総合すると吸着量に
おいて窒素の方が3倍程度大きいので本来出口酸素濃度
は高くなる筈であるが、酸素の吸着剤への拡散速度が窒
素の拡散速度に比べ大きいため、上記のような現象が起
るものと推定される。しかしながら今迄述べたNa−A
型ゼオライトの空気からの酸素、窒素の分離性で判るよ
うにあまりにも酸素の選択的吸着性が弱く、実用的に使
用する事は経済的に困難である。つづいて本発明のFe
溶解Na−A型ゼオライトの有効性について説明する。
第2図においてQ、5wt%Fe溶解Na−A型ゼオラ
イト■では出口酸素濃度の最高値が29%と低下してお
り、前記したFeを溶解していないものよりかなり低く
なる。また1wt%Fe溶III! Na−A型ゼオラ
イト■においても出口酸素濃度の最高値は27%であり
、 Q、5.wt%Fe溶解Na−A型ゼオライトに比
べてあまり変わるところはない。
イト■では出口酸素濃度の最高値が29%と低下してお
り、前記したFeを溶解していないものよりかなり低く
なる。また1wt%Fe溶III! Na−A型ゼオラ
イト■においても出口酸素濃度の最高値は27%であり
、 Q、5.wt%Fe溶解Na−A型ゼオライトに比
べてあまり変わるところはない。
上記5種類の吸着剤のうちQ、5wt%Fθ溶解Na−
A型ゼオライトを用いて低温側の吸着条件で空気からの
酸素、窒素分離を行なったところ常温操作でも上記のよ
うな効果があったものが、更に低温条件が加えられるこ
とにより一層の効率の上昇が認められた。これを第3図
により説明する。
A型ゼオライトを用いて低温側の吸着条件で空気からの
酸素、窒素分離を行なったところ常温操作でも上記のよ
うな効果があったものが、更に低温条件が加えられるこ
とにより一層の効率の上昇が認められた。これを第3図
により説明する。
第3図は第2図と同様、室温(25°C)及び低温(内
。
。
−25°c−)における出口酸素濃度の経時変化を示す
もので、横軸、縦軸および基準線αは第2図と同義であ
る。第3図において■の25°Cでのデータは第2図の
■と同にものである。■1は0°Cにおいて吸着操作を
行ったもので出口酸素濃度の最低値は9%と低下してお
り窒素を吸着しておらず完全な酸素選択吸着性を示す。
もので、横軸、縦軸および基準線αは第2図と同義であ
る。第3図において■の25°Cでのデータは第2図の
■と同にものである。■1は0°Cにおいて吸着操作を
行ったもので出口酸素濃度の最低値は9%と低下してお
り窒素を吸着しておらず完全な酸素選択吸着性を示す。
また■1′は−25゜Cにおいて吸着操作を行ったもの
で完全な酸素選択吸着性を示しかつ出口酸素濃度の最低
値は1%となり非常によい空気分離性能を示す。
で完全な酸素選択吸着性を示しかつ出口酸素濃度の最低
値は1%となり非常によい空気分離性能を示す。
次に0.5 wt%Fe溶解Na−A型ゼオライトをペ
レット化するためのバインダーの影響について試験を行
った。
レット化するためのバインダーの影響について試験を行
った。
ペレット化するためのバインダーとしてはカオリナイト
(ニーーシーラント産)とンリカゾル(日産化学製、固
形分20wt%含有)を使用し。
(ニーーシーラント産)とンリカゾル(日産化学製、固
形分20wt%含有)を使用し。
ゼオライトに対しバインダー固形分の・量が2昨t%と
なるようにバインダーを添加した。バインダーの混合割
合はそれぞれシリカゾル100%、シリカゾル50%十
カオリナイト50%、カオリナイト100%の3種類と
した。
なるようにバインダーを添加した。バインダーの混合割
合はそれぞれシリカゾル100%、シリカゾル50%十
カオリナイト50%、カオリナイト100%の3種類と
した。
Q、5wt%Fθ溶解Na−A型ゼオライトにバインダ
ーを添加した後、20分間ニーグーで攪拌混合し、その
後16龍戸に押し出し造粒を行った。
ーを添加した後、20分間ニーグーで攪拌混合し、その
後16龍戸に押し出し造粒を行った。
押し出し造粒を行つたベレットは100°Cにおいて乾
燥後600°Cにおいて1時間焼成した。上記のように
して得たベレットを粉砕し、約15 fの試料を第1図
に示す試験装置を使用して吸着試験を実施した。試験方
法は前述試験と全く同様であり、 Q、1Torrにお
いて450°Cの真空熱処理を1時間行った後9人ロガ
ス流量1oobml/分入口空気圧力5ataで吸着試
験を行りた。試験結果を第4図に示す。第4図は第2図
と同様、室温(25°C)及び低温(−30°C)にお
ける出口酸素濃度の経時変化を示すもので、横軸、縦軸
、および基準線αは第2図と同義である。シリカゾルを
バインダーとして使用した場合には室温(25°C)に
おいても既に酸素選択吸着性が認められ低温(−30°
C)に冷却した場合には完全な酸素選択吸着性を示す。
燥後600°Cにおいて1時間焼成した。上記のように
して得たベレットを粉砕し、約15 fの試料を第1図
に示す試験装置を使用して吸着試験を実施した。試験方
法は前述試験と全く同様であり、 Q、1Torrにお
いて450°Cの真空熱処理を1時間行った後9人ロガ
ス流量1oobml/分入口空気圧力5ataで吸着試
験を行りた。試験結果を第4図に示す。第4図は第2図
と同様、室温(25°C)及び低温(−30°C)にお
ける出口酸素濃度の経時変化を示すもので、横軸、縦軸
、および基準線αは第2図と同義である。シリカゾルを
バインダーとして使用した場合には室温(25°C)に
おいても既に酸素選択吸着性が認められ低温(−30°
C)に冷却した場合には完全な酸素選択吸着性を示す。
この時の流過空気中の酸素濃度は室温の場合15%、低
温の場合11%であった。
温の場合11%であった。
次にカオリナイトをバインダーとして使用した場合には
、吸着剤として使用しているFe溶解Na−A型ゼオラ
イトの吸着性能と類似しており。
、吸着剤として使用しているFe溶解Na−A型ゼオラ
イトの吸着性能と類似しており。
室温では窒素選択吸着婦、低濡においては酸素選択吸着
性を示した。この場合の出口酸素濃度は室温の場合30
%、低温の場合1%であった。
性を示した。この場合の出口酸素濃度は室温の場合30
%、低温の場合1%であった。
ンリカゾルとカオリナイトを混合してバインダーとした
場合にはバインダーとしてのシリカゾルの性質及びバイ
ンダーとしてのカオリナイトの性質の中間の性質が認め
られた。つまり、バインダーとしてンリカゾルとカオリ
ナイトの混合系を使用した場合、室温においては酸素を
吸着し、出口酸素濃度が15%まで下がった後次に窒素
の吸着量が増加し酸素濃度は26%まで上昇した後約5
分で破過する。低温に冷却した場合には機素選択吸着性
を示し出口窒素濃度は6%。
場合にはバインダーとしてのシリカゾルの性質及びバイ
ンダーとしてのカオリナイトの性質の中間の性質が認め
られた。つまり、バインダーとしてンリカゾルとカオリ
ナイトの混合系を使用した場合、室温においては酸素を
吸着し、出口酸素濃度が15%まで下がった後次に窒素
の吸着量が増加し酸素濃度は26%まで上昇した後約5
分で破過する。低温に冷却した場合には機素選択吸着性
を示し出口窒素濃度は6%。
−とじて’We溶解Ha−A型ゼオライトを造粒する場
合には酸素の選択吸着性に影響が認められた。
合には酸素の選択吸着性に影響が認められた。
この現象はバインダーによる吸着剤内の酸素。
窒素の拡散速度(DO2DN2 )の差に起因するもの
と考えられる。装置設計上ではDO2〉DN2を満足す
る温度条件において、濃度と諸条件の関係は。
と考えられる。装置設計上ではDO2〉DN2を満足す
る温度条件において、濃度と諸条件の関係は。
CO:初濃度
ll:吸着層の高さ
U :空塔速度
の式で記述される。出口窒素濃度を最大にするためには
この吸着剤に残留する02を最大にl収よい。より実用
的には本試験の結果から判断してバインダーとして温度
の低い場合にはカオリナイトを多く、又温度が高いほど
シリカゾルを多く配合したものを選定すればよいことが
わかる。
この吸着剤に残留する02を最大にl収よい。より実用
的には本試験の結果から判断してバインダーとして温度
の低い場合にはカオリナイトを多く、又温度が高いほど
シリカゾルを多く配合したものを選定すればよいことが
わかる。
以上説明したように本発明は、従来の既文献にいかなる
示唆もされていない酸素選択型の全く新しい吸着剤であ
る。
示唆もされていない酸素選択型の全く新しい吸着剤であ
る。
本発明は、その適用する範囲が極めて広く例えばモレキ
ュラーシーガスを利用した機素濃縮装置に適用する場合
、温度スイング、圧力スイング方式のいずれにも適用可
能であり、従来のN2吸着型モレキュラーシーブスの吸
着性能をはるかに凌駕し装置の小型化、酸素濃縮の低廉
(1゜への道を開くものである。
ュラーシーガスを利用した機素濃縮装置に適用する場合
、温度スイング、圧力スイング方式のいずれにも適用可
能であり、従来のN2吸着型モレキュラーシーブスの吸
着性能をはるかに凌駕し装置の小型化、酸素濃縮の低廉
(1゜への道を開くものである。
又2本発明を他成分ガスからの酸素除去に利用するなら
ば極めて安価な酸素吸着除去剤を提供することとなる。
ば極めて安価な酸素吸着除去剤を提供することとなる。
第1図は1本発明に関しその効果を確認するために使用
した試験装置のフロー、第2図、第3図および第4図は
、実質的に純粋なNa−A型ゼオライト+ 0.5wt
%Fe溶解Na−A型ゼオライト、 1wt%Fe溶解
Na−A型ゼオライト、シリカゾルバインダー添加Q、
5wt%Fe溶解Ha−A型ゼオライト、ソリ力ゾル十
カオリンバインダー添加Q、5wt%Fe溶解Na−A
型ゼオライト並びにカオリンバインダー添加0.5wt
%Fθ溶解Na−A型ゼオライトの常湿、0°C−25
°Cおよび一30°Cの温度下の動的吸着量を示すグラ
フである。 第4図 図中 紹1咄はハロ#東東崖(砕l幻 横軸1↓」埼M(分〕
した試験装置のフロー、第2図、第3図および第4図は
、実質的に純粋なNa−A型ゼオライト+ 0.5wt
%Fe溶解Na−A型ゼオライト、 1wt%Fe溶解
Na−A型ゼオライト、シリカゾルバインダー添加Q、
5wt%Fe溶解Ha−A型ゼオライト、ソリ力ゾル十
カオリンバインダー添加Q、5wt%Fe溶解Na−A
型ゼオライト並びにカオリンバインダー添加0.5wt
%Fθ溶解Na−A型ゼオライトの常湿、0°C−25
°Cおよび一30°Cの温度下の動的吸着量を示すグラ
フである。 第4図 図中 紹1咄はハロ#東東崖(砕l幻 横軸1↓」埼M(分〕
Claims (1)
- (1)実質的に純粋なNa−A型ゼオライトに、少なく
とも2価以上の鉄を溶解してなる酸素吸着剤(2)実質
的に純粋なNa−A型ゼオライトに、少なくとも2価以
上の鉄を溶解してなり、かつバインダーとして、シリカ
ゾルおよび(または)カオリンを配合したことを特徴と
する酸素吸着剤
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16367181A JPS5864132A (ja) | 1981-10-14 | 1981-10-14 | ガス吸着分離用吸着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16367181A JPS5864132A (ja) | 1981-10-14 | 1981-10-14 | ガス吸着分離用吸着剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5864132A true JPS5864132A (ja) | 1983-04-16 |
Family
ID=15778373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16367181A Pending JPS5864132A (ja) | 1981-10-14 | 1981-10-14 | ガス吸着分離用吸着剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5864132A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999027010A1 (en) * | 1997-11-21 | 1999-06-03 | W. R. Grace & Co.-Conn. | Oxygen scavenging compositions |
CN114195167A (zh) * | 2021-12-20 | 2022-03-18 | 南京永成分子筛有限公司 | 一种钠基制氧分子筛及其制备方法 |
-
1981
- 1981-10-14 JP JP16367181A patent/JPS5864132A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999027010A1 (en) * | 1997-11-21 | 1999-06-03 | W. R. Grace & Co.-Conn. | Oxygen scavenging compositions |
US5977212A (en) * | 1997-11-21 | 1999-11-02 | W. R. Grace & Co.-Conn. | Oxygen scavenging compositions |
CN114195167A (zh) * | 2021-12-20 | 2022-03-18 | 南京永成分子筛有限公司 | 一种钠基制氧分子筛及其制备方法 |
CN114195167B (zh) * | 2021-12-20 | 2023-03-03 | 南京永成分子筛有限公司 | 一种钠基制氧分子筛及其制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4453952A (en) | Oxygen absorbent and process for the separation of oxygen and nitrogen using the same | |
US5962358A (en) | Binder-free molecular sieve zeolite granules which contain zeolites of the type lithium zeolite A and lithium zeolite X | |
JPWO2006088083A1 (ja) | オキシ水酸化鉄の製造方法及びオキシ水酸化鉄吸着材 | |
JPH08508968A (ja) | 水素流からのガス状不純物除去のための改善方法 | |
AU3258399A (en) | Decarbonating gas streams using zeolite adsorbents | |
JP3440250B2 (ja) | 熱交換用金属管及び吸着式ヒートポンプ | |
JPH11130425A (ja) | 結合剤を含有し、リチウムイオン及び二価イオンで交換された粒状a型ゼオライトの製造方法及び空気の吸着分離のためのその使用 | |
JP2005087941A (ja) | 酸素吸着剤及びそれを使用した酸素と窒素の分離方法 | |
JPS5864132A (ja) | ガス吸着分離用吸着剤 | |
JPS6084140A (ja) | 吸着方法 | |
JP2001170482A (ja) | 活性炭及びその製造方法並びにそれを使用した水の浄化処理装置 | |
US3579292A (en) | Process and composition for separation of oxygen from air using strontium oxide-peroxide as the carrier | |
US3893827A (en) | Selective removal of constituents from fluids | |
JPH03238018A (ja) | 窒素ガスの分離方法 | |
JP7300173B2 (ja) | 酸化ケイ素を基質としたプルシアンブルー誘導体含有複合体、該複合体を用いるアンモニア吸着・脱離方法、およびアンモニア回収装置 | |
JPH0952703A (ja) | ゼオライトによつて圧力振り子吸着を使用してガス混合物から窒素を吸着するための方法 | |
JPS6358614B2 (ja) | ||
JPS62212211A (ja) | Coの選択的吸着剤及びその製造方法 | |
JPS6358613B2 (ja) | ||
EP0041329B1 (en) | Process for the selective adsorption of oxygen | |
JP4780903B2 (ja) | 分子ふるい炭素を用いた窒素ガスの分離方法 | |
JPS61245839A (ja) | 酸素選択型吸着剤 | |
JPS6258773B2 (ja) | ||
Pi et al. | ADSORPTION BEHAVIOR OF GADOLINIUM (III) FROM AQUEOUS SOLUTION BY D418 RESIN. | |
JPH0255203A (ja) | 高純度酸素製造方法 |