JPS586390B2 - 制御整流回路における故障検出装置 - Google Patents
制御整流回路における故障検出装置Info
- Publication number
- JPS586390B2 JPS586390B2 JP52123712A JP12371277A JPS586390B2 JP S586390 B2 JPS586390 B2 JP S586390B2 JP 52123712 A JP52123712 A JP 52123712A JP 12371277 A JP12371277 A JP 12371277A JP S586390 B2 JPS586390 B2 JP S586390B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waveform
- current transformer
- positive
- controlled rectifier
- detection device
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Protection Of Static Devices (AREA)
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Rectifiers (AREA)
- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
- Power Conversion In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、制御整流ブリッジ回路を構成する制御整流素
子が故障したときに、当該回路へ入力する交流を変流器
で検出し、正負電流の通流幅を比較することにより正負
電流の不平衡を検出して当該回路の故障を検出する装置
に関する。
子が故障したときに、当該回路へ入力する交流を変流器
で検出し、正負電流の通流幅を比較することにより正負
電流の不平衡を検出して当該回路の故障を検出する装置
に関する。
制御整流ブリッジ回路の故障には、整流素子が逆方向阻
止能力を失なったときのように即座に保護装置（ヒュー
ズ、過電流リレーなど）が働もき出す故障形態と、整流
素子の永久開路故障やサイリスクの失弧、順方向短絡故
障のように即座には保護装置が働らかず一時的には運転
を継続できるがそのま匁運転を継続すると健全部に事故
が波及するような故障形態とがある。
止能力を失なったときのように即座に保護装置（ヒュー
ズ、過電流リレーなど）が働もき出す故障形態と、整流
素子の永久開路故障やサイリスクの失弧、順方向短絡故
障のように即座には保護装置が働らかず一時的には運転
を継続できるがそのま匁運転を継続すると健全部に事故
が波及するような故障形態とがある。
本発明は後者の故障形態に対して、その故障を早期に検
出して健全部への事故波及を防止しようとするものであ
り、その検出原理は正負電流の通流幅を比較することに
より正負電流の不平衡を検出することにある。
出して健全部への事故波及を防止しようとするものであ
り、その検出原理は正負電流の通流幅を比較することに
より正負電流の不平衡を検出することにある。
この検出原理を実現する装置としては、制御整流ブリッ
ジ回路の交流側に交流変流器を挿入し、この変流器の出
力の極性を判別する波形整形器を設けて、この波形整形
器から得られるパルス信号から交流電流の正負各半波の
通流幅の差を求め、その差が所定限界を上回った際故障
検出信号を発生させるという構成のものが考えられる。
ジ回路の交流側に交流変流器を挿入し、この変流器の出
力の極性を判別する波形整形器を設けて、この波形整形
器から得られるパルス信号から交流電流の正負各半波の
通流幅の差を求め、その差が所定限界を上回った際故障
検出信号を発生させるという構成のものが考えられる。
しかしながら、か〜る一般的な構成の従来装置は、制御
整流ブリッジを構成するサイリスタあるいはダイオード
が永久開路故障七だ場合についてこれを検出することに
は問題ないが、サイリスタが制御能力を失なってダイオ
ードと同じ動作をするような故障（順方向短絡故障）の
場合には、これを検出できないことがあることが判明し
た。
整流ブリッジを構成するサイリスタあるいはダイオード
が永久開路故障七だ場合についてこれを検出することに
は問題ないが、サイリスタが制御能力を失なってダイオ
ードと同じ動作をするような故障（順方向短絡故障）の
場合には、これを検出できないことがあることが判明し
た。
種々の検討の結果、上述のように故障発生にも拘らず、
正常状態と区別できない原因は、交流変流器の偏磁の影
響により、変流器の２次電流の零レベルが１次電流の零
レベルに対して変化する結果、１次電流の正負の通流幅
に不平衡が生じても、２次電流側から見ると正負の通流
幅の不平衡がほとんど打消されてしまうというところに
あることを突き止めた。
正常状態と区別できない原因は、交流変流器の偏磁の影
響により、変流器の２次電流の零レベルが１次電流の零
レベルに対して変化する結果、１次電流の正負の通流幅
に不平衡が生じても、２次電流側から見ると正負の通流
幅の不平衡がほとんど打消されてしまうというところに
あることを突き止めた。
これについて、さらに図面を参照しながら詳しく説明す
る。
る。
第１図は、１例として、単相縦続接続制御整流回路を示
したもので、制御整流ブリッジ回路１が複数組縦続に接
続されている（該回路中、点線で示す整流素子はサイリ
スクに代えて非制御のシリコン整流素子に置換してもよ
いことを示す）。
したもので、制御整流ブリッジ回路１が複数組縦続に接
続されている（該回路中、点線で示す整流素子はサイリ
スクに代えて非制御のシリコン整流素子に置換してもよ
いことを示す）。
このブリッジ回路１に入力される交流２を交流変流器３
により検出するのであるが、たとえば、素子通弧または
順方向短絡を惹起する整流素子の故障があったとき、変
流器３の１次電流の波形が第２図に示すものになるのに
対し、変流器３０２次出力の電流波形は、第３図に示す
ものになる。
により検出するのであるが、たとえば、素子通弧または
順方向短絡を惹起する整流素子の故障があったとき、変
流器３の１次電流の波形が第２図に示すものになるのに
対し、変流器３０２次出力の電流波形は、第３図に示す
ものになる。
このようになるのは、正負電流が不平衡になると、変流
器の偏磁の影響によるバイアス分が第２図の波形に付加
されることになるからである。
器の偏磁の影響によるバイアス分が第２図の波形に付加
されることになるからである。
このように偏磁の影響を受けた第３図の波形を整形する
と第４図のものになる。
と第４図のものになる。
そこで次に、この波形に基いて、正負電流の通流幅を比
較するときは、正負電流の通流幅Ｔ１とＴ２との差が実
際よりも小さいので、正負電流の通流幅を比較すること
により正負電流の不平衡を検出する装置には、高い検出
感度を要求される。
較するときは、正負電流の通流幅Ｔ１とＴ２との差が実
際よりも小さいので、正負電流の通流幅を比較すること
により正負電流の不平衡を検出する装置には、高い検出
感度を要求される。
本発明は、上記バイアス分を除去する装置を具有させる
ことにより、従来装置の欠点を解消することを目的とす
る。
ことにより、従来装置の欠点を解消することを目的とす
る。
次に具体例により本発明を詳しく説明すると、たとえば
、前述した素子通弧または順方向短絡の故障によって変
流器が偏磁の影響を受け変流器の２次出力が第３図の波
形になったときは、第３図の波形から、偏磁による影響
を解消するのに十分なバイアス分Ａを除去し、除去した
のちに、波形整形を行なうのである。
、前述した素子通弧または順方向短絡の故障によって変
流器が偏磁の影響を受け変流器の２次出力が第３図の波
形になったときは、第３図の波形から、偏磁による影響
を解消するのに十分なバイアス分Ａを除去し、除去した
のちに、波形整形を行なうのである。
こうして得た整形波形は第５図に示すものになる。
この第５図の波形に基いて、通流幅を比較するようにす
れば、正負電流の通流幅の比較は、第５図に示すように
、実際のＴ，とＴ２との通流幅で比較できる。
れば、正負電流の通流幅の比較は、第５図に示すように
、実際のＴ，とＴ２との通流幅で比較できる。
本発明装置の回路構成は第６図に示される。
３は交流検出のための変流器、４はバイアス分除去装置
、５は波形整形装置、６は通流幅を比較することにより
正負電流の不平衡を検出する装置である。
、５は波形整形装置、６は通流幅を比較することにより
正負電流の不平衡を検出する装置である。
４が本発明による付加部分である。次に、素子失弧また
はゲート信号喪失の故障の場合についてみると、第７図
は、変流器１次電流の波形を示し、第８図は変流器２次
出力電流の波形を示す。
はゲート信号喪失の故障の場合についてみると、第７図
は、変流器１次電流の波形を示し、第８図は変流器２次
出力電流の波形を示す。
この場合、バイアス分除去帯は相当に広くとらねばなら
ない。
ない。
第９図は直接整形した波形を示し、第１０図はバイアス
分除去後に整形した波形を示す。
分除去後に整形した波形を示す。
この例では、直接に波形整形して通流幅を比較しても、
正負電流の通流幅の差がもともと大きいので、それほど
高い検出感度は必要でな《、従って前述した素子通弧に
みられる本発明の大きな効果はない。
正負電流の通流幅の差がもともと大きいので、それほど
高い検出感度は必要でな《、従って前述した素子通弧に
みられる本発明の大きな効果はない。
しかし、通流幅の差は、たとえば第１１図に示す制御角
α、重なり角Ｕ１，Ｕ２，Ｕ３で定まり、素子失弧の場
合でも、通流幅の差が小さ《なるときに本発明の効果は
太き《なるのである。
α、重なり角Ｕ１，Ｕ２，Ｕ３で定まり、素子失弧の場
合でも、通流幅の差が小さ《なるときに本発明の効果は
太き《なるのである。
第１図は、故障検出対象の整流回路例を示す回路図、第
２図、第３図は変流器の１次電流、２次電流の波形図、
第４図は直接波形整形図、第５図は本発明装置による波
形整形図、第６図は本発明装置の回路構成図、第７，８
図は変流器の１次電流、２次電流の波形図、第９図は直
接波形整形図、第１０図は本発明装置による波形整形図
、第１１図は制御角などを解説するための波形図である
。 １・・・・・・単相縦続接続制御整流回路、２・・・・
・・交流、３・・・・・・交流検出用変流器、４・・・
・・・バイアス分除去装置、５−・・・・・波形整形器
、６・・・・・・正負電流の不平衡を検出する検出装置
。
２図、第３図は変流器の１次電流、２次電流の波形図、
第４図は直接波形整形図、第５図は本発明装置による波
形整形図、第６図は本発明装置の回路構成図、第７，８
図は変流器の１次電流、２次電流の波形図、第９図は直
接波形整形図、第１０図は本発明装置による波形整形図
、第１１図は制御角などを解説するための波形図である
。 １・・・・・・単相縦続接続制御整流回路、２・・・・
・・交流、３・・・・・・交流検出用変流器、４・・・
・・・バイアス分除去装置、５−・・・・・波形整形器
、６・・・・・・正負電流の不平衡を検出する検出装置
。
Claims (1)
- １ １組の制御整流ブリッジ回路に入力される交流を検
出するための交流変流器と、この交流変流器で検出した
交流波形を整形する波形整形器と、この波形整形器で整
形した正負波形の通流幅を比較することにより正負電流
の不平衡を検出する検出装置とから成る装置において、
制御整流ブリッジ回路を構成する整流素子の故障により
生ずる正負電流の不平衡に伴う交流変流器の偏磁の影響
を解消するのに十分なバイアス分を上記波形整形器より
得られた交流波形から除去するバイアス分除去装置を備
えたことを特徴とする制御整流回路における故障検出装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52123712A JPS586390B2 (ja) | 1977-10-14 | 1977-10-14 | 制御整流回路における故障検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52123712A JPS586390B2 (ja) | 1977-10-14 | 1977-10-14 | 制御整流回路における故障検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5457122A JPS5457122A (en) | 1979-05-08 |
| JPS586390B2 true JPS586390B2 (ja) | 1983-02-04 |
Family
ID=14867480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52123712A Expired JPS586390B2 (ja) | 1977-10-14 | 1977-10-14 | 制御整流回路における故障検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS586390B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021085525A1 (ja) | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 京セラ株式会社 | 測定装置、測定システム、測定方法およびプログラム |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4591198B2 (ja) * | 2005-05-24 | 2010-12-01 | 富士電機システムズ株式会社 | 直流−直流変換装置の偏磁検出器 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51115636A (en) * | 1975-04-02 | 1976-10-12 | Meidensha Electric Mfg Co Ltd | Accident detector of rotary commutator in brushless synchronous motor |
-
1977
- 1977-10-14 JP JP52123712A patent/JPS586390B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51115636A (en) * | 1975-04-02 | 1976-10-12 | Meidensha Electric Mfg Co Ltd | Accident detector of rotary commutator in brushless synchronous motor |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021085525A1 (ja) | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 京セラ株式会社 | 測定装置、測定システム、測定方法およびプログラム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5457122A (en) | 1979-05-08 |
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