JPS5863573A

JPS5863573A - ステアリングホイ−ル

Info

Publication number: JPS5863573A
Application number: JP16373081A
Authority: JP
Inventors: Jiyunji Isomoto; 礒本　順治; Sadao Kobayashi; 小林　貞男
Original assignee: Nihon Plast Co Ltd
Current assignee: Nihon Plast Co Ltd
Priority date: 1981-10-14
Filing date: 1981-10-14
Publication date: 1983-04-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、車輌用のステアリングホイールに関する。

従来、車輌用のステアリングホイールにおいて、合成樹
脂を用いて軽量化を計ったものとしては。

たとえば、実開昭５８−１５２４５号公報に示されるよ
うなものがある。これは、ガラスロービング繊維などの
補強繊維をポリエステル樹脂またはエポキシ樹脂で接着
した材料を用いてハブコア部、スポーク部およびリム部
を一体に形成したものである。

このようなステアリングホイールは、従来のステアリン
グホイールに比べて軽量化という点ですぐれているとと
もに、強靭で弾力性に富むことも認められる。

しかし、このものは、ガラスロービング繊維を複雑に歪
曲させながら配し、スポーク部およびりム部全体を補強
繊維を有する強化合成樹脂で構成しているたＪｅ）、ｍ
作にあたって手作業を必暑とし。

１魔化に適さないとともに、製品の品質にむらを生じや
すい。また、二次衝突の際に、塑性変形しないので高弾
性による撥ね返りが生じ、衝撃対策上から有利でない。

本発明は、このような従来の問題点を解決することを目
的とするもので、ハブコアに連らなる金属材製のスポー
ク芯材と、少なくともスポーク芯材との接合部を耐熱材
で被覆した補強材入り合成樹脂材からなるリム芯材とを
、ダイキャスト合金の接合体によって接合し、少なくと
も上記リム芯材の外面に被覆外層を形成したことを特徴
とするものである。

以下１本発明を図面に示す一実施例を参照して説明する
。

（１１はハブコアで、このハブコア（１１は、中心にス
テアリングシャフトに取付けるボス部（２）を有し、ア
ルミダイキャスト合金によって一体に形成されている。

（３）は左右一対のスポーク芯材で、この一対のスポー
ク芯材（３）は、塑性変形する金属からなり、内端を上
記ハブコア（１）に一体的に鋳込まれて平面的にみて一
直線をなしている。

（４）は円形状のリム芯材で、このリム芯材（４１は、
ガラスロービング繊維または炭素ロービング線維を補強
材として有する不飽和ポリエステル樹脂またはエポキシ
樹脂によって一体的に形成されている。そして、このリ
ム芯材（４）は、フィラメントワインディング法により
直径１１ミクロンの数百本引揃えられたガラスロービン
グ繊維または炭素ロービング繊維を捲き戻しながら不飽
和ポリエステル樹脂またはエポキシ樹脂の液槽中を通過
させ。

マンドレルに捲き堰ることによって與造される。

また、リム芯材（４）は、補強材としてのガラスロービ
ング繊維または炭素ロービング繊維の含有量は。

リム部の太さく径）によって多少変動するが、必ずしも
高い含有量を必要とせず、８０％以上含有すればよい。

また、上記リム芯材（４１の少なくともスポーク芯材（
３）との接合部付近は耐熱材（５）で被覆されている。

この耐熱材（５）は、ガラス繊維または石綿の捲回層。

また、酸化アルミニウム、酸化チタン、粘度、粉末レリ
カまたは粉末ガラスを６０−以上含むポリエステル樹脂
、エポキシ樹脂などの混合物からなる塗布物で形成され
ている。

そして、上記一対のスポーク芯材（３１の外層が上配り
為芯材（４１の耐熱材（５１部、の内側に白縁され、こ
のスポーク芯材（３）とリム芯材（４！とは、そのはぼ
丁字状の接合個所付近の外周にアルミまたは亜鉛のダイ
キャスト合金の接合体（６）により包凹されて強固に接
合されている。

また、上記リム芯材（４１の外面には接合体（６）を含
めてポリウレタン発泡合成樹脂からなる被覆外層（７）
が形成されている。

スポーク芯材（３）とリム芯材（４１とを接合体（６）
で接合する場合は、スポーク芯材（３；とリム芯材（４
）とを金型にインサートし、その接合部にアルミまたは
亜鉛の溶解合金を注型することＫよって接合体（６）を
一体に形成することができる。

この場合、アル颯合金溶解温度６５０℃、亜鉛合金溶解
温度４１９℃、ポリエステル樹脂の耐熱温度１７０〜２
０Ｇ＠Ｃ，エポキシ樹脂の耐熱温度１８０〜２１１０℃
、ガラス脆化温度８５０℃、ガラス熱伝導率ａ＠４２〜
α７２５　Ｋｃａｌ／Ｈ／ｈｒ／ｄｇ℃の関係にあり、
リム芯材（４１に耐熱材（５）を設けである場合は、接
合体（７）のダイキャストに際し、リム芯材（４）がダ
イキャスト合金の高溶融温度に耐えられ、熱劣化するこ
とがない。なお、好ましくは、アル鳳合金を金型温度ｓ
Ｏ〜１２０℃において数秒間射出注型することによって
形成するのがよい。

また、リム芯材（４）を、ガラスロービング繊維な少な
くとも８０優以上含有する不飽和ポリエステル樹脂また
はエポキシ樹脂によって形成することにより、曲げ弾性
率８０００　ｋｇ／ｍ”以上となり、高弾性に富むとと
もに、スポーク芯材（３）を塑性変形する金属によって
形成することにより、二次衝突の際、まず、リム部が弾
性変形し、つ℃・で、スポーク部が塑性変形するので１
反力を生ずることなく一撃吸収を充分に行うことができ
る。

本発明によれば、リム芯材はスポーク芯材との接合部を
耐熱材で被覆した補強材入りの合成樹脂材によって形成
しであるので、ダイキャスト合金の高溶解温度に充分耐
えて熱劣化することがなく、スポーク芯材とリム芯材と
をダイキャスト合金の接合体によつ【強固に接合するこ
とかで會、しかも、製作にあたっては、スポーク芯材と
リム芯材とを金型にインサートとして接合部に溶解合金
を注蓋すればよいので、従来のように手作業によらず量
産化でき、軽量化したステアリングホイールを容易かつ
安価に提供することができる。

また、二次衝突の際、まず高弾性のリム部が弾性変形し
、ついで金属材からなるスポーク芯材が塑性変形するの
で、反力が生藺ずに衝撃吸収を良好に行うことができる
。

なお、リム芯材の外面の被覆外層をポリウレタン発泡樹
脂によって形成すれば、接着剤を用いなくても合成樹脂
材からなるリム芯材との接着性が良好なので、被覆外層
がリム芯材の回りを回動することがなく、容易かつ確実
に固定することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のステアリングホイールの一部を切り欠
いた平面図、矛２図はその一部を切り欠いた側面図、第
３図は要部の横断面図、第４図はその縦断面図である。（１）や−へブコア、（３（・・スポーク芯材、（４）
−・リム芯材、（５）・拳耐熱材、　＋６）−・接合体
、（７）・・被覆外層。

Claims

【特許請求の範囲】（１）　　ハブコアに連らなる金属材製のスポーク芯材
と、少なくともスポーク芯材との接合部を耐熱材で被覆
した補強材入り合成樹脂材からなるリム芯材とを、ダイ
キャスト合金の接合体によって接合し、少なくとも上記
リム芯材の外面に被覆外層を形成したことを４！徴とす
るステアリングホイール。（２）　　リム芯材は、不飽和ポリエステル樹脂または
エポキシ樹脂で形成したことを特徴とする特許請求の範
囲第１項記載のステアリングホイール。（３）　　リム芯材の補強材は、ガラス繊維または炭素
繊維で形成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項
または才２項記載のステアリングホイール。（４）耐熱材は、ガラス繊維または石綿の捲回層で形成
したことを特徴とする特許請求の範囲２１項ないし＋８
１１のいずれかに記載のステアリング木イーｈ。問　耐熱材は、酸化アルミニウム、酸化チタン、粘度、
粉末シリカまたは粉末ガラスを含む塗布物で形成したこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし矛８．！Ｊ
のいずれかに記載のステアリングホイール。（６）被覆外層は、ポリウレタン発泡樹脂で形成したこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし牙５項のい
ずれかに記載のステアリングホイールＯ