JPS586122B2 - 鋼板の厚み自動判別装置 - Google Patents

鋼板の厚み自動判別装置

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JPS586122B2
JPS586122B2 JP12516276A JP12516276A JPS586122B2 JP S586122 B2 JPS586122 B2 JP S586122B2 JP 12516276 A JP12516276 A JP 12516276A JP 12516276 A JP12516276 A JP 12516276A JP S586122 B2 JPS586122 B2 JP S586122B2
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JP
Japan
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head
steel plate
differential amplifier
core
opening end
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JP12516276A
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English (en)
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JPS5349455A (en
Inventor
岡本炳人
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Idec Corp
Original Assignee
Idec Izumi Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は鋼板(磁性体を主原料とした金属栃を使用す
るプレス、溶接あるいは組立等の工程において鋼板が所
定の厚みあるいは所定の枚数であるか否かを自動的に検
知し、異常がある場合は異常表示をさせるとともに、同
時に鋼板が所定のものに比較して厚いかあるいは薄いか
を判別表示させる機能を備えてなる鋼板の厚み自動判別
装置にかんする。
たとえばプレスにおいて鋼板が所定の厚さより厚い場合
、あるいは複数枚が重畳された状態のままでプレス機械
にかけられると機械の故障の原因となるだけでなく、プ
レスミスが発生して鋼板が破損するなどして大きな損害
が発生することになる。
したがって鋼板をプレスする前に所定の厚さと異ってい
る場合あるいは複数枚重畳された状態にあった場合に異
常であることを表示してプレス機械および鋼板の損傷を
未然に防止することが望ましい。
この発明は鋼板がメッキ、塗装等の加工や孔明け加工あ
るいは曲げ加工等が施されていても判別に何等支障をき
たすことがなく一更に調整等がきわめて簡単な鋼板の厚
み自動判別装置を提供することを目的とする。
以下この発明の一実施例を図面を参照して説明する。
この発明による鋼板の厚み判別装置の原理は第1図に示
すようなU型コアAに1次コイルM1と2次コイルM2
を巻回し、1次コイルM1に交流電流を流しコアAを励
磁させ発生した磁界を2次コイルM2で読要る方式であ
る。
たとえばU型コアAの開口端面a1,a2を橋絡するよ
うに鋼板Fを置いた状態で1次コイルM1に励磁電流を
流すと2次コイルM2側にはF=0.8mmの場合は第
2図のe1、F=1.0mmの場合は第2図のe2で示
すように鋼板Fの厚みに相当した歪んだ2次電圧波形が
得られる。
この波形が歪む理由は明確にされていないが考えられる
理由として(イ)使用しているコアにヒステリシス現象
があること、((ロ)コア内部の磁気抵抗分と開口端面
a1,a2間の空間の磁気抵抗分を比べると後者の磁気
抵抗分が前者に比べてはるかに大きくこのため開口端面
a1,a2間を0.4mm〜1.6mm程度の薄い鋼板
Cこより橋絡した場合と前記鋼板を取除いた場合とで、
コアを通じる漏えい磁束の変化は少ないが励磁電流波形
にわずかの変化が生じ2次電圧波形が鋼板の厚みζこよ
って変化するものと説明される。
この発明は上述の原理にもとづき上記U型コアAに1次
コイルM,および2次コイルM2を施して構成したヘッ
ドを2個用いて、一方のヘッドには基準の鋼板を、他方
に検知鋼板をそれぞれU型コアAの開口端面a),a2
間に橋絡させ、それぞれの2次電圧波形を差動増幅器で
増幅した場合に両ヘッドに同じ鋼板を用いた場合は波形
歪が略同一であるため出力はなく、一方に厚みの異なる
鋼板または2枚の鋼板を用いると波形歪分の差が出力に
あらわれることを利用して鋼板の厚み判別装置を具体化
したものである。
第3図において1および2は検出ヘッドおよび基準ヘッ
ドの具体的構成例でU型コアAに1次コイルM1および
2次コイルM2を互いに絶縁して巻回し、これらをモー
ルド部材Bで一体成形してある。
モールド部材Bは上側にフランジ部b1を形成して下側
を略円筒状にしてある。
そして前記フランジ部b1の上面に前記コアAの開口端
面a1,a2が露呈するようにしてある。
検出ヘッド1および基準ヘッド2は上述のように略同一
構成からなるが、検出ヘッド1のモールド部材にのみ磁
気近接スイッチ3を埋設して検知鋼板の存在を検知でき
るようにしてある。
4は鋼板載置用ベースで通孔4aを形成し、この通孔内
壁の段部4bにヘッド1あるいは2のフランジ部1bの
肩部を係止させている。
このようにしてベース4にヘッド1あるいは2を嵌入し
た状態においてヘッドの上面1cはベース4の上面4c
よりも下部に位置するようにしてあり、このため鋼板F
がベース4上に載置された場合においてもヘッドの上面
1cは鋼板Fの存在により損傷されることはない。
次にこの発明の実施例にもとすき動作を説明する。
この発明によると所定の厚みの鋼板を基準鋼板とし、あ
らかじめこの基準鋼板を基準ヘッド2のコアの前面露呈
部にまたがるように載置して基準パターンを構成してお
く、一方検出ヘッド1にはコンベアなどにより搬送され
てきた検知鋼板Fがセットされるようになる。
ところでいま検知鋼板Fがベース4上に搬送されてくる
と検出ヘッド1に埋込んだ磁気近接スイッチ3にていち
早く鋼板の搬入を検知する。
5はタイミング回路で鋼板Fが検知されてベース4の所
定位置に固定される才での時間にタイマを設定してある
鋼板Fがベース4上の所定位置に固定されると前記タイ
ミング回路5から次段の無接点リレー6に動作信号が入
力される。
これにより無接点リレー6が動作し、前記検出ヘッドト
および基準ヘッド2の1次コイルが同時に励磁される。
7は前記ヘッドトおよび2に鋼板が密着され安定な状態
で2次電圧波形が測定されるように前記無接点リレー6
を一定時間だけ動作させるためのタイミング回路である
検出ヘッド1および基準ヘッド2の各1次コイルがとも
に励磁されると前記それぞれヘッド1および2のコアが
磁化されるため上面の鋼板に磁化力が作用する。
ところですでに説明したようにヘッド1および2の上面
はベース上面よりも下部に位置させてあり、且つヘッド
のフランジ部をベースの通孔内壁の段部に係止させてあ
りヘッドは上方側に可動の状態で取付けられているため
、前記磁化力の作用によってヘッドは鋼板側に吸引され
、このため該鋼板にてコアの前面露呈部間が橋絡され鋼
板およびコアの磁気回路が形成される。
したがって各ヘッド1および2のそれぞれの2次コイル
側からは基準鋼板および検知鋼板の電圧波形が取出され
、それぞれ増幅器8および9を介して差動増幅器10に
入力される。
差動増幅器10は両者の電圧波形を比較し、相互に異な
る場合は特定の出力を出して後段の表示回路11にNG
の表示をし一致する場合はOKの表示をする。
ところで差動増幅器の入力関係における一般式はK(e
1−e2)(K;増幅率el,e2は比較入力電圧値)
で示されることが知られているが、たとえばe1<e1
の関係にある場合は第2図こ示すような電圧波形の関係
が成立する。
そこで差動増幅器10の出力のうち正成分のみを取出す
ようにすれば差動増幅器10の出力にはe3のような出
力波形が電圧波形の後半部分に取出され、またe1>8
2の関係にある場合は逆に出力波形が電圧波形の前半に
取出されることが明らかとなった。
すなわち基準鋼板が検知鋼板よりも厚い場合は差動増幅
器10の出力信号の発生領域が電圧波形の前半にまた逆
の場合は後半に取出されるためこれを厚・薄判別回路1
2にて判別し、表示回路13にて「厚い」あるいは「薄
い」の表示をさせるのである。
この発明は以上説明したとおり構成したので検知鋼板に
メッキ、塗装等の加工や孔明けあるいは曲げ加工が施さ
れていても検査ヘッド面部分が平坦であれば厚・薄の判
別に何ら支障はない。
また検査に必要なものはサンプルの材料1枚あれば検査
に際し調整する操作は皆無に近く取扱いが非常に簡単で
ある。
また検査材料の厚みや加工状態が変っても基準サンプル
を変更するだけで検査ができる。
更に通常時において検出ヘッドあるいは基準ヘッドのヘ
ッド上面をベース上面よりも下部に位置させたのでヘッ
ド上面が鋼板によって損傷を受けることがないといった
効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の動作原理を説明するための図面、第
2図は厚さの異なる鋼板をこの発明の検出ヘッドにセッ
トしたときのそれぞれの電圧波形の関係を示す、第3図
はこの発明にかかる検出ヘッドの一実施例、第4図はこ
の発明の動作を説明するためのブロック図である。 1・・・・・・検出ヘッド、2・・・・・・基準ヘッド
、4・・・・・・ベース、10・・・・・・差動増幅器
、11,13・・・・・・表示回路、12・・・・・・
厚薄判別回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 U型あるいはE型コアに1次および2次コイルを互
    いに絶縁巻回して形成したコアをコア開口端面を上面に
    露呈させるとともにコア開口端面露呈側にフランジ部を
    形成するようにして略円柱状にモールド成形し検出ヘッ
    ドおよび基準ヘッドをそれぞれ構成してなり、さらに前
    記検出ヘッドおよび基準ヘッドをそれぞれ鋼板載置用ベ
    ースの通孔に挿脱自由に嵌入しヘッド上面をベース上面
    より下部に位置するように前記通孔内壁に形成した段部
    に前記ヘッドのフランジ部を係止させてなり、前記検出
    ヘッドのコイル励磁時の吸引力を利用して前記検出ヘッ
    ド上に搬送されて来た検知鋼板に前記コア開口端面露呈
    部を橋絡させるように前記ヘッドを浮上吸着させ、前記
    鋼板吸着状態における前記2次コイル側の電圧波形を差
    動増幅器の比較入力とし、一方基準鋼板をコア開口端面
    露呈部を橋絡するように配設した前記基準ヘッドの2次
    コイル側の電圧波形を前記差動増幅器の他方の比較入力
    として、前記検知鋼板の厚さが前記基準鋼板の厚さと異
    なる場合、前記差動増幅器の出力により異常を検出させ
    表示するようにしたこと番特徴とする鋼板の厚み自動判
    別装置。 2 U型あるいはE型コアに1次および2次コイルを互
    いに絶縁巻回して形成したコアをコア開口端面を上面に
    露呈させるとともにコア開口端面露呈側にフランジ部を
    形成するようにして略円柱状にモールド成形し検出ヘッ
    ドおよび基準ヘッドをそれぞれ構成してなり、さらに前
    記検出ヘッドおよび基準ヘッドをそれぞれ鋼板載置用ベ
    ースの通孔に挿脱自由に嵌入しヘッド上面をベース上面
    より下部に位置するように前記通孔内壁に形成した段部
    に前記ヘッドのフランジ部を係止させてなり、前記検出
    ヘッドのコイル励磁時の吸引力を利用して前記検出ヘッ
    ド上に搬送されて来た検知鋼板に前記コア開口端面露呈
    部を橋絡させるように前記ヘッドを浮上吸着させ、前記
    鋼板吸着状態における前記2次コイル側の電圧波形を差
    動増幅器の比較入力とし、一方基準鋼板をコア開口端面
    露呈部を橋絡するように配設した前記基準ヘッドの2次
    コイル側の電圧波形を前記差動増幅器の他方の比較入力
    として、前記検知鋼板の厚さが前記基準鋼板の厚さと異
    なる場合、前記差動増幅器の出力により異常を検出させ
    表示するようにするとともに、前記差動増幅器からの出
    力波形の信号発生領域から前記検知鋼板が前記基準鋼板
    に比較して厚いかあるいは薄いかを判別させる判別回路
    を備えてなることを特徴とする鋼板の厚み自動判別装置
JP12516276A 1976-10-18 1976-10-18 鋼板の厚み自動判別装置 Expired JPS586122B2 (ja)

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JPS5349455A JPS5349455A (en) 1978-05-04
JPS586122B2 true JPS586122B2 (ja) 1983-02-03

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60240936A (ja) * 1984-05-15 1985-11-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 瞬間給湯装置
JPS6179111U (ja) * 1984-10-30 1986-05-27

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3029337A1 (de) * 1980-08-01 1982-03-11 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Einrichtung zur messung der dicke eines aus einem walzwerk auslaufenden bandes
JPS57186101A (en) * 1981-05-12 1982-11-16 Toshiba Corp Thickness measuring device

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