JPS5855291B2 - ラジアルゲ−トの底部止水装置 - Google Patents
ラジアルゲ−トの底部止水装置Info
- Publication number
- JPS5855291B2 JPS5855291B2 JP55031318A JP3131880A JPS5855291B2 JP S5855291 B2 JPS5855291 B2 JP S5855291B2 JP 55031318 A JP55031318 A JP 55031318A JP 3131880 A JP3131880 A JP 3131880A JP S5855291 B2 JPS5855291 B2 JP S5855291B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radial gate
- water stop
- gate
- stop device
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は貯水ダムの深部に設けられる常用洪水吐設備
の吐出調節用として主として摺動式ラジアルゲートを備
えた放流水路の底部止水装置に係るものである。
の吐出調節用として主として摺動式ラジアルゲートを備
えた放流水路の底部止水装置に係るものである。
この発明の目的とするところは、例えば６０ｍ以上の高
水深のラジアルゲートが放流を行うときに放流水路出口
の底部に発生しようとするキャビテーション、振動、そ
の他の不具合を防止する、ゲートの放流水路の底部止水
装置を得るにある。
水深のラジアルゲートが放流を行うときに放流水路出口
の底部に発生しようとするキャビテーション、振動、そ
の他の不具合を防止する、ゲートの放流水路の底部止水
装置を得るにある。
貯水ダムの深部に設けられる常用洪水吐設備の放流管即
ち放流水路の吐出には調節ゲートとして四方止水のラジ
アルゲートが設けられ、このゲートの操作により、全開
、全閉及び部分放流が行なわれる。
ち放流水路の吐出には調節ゲートとして四方止水のラジ
アルゲートが設けられ、このゲートの操作により、全開
、全閉及び部分放流が行なわれる。
このようなラジアルゲートには開閉のために回動操作だ
けの機能を与えられた摺動式と、ゲートを放流管の開口
に対して圧着及び離脱の操作をも行う所謂圧着式のもの
とがある。
けの機能を与えられた摺動式と、ゲートを放流管の開口
に対して圧着及び離脱の操作をも行う所謂圧着式のもの
とがある。
この種の洪水吐設備は小開度放流を必要とするものが多
い。
い。
この場合は圧着式は不利で、摺動式が適している。
摺動式は高水深でゲートを単に回動して昇降させるだけ
の操作で開放及び閉塞止水を行うので、止水ゴム及びそ
の取付は構造に工夫を要し、特に、５００％以下程度の
小開度放流時に放流水が異状に乱れエヤーレーションの
機能を不能にしたり、キャビテーション、振動、その他
の不具合を生じないように放流水路の底部止水部に特別
の配慮がはられれねばならない。
の操作で開放及び閉塞止水を行うので、止水ゴム及びそ
の取付は構造に工夫を要し、特に、５００％以下程度の
小開度放流時に放流水が異状に乱れエヤーレーションの
機能を不能にしたり、キャビテーション、振動、その他
の不具合を生じないように放流水路の底部止水部に特別
の配慮がはられれねばならない。
高水深ゲートにおいては、ゲート１の下端縁２が放流水
路３の敷ゴム４に接触する圧力の強さは作用水圧の１．
５倍以上を必要とするから、例えば扉体自重及び油圧シ
リンダーにより高圧力で接触させる。
路３の敷ゴム４に接触する圧力の強さは作用水圧の１．
５倍以上を必要とするから、例えば扉体自重及び油圧シ
リンダーにより高圧力で接触させる。
従って、ゲート１の下端縁２が敷ゴム４に扉体重力と油
圧とで例えば３％程度押し込まれる。
圧とで例えば３％程度押し込まれる。
そしてゲート１を上昇させた後の敷ゴム４の残留凹み１
３は、１．５％程度になる。
３は、１．５％程度になる。
この様なわづかな変形は、今までの水深５５ｍ程度まで
の流速では何等差しつかえはないが、水深６０ｍ以上に
おいて高速度の放水流になると、高流速に接する僅かな
不陸でも、下流側にキャビテーションを誘発する恐れが
ある。
の流速では何等差しつかえはないが、水深６０ｍ以上に
おいて高速度の放水流になると、高流速に接する僅かな
不陸でも、下流側にキャビテーションを誘発する恐れが
ある。
それによって、ゲートが振動したり放水流路に損傷を生
じさせたりする。
じさせたりする。
その対策としてキャビテーションを発生する部分に十分
なエヤ−供給用を行うか、その部分の負圧を生じない装
置を施せばよい。
なエヤ−供給用を行うか、その部分の負圧を生じない装
置を施せばよい。
この発明は後者即ち放流水の下側面に負圧を生じさせな
い装置に係るもので、放流水路３の底面５に敷ゴム４０
頂面が一致するように、敷ゴム４を敷金物６、ゴム押え
金物７及びボルト８で固定する。
い装置に係るもので、放流水路３の底面５に敷ゴム４０
頂面が一致するように、敷ゴム４を敷金物６、ゴム押え
金物７及びボルト８で固定する。
そして、第２図に示す如く、例えば敷ゴム４の頂面の巾
が１８０％、ゲート１０下端２との接触位置即ち残留凹
み１３と下流側との平面部１６の巾が１１０％の場合に
おいて、ゴム押え金物７０頂面１７即ち放流水路底面と
なる部分の巾を１１０％とし、且つ先端を略ｔｏ％高く
して頂縁９をシャープエツジに形成して斜め下方へ略２
０度の角度βで傾斜させ、その傾斜面からボルト８でゴ
ム押え金物７を放流水路の底壁に固定する。
が１８０％、ゲート１０下端２との接触位置即ち残留凹
み１３と下流側との平面部１６の巾が１１０％の場合に
おいて、ゴム押え金物７０頂面１７即ち放流水路底面と
なる部分の巾を１１０％とし、且つ先端を略ｔｏ％高く
して頂縁９をシャープエツジに形成して斜め下方へ略２
０度の角度βで傾斜させ、その傾斜面からボルト８でゴ
ム押え金物７を放流水路の底壁に固定する。
この頂縁９から５０％のオフセット１０を形成して垂直
な段部壁１１と水平壁１２を設けた。
な段部壁１１と水平壁１２を設けた。
この段部壁１１に続いてエヤーボックス１４を設け、そ
の頂部水平壁１２０部分にエヤーホール１５を明け、前
記のオフセット１００部分にエヤーを供給可能にした。
の頂部水平壁１２０部分にエヤーホール１５を明け、前
記のオフセット１００部分にエヤーを供給可能にした。
この第２図に示す如く、ラジアルゲート１の開度が小さ
い場合は、矢印１８で示す如く流水は噴出方向が斜め下
向になって、上向傾斜頂面１１がないとゲートの表面に
沿って下方に進みエヤーボックス１４に流入しエヤーホ
ーシヨンの機能を不能とし、キャビテーション及び振動
等の不具合を生じる。
い場合は、矢印１８で示す如く流水は噴出方向が斜め下
向になって、上向傾斜頂面１１がないとゲートの表面に
沿って下方に進みエヤーボックス１４に流入しエヤーホ
ーシヨンの機能を不能とし、キャビテーション及び振動
等の不具合を生じる。
この発明においては、この部分即ちゴム押え金物７の頂
面１７を上向角αになるように形成した。
面１７を上向角αになるように形成した。
従って放流水底面を上向に押圧するようになり、この部
分で負圧を生じさせないのでキャビテーションが発生す
ることを完全に阻止した。
分で負圧を生じさせないのでキャビテーションが発生す
ることを完全に阻止した。
更に押え金物７の頂面の先端頂縁９はシャープエツジに
形成され、との頂縁９を離れた放流水底面にはエヤーボ
ックス１４からエヤホール１５を通してエヤーが供給さ
れるのでこの部分において放流水が下向に乱れ飛ぶこと
なく、前記の傾斜角αを保って噴流し次いでなだらかな
搬物線を画いて放流水路を流下する。
形成され、との頂縁９を離れた放流水底面にはエヤーボ
ックス１４からエヤホール１５を通してエヤーが供給さ
れるのでこの部分において放流水が下向に乱れ飛ぶこと
なく、前記の傾斜角αを保って噴流し次いでなだらかな
搬物線を画いて放流水路を流下する。
第３図に示すこの発明の他の実施態様は、前記第２図で
示すオフセット及びエヤーボックスを設けることが出来
ない場合において実施されるものである。
示すオフセット及びエヤーボックスを設けることが出来
ない場合において実施されるものである。
即ち、ゴム押え金物２００頂面２１は放流水路底面５及
び敷ゴム４の頂面と同一の平面部２２を形成し、この比
較的小さい巾の平面部２２に続いて上向傾斜角αを５°
にした上向傾斜面２３を放流水路底面として形成し、そ
の流水方向の巾を略１０００％程度或はそれ以上に形成
する。
び敷ゴム４の頂面と同一の平面部２２を形成し、この比
較的小さい巾の平面部２２に続いて上向傾斜角αを５°
にした上向傾斜面２３を放流水路底面として形成し、そ
の流水方向の巾を略１０００％程度或はそれ以上に形成
する。
これによってゲート下端縁２が接触する敷ゴムの前記接
触縁より下流の放流水の負圧を防止する。
触縁より下流の放流水の負圧を防止する。
よってキャビテーションは防止され、巾広の上面傾斜面
２３の先端２４は同じくシャープエツジに形成し、且つ
これよりオフセット２５を形成することは容易であり、
また、エヤーは下流側或は放流水の上方及び側方からこ
のオフセット空間に十分に供給されるので、噴出流束の
乱れはない。
２３の先端２４は同じくシャープエツジに形成し、且つ
これよりオフセット２５を形成することは容易であり、
また、エヤーは下流側或は放流水の上方及び側方からこ
のオフセット空間に十分に供給されるので、噴出流束の
乱れはない。
第１図はこの発明による底部止水装置を設けたラジアル
ゲートの略図的縦断立面図、第２図は放流水路底面を水
平にして見た本発明止水装置の拡大縦断立面図、第３図
は本発明の他の実施態様を示す第２図と同様な拡大縦断
立面図である。 図面中、符号１はゲート、２は下端縁、３は放水路、４
は敷ゴム、１３は残留凹み、５は底面、６は敷金物、７
はゴム押え金物、８はボルト、１６は平面部、１７は頂
面、９は頂縁、１０はオフセット、１１は段部壁、１２
は水平壁、１４はエヤーボックス、１５はエヤーホール
、１８は矢印、２０はゴム押え金物、２１は頂面、２２
は平面図、２３は傾斜面、２４は先端、２５はオフセッ
トである。
ゲートの略図的縦断立面図、第２図は放流水路底面を水
平にして見た本発明止水装置の拡大縦断立面図、第３図
は本発明の他の実施態様を示す第２図と同様な拡大縦断
立面図である。 図面中、符号１はゲート、２は下端縁、３は放水路、４
は敷ゴム、１３は残留凹み、５は底面、６は敷金物、７
はゴム押え金物、８はボルト、１６は平面部、１７は頂
面、９は頂縁、１０はオフセット、１１は段部壁、１２
は水平壁、１４はエヤーボックス、１５はエヤーホール
、１８は矢印、２０はゴム押え金物、２１は頂面、２２
は平面図、２３は傾斜面、２４は先端、２５はオフセッ
トである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ラジアルゲートの下端縁と放流水路の底面との接触
線より下流側における底面が小開度放流によるキャビテ
ーションを生じさせないように比較的わずかな距離だけ
上向に傾斜され、これに続いて下流側底面にエヤー供給
用のオフセットが設けられ、前記上向傾斜の先端頂縁が
シャープエツジに形成されたラジアルゲートの底部止水
装置。 ２ 前記ラジアルゲートの下端縁が接触する放流水路の
底面が底部止水用数ゴムであり、その下流側に隣接する
ゴム押え金物の頂面が上向に傾斜された前記特許請求の
範囲第１項記載のラジアルゲートの底部止水装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55031318A JPS5855291B2 (ja) | 1980-03-12 | 1980-03-12 | ラジアルゲ−トの底部止水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55031318A JPS5855291B2 (ja) | 1980-03-12 | 1980-03-12 | ラジアルゲ−トの底部止水装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56128817A JPS56128817A (en) | 1981-10-08 |
| JPS5855291B2 true JPS5855291B2 (ja) | 1983-12-09 |
Family
ID=12327922
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55031318A Expired JPS5855291B2 (ja) | 1980-03-12 | 1980-03-12 | ラジアルゲ−トの底部止水装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5855291B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10478828B2 (en) | 2016-05-30 | 2019-11-19 | Panasonic Corporation | Solvent separation method and solvent separation apparatus |
| US20220228574A1 (en) * | 2018-06-20 | 2022-07-21 | David Alan McBay | Method, system and apparatus for extracting heat energy from geothermal briny fluid |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54112333U (ja) * | 1978-01-27 | 1979-08-07 |
-
1980
- 1980-03-12 JP JP55031318A patent/JPS5855291B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10478828B2 (en) | 2016-05-30 | 2019-11-19 | Panasonic Corporation | Solvent separation method and solvent separation apparatus |
| US20220228574A1 (en) * | 2018-06-20 | 2022-07-21 | David Alan McBay | Method, system and apparatus for extracting heat energy from geothermal briny fluid |
| US11692530B2 (en) * | 2018-06-20 | 2023-07-04 | David Alan McBay | Method, system and apparatus for extracting heat energy from geothermal briny fluid |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56128817A (en) | 1981-10-08 |
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