JPS5859339A - 自動車用エンジンのピストン - Google Patents
自動車用エンジンのピストンInfo
- Publication number
- JPS5859339A JPS5859339A JP15793781A JP15793781A JPS5859339A JP S5859339 A JPS5859339 A JP S5859339A JP 15793781 A JP15793781 A JP 15793781A JP 15793781 A JP15793781 A JP 15793781A JP S5859339 A JPS5859339 A JP S5859339A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- oil
- scraping member
- wall surface
- cylinder hole
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J9/00—Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
- F16J9/12—Details
- F16J9/20—Rings with special cross-section; Oil-scraping rings
- F16J9/206—One-piece oil-scraping rings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J9/00—Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
- F16J9/12—Details
- F16J9/20—Rings with special cross-section; Oil-scraping rings
- F16J9/203—Oil-scraping rings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は自動車用エンジンのピストンに関する。
一般に、自動車用エンジンにおいて、シリンダ孔内に摺
動自在に収納されたピスト/は、燃焼室、の一部を構成
して吸入、圧縮、排気の作用を行なう以外K、混合気の
燃焼により生じた爆発力をコンロッドを介してクランク
シャフトに伝達する機能を有している。このような作用
を良好な状態で行うために、ピストンとシリンダが完全
に密閉された空間を作る必要があり、どのような運転状
態でも密閉を保つためには、ピストンは燃焼による高熱
にさらされても熱膨張の少ない材質、構造であ未ことが
要求される。また、ピストンはエンジン運転中は往復運
動を行なうため、絶えず運動方向が変わるので、往復慣
性力が問題となる。
動自在に収納されたピスト/は、燃焼室、の一部を構成
して吸入、圧縮、排気の作用を行なう以外K、混合気の
燃焼により生じた爆発力をコンロッドを介してクランク
シャフトに伝達する機能を有している。このような作用
を良好な状態で行うために、ピストンとシリンダが完全
に密閉された空間を作る必要があり、どのような運転状
態でも密閉を保つためには、ピストンは燃焼による高熱
にさらされても熱膨張の少ない材質、構造であ未ことが
要求される。また、ピストンはエンジン運転中は往復運
動を行なうため、絶えず運動方向が変わるので、往復慣
性力が問題となる。
このためピストンは比重の小さい材質を使用したり、重
量を少なくしたりして、極力慣性力を減らすように作ら
れている。
量を少なくしたりして、極力慣性力を減らすように作ら
れている。
従来め自動車用エンジンのピストンとしては、例えば自
動車工学全書4.ガソリンエンジン(山海堂゛発行)に
記載されたものがある。このピストンを第1〜4図を参
照して説明すると、Ml〜4図において、+11はスリ
ッパ型のピストンであり、このピストン(1)は、第4
図に示すように、シリンダ孔(2)内に摺動自在に収納
されている。1だ、ピストン(1)はシリンダ孔(2)
の側壁と図示していないシリンダヘッドとの間に燃焼室
(3)を画成するピストンヘッド(4)°と、このピス
トンヘッド(41の下部に一体に形成されたスカート部
(5)と、を有している。
動車工学全書4.ガソリンエンジン(山海堂゛発行)に
記載されたものがある。このピストンを第1〜4図を参
照して説明すると、Ml〜4図において、+11はスリ
ッパ型のピストンであり、このピストン(1)は、第4
図に示すように、シリンダ孔(2)内に摺動自在に収納
されている。1だ、ピストン(1)はシリンダ孔(2)
の側壁と図示していないシリンダヘッドとの間に燃焼室
(3)を画成するピストンヘッド(4)°と、このピス
トンヘッド(41の下部に一体に形成されたスカート部
(5)と、を有している。
ピストンヘッド(4)にはピストンリング(6)が嵌入
されるリング溝(7)(81(9)が形成されており、
一方2、スカート部(5)には内方に対向、突出するピ
ストンピンボスQlが形成されている。ピストンピンボ
ス(11にはピストン(1)の軸線(シリンダ孔(2)
の軸線)とその軸線が直交するようにピストンピン取付
穴(!1)が形成され、このピストンピン取付穴旧)に
はコンロッドQ3のスモールエンド(122) トビス
トン(1)とを連結するピストンピンa3が挿入されて
いる。また、このようなスリッパ型のピストン(1)に
あっては、特に、その重量軽減とスカート部(5)とシ
リンダ孔(2) 11111壁との摺動面積を減じるた
めに、スカート部(5)の側圧がかからない方向(ピス
トンピンボス0(ト)の軸線方向、ただし、通常ピスト
ン(1)はその熱膨張を考慮してピストンピンボス+I
Iの軸線方向の径(X)−111これと直交する方向の
径(V)よりもわずかに小さく形成されている( x<
y )。)のスカート部(5)下側が切り落されている
。さらに、同様に軽量化のために、ピスト/ピンボス(
IIの軸線方向の両端側面も切り落されてシリンダ孔(
2)側壁との間に空間、すなわちスカート部(5)外壁
面より凹んだ切落部(141が形成されている。
されるリング溝(7)(81(9)が形成されており、
一方2、スカート部(5)には内方に対向、突出するピ
ストンピンボスQlが形成されている。ピストンピンボ
ス(11にはピストン(1)の軸線(シリンダ孔(2)
の軸線)とその軸線が直交するようにピストンピン取付
穴(!1)が形成され、このピストンピン取付穴旧)に
はコンロッドQ3のスモールエンド(122) トビス
トン(1)とを連結するピストンピンa3が挿入されて
いる。また、このようなスリッパ型のピストン(1)に
あっては、特に、その重量軽減とスカート部(5)とシ
リンダ孔(2) 11111壁との摺動面積を減じるた
めに、スカート部(5)の側圧がかからない方向(ピス
トンピンボス0(ト)の軸線方向、ただし、通常ピスト
ン(1)はその熱膨張を考慮してピストンピンボス+I
Iの軸線方向の径(X)−111これと直交する方向の
径(V)よりもわずかに小さく形成されている( x<
y )。)のスカート部(5)下側が切り落されている
。さらに、同様に軽量化のために、ピスト/ピンボス(
IIの軸線方向の両端側面も切り落されてシリンダ孔(
2)側壁との間に空間、すなわちスカート部(5)外壁
面より凹んだ切落部(141が形成されている。
仁かしながら、このような従来の自動車用エンジンのピ
ストンにあっては、第1K、前述したようにピストン(
11の熱膨張による変形を補正するため冷間時において
はビス) /(IIはわずかながら楕円形状を呈してい
ること、第2に、ピストン(1)の軽量化およびピスト
ン(131の短縮化のため切落部Q41の空間容積が大
きい7こと、および、第3に、クランクシャフトのカウ
ンタウェイトの逃げをスカート部(5)に形成してスカ
ート部(5)の下端面が湾曲していること、等の理由か
ら、暖機中のように冷間時においてピストン(IIが未
だ楕円形状を呈しているときには、シリンダ孔(2)側
壁に付着したエンジンオイルが切落部a(へ溜まり易く
、さらに、この切落部(14+に溜まったエンジンオイ
ルが燃焼室へ吸込まれるという、いわゆるオイル上がり
の現象が生シ、この結果、エンジンオイ/L/の消費量
の増加およびエンジンの出力低下をきたすという問題点
を有していた。
ストンにあっては、第1K、前述したようにピストン(
11の熱膨張による変形を補正するため冷間時において
はビス) /(IIはわずかながら楕円形状を呈してい
ること、第2に、ピストン(1)の軽量化およびピスト
ン(131の短縮化のため切落部Q41の空間容積が大
きい7こと、および、第3に、クランクシャフトのカウ
ンタウェイトの逃げをスカート部(5)に形成してスカ
ート部(5)の下端面が湾曲していること、等の理由か
ら、暖機中のように冷間時においてピストン(IIが未
だ楕円形状を呈しているときには、シリンダ孔(2)側
壁に付着したエンジンオイルが切落部a(へ溜まり易く
、さらに、この切落部(14+に溜まったエンジンオイ
ルが燃焼室へ吸込まれるという、いわゆるオイル上がり
の現象が生シ、この結果、エンジンオイ/L/の消費量
の増加およびエンジンの出力低下をきたすという問題点
を有していた。
すなわち、冷間時においてはピストン(110F降行程
でのシリンダ孔(2)側壁に付着したエンジンオイルを
スカー十部(5)でかき落す作用がピストンピン(13
の軸線方向で不充分であるため、さらに、ピストンピン
αJの軸線と直交する方向のスカート部(5)でかき落
したオイルが1.$1.2図に矢印で示すように、湾曲
したスカート部(5)下端面を伝わって切落部の下方に
流れ込むため、オイルがピストンtl+の上下動に伴い
この切落部Iへ溜まり易く、しかも、この切落部(14
1に溜まったオイルは、吸気行程において燃焼室内に生
じる負圧により、ピストンの上下動にしたがって燃焼室
内へ吸い込まれ前述したオイル上がりが生じ、各種の問
題点が生じるのである。
でのシリンダ孔(2)側壁に付着したエンジンオイルを
スカー十部(5)でかき落す作用がピストンピン(13
の軸線方向で不充分であるため、さらに、ピストンピン
αJの軸線と直交する方向のスカート部(5)でかき落
したオイルが1.$1.2図に矢印で示すように、湾曲
したスカート部(5)下端面を伝わって切落部の下方に
流れ込むため、オイルがピストンtl+の上下動に伴い
この切落部Iへ溜まり易く、しかも、この切落部(14
1に溜まったオイルは、吸気行程において燃焼室内に生
じる負圧により、ピストンの上下動にしたがって燃焼室
内へ吸い込まれ前述したオイル上がりが生じ、各種の問
題点が生じるのである。
この発明はこのような従来の問題点に着目してなされた
もので、ピストンピンボスの軸線方向両側のスカート部
に切落部が形成され、この切落部にオイルかき落し部材
が嵌装された自動車用エンジンのピストンであって、こ
の切落部を形成するス、カート部及び/又は前記かき落
し部材に、ピストン下降時に前記かき落し部材をシリン
ダ孔側壁面に向って付勢する係合傾斜面を形成すること
により、上記問題点を解決することを目的としている。
もので、ピストンピンボスの軸線方向両側のスカート部
に切落部が形成され、この切落部にオイルかき落し部材
が嵌装された自動車用エンジンのピストンであって、こ
の切落部を形成するス、カート部及び/又は前記かき落
し部材に、ピストン下降時に前記かき落し部材をシリン
ダ孔側壁面に向って付勢する係合傾斜面を形成すること
により、上記問題点を解決することを目的としている。
以下、この発明を図面に基づいて説明する。
第5〜10図はこの発明に係る自動車用エンジンのピス
トンの一実施例を示すものである。まず、構成を説明す
る。なお、従来と同一部分には同一符号を付している。
トンの一実施例を示すものである。まず、構成を説明す
る。なお、従来と同一部分には同一符号を付している。
第5〜8図において、(IIはスリッパ型のピストンを
示゛し、このピストン(11は、特に第8図に示すよう
に、シリンダ孔(2)内に摺動自在に収納されている。
示゛し、このピストン(11は、特に第8図に示すよう
に、シリンダ孔(2)内に摺動自在に収納されている。
したがって、シリンダ孔(2)内はこのピストン+11
によってピストン(11上方の燃焼室(3)とピストン
(1)下方のクランク室(151とに分1= ′ 離されることになる。ビス1トン(1)は、この燃焼室
(3)を図示していないシリンダヘッドとともに画成す
るピストンヘッド(4)と、このピストンヘット(4)
の下部に一体に成形されたスカート部(5)と、を有シ
テいる。ピストンヘッド(4)にはピストンリング(6
a)(6b)(6c)がそれぞれ嵌入される複数のリン
グ溝(刀18+ (91が形成されており、このピスト
ンリング(6a)(6b)はシリンダ孔(2)の側壁面
とピストン(1)の外壁面との間の間隙から燃焼室(3
)内の圧縮ガス、高圧燃焼ガスがクランク室1151内
に洩れるのを防止するコンプレッションリングであす、
ヒストンリング(6C)はシリンダ孔(2)側壁面の潤
滑油膜を調節するオイルリングである。スカート部(5
)にはピストン+11の軸線に対して直交する軸線を有
するピストンピン取付穴01)が形成されたピストンピ
ンボス(1〔が内方に対向して突出するように形成され
ている。
によってピストン(11上方の燃焼室(3)とピストン
(1)下方のクランク室(151とに分1= ′ 離されることになる。ビス1トン(1)は、この燃焼室
(3)を図示していないシリンダヘッドとともに画成す
るピストンヘッド(4)と、このピストンヘット(4)
の下部に一体に成形されたスカート部(5)と、を有シ
テいる。ピストンヘッド(4)にはピストンリング(6
a)(6b)(6c)がそれぞれ嵌入される複数のリン
グ溝(刀18+ (91が形成されており、このピスト
ンリング(6a)(6b)はシリンダ孔(2)の側壁面
とピストン(1)の外壁面との間の間隙から燃焼室(3
)内の圧縮ガス、高圧燃焼ガスがクランク室1151内
に洩れるのを防止するコンプレッションリングであす、
ヒストンリング(6C)はシリンダ孔(2)側壁面の潤
滑油膜を調節するオイルリングである。スカート部(5
)にはピストン+11の軸線に対して直交する軸線を有
するピストンピン取付穴01)が形成されたピストンピ
ンボス(1〔が内方に対向して突出するように形成され
ている。
ピストンピン取付穴0υには、図示していないクランク
シャフトに連結されたコンロッド(121のスモールエ
ンド(12a)とこのビス゛トンビンボス00)とを連
結するように中空円筒状のピストンピン(13iが挿入
されており、したがって、このピストンピン(131に
よってピストン(l)はコンロッド(12+を介してク
ランクシャフトに連結されていることになる。、また、
このようなスリッパ型のピストン(1)にあっては、第
7図に示すように、その熱膨張を考慮して通常の冷1間
時にピストンピンボスOIの軸線方向の径(X)がこの
軸線と直交する方向の径(ylよりもわずかに小さくな
るように(x<y )形成されている。また、ピストン
(1)全体の重量軽減と、スカート部(5)とシリンダ
孔(2)の側壁面との間の摺動面積を減じるため、スカ
ート部(5)の側圧が作用しない方向、すなわちピスト
ンピンボスOIの軸線方向、の下側部分が切り落されて
いる。さらに、同様に軽量化とともにピストンビア1J
31の短縮化のために、ピストンピンボスGoの両端側
のスカート部(5)も、このスカート部(5)外壁面よ
り内方に向って凹むように略矩形に(第5図参照)切り
落されて空間となった切落部a4が形成されている。ま
た、第6.8図に示すように、この切落部Iの下方に位
置するスカート部(5)にはこの切落部a4ζ1zう、
ン゛り・室らとを連通するオイルもどし六〇〇が形成さ
れぞ鮎り、切落部(14)内に溜まったエンジンオイル
はこのオイルもどし穴Tleを通ってクランク室(15
1内にもどされる。
シャフトに連結されたコンロッド(121のスモールエ
ンド(12a)とこのビス゛トンビンボス00)とを連
結するように中空円筒状のピストンピン(13iが挿入
されており、したがって、このピストンピン(131に
よってピストン(l)はコンロッド(12+を介してク
ランクシャフトに連結されていることになる。、また、
このようなスリッパ型のピストン(1)にあっては、第
7図に示すように、その熱膨張を考慮して通常の冷1間
時にピストンピンボスOIの軸線方向の径(X)がこの
軸線と直交する方向の径(ylよりもわずかに小さくな
るように(x<y )形成されている。また、ピストン
(1)全体の重量軽減と、スカート部(5)とシリンダ
孔(2)の側壁面との間の摺動面積を減じるため、スカ
ート部(5)の側圧が作用しない方向、すなわちピスト
ンピンボスOIの軸線方向、の下側部分が切り落されて
いる。さらに、同様に軽量化とともにピストンビア1J
31の短縮化のために、ピストンピンボスGoの両端側
のスカート部(5)も、このスカート部(5)外壁面よ
り内方に向って凹むように略矩形に(第5図参照)切り
落されて空間となった切落部a4が形成されている。ま
た、第6.8図に示すように、この切落部Iの下方に位
置するスカート部(5)にはこの切落部a4ζ1zう、
ン゛り・室らとを連通するオイルもどし六〇〇が形成さ
れぞ鮎り、切落部(14)内に溜まったエンジンオイル
はこのオイルもどし穴Tleを通ってクランク室(15
1内にもどされる。
ここで、この発明においては、第8〜10図に示すよう
に、この切落部(141を形成するスカート部(5)に
、詳しくは、切落部α滲の上方のスカート部(5)で切
落部Q4を形成する上壁面に、ピストン+11の軸線に
向って下方に所定角度(中傾斜した係合傾斜面(21)
が形成されている。また、この切落部Oa内には、その
上端面が前記傾斜面Qυと同じ角度+7−1’lで傾斜
し、この係合傾斜面(21)に係合するオイルかき落し
部材のが嵌装(遊嵌)されている。C?31はこのオイ
ルかき落し部材のの下端部に形成された斜孔であり、こ
の斜孔(ハ)はオイルかき落し部材のの下端外周部に形
成され切欠き(24Jと前記オイルもどし穴(llil
とを連通している。このオイルかき落し部材’ t22
1はピストン(1)の下降時にはその上端面が前記係合
傾斜面(21)に係合してシリンダ孔(2)の側壁面に
向って付勢され、その結果、シリンダ孔(2)側壁面に
付着したエンジンオイルをかき落す作用を有しているム
なお、前記切落部圓を形成するスカート部(5)の下壁
面およびこの下壁面に対向するオイルかき落し部材(2
)の下端面は共に水平に形成されている。
に、この切落部(141を形成するスカート部(5)に
、詳しくは、切落部α滲の上方のスカート部(5)で切
落部Q4を形成する上壁面に、ピストン+11の軸線に
向って下方に所定角度(中傾斜した係合傾斜面(21)
が形成されている。また、この切落部Oa内には、その
上端面が前記傾斜面Qυと同じ角度+7−1’lで傾斜
し、この係合傾斜面(21)に係合するオイルかき落し
部材のが嵌装(遊嵌)されている。C?31はこのオイ
ルかき落し部材のの下端部に形成された斜孔であり、こ
の斜孔(ハ)はオイルかき落し部材のの下端外周部に形
成され切欠き(24Jと前記オイルもどし穴(llil
とを連通している。このオイルかき落し部材’ t22
1はピストン(1)の下降時にはその上端面が前記係合
傾斜面(21)に係合してシリンダ孔(2)の側壁面に
向って付勢され、その結果、シリンダ孔(2)側壁面に
付着したエンジンオイルをかき落す作用を有しているム
なお、前記切落部圓を形成するスカート部(5)の下壁
面およびこの下壁面に対向するオイルかき落し部材(2
)の下端面は共に水平に形成されている。
次に、作用について説明する。
今、エンジンが始動すると、シリンダ孔(2)の側壁−
面には、クランク室0団内のエンジンオイルカフランク
シャフト等の回転によりはねあげられて大量に付着する
。このとき、このエンジンオイルはスカート部(5)の
下側部・分が切り落されているピストンピン031の軸
線方向のシリン、ダ孔(2)の側壁面に特に大量に付着
する。このことは、ピストンピンθ3の軸線方向のスカ
ート部(5)外壁面とシリンダ孔(2)の側壁面との間
に比較的大きな間隙が形成されている冷間時にあっては
特に顕著である。しかしながら、この発明にあっては、
ピストン+11の切落部Q41にオイルかき落し部材の
が嵌装されており、このオイルかき落し部材のはピスト
ン(1)の下降時において係合傾斜面Qυによりシリン
ダ孔(2)の側壁面に向って付勢されるため、前記方向
のシリンダ孔(2)側壁面に付着したエンジンオイルは
オイルかき落し部材のによりかき落される。この結果、
タリンダ孔(2)側壁の全周にわたって均一な厚さの油
膜が形成され、また、前記切落部I内にエンジンオイル
が大量に溜まることはない。前述のかき落し作用を第1
0図を参照して説明すると、ピストン(1)の下降時に
係合傾斜面Qυにその上端面が係合するオイルかき、落
し部材(22に下方に向って力(5)が作用すると、オ
イルかき落し部材@には反方向が生じるが、係合傾斜面
Qυは所定角度(ψ傾斜しているため、ピストン(1’
lの外方に向って分力げ)が生じ、このオイルかき落し
部材のはシリンダ孔(2)の側壁面に向って付勢され゛
ることになる。なお、このオイルかき落し部材のによっ
てシリンダ孔(2)の側壁面からかき落されたエンジン
オイルは、第9図に示すように、斜孔(ハ)、オイルも
どし穴(I6)を介してクランク室(15)へと排出さ
れる。また、ピストン(1)の・の上昇行程にあっては
、このオイルかき落し部材のはその下端面が切落部Iを
形成するスカート部(5)の水平な下壁面に係合、支持
されているため、外方に向う分力が生じることはない。
面には、クランク室0団内のエンジンオイルカフランク
シャフト等の回転によりはねあげられて大量に付着する
。このとき、このエンジンオイルはスカート部(5)の
下側部・分が切り落されているピストンピン031の軸
線方向のシリン、ダ孔(2)の側壁面に特に大量に付着
する。このことは、ピストンピンθ3の軸線方向のスカ
ート部(5)外壁面とシリンダ孔(2)の側壁面との間
に比較的大きな間隙が形成されている冷間時にあっては
特に顕著である。しかしながら、この発明にあっては、
ピストン+11の切落部Q41にオイルかき落し部材の
が嵌装されており、このオイルかき落し部材のはピスト
ン(1)の下降時において係合傾斜面Qυによりシリン
ダ孔(2)の側壁面に向って付勢されるため、前記方向
のシリンダ孔(2)側壁面に付着したエンジンオイルは
オイルかき落し部材のによりかき落される。この結果、
タリンダ孔(2)側壁の全周にわたって均一な厚さの油
膜が形成され、また、前記切落部I内にエンジンオイル
が大量に溜まることはない。前述のかき落し作用を第1
0図を参照して説明すると、ピストン(1)の下降時に
係合傾斜面Qυにその上端面が係合するオイルかき、落
し部材(22に下方に向って力(5)が作用すると、オ
イルかき落し部材@には反方向が生じるが、係合傾斜面
Qυは所定角度(ψ傾斜しているため、ピストン(1’
lの外方に向って分力げ)が生じ、このオイルかき落し
部材のはシリンダ孔(2)の側壁面に向って付勢され゛
ることになる。なお、このオイルかき落し部材のによっ
てシリンダ孔(2)の側壁面からかき落されたエンジン
オイルは、第9図に示すように、斜孔(ハ)、オイルも
どし穴(I6)を介してクランク室(15)へと排出さ
れる。また、ピストン(1)の・の上昇行程にあっては
、このオイルかき落し部材のはその下端面が切落部Iを
形成するスカート部(5)の水平な下壁面に係合、支持
されているため、外方に向う分力が生じることはない。
したがって、シリンダ孔(2)側壁面に付着したエンジ
ンオイルなかきあげることはな(、しかも、シリンダ孔
(2)側壁面との間での摩擦損失が生じることもない。
ンオイルなかきあげることはな(、しかも、シリンダ孔
(2)側壁面との間での摩擦損失が生じることもない。
上述の結果、このピストン+11にあっては、オイルの
粘度が高(オイルもどし穴(+61よりオイルが排出さ
れ−にくい冷間時にあっては、特に、切落部(14)へ
該オイルが溜まることを防止でき、したがって、オイル
上がりの防止に顕著な効果を有することになる。′ また、第11図および第12図にはこの発明の他の実施
例を示している。この実施例においては、前述したスカ
ート部(5)に設けた係合傾斜面Qυがシリンダ孔(2
)の側壁面との間でなす角度(ロ)を、この係合傾斜面
Qυに係合するオイルかき落し部材のの上端面がシリン
ダ孔(2)の側壁面との間でなす角度(γ)よりも小さ
く設定している(β°〈γ)。その結果、ピストン(1
1の下降時に係合傾斜面Qυがオイルか、き落し部材@
をシリンダ孔(2)の側壁面に向って押圧する付勢力が
前述した実施例のそれに比較し℃太き(なる。すなわち
、シリンダ孔(2)側壁面に付着したエンジンオイルを
かき落す効果が大きくなる。その他の構成および作用は
前述した実施例と同様である。
粘度が高(オイルもどし穴(+61よりオイルが排出さ
れ−にくい冷間時にあっては、特に、切落部(14)へ
該オイルが溜まることを防止でき、したがって、オイル
上がりの防止に顕著な効果を有することになる。′ また、第11図および第12図にはこの発明の他の実施
例を示している。この実施例においては、前述したスカ
ート部(5)に設けた係合傾斜面Qυがシリンダ孔(2
)の側壁面との間でなす角度(ロ)を、この係合傾斜面
Qυに係合するオイルかき落し部材のの上端面がシリン
ダ孔(2)の側壁面との間でなす角度(γ)よりも小さ
く設定している(β°〈γ)。その結果、ピストン(1
1の下降時に係合傾斜面Qυがオイルか、き落し部材@
をシリンダ孔(2)の側壁面に向って押圧する付勢力が
前述した実施例のそれに比較し℃太き(なる。すなわち
、シリンダ孔(2)側壁面に付着したエンジンオイルを
かき落す効果が大きくなる。その他の構成および作用は
前述した実施例と同様である。
なお、前記オイルかき落し部材+221はその外壁面が
円弧状に湾曲しているが、この円弧面の径はシリンダ孔
(2)の径と同一に設定している。
円弧状に湾曲しているが、この円弧面の径はシリンダ孔
(2)の径と同一に設定している。
以上説明してきたように、この発明によれば、ピストン
ピンボスの軸線方向両側のスカート部にスカート部外壁
面より凹んだ切落部が形成され、この切落部にシリンダ
孔側壁面に付着したエン7ンオイルをかき落すオイルか
き落し部材が嵌装されたIff車用エンジンのピスト/
であって、この切落部を形成する前記スカート部及び/
又は前記オイルかき落し部材に、ピストンの下降時に前
記かき落し部材をシリンダ孔側壁面に向って付勢する係
合傾斜面を形成したため、特に暖機中等の冷間時に切落
部へのエンジンオイルの浸入、貯溜を防止でき、いわゆ
るオイル上がりの現象な阻止することができる。この結
果、エンジンオイルの消費量を著しく低減できるととも
に、エンジンの出+1d−−1、土挾trrno諧で1
飄寸た一排気カス中のH9C量を低減することもできる
。さらに、ピストン上昇時における不要な摩擦損失が生
じることもない。
ピンボスの軸線方向両側のスカート部にスカート部外壁
面より凹んだ切落部が形成され、この切落部にシリンダ
孔側壁面に付着したエン7ンオイルをかき落すオイルか
き落し部材が嵌装されたIff車用エンジンのピスト/
であって、この切落部を形成する前記スカート部及び/
又は前記オイルかき落し部材に、ピストンの下降時に前
記かき落し部材をシリンダ孔側壁面に向って付勢する係
合傾斜面を形成したため、特に暖機中等の冷間時に切落
部へのエンジンオイルの浸入、貯溜を防止でき、いわゆ
るオイル上がりの現象な阻止することができる。この結
果、エンジンオイルの消費量を著しく低減できるととも
に、エンジンの出+1d−−1、土挾trrno諧で1
飄寸た一排気カス中のH9C量を低減することもできる
。さらに、ピストン上昇時における不要な摩擦損失が生
じることもない。
第1〜4図は従来の自動車用エンジンのピストンを示す
ものであり、第1図はその正面図、第2図はその半断面
側面図、第3図は第1図のIII−III矢視断面図、
第4図はこのピストンをシリンダに組付けた状態を示す
半断面側面図である一0第5〜10図はこの発明に係る
自動車用エンジンのピストンの一実施例を示すものであ
り、第5図はその正面図、第6図はその半断面側面図、
第7図は第5図の■−■矢視断面図、第8図はこのピス
トンをシリンダ孔に組付けた状態を示す概略断面図、第
9図は第8図e部分拡大図、第10図は第9図の作用説
、明図である。第11図、第12図はこの発明の他の実
施例を示すものであり、第11図は第9図と同様の概略
断面図、第12図は第11図の作用説明図である。 ’(11・・・ピストン、 (21・・パシ
リンタ孔(51・・・スカート部、 +II・・・
ピストンピンボス(I4;・・・切落部、 (
211・・・係合傾斜面(〃・・・オイルかき落し部材
。 特許出願人 日産自動車株式会社代理人 弁理
士 有 我 軍 −部第1vA 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第3図 a 第W図 り 第72図
ものであり、第1図はその正面図、第2図はその半断面
側面図、第3図は第1図のIII−III矢視断面図、
第4図はこのピストンをシリンダに組付けた状態を示す
半断面側面図である一0第5〜10図はこの発明に係る
自動車用エンジンのピストンの一実施例を示すものであ
り、第5図はその正面図、第6図はその半断面側面図、
第7図は第5図の■−■矢視断面図、第8図はこのピス
トンをシリンダ孔に組付けた状態を示す概略断面図、第
9図は第8図e部分拡大図、第10図は第9図の作用説
、明図である。第11図、第12図はこの発明の他の実
施例を示すものであり、第11図は第9図と同様の概略
断面図、第12図は第11図の作用説明図である。 ’(11・・・ピストン、 (21・・パシ
リンタ孔(51・・・スカート部、 +II・・・
ピストンピンボス(I4;・・・切落部、 (
211・・・係合傾斜面(〃・・・オイルかき落し部材
。 特許出願人 日産自動車株式会社代理人 弁理
士 有 我 軍 −部第1vA 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第3図 a 第W図 り 第72図
Claims (1)
- ピストンピンボスの軸線方向両側のスカート部にスカー
ト部外壁面より凹んだ切落部が形成され、この切落部に
シリンダ孔側壁面に付着したエンジンオイルをかき落す
オイルかき落し部拐が嵌装された自動車用エンジンのピ
ストンであって、この切落部を形成する前記スカート部
及び/又は前記かき落し部材に、ピストンの下降時に前
日己かき落し部材をシリンダ孔側壁面に向って付勢する
係合傾斜面を形成したことを特徴とする自動市川エンジ
ンのピストン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15793781A JPS5859339A (ja) | 1981-10-02 | 1981-10-02 | 自動車用エンジンのピストン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15793781A JPS5859339A (ja) | 1981-10-02 | 1981-10-02 | 自動車用エンジンのピストン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5859339A true JPS5859339A (ja) | 1983-04-08 |
Family
ID=15660732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15793781A Pending JPS5859339A (ja) | 1981-10-02 | 1981-10-02 | 自動車用エンジンのピストン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5859339A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03105047A (ja) * | 1989-09-20 | 1991-05-01 | Yamaha Motor Co Ltd | 内燃機関用ピストン |
-
1981
- 1981-10-02 JP JP15793781A patent/JPS5859339A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03105047A (ja) * | 1989-09-20 | 1991-05-01 | Yamaha Motor Co Ltd | 内燃機関用ピストン |
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