JPS5856320Y2 - 門扉 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、方形をなす枠体の一対の枠材に仕切材を架設
した構造を備える門扉に関する。

この種門扉は仕切材により剛性を高め得るものであり、
例えば実開昭５２−７９３４号公報に記載の門扉が知ら
れている。

しかし、この門扉は多数の桟を逐一取付ける必要がある
ため、組立てが面倒であるとともに、多数の桟を支持す
るための桟通孔を夫々枠材および仕切材に穴明は加工し
なければならず、したか′つて製造コストが高い欠点が
あった。

さらに、この門扉は枠材に仕切材を連結するための取付
部品が容易に視認できるから、外観が悪く商品性を損う
欠点があった。

本考案は上記の事情のもとに案出されたもので、その目
的は、組立てが容易でかつ製造コストの低減が可能であ
るとともに、外観を向上できるようにした門扉を提供す
ることにある。

以下、本考案を図示の一実施例を参照して説明する。

図中１はアルミニウム合金押出型材等の金属製の枠体で
、上下左右の枠材２〜５を方形に組んで形成されている
。

枠材２〜５相互の連結は本実施例の場合、上下枠材２，
３に設けたタッピングホール等のねじ受２ａ、３ａに螺
挿された７２に６および裏板７等の連結部品によりなさ
れている。

枠体１内は、この枠体に架設される仕切材８により複数
の方形をなす装着部Ａ、Ｂに区画されている。

仕切材８はアルミニウム合金押出型材等の金属製である
。

そして、仕切材８の端部には夫々連結部材９が支持され
ている。

本実施例の場合連結部材９の支持は仕切材８のタッピン
グホール等のねじ受８ａにねじ１０を螺挿してなされて
いる。

連結部材９は、仕切材８の両端に連なる一対の枠材（な
お、本実施例は上下枠材２，３の場合である。

）に対向して設けられる。

なお、本実施例の場合、連結部材９は断面コ字形である
とともに、仕切材８の架設強度をより高めるために仕切
材８の幅りより長く形成され、その中間部を上記仕切材
８にねヒ１０止めした構成となっている。

そして、これら連結部材８と上記一対の枠材２，３とは
、枠材１の内方より挿通された固定具１１により固定さ
れ、このことによって仕切材８が枠体１に架設固定され
ている。

さらに、本実施例では上下枠材２，３が溝２ｂ、３ｂを
長手方向全長にわたって有しており、この溝２ｂ、３ｂ
への連結部材９の収納により、連結部材９および固定具
１１が上記装着部Ａ、Ｂに突出しないようにしである。

また、連結部材９および固定具１１が臨んだ少なくとも
１つの装着部（なお、本実施例は装着部Ａ、Ｂの場合で
ある。

）には装着体１２が配設されており、この装着体１２に
よって連結部材９および固定具１１が被い隠されている
。

なお、図中１３は装着体１２の周縁に必要に応して設け
られる額縁であり、本実施例では各装着部Ａ、Ｂに装着
される装着体１２．１２が夫々異なる意匠を示す場合で
あり、装着体１２はアルミラム合金押出型材、鋳物製パ
ネル等種々のものが採用され得るもので、図中１４は装
着体１２組立て用の連結ねし、また１５はヒンジを示す
。

上記一実施例は以上のように構成したが本考案の実施に
あたっては、考案の要旨に反しない限り、枠体、各枠材
、仕切板、装着部、連結部材、固定具、装着体等の具体
的な構造、形状、位置、材質等は上記一実施例に制約さ
れるものではなく、種々の態様に構成して実施できるこ
とは勿論である。

本考案は以上説明したように、枠体内に複数の装着部を
形成して枠体の一対の枠材に架設固定される仕切材は、
その端部に支持されかつ一対の枠材に対向して配設した
連結部材と、枠体内方より挿入されて連結部材と一対の
枠材を固定した固定具とにより、枠体に架設固定したか
ら、固定具を枠材の外面から挿通させて実施される従来
の面倒な連結作業を必要とせず、簡単に連結を行うこと
ができる。

従って、組立てが容易となるものである。そして、この
組立ての容易化と相まって、枠材の外面に仕切材組付は
用の通孔を必要とせず、よって孔明は加工数が従来より
減少され、加工が容易となるから製造コストの低減が可
能となる。

しかも、枠材の外面に仕切材組付は用の通孔がなくなる
のでキャップ等の通孔おおい材が不要となることに加え
て連結部材および固定具が臨んだ装着部に配設した装着
体により、仕切材を架設するための部品を被い隠したの
で、外観を向上できる等の種々の実用上火なる効果を有
する門扉を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は正面図、第２
図および第３図は第１図のＩＩ −ＩＩ線およびｌｌｌ
−ＩＩＩ線に沿う拡大断面図、第４図は第２図のＩＶ−
ＩＶ線に沿う断面図である。 １・・・・・・枠体、２，３，４．５・・・・・・枠材
、８・・・・・・仕切材、Ａ。 Ｂ・・・・・・装着部、９・・・・・・連結部材、１１
・・・・・・固定具、１２・・・・・・装着体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上下左右の枠材相互を連結部品により連結してなる方形
   の金属製枠体内を、この枠体に架設される仕切材により
   複数の方形をなす装着部に区画し、上記仕切材の両端に
   連なる一対の枠材に対向する連結部材を上記仕切材の端
   部に夫々支持するとともに、これら連結部材と上記一対
   の枠材とを上記枠体の内方より挿入された固定具により
   固定して、上記枠体に上記仕切材を架設固定し、かつ上
   記連結部材および上記固定具が臨んだ少なくとも１つの
   装着部に、これら連結部材および固定具を被い隠して装
   着体を配設したことを特徴とする門扉。