JPS5855936Y2 - 座付シリンダ−類固定台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は座付シリンダー類の固定台に関するものであり
、更に詳しくは各種の座付シリンダー類の固定、取り外
しの容易な固定台に関するものである。

一般にメスシリンダー等の座付シリンダー類は化学実験
等で汎用されておす、通常実験台上で使用されるが重心
が高く倒れ易いので使用中や保存中に実験者の不注意や
地震など１こよって転倒落下することがしばしばある。

その結果シリンダー類は破損し、収容してあった貴重な
試料が損失したり実験者が径孔をしたりする危険があっ
た。

本考案者はこのような欠点を排除したシリンダー類の転
倒防止器具について種々検討し本考案を完成した。

本考案に係る座付シリンダー類の固定台の実施の一例を
図面を参照しながら説明する。

第１図〜第３図に示した固定台において、透孔２．２を
有しかつ一端または両端を上方に屈曲してそり状に形成
した押え板３（図では一端だけがそり状になっている）
が台板１に植立した一対の案内杆４，４に透孔をそれぞ
れ係合させて台板１上に配置されている。

押え板３の上方に対向して案内杆４，４の上端に上板５
が載架され一組の押え具を形成している。

そして対向する押え板３と上板５との間には案内杆４を
貫通させたバネ６が取付けられている。

図では１対の押え具をハの字状に合板上に配置しである
が、第４図に示したように多数組の対を適宜の間隔で合
板上に配置すれば台板の↑側および；゛側の両方向から
シリンダー類を押し込み固定することができる。

この場合には押え板の両端をそり状にしておく。

また多数個の押え具を適宜の間隔で平行に合板上に配置
してもシリンダー類の保持を有効に達成することができ
る。

本考案に係る座付シリンダー類固定台は木材、合成樹脂
、金属、陶磁器等任意の材料で作ることができるが、有
機溶剤を取扱う場合には後二者の材料によって作ること
が好ましい。

また押え板は板バネのような復元力富む材料で作るのが
特に好ましい。

上記した固定台を使用するに当っては、台板１を実験台
上に定置し、メスシリンダー等Ａをハの字状に配置した
２枚の押え板３のそり状部がらその下に台板１上を滑ら
せて押し込むと、押え板３はバネ６の力に抗して上方か
ら押し上げられメスシリンダー等Ａの座部上に乗り上が
り、バネ６により座部を台板１に押し付けるようにして
保持する。

こうしてメスシリンダー等Ａはその座部が押え板３，３
で台板１に押付けられると共にそのやや上方を上板５，
５で左右から挟持されて安定した状態で台板１に固定さ
れる。

なお、本考案に係る座付リンダ−類固定台の−般的な寸
法としては押え板および上板の巾ａは５〜１０ｃｍ、長
さｂは１０〜２００ｍ、押え具をハの字状に配置したと
きのシリンダー類押込側の巾Ｃは５〜１０ｃｍ、その反
対側の巾ｄは０〜２ｃｍ、上板の合板からの高さｅは１
〜３ｃｍが適当である。

本考案の固定台によればメスシリンダー等を上板５と押
え板３で確実に保持することができてシノンダー類が転
倒したり落下したりすることがなく、シかも着脱は極め
て簡単で：あり、従来のものにない極めて優れた作用効
果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る座付シリンダー類固定台の一例の
平面図、第２図はその側面図、第３図はその使用状態を
示す側面図であり、第４図は押え具の配置の例を示す図
である。 図中符号：１号は合板、２は透孔、３は押え板、４は案
内杆、５は上板、６はバネを示す。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １０台板上に植立された２本の軸にそり部を有する押え
   板およびバネを貫装しがつ該軸に上板を載架してなる２
   個以上の押え具を所定間隔をおいて台板上に配置した座
   付シリンダー類固定台。 ２．２個以上の押え具を合板上にハの字状に配置した実
   用新案登録請求の範囲第１項に記載の座付シリンダー類
   固定台。 ３．２個以上の押え具を合板上に平行に配置した実用新
   案登録請求の範囲第１項に記載と座付シリンダー類固定
   台。