JPS5861122A - ゴム状重合体を有機溶媒から分離する方法 - Google Patents

ゴム状重合体を有機溶媒から分離する方法

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JPS5861122A
JPS5861122A JP15950281A JP15950281A JPS5861122A JP S5861122 A JPS5861122 A JP S5861122A JP 15950281 A JP15950281 A JP 15950281A JP 15950281 A JP15950281 A JP 15950281A JP S5861122 A JPS5861122 A JP S5861122A
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Shigeo Namiki
並木 重郎
Nobunori Maehara
前原 信則
Hideji Nakamoto
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はゴム状重合体あるいは共重合体の44機溶媒溶
液からゴム状重合体あるいは共重合体を分離する方法の
改良に関するものである。
従来、ゴム状重合体あるいは共重合体の炭化水素などの
有機溶媒の溶液から(共)重合体の固体を回収する方法
に関しては多くの提案がなされでいる。そのうち現在一
般に広(採用されているh1− 法は、ゴム状(共)重合体の溶液をスヂーム7潅水と別
々にノズルからスチームストリッパーに供給してスチー
ムストリッピング処理して、溶媒を蒸発除去すると共に
ゴム状重合体を屑(クラム)状にして水に分散させ、ゴ
ム状重合体の水性スラリーを得、これから水を分離して
ゴム状重合体の屑を得る方法である。
ゴム状(共)重合体の溶液をスチームストリッピングし
てゴム状重合体を水性スラリーとして回収する場合、こ
の水性スラリー中のゴム状重合体の塙の大ぎさは、溶媒
の完全な除去および処理の容易さの点からその直径(以
下、単に径ということもある)が2〜1oIII11程
度であることが望ましい。しかしながら、従来公知の方
法でスチームストリッピング処理すると、ゴム状重合体
の溶液が連続の液体となってノズルから温水中へ供給さ
れるため、スチームストリッパーの大きさおよび形状、
攪拌状態、温度、分散剤の種類および添加量、溶液の粘
度等により程度の差はあるが、般に10IIIm以上の
径の大きさのゴム状重合体屑の水性スラリーが得られる
。径の大きなゴム状重合体屑が9成すると、ゴム状重合
体屑からの溶剤の放出が不充分になり、屑の粘着性が増
すため屑が互にくっついて大きな塊になり、管内輸送が
不可能になるたりてなく洗浄、乾燥が不完全となって良
質の製品【よ得られない。
そこで、従来公知のスチームストリッピンク処理の有す
る上述の欠点を改良するために、ノズルの構造を変えた
り、温水に添加する分散剤の種類を変えたりする種々の
提案がなされているが、いずれもコストが高くなったり
、粒径の小さいゴム状重合体屑が得られないなどのため
、満足のい(ものではない。
そこで、この発明者らは、上述の欠点を右しないゴム状
重合体を有機溶−がら分離する方法について研究した結
果、この発明における特定の方法でゴム状(共)重合体
溶液をスチームストリッパーの温水中に供給すことによ
って、粒径の小さいゴム状重合体屑の水性スラリーが得
られることを児出し、この発明を完成した。
すなわち、この発明は、溶液重合によって1qられたゴ
ム状重合体あるいは共重合体く以下ゴム状重合体という
こともある)の有機溶媒溶液を細孔から噴出させ、該溶
液の噴出流に高速の水蒸気を噴射させることによって該
溶液を細断し、水蒸気と該溶液の細断物との混合物を水
と混合してスチームストリッパーに送入してスチームス
トリッピングすることを特徴とするゴム状重合体あるい
は共重合体を有機溶媒から分離する方法に関するもので
ある。
この発明方法におけるゴム状重合体としては、炭素原子
を4〜8個含む共役ジオレフィンの重合体あるいは共重
合体が挙げられる。この共役ジオレフィンとしては、例
えば、1,3−ブタジェン、イソプレン、2.3−ジメ
チル1タジエン、2−メトキシ−1,3−ブタジェン、
1:3−ペンタジェン、1.3−へキサジエン、1.4
−ヘキサジエン、1.3−オクタジ、エンなどが挙げら
れる。
また、このような共役ジオレフィンと共重合することが
できるモノオレフィンど前記共役ジオレフィンとのゴム
状重合体もこの発明の方法に適用することができる。モ
ノオレフィンとしては、アクソロニトリル、メチルアク
リレート、メチルメタクリレート、エチレン、プロピレ
ン、スヂレン、ビニルクロライド、1−ブテン、メチル
ビニル]−チルなどが挙げられる。
さらに、エチレンとα−オレフィンとのゴム状共参合体
、あるいはエチレンとα−オレフィンと非共役ジエンと
のゴム状3元共重合体なども、この発明の方法に用いる
ことができる。
これらのゴム状重合体は、重合に不活性な4′717M
溶媒中で公知のチーグラー系触媒により共役ジオレフィ
ンおよび(または)モノオレフィンなどを重合すること
によって得られる。有機溶媒としCは、脂肪族炭化水素
、脂環族炭化水素、芳香族炭ロヘキサン、メチルシクロ
ヘキサン、メチルシクロペンタン、ジメチルペンタン、
ベンゼン、トルエン、りOルベンゼンなどが挙げられる
この発明の方法によってゴム状重合体を有機溶媒から分
離するプロセスの一態様の装胃の概略図である第1図と
、この発明の方法に用いる@置(混合器)の−例の断面
図である第2図、第3図および第4図とを用いて、この
発明の方法を以下詳細に説明する。
第1図に示したプロセスは主として混合器1と攪拌機1
0を備えたスチームストリッパー11とから構成される
。第1〜4図において、導管2に内管5と内管5の閉塞
部側に開口を有する外管8とからなり、外管8の開目端
とは反対側の部分は外管8の内側と内管5の外側とが密
封されている構造の混合器1の内管5に送入し、内管5
の閉塞部6メ近傍の管壁に設けられた、好ましくは内径
2〜5nueの多数の細孔7から噴出させ、該細孔7の
近傍でかつ該溶液入口側の個所の内管5の外周向上に設
けられた、好ましくはスリット巾が0゜3〜4+mmの
スリット9から、外管8に導管3により送入した加圧水
蒸気を特に好ましくは外管8の円周方向に回転を与えな
がら、好ましくは噴射速度が1001/秒以上、特に2
00〜3001+1./秒となるように噴射させること
によって、前記の噴出した該溶液を細断させ、溶液を微
細な液滴とし、水蒸気と細断された該溶液(液滴)との
混合物を、導管4により外−管8に送入した、特に好ま
しくは加圧水蒸気と同一の円周方向に回転さt!Iご水
と混合(接触)して、外管8の間目端からスチームスト
リッパー11の温水12中に送入してスチームストリッ
ピングする。温水12中に供給されたゴム状合体の有機
溶媒溶液から、ゴム状合体屑の水性スラリーが導管13
により回収され、蒸発した未反応モノマーおよび有機溶
媒を含有する蒸発溶剤が導管14により回収される。前
記のrム状重合体の有機溶媒溶液は高粘度であってもJ
く、また、有機溶媒に不溶性の重合体微粒子を少量含有
していてもよく、ゴム状重合体の割合は3〜′30重量
%、特に5〜20重量%であることが好ましい。前記の
加圧水蒸気は温度が150〜200℃であることが好ま
しい。また、前記のスリット9の両端における加圧水蒸
気の圧力差は1〜14 Kg/cm、特に4〜6K(+
/Cl11であることが好ましい。また、前記の水は、
温度が50〜80℃であることが好ましい。前記のゴム
状重合体の有機溶媒溶液と加圧水蒸気と水との割合は、
ゴム状重合体の有機溶媒溶液100重量部に対して、加
圧水蒸気が5〜15重量部であり、水が40〜60重量
部であることが好ましい。ゴム状重合体の有機溶媒溶液
が供給されるスチームストリッパー中の温水は、温度が
供90・〜120”Cであることが好ましく、攪拌機1
0によって攪拌混合される。
この発明の方法においては、前述の方法によって、ゴム
状重合体の有機溶媒溶液を噴射された水蒸気によって細
断し、ついで細断された前記の有機溶媒溶液と水蒸気と
の混合物を水と混合した後、スチームストリッパーの渇
水中に供給することが重要であり、これによって、ゴム
状重合体の有機溶媒溶液を微細に細断し、微細に細断さ
れた前記の有機溶媒溶液をそのままスチームストリッパ
ーーの渇水中に供給することができるのである。ゴム状
重合体の有機溶媒溶液を水によって細断して(比較例1
)も、あるいは、細断された前記の4機溶媒溶液をその
まま温水中に供給しても、前者の場合には前記の有機溶
媒溶液を水によっては微細に細断できないため、また、
後者の場合には細断された有機溶媒溶液が合一されて再
び和犬な粒径の溶液となるため、いずれの場合にも微細
に細断された前記の有機溶媒溶液をスチームス1−リッ
ピーの渇水中に供給することがでず、従って、微細なゴ
ム状重合体の水性スラリーを得ることがぐきないのであ
る。
この発明の方法においては、第1図に承りように1つの
スチームストリッパーを用いてもよく、2つ以−りのス
チームストリッパーを用いてもよい。
前述のスチームストリッパーの渇水中(スチームストリ
ッピング処理を2つ以上のスチームストリッパーを用い
行なう場合には最初のスチームストリッパーの温水中に
)に、分散剤を添加してもよい。適当な分散剤としては
、ナフタレンスルホン酸ソーダホルマリン縮合物、リグ
ニンスルホン醸ソーダ、アルキルアリルポリ■−デルサ
ルフr−ト、ポリエチレンブリコールフルキルアミンエ
テル、ポリエチレングリコールアルキルアリールエーテ
ル、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとの7
0ツク共重合物などが挙げられる。
この発明の方法によれば、ゴム状重合体の有機溶媒溶液
から、簡単な操作で連続的に4〜61程度の微細でしか
も粒径のそろったゴム状重合(4/pの水性スラリーを
得ることができる。
また、この発明の方法によれば、スチームストリッピン
グでのクラム化に要するスチームの使用層が少なく、単
位vI間当りのゴム状重合体の有機溶媒溶液の処11!
鯖を多くすることができる。
次に実施例J3よび比較例を示す。
実施例1 第1〜4図に示した装置を使用して、シス−1゜4ポリ
ブタジエンの10重−%ベンゼン溶液を、混合器1の内
管5に180Ji’/vf間で送入し、導管3より10
Kg/cジの水蒸気(180℃)を18Kl/時間の割
合で導管4より60℃の加熱水を80g/時間の割合で
それぞれ外管8に供給して、98℃で攪拌されているス
チームストリッパー中の加熱水中に供給して、1径4〜
61程度のゴム状粒子の水性スラリーを得ることができ
た。
(加圧水蒸気のみを噴射さぞたところ、噴射速度は約2
50111/秒であった。) 比較例1 実施例1で用いたものと同一型式の装置を用いて、導管
3より60℃の加熱水を100λ/峙fIflで供給し
、導管4より10Ko/cmの水蒸気を36に9/時間
供給した他は実施例1と同様に実施したとSろ、ゴム状
重合体が約20〜50+nm程度の凝固した粗大な塊り
の水性スラリーが得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の方法によってゴム状重合体を有機
溶媒から分離するプロセスの−M様の水防の概略図であ
り、第2図は、この発明の方法に用いる装置の一例の断
面図であり、第3図は、第2図におEノるA−A断面図
であり、第4図は、第2図にd3けるB−8断面図であ
る。 1:混合器、2.3.4.13.14:導管、5:内管
、6:閉塞部、7:細孔、8:外管、9ニスリツト、1
0:攪井機、11:スチームストリフパー、12:温水 特n出願人   宇部興産株式会社 第Zつ ] 1 第仕い   ダ3い

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 溶液重合によって得られたゴム状重合体あるいは共重合
    体の有機溶媒溶液を細孔から噴出さU、てスチームスト
    リッパーに送入してスチームストリッピングすることを
    特徴とするゴム状重合体あるいは共重合体を有機溶媒か
    ら分離する方法。
JP15950281A 1981-10-08 1981-10-08 ゴム状重合体を有機溶媒から分離する方法 Granted JPS5861122A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019187638A1 (ja) * 2018-03-28 2019-10-03 日本ゼオン株式会社 クラムの製造方法及びベールの製造方法
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CN111234059A (zh) * 2020-03-17 2020-06-05 北京诺维新材科技有限公司 一种聚合物溶液的处理方法
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US11180639B2 (en) * 2014-03-07 2021-11-23 Industrias Negromex, S.A. De C.V. Silica masterbatch made with emulsion and solution rubber

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