JPS5856237B2 - シ−ズヒ−タの封止方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、電気こんろ等に使用するシーズヒータの端
末封止に関するもので、特にフリットを用（・た封止方
法である。

シーズヒータは外殻を構成する金属パイプの内部中央に
ターミナルを接続したコイル状のヒータ線を挿入し、金
属パイプとコイル状のヒータ線との間には、マグネシャ
粉等の電気絶縁材料を充てんしたものである。

シーズヒータは湿度の高℃・所に放置すると、マグネシ
ャ粉等の電気絶縁材料ｂ″−−吸湿シーズヒータの絶縁
抵抗を低下させる。

そこでシーズヒータの端末な封止材を用Ｌ・て封止し、
シーズヒータの絶縁抵抗を高く保つ必要がある。

封止材にはフリットが一般に用Ｌ・られる。

従来フリットによるシーズヒータの端末は第１図のシー
ズヒータ断面図で示すように、フリット５は加熱すると
流れて盛り上らな℃・ため金属パイプ１とターミナル２
との沿面距離が不足する問題点があった。

そこで第２図のシーズヒータ断面図で示すように金属パ
イプ１とターミナル２との沿面距離を十分に長く保持す
るためにセラミックス成型物６１を挿入する。

セラミックス成型物６′はフリットで封止する時にフリ
ットの発泡作用でターミナルの上部に押上げられて、そ
のままで固定されるため、フリットが完全にシーズヒー
タの端末を封止しなＬ・等の問題があった。

そこで本発明は、フリットによるシーズヒータの封止方
法を改善し常に沿面距離が十分に保たれしかも絶縁抵抗
が高く保たれるようにしたものである。

次にその一実施例につき図面に従って以下に説明する。

第５図及び第６図にステアタイト等からなるセラミック
ス成型体６を示す。

セラ□ツクス成型体６は、Ｈ型又は凸形で金属パイプ内
径より若干小さＬ・外径と、中心部にターミナルが通る
内径を有してＬ゛る。

フリット５をまずシーズヒータの端末部に入れて、そし
てター□ナル２を通してセラ□ツクス成型体６を挿入す
る。

第３図および第４図に本発明のシーズヒータの要部断面
図を示す。

セラミックス成型体６を挿入した後、金属パイプ１の挿
入された端末部を絞りセラミックス成型体６を固定する
。

そして加熱してフリット５を溶融し、フリット５でシー
ズヒータの端末封止をおこなう。

つぎに、本発明の作用につき説明する。

従来フリットは加熱溶融する時点で発泡し、セラミック
ス成型体をフリットと同時に挿入すると、このセラミッ
クス成型体を押し上げ、完全なシーズヒータの端末封止
ができなかった。

この発明ではセラミックス成型体がフリットの加熱溶融
時に移動しな℃・ように、金属パイプの端末部を絞り加
工してセラミックス成型体を固定した後に、フリットの
加熱溶融をしたので、セラミックス成型体は所定の位置
に保持され沿面距離は十分に保ち、又フリットの防止も
完全にできる。

この発明によると、セラミックス成型体を金属パイプの
絞り加工により固定してから、フリットを加熱溶融する
ために、フリットの封止ｈゝ完全であり、かつ、沿面距
離も十分に保たれ、常に高品質なシーズヒータが製造で
きる利点を有して℃・る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のシーズヒータの要部断面図、第２図は従
来のシーズヒータの要部断面図、第３図は本発明のシー
ズヒータの一実施例を示す要部断面図、第４図は本発明
のシーズヒータの他実施例を示す要部断面図である。 第５図及び第６図は本発明によるセラミックス成型体の
断面図である。 １・・・金Ｍ、ａイブ、２・・・ターミナル、５・・・
フリット、６・・・セラミックス成型体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 金属パイプ１の内部中央に、ター□ナル２を接続し
   たヒータ線３を挿入し、金属パイプ１とヒータ線３との
   間には、マグネシャ粉等の電気絶縁材料４を充てんした
   シーズヒータの端末部にフリットを入れ、その上よりセ
   ラミックス成型物６をターミナルを通して挿入し、フリ
   ット溶融時にセラミックス成型物６が移動しなＬ・よう
   に、金属パイプの端末部をしぼり後加熱してフリットを
   溶融することを特徴とするシーズヒータの封止方法。