JPS5856856A - オフセツト印刷用メツシユロ−ル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、従来、６輪、とりわけ、７レキソ印刷のイン
キ供給システムとして開発されたメツシュロール（別称
アミロール、スクリーントロールｆ　＆　！２７二ロツ
クスロール）をオフセット印刷に利用し得るように改造
した特殊なメッシ為ロールに関する。

メッシ為ロールの使用が数多くのインキシリンダ一群を
不要にすることは周知である。そこで、仮にこのメツシ
ュロールをオフセット印刷に導入し得れば、オフセット
印刷機構の小型軽量化と簡素低廉化と？著しく促進する
ことが可能となり、狭隘なスペースと僅かな資本とで運
営されている中小印刷業界にとって掛替のない利益とな
る。

本発明者は上記の課題を解決するために数多くのテスト
ヲ繰返した結果、次の難問、すなわち、（１）多数のイ
ン中シリンダ一群を不要にした利益の反面、オフセット
印刷の特徴である水のロールを経由して直接メツシュロ
ール面に逆流してくること、及び、（２）クロムメッキ
処ｍｔしたメツシーロールのクロム層が親水性であるた
め、水力ロール上のインキを駆逐し、ロール上へのイン
キの載りｔ低下させること、それらのｋめに、印刷紙面
に達するインキの横腹が薄くなり、鮮明な印刷が阻害さ
れることが判り、その技術的な解決が急務となった。

本発明の目的は、上記の課題を解決して、水によるメツ
シーロール面上のインキの載りの低下を防止して版胴面
へのインキの供給を円滑になし得べきオフセット印刷専
用のメツシーロールを創作して提供することである。

本発明の構想を要約すれば、鋼製のロールの局面に本来
親油性のあるベリリウム鋼層を溶着し、そのベリリウム
鋼層にメツシュ加工を施した後、ロールの局面全体を一
様に熱処理して表面を硬化させ耐摩耗性を付与して成る
点にあり、或は、ＩＩ！に上記に加えて、ロールの表面
の突起部のみにクロムメッキ金族し一段と耐摩耗性を付
与して成る点にある。

本発明の構成及び作用を具体的一実施態様により図によ
って以下に詳述する。

第１図はメツシュロール４ｆｔ配設したオツセット印刷
システムの基本的形１１１１ｔ−例示し、イ／キバン５
内のインキ６が７アウンテンロール７により取り出され
、メッシェロール４にインキが移されると、そのロール
番の局面に対してその回転方向と逆打した姿勢（リバー
スアングル）で接触するドクターブレード８によりロー
ル４の周面のインキが掻き取られるので、ロール４上に
付着するインキは、第２図に示すように、多数の微細な
例えば２５０メクシエの大きさの凹み９内のものに限定
され、そのように限定された凹み内のインキが７オーム
ロール１０ｔ−経由して版胴１１に供給される。１２は
版胴と接するブランケット胴、１３は圧胴、１番は印刷
用走行紙である。

他方において、版胴１１には水着はロール１５が接触し
、更に該ロールは揺動ロール１６に接触する一方、水た
め１７内の水１８が水元ローラ１９に植設されたブラシ
２０により小量死重り出され、ブラシ２０はブレード２
１により折り曲げられた反撥力で水滴を前記揺動ロール
１６上へ供給する。

このようなオフセット印刷機構において、水着はロール
１５により版胴ＩＪＪ上に供給された水が７オームロー
ル１０ｔ”経由Ｌテメツシエロール４にまわってくる。

従来型のメッシェロールはブレードとの摩擦接触に耐え
るように、その局面の凹み９ｔも含めて一様に耐摩耗性
のあるクロームでメツ中されている。

ところが、クロームが親水性に富む材質であるため、イ
ンキよりも水によくなじむから、メツシーロール向に一
旦水が付着するとインキの方が弾かれインキの載りが悪
（なり、適切なインキの供給ｔこ支障が生じてくる。

そこで、本発明では、１１２図で示すように、メツシー
ロール４の表面に和尚する網状の突起面２２は、ドクタ
ーブレード８がリバースアングルにて圧接されるため、
耐摩耗性の秀れた物質乃至表面の硬化が可能な材質で被
覆する一方、インキ保留用の凹み９の各内面は非親水性
すなわち親油性の物質で被覆し、前記網状の突起面２２
もまたなるべく親油性の物質で被覆して、水がメツシー
ロールの何れの部分にも付着し難い状態を創出し得れば
、上記の技術的課題が解決される。

本発明の１は、第３図（Ｅ３）で示すように、メツシュ
ロール４０局面と、凹み９の内面は勿論のこと突起面２
２ヲも含めて、一様に親油性の材質２３で被覆し、水の
付着を完全にシャットアウトしようと企てるものである
。

一般に、親油性があり非親水性のある材質として銅が周
知である。ただし、銅は耐摩耗性の点で劣り、ドクター
ブレード８の間断なき圧接に耐えられない。

本発明では、罰起双万を充足させる材質としてベリリウ
ム約３％以下を含むベリリウムと銅の会合、すなわち、
ベリリウム銅を特に選び。

第３回内で示すように、鋼製のロール４の外周面にベリ
リウム銅をプラズマ溶着させてベリリウム銅層２３を作
る。その後、その表面を研磨して、第３図の）で示すよ
うに、メッシェ加工を施し、ロールの周面全体を熱処理
して表面硬化層２３ａを設け、耐摩耗性をも付与させる
。

このようにして作成されたメツシュロール４は、局面全
体が親油性であり非親水性であるから、インキによくな
じみ水は寄せつけないので、版胴面へのインキの供給に
支障が生じるおそれがないばかりか、ドクターブレード
８の圧接にもよく耐え摩耗しない。

しかしながら、超高速度運転や連続稼動郷により、ドク
ターブレード８の頻繁な圧接がメツシュロール４の突起
面２２に負荷される如き苛酷な使用にも充分に耐えられ
るようにするには、やはりクロムメッキに優るものがな
い、そこで、本発明の２は、第３図（ロ）の状懸のメツ
シュロール局面に、更に、第４図■で示すように、ブレ
ード８が圧接される突起面２２のみをクロムメッキ層２
４で被覆して、上記の憂いｔ−−掃するものである。

表面硬化させたベリリウム銅層にクロムをメッキした方
が、硬化しない鋼層にそれを施すよりも、互いに硬度が
近いので付着が強固となり、耐久性に優るものが得られ
る。

第４回内で示すように、周面全体に塗料２５例えばビニ
ール系のものなどを一様にコーティングした後、第４図
（ロ）で示すように、突起面２２上の塗料のみを取り除
き、凹み９内の塗料はその侭残留させた状態でクロムメ
ッキを施すと、第４図口で示すように、露出した突起面
２２上のみにクロム層２４が付着するので、第４図０で
示すように、凹み９内の塗料を溶剤例えばシンナー等で
落せば、第３図（６）で示す光面硬化層２３　ａのある
ベリリウム鋼層２３上の突起面２２のみがクロム層２４
で被覆される。

このようにして作成されたメツシュロール４は、凹み９
内ではベリリウム鋼層が露、出しているためインキによ
くなじみ、水を弾いてしまう一方、突起面２２は親水性
のクロム層で被覆されているが耐摩耗性については絶大
でブレード８の圧接負荷に負けない。凹み９と突起面２
２との面積比は前者の方が大きいから、水の付着面積は
従来製のメツシュロールよりもη以下に減少したことに
なり、その分だけインキの円滑な供給が助長される。

本発明は上記の構成及び作用を有せしめたので、本発明
の１では、ロールの全周面？親油性の材質で被覆し、尚
かつ、突起面２２にも耐摩耗性を付与させたので、水′
ｆｒ：１００ｔｓ寄せつけない理想的な効果ｔ−産出し
得る。

本発明の２では、上記の完全排水効果を多少は犠牲にし
たが、耐摩耗性の点においてより秀れている。このよう
なメンシュロールを使用したオフセクト印刷システムは
水を排除しながら濃いインキ？円滑に版胴の方へ供給す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるメツシュロールヲ使用したオフセ
ット印刷システムの一例を示す説明図、 第２図は本発明によるメツシュロールの周面の一部拡大
図、 ｌｉＳ図（８）及び（６）は本発明の１の製造手順を示
す説明用拡大断面図、 第４図（Ａ）（Ｂ）　（Ｄ）及び０は本発明の２の製造
手順を示す説明用拡大断面図である。 ４・・・メツシュロール、 ８・・・リバースアングルドクターブレード、９・・・
凹み、２２・・・突起面、 ２３・・・ベリリウム鋼層、２３！１・・・その真面硬
化層２４・・・クロムメッキ層、 ２５・・・塗料コーティング層。 特許出願人　　株式会社東京機械製作所代理人弁理士　
　三　　根　　繁　　太代理人弁理士　　三　　根　　
　　　守第３ （Ａ） 第４

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　鋼製のロールの局面にプラズマ溶着されたベ
   リリウム鋼層と、 該ベリリウム鋼層に加工されたメクシ、状の凹凸部と、 熱処理により硬化した該凹凸部の表層部と、から成るオ
   フセット印刷用メツシュロール。
2. （２）　　鋼製のロールの周面にプラズマ溶着されなベ
   リリウム鋼層と、 該ベリリウム鋼層に加工されたメッシェ状の凹凸部と、 熱処理により硬化した該凹凸部の表層部と、該凸部のみ
   をメッキしなりロム層と、 から成るオフセット印刷用メツシュロール。