JPS586103Y2 - 照明付スイツチ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は内部に光源を備えた照明付スイッチに関する
もので、その目的とするところは、スイッチケースに可
動接触板を開閉する操作子を有した転換子を傾動自在に
枢支し、この枢支点より下方に枢支点を有した光源を設
け、転換子の傾動に伴って上記光源を転換子と逆方向に
指向させるようにし、スイッチの切換に伴ってその切換
位置の確認が容易に行なえるとともに単一の光源を有効
に利用した構造的に簡単で小形化を図ることができる照
明付スイッチを提供することにある。

以下、この考案を図面に示す一実施例にもとづいて説明
する。

図中１は合成樹脂材料などの絶縁物質から成形されたス
イッチケースで、これは上部に開口部２を有した角箱状
をなしている。

このスイッチケース１の内底部には一対の仕切壁３゜３
が互いに離間して一体に立設されており、中央部にラン
プ端子室４、両側にスイッチ端子室５゜５が形成されて
いる。

そして、これらスイッチ端子室５，５の長手方向中間部
には支持台６，６がかしめ固定されていて、この支持台
６，６には導電材料からなる可動接触板１，７の中間部
が支承されている。

さらに、これら可動接触板１，７０両端部と対向するス
イッチ端子室５の底部には固定接点８，８が取着され、
後押する手段で可動接触板７と接離しスイッチが開閉さ
れるようになっている。

また、上記スイッチケース１の両側壁にはその上端から
切欠形成した軸受部９，９が設けられ、これら軸受部９
，９には転換子１０に突設した支軸１１．１１が回動自
在に支承されている。

この転換子１０は中央部に角形の貫通孔１２を有してい
るとともに両端部に支持脚１３．１３を有している。

捷た、これら支持脚１３．１３にはスプリング１４によ
って弾性的に突没自在な作動子ｉｓ、ｉｓが取付けられ
、これらは上記可動接触板７，７の上面に圧接している
。

さらに、転換子１０の上部には波形状の操作子１６が設
けられ、この操作子１６には下端に掛止爪１７を有する
４本の支持脚１８・・・が突設されている。

そして、これら支持脚１８・・・を転換子１０の貫通孔
１２に弾性変形させて挿入し、各掛止爪１７を転換子１
０の下端面に掛止することにより着脱可能に取付けられ
ている。

一方、上記スイッチケース１のランプ端子室４内にはコ
字状に折曲された支持板１９と板ばねからなる導電板２
０とが互いに離間して取付けられている。

そして、この支持板１９には互いに対向する軸受孔２１
．２１が穿設され、これら軸受孔２１．２１にはランプ
ホルダ２２の下端部に設けられた突起２３．２３が回動
自在に枢支されている。

このランプホルダ２２は導電材料によって折曲形成され
ていて、上記転換子１００貫通孔１２内を通って前記支
持板１９に挿入支持されているとともにランプ２４を着
脱可能に装着している。

そして、このランプ２４の接点２５は上記導電板２０に
圧接され電気的に接続されている。

渣た、上記ランプホルダ２２の上端部両側には支持ピン
２６．２６が一体に折曲形成されていて、上記転換子１
０の支軸１ｉ、ｉｉより下方に位置する転換子の内側壁
に回動自在に枢支されている。

したがって、転換子１０が支軸ｉｔ 、ｉｉを支点とし
て傾動すると、ラングホルダ２２は下端の突起２３．２
３を支点として転換子１０と逆方向に回動するようにな
っている。

さらに、上記スイッチケース１の開口部２には上記転換
子１０およびこれに囲繞されたランプ２４を覆うノイル
ター保持部材２８が着脱可能に嵌着されている。

このフィルター保持部材２８は転換子１０およびランプ
２４の傾動軌跡に沿って円弧状に形成されており、この
上側に上記操作子１６が位置している。

さらに、このフィルター保持部材２８の内にはランプ２
４０指向方向に応じて異なる色彩のフィルタ２９が取付
けられている。

しかして、操作子１６の一端側を手指で押圧すると、こ
の操作子１６と連結する転換子１０は支軸１１，１１を
支点として傾動する。

したがって、転換子１０の支持脚１３．１３に設けられ
た作動子１５．１５は可動接触板７．７上を圧接摺動し
、可動接触板１，７の一端部を固定端子８，８に接触さ
せ、支持台６，６を介し他端部を固定端子８゜８かも離
間させてスイッチが開閉する。

このとき、転換子１０の貫通孔１２内に位置するランプ
２４を装着したランプホルダ２２は支持ピン２６．２６
を介して転換子１０に連結されているから、ランプホル
ダ２２は下端の突起２３．２３を支点として傾動するが
、ランプホルダ２２の支持ピン２６゜２６は転換子１０
の支軸１１，１１より下方に位置しているため転換子１
０の傾動方向と逆方向に傾動することになる。

したがって、ランプ２４からの照明光はフィルタ２９で
所望の色に着色され操作子１６を透過することになる。

このように操作子１６を押圧して傾動するだけでスイッ
チが開閉されるとともにその切換方向と逆方向にランプ
２４からの照射光が指向されることになり、この操作子
１６に波形状のものを採用することによって突出側がラ
ンプ２４の傾きによって強く照明される。

このため、上方はもちろん側方からでもスイッチの切換
位置が容易に確認できる。

なお、上記一実施例においては、可動接触板７の中間部
を支持台６に支承し、作動子１５．の摺動に伴って一端
部が固定端子８に接触したとき支持台を介し他端部が固
定端子８から離間するようにしたが、作動子１５が中立
点に位置したとき両端部が固定端子８，８から離間させ
てＯＦＦ状態にするような三位量に停止するスイッチと
することも可能である。

筐たランプ、ラングホルダーに代えて他の光源、例えば
発光ダイオードなどを転換子と逆方向に指向するように
取り付けてもよい。

この考案は以上説明したように、スイッチケースに可動
接触板を開閉する転換子を傾動自在に枢支し、この枢支
点より下方に枢支点を有した光源を設け、転換子の傾動
に伴って上記光源を転換子と逆方向に指向させるように
したから、光源からの照射光によってスイッチの切換位
置がパネル側面からも容易に確認できるとともに単一光
源を有効に利用して構造的にも簡単で、小形化を図るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示すもので、第１図は分解
斜視図、第２図は縦断側面図、第３図はランプ支持部の
分解斜視図、第４図は操作子の取付状態の分解斜視図で
ある。 １・・・・・・スイッチケース、７・・・・・・可動接
触板、１０・・・・・・転換子、１６・・・・・・操作
子、２４・・・・・・ランプ（光源）。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 可動接触板を有したスイッチケースと、上部に透光材料
   によって波形状に形成された操作子を有するとともに上
   記スイッチケースに傾動自在に枢支され上記可動接触板
   を作動して開閉する転換子と、下端部が回動自在に枢支
   され上端部が上記転換子の内側壁に対向し転換子の枢支
   点より下方で転換子と連結されてその動作方向と逆方向
   に指向する光源とを具備したことを特徴とする照明付ス
   イッチ。