JPS5855128A - 溝形鋼の連続冷間ロ−ル成形方法及びその装置 - Google Patents

溝形鋼の連続冷間ロ−ル成形方法及びその装置

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JPS5855128A
JPS5855128A JP15316381A JP15316381A JPS5855128A JP S5855128 A JPS5855128 A JP S5855128A JP 15316381 A JP15316381 A JP 15316381A JP 15316381 A JP15316381 A JP 15316381A JP S5855128 A JPS5855128 A JP S5855128A
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steel
flange
deformation
forming
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Eikichi Kaji
鍛冶 英吉
Eiji Ono
小野 栄治
Toshio Okamoto
敏雄 岡本
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D3/00Straightening or restoring form of metal rods, metal tubes, metal profiles, or specific articles made therefrom, whether or not in combination with sheet metal parts
    • B21D3/02Straightening or restoring form of metal rods, metal tubes, metal profiles, or specific articles made therefrom, whether or not in combination with sheet metal parts by rollers
    • B21D3/08Straightening or restoring form of metal rods, metal tubes, metal profiles, or specific articles made therefrom, whether or not in combination with sheet metal parts by rollers which move in an orbit without rotating round the work

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、溝形鋼、リップ付溝形鋼、ハツト形鋼、U形
鋼等の断面が溝状の形鋼を成形する連続冷間ロール成形
方法及びその装置に関する。
断面が溝状の形鋼の中でもとりわけU形鋼は、近年大形
橋梁の建設に伴い、橋梁床版がコンクリート床版から重
量が軽く強度的に優れている鋼床版に代替嘔れるに従っ
て、その鋼床版の縦リプとして多用されるようになって
きた。
鋼床版は、第1図に示す如くデツキプレート1、縦リプ
2、横リプ3から構成され、縦リプ2には当初図示の如
き鋼板以外に第2図a及びbに示す如きパルププレート
2a1不等辺アングル2b等を利用した開断面の縦リプ
が使用されていたが、近時設計技術、施工技術の進歩と
共に、開断面の縦リプに比べ下記の優れた特長を有する
第3図に示す如くU形鋼4よ構成る閉断面の縦リプが多
用されるようになってきたのである。
(1)リプの剛性が大きく、横リブ間隔が犬きく取れ、
荷重分配性が良く、鋼床版重量を減少できる。
(2)閉断面であるので、内側が密閉され、防食上好ま
しい。
(3)  デツキプレートとの溶接施工長が開断面の縦
リプの約半分で済み、溶接歪が小きく、溶接能率が高い
(4)リブ倒れ等の形状不整が無く、設計上形状を確定
し易い。
ところでU形鋼4は、従来プレス成形にて製造していた
が、プレス成形は製品精度が安定せず、1本毎のはらつ
きも太きく、シかも製品長に制限がおり、能率も低く、
生産性が悪いものでめった。
U形鋼40品質を確保しながら量産化を図る為にはロー
ル成形が行われるが、多数のロールスタンドを経て、帯
鋼から連続してU形鋼4を成形する従来方式ではU形鋼
4の大型化につれてロールが大型化し、U形鋼4の反り
やねじれ等の形状寸法精度に問題が生じた。形状寸法精
度の中で製造上最大の問題点は第4図に示す如く切断口
上幅大寸法の変動である。これは冷間ロール成形品の残
留応力が切断時に開放される切断口近傍の変形であり、
第5図に示すようにU形鋼4の成形の下流側のフランジ
4aが開き、上流側の7ランジ4.+が閉じるものであ
る。
このような問題を解決する為に、最近成形終了直前のロ
ールスタンド間に第6図に示す如く帯鋼10のフランジ
相当部teaに急激な押込み、押戻しを付与する左右一
対の外側のフラットロール5とこれと長手方向に僅かな
間隔を存して左右一対の内側のフラットロール6を配し
て、帯鋼10をU形鋼4にロール成形している。
かかるロール成形方法により成形された板厚6−、コー
ナー角度60度、7ランジ4aの高さ220■と低く、
上幅300■のU形鋼4は、切断口上幅の寸法(300
■)の変動は著しく減少し、十分な効果が得られたが、
U形鋼断面寸法で板厚6■、コーナー角度60度、フラ
ンジ4aの高さが260−のU形鋼4を成形した場合に
は、第7図に示す如くエッヂ部4bにうねシが生じた、
また上記ロール成形方法により成形されたU形鋼4はフ
ランジ4aの高低にかかわ)なくフランジ4aの付は根
であるコーナ一部4Cが著しく減肉した。
そこで本発明者等は、先ず前記のロール成形方法により
得られるU形鋼4のフランジ41のエッヂ部4bのうね
りの発生原因ならびにフランジ4mのコーナ一部4Cの
著しい減肉の発生原因について解明すぺ〈考究した。
一般にロール成形されるU形鋼4の7ランジ4aのエッ
ヂ部4bが、長手方向の伸び企み、所謂うねりが発生し
易いのは、帯鋼10のロールギャップ内への進入過程に
おけるフランジ相当部10aの立ち上がシ、即ち第8図
に示す如くフランジ相当部10aに加わる長手方向軸ま
わりの捩り変形の際に縁端部の軌跡長が他に比較して長
くなシ、引張られて伸び変形を受けること。
及びその結果発生する長手方向の張力の作用下で加わる
長手方向の曲げ、曲げ戻し変形に伴う伸び変形の累積に
起因している。
帯鋼10のフランジ相当部teaに加わる長手方向軸ま
わりの捩り変形による剪断ひずみは、フランジ相当部t
eaの付は根部分から縁端部に向って単調に増大するの
で、その影譬は縁端部において最大となると考えられが
ち−T Iるが、実際にはこの縁端部にはロールギャッ
プ内への進入過程に十いて、長手方向の伸び・縮み変形
長手方向の曲け・曲は戻し変形が激しく加わシ、その結
果上述の剪断変形による残留剪断応力の大部分は打消さ
れてしまう。このことは、I成る方向から加えられた塑
性歪による残留応力の影譬が他の方向から加えられた塑
性歪によシ打消されてしまう〃ことで良く知られた事実
である。
従ってU形鋼4の切断口上幅大寸法の変動を起す前記の
剪断変形による残留剪断応力は、帯鋼1Gのフランジ相
当部teaの中央部近傍が最大となる。
然るにU形鋼番の切断口近傍の変形の原因である残留剪
断応力を除去する為に、フランジ相当部10aに長手方
向軸まわシの逆捩シ変形を加える際、前述の如く左右一
対の内側のフラットロール6により縁端部に不要な捩シ
変形を加えると、前記と同様の変形挙動によりフランジ
相当部の伸び変形が銹起され、うねり、その他の形状不
良を助長する結果となる。従って切断口近傍の変形を解
決する為に提案された在来のロール成形方法は、縁端部
はど強い捩り変形を受ける結果となり、フランジ4aの
高いU形1114の成形には採用できないこと明らかで
ある。
また前記の在来のロール成形方法は、帯鋼のフランジ相
当部に急激な押込み、押戻しを付与するので、フランジ
4aの付は根であるコーナ一部4cの折り返しによる伸
びが太きく、これが原因でコーナ一部4Cが著しく減肉
することも明らかである。
本発明は、以上の在来のロール成形方法により得られる
U形鋼4のフランジ4aのエッヂ部4bのうねシの発生
原因ならびにフランジ4aのコーナ一部4cの減肉の発
生原因に着目してなされたもので、U形鋼4を始め各種
断面溝状の形鋼の切断口近傍の変形を引き起す前述の剪
断変形による残留剪断応力が最大となるフランジの中央
部近傍に最大の逆捩り変形を加えて、残留する剪断応力
を消去し、断面溝状の形銅の切断口近傍の変形を解消し
且つフランジの付は赫寵るーーナ一部の折り返しを無く
して減肉を抑制する溝形鋼の連続冷間ロール成形方法及
びその装置を提供するものである。
以下本発明による溝形鋼の連続冷間ロール成形方法及び
その装置をU形鋼を成形する場合について説明する。先
ず水沫を実施する為の連続冷間ロール成形装置の一例を
第9図a、bによって説明すると、図は帯鋼10をロー
ルスタンド人からgまでの間に遂次成形して、ロールス
タンドEでU形鋼4の成形を完了させる場合で、ロール
スタンドCとEとの間のロールスタンドDに帯鋼10の
フランジ相当部10コに長手方向軸まわ9の逆捩り変形
を付与する機構11を組み入れである。12.13はロ
ールスタンド人の上流に設けられたピンチロール、14
.15はロールスタンド人に組込んだ成形ロール、16
゜17はロールスタンドBに組込んだ成形ロール、18
.19はロールスタンド0に組込んだ成形ロール、20
.21はロールスタンドgK組込んだ成形ロールである
。前記ロールスタンドDの逆捩り変形付与機構11は、
ロールスタンドCとDとの間で若干長手方向に隔てて帯
鋼10のフランジ相当部101の外面側に傾斜して縦向
きに枢支した左右一対のフラットロール22と内面側に
傾斜して縦向きに枢支した左右一対の大鼓形ロール23
とより成り、前記フラットロール22は第10図aに示
す如く帯鋼10のフランジ相当部teaの上半部を内側
に一定警押し込むように配され、太鼓形ロール23は第
1O図すに示す如く帯鋼10のフランジ相当部teaの
中央部近傍を外側に押し戻しように配されて、帯鋼10
の長手方向に見て帯@10のフランジ相当部10aの中
央部近傍の位置で最も深く重合せしめられている。
前記左右一対の外側のフラットロール22は、夫々その
軸22aの下端が架台24上に設けた外側フレーム25
のベース25a上の回転・固定軸受26に支承され、ベ
ース25aは外側フレーム25に結合した移動ねじ27
の回転VCより左右方向に移動するようになっている。
従ってフラットロール22の軸22mの下端の支承点が
移動できる。フラットロール22の軸221の上端は外
側フレーム25の上部に水平に固設されたガイド28に
沿って移動可能に設けられた回転・移動軸受29に支承
され、該回転・移動軸受29は移動ねじ30の回転によ
シ左右方向に移動するようになっている。従ってフラッ
トロール22の軸22aの上端の支承点が移動できる。
つまり左右一対の外側のフラットロール22は軸22m
の上下端の支承点の移動によυ角度調整ならびに間隔調
整できるようになっている。
左右一対の内側の太鼓形ロール23は、その軸231の
上端が架台24上に設けられた左右の固定フレーム31
間に水平に固設されたガイド32に沿って移動可能に設
けられた回転・移動軸受33に支承され、該回転・移動
軸受33は移動ねじ34の回転により左右方向に移動す
るようになっている。従って大鼓形ロール23の軸23
aの上端の支承点が移動できる。各大鼓形ロール23の
軸1hの下端は、だ右の固定フレ沿って夫々左右方向に
移動可能に設けられた回ツキ受36の左右両側面に螺合
したジヤツキボルト31の回転により外側方に移動する
ようになっている。従りて太鼓形ロール23の軸231
の下端の支承点が移動できる。
つまり左右一対の内側の大鼓形ロール23は、軸23m
の上下端の支承点の移動によシ角度調整ならびに間隔調
整できるようになっている。
次に上述の如く構成された本発明の連続冷間ロール成形
装置によ#)U形銅4を成形する本発明の連続冷間ロー
ル成形方法について説明する。
第9図1.bに示す如く帯鋼10は、ピンチロール12
,13間を通過後、ロール成形装置に内蔵された駆動装
置により回転せしめられている各成形ロールを通過し、
遂次成形せしめられてU形鋼4となる。即ち、ロールス
タンド人ノ成形ロール14,15、ロールスタンドBの
成形ロール16.17を通過すると、帯鋼1Gは第11
図1に示す如く両側のフランジ相当部10mが上方に対
称に折り曲げられ、ロールスタンドCの成形ロール18
.19を通過すると、第11図すに示す如く両側のフラ
ンジ相当部10mがさらに上方に対称に折り曲げられる
。そしてロールスタンドDの左右一対の外側のフラット
ロール22間を通過する際、第1O図a〜及び第11図
Cに示す如く両側のフランジ相当部teaの上半部がフ
ラットロール22により、内側に押込まれて上流の成形
ロールによって加えられた長手方向軸まわシの捩シ変形
のスプリングバッグを元に戻すように捩シ変形が与えら
れ、フラットロール22間を通過後、直ちに左右一対の
内側の大鼓形ロール23の外側を通過する。この大鼓形
ロール23の外側を通過する帯鋼100両側のフランジ
相当部10@は第11図dに示す如くその中央部近傍が
大鼓形ロール23により外側に押し戻されて長手方向軸
まわりの逆捩り変形が付与される。この時フランジ相当
部teaの縁端部及び下半部には第1O図すの如く大鼓
形ロール23は全く接触しないので、フランジ相当部1
0aの逆捩り変形は中央部近傍で強く、7ランジ付は根
部及び縁端部に至るに従って弱くなる。
かくして逆捩り変形付与機構11の上流側の成形ロール
でフランジ相当部10aに加わった長手方向軸まわりの
捩り変形による残留剪断応力が消去される。
そして大鼓形ロール23の外側を通過した帝m1(Nj
クロールタン)” Hノ成形ロール20゜21を通過し
て第11図Cに示す如くU形鋼4に仕上げ成形される。
こうして得られたU形鋼4は7ランジ4aのエッチ部4
bには長手方向のうねりが無く、真直であった。またフ
ランジ4aの付は根であるコーナ一部4Cの減肉が極め
て少なかった。
前述の逆捩シ変形付与機構11による帯鋼10のフラン
ジ相当部10aに対する逆捩り変形の加工条件について
以下に述べる。
第12図に示す如く成形ロールにより帯鋼10のフラン
ジ相当部10aが受ける長手方向軸まわ抄の捩り変形に
よる剪断歪の最大値は概路次式但しW: フランジ相当
部幅寸法 β*:最大残留剪断応力発生位置を表わす係数−0,6
〜O,S (Δ’f)nws : 1成形スタンド当りのフランジ
相当部の曲げ角度増分の最大値 L :実質変形域長さ−α・D D = 成形ロールのフランジ相当部の最大径α:係数
0.5〜1.5 逆捩り変形付与機構11の外側のフラットロール22に
よシフランジ相当部10aに加えられる捩り変形の最大
値は概路次式で与えられる。
但しβ0・W: フラットロールによる最大押込み位置 δッ、: フラットロールによる最大押込み量d : 
フラットロールと大鼓形ロールとの長手方向設置間隔 帯鋼10の剪断変形に関する応力−歪特性を次式とする
τ−F・γ%            (3)とすると
、成形ロールにより7ランジ相当部10aに加えられる
長手方向軸まわりの捩り変形に伴って発生する剪断応力
の最大値は次式となる。
(”1)wag −F−悄”tsas(’)この剪断変
形が戻し変形を受けてγ、→0となったときの剪断応力
はバウ7ンガー効果を無視して次式となる。
この応力状態に逆捩り変形を加え、その後の弾性回復の
結果、残留応力が0と力る為には、逆捩り変形の剪断ひ
ずみ鴎)8.は次の関係を満足する必要がある。
−G・(h>、−F・]]2情−−21ろ−十鴎)、)
5ここで−(t 、 (’s)saw < 1 である
ことから近似G    (it)、、s 故に次式を得る。
(rs)wm(G−F−霊・(71)島コ)−2F(れ
)’f1ML1     (8’故に 上式に(’s)6g * (ri)g、4mの計算式を
代入して残留剪断応力の影響を除去するに必要な加工条
件は次式で示される。
(9)式においてG)F%(駒=に注意すると、(10
)式はさらに簡略化して次のように示すことができる。
以上の関係式はフランジ相当部10aの中央部(中間部
)に発生する剪断応力を代表値とみなして考慮したが、
他の部分に発生する剪断応力の影響は上述の歪範囲の問
題として検討できるので、これにより付与すべき逆捩り
変形の最小限度が確定される。
さて前述の如く本発明の連続冷間ロール成形方法により
成形されたU形銅4を、その後ロールスタンドEの下数
に設置された切断機(図示省略)にて定寸に切断した処
、その切断口近傍の変形は極めて少いものであった。こ
れはひとえに帯鋼10のフランジ相当部10aの中央部
近傍に最大の投手方向軸まわシの逆捩り変形を加えて、
成形ロールによる成形時にフランジ相当部10aに加え
られた長手方向軸まわシの捩シ変形によシ生じた剪断変
形による残留剪断応力を消去したからに他ならない。実
際に上幅320■。
下幅204−4諺、フランジ高さ260m、板厚6m。
コーナー内アール30wのU形鋼4を、本発明の連続冷
間ロール成形方法と従来の連続冷間ロール成形方法とに
よシ夫々製作し、これらを定寸に切断した際の切断口近
傍の上幅大寸法を測定した結果を第13図のグラフに示
す。このグラフで明らかなように本発明の成形方法によ
シ得られたU形銅4の切断口近傍の変形は、従来の成形
方法により得られたU形鋼4の切断口近傍の変形に比し
、上流側、下流側共に極めて少ないことが判る。
上記実施例の連続冷間ロール成形装置では、ロールスタ
ンドDの逆捩り変形付与機構11に於ける左右一対の外
側のフラットロール22は、第14図a、bに示す如く
大型の大鼓形ロール23′に代えても良いものでおる。
この場合、太鼓形ロール23′は図示の如く帯鋼10の
フランジ相当部leaの中央部近傍を内側に一定菫押し
込むように配されて、左右一対の内側の大鼓形ロール2
3とは帯鋼10の投手方向に見て帯鋼10のフランジ相
当部10aの中央部近傍の位置で最も深く重合せしめら
れる。
かかる構成の逆捩シ変形付与機構11を備えた連続冷間
ロール成形装置により帯鋼1oをU形鋼4に成形した場
合、ロールスタンドCの成形ロール18.19を通過し
て第15図aに示す如く成形された帯鋼10が、ロール
スタンドDの左右一対の外側の大鼓形ロール23′を通
過すると、第15図すに示す如く両側のフランジ相当部
10aの中央部近傍が太鼓形ロール23′によシ内側に
押込まれて、上流の成形ロールによって加えられた投手
方向軸まわりの捩り変形のスプリングバッグを元に戻す
ように捩り変形が与えられる。そして大鼓形ロール23
′間を通過後直ちに左右一対の内側の太鼓形ロール23
の外側を通過すると、両側のフランジ相当部10aは第
15図Cに示す如くその中央部近傍が大鼓形ロール23
によシ外偶に押し戻されて長手方向軸まわりの逆捩り変
形が付与される。かくして逆捩り変形付与機構11の上
流側の成形ロールでフランジ相当部10aに加わった投
手方向軸まわりの捩シ変形による残留剪断応力が消去さ
れる。次いで太鼓形ロール23の外側を通過した帯鋼1
0は、ロールスタンドEの成形ロール20.21を通過
して第15図dに示すm<U形鋼4に仕上は成形され、
このU形銅4の7ランジ4aのエッヂ部4bには投手方
向のうねりが無く、真直であった。また7ランジ4aの
何処、その切断口近傍の変形は前記実施例の場合と同様
極めて少ないものであった。
尚、本発明の連続冷間ロール成形装置に於ける逆捩り変
形付与機構11の左右一対の外側のフラットロール22
又は大鼓形ロール23′及び左右一対の内側の太鼓形ロ
ール23は、夫々の軸の上下端が回転且つ移動できるよ
うになっているので、成形すべきU形鋼4の7ランジ高
さ、角度、板厚等寸法形状が変った場合、フラットロー
ルや太鼓形ロールの角度調整及び左右方向の間隔調整を
行えば良く、また外側のフラットロール又は大鼓形ロー
ルと内側の大鼓形ロールとの帯鋼の投手方向から見た重
り具合を適宜に調整すれば良い。
また上記の本発明の実施例ではU形鋼を成形した場合に
ついて説明したが、これに限るものではなく、通常の溝
形鋼、リップ付溝形鋼、ノ・ット形鋼等の断面溝状の形
鋼を成形する場合も前記と同様に成形完了直前の形鋼の
フランジの中央部近傍に逆捩シ変形を加えて残留剪断応
力を消去できるものでめる。
以上詳記した通り本発明の溝形鋼の連続冷間ロール成形
方法は、成形完了直前に溝形鋼の1う/ジ中央部近傍に
、上流の成形ロールによって加えられた投手方向軸まわ
りの捩り変形のスプリングバッグを元に戻す捩シ変形を
加えた後、直ちに長手方向軸まわりの逆捩り変形を付与
して、捩り変形による残留剪断応力を消去するので、得
られた溝形鋼のフランジ縁端部長手方向にはうねりが生
ぜず、また定寸に切断した際その切断口近傍の変形が解
消される。またフランジの付は根であるコーナ一部は、
フランジが成形ロールによって折り曲げ成形された後折
り返しが無いので、減肉が著しく抑制される等の優れた
効果がある。
また本発明の溝形鋼の連続冷間ロール成形装置によれば
、前記のロール成形方法を円滑、容易に行うことができ
るはかシではなく、溝形鋼のフランジ中央部近傍に逆捩
シ変形を付与する機構の左右一対の外側のフラットロー
ル又は大鼓形ロールと左右一対の内側の大鼓形ロールの
角度調整及び左右方向の間隔調整を行うことができるの
で、成形する溝形鋼の寸法、形状が変化しても対応でき
るという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の鋼床版を示す斜視図、第2図a、bはそ
の鋼床版における縦リプの他の例を示す図、第3図は現
在の鋼床版を示す斜視図、第4図はU形鋼の正面図、第
5図はU形鋼の切断口近傍の変形を示す図、第6図は従
来の連続冷間ロール成形方法における切断口近傍の変形
を抑制する機構を示す図、第7図は従来の連続冷間ロー
ル成形方法により得られたU形−のフランジのエッヂ部
のうねりを示す斜視図、第8図は帯鋼からU形鋼を連続
冷間ロール成形する際の帯鋼のフランジ相当部に加わる
投手方向軸まわりの捩り変形の状態を示す図、第9図a
、bは本発明による溝形鋼の連続冷間ロール成形装置の
概略平面図及び概略側面図、第10図a、bは第9図す
の1−I線矢視拡大断面図及び■−u線矢視拡太断面図
、第11図a、b、e、d、eは第9図aにおけるイー
イ、ローロ、ノ九−ノ1.二一二。 ホーホ線におけるU形鋼の成形途中及び成形後の状態を
示す断面図、第12図はロールギャップへの進入過程に
おける帯鋼のフランジ部の長手方向軸まわりの捩り変形
と戻し変形の説明図、第13図は本発明の0−ル成形方
法と従来のロール成形方法によって得たU形鋼の切断口
近傍の上幅A寸法の測定結果を示すグラフ、第14図a
、bは本発明による溝形鋼の連続冷間ロール成形装置の
他の例の狭部を示す概略平面図及び概略側面図、第15
図a l b I ’ I dは第14図a IICオ
kf ルローロ、ハーバ、二−二、ホーホ線ニおけるU
形鋼の成形途中及び成形後の状態を示す断面図である。 4・・−U形鋼、  4a・・・U形鋼のフランジ、4
b・・・フランジのエッヂ部、  4c・・・フランジ
のコーナ一部、  1G・・・帯鋼、105m−・・帯
鋼の7ランジ相当部、11・−・逆捩り変形付与機構、
12.13・・−ビンチロール、  14.15,16
゜17.18.19.20.21・・・成形ロール、2
2・・・フラットロール、23.23’・−・大鼓形ロ
ール、24・・・架台、  25・・・外側フレーム、
 25.i・・・ベース、 26・−・回転・固定軸受
、 27・・・移動ねじ、  28・・・ガイド、  
29・・・回転・移動軸受、   30・・・移動ねじ
、  31・・・固定フレー出願人  日鐵建材工業株
式会社 第1図   第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第11図 \4 第12図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)多数のロールスタンドを経て、帯鋼から連続して断
    面が溝状の形鋼を成形するに際し、成形終了直前のロー
    ルスタンド間において、上流の成形ロールによって帯鋼
    のフランジ相当部に加わった長手方向軸まわりの捩す変
    形のスプリングバッグを元に戻すように捩り変形を与え
    た後、直ちに帯鋼のフランジ相当部の中央部近傍の位置
    で強くフランジ付は根部及び縁端部(至るに従って弱く
    なるように長手方向軸まわりの逆捩り変形を付与して、
    フランジ相当部に加えられた長手方向軸まわシの捩シ変
    形による残留剪断応力を消去することを特徴とする溝形
    鋼の  3・連続冷間ロール成形方法。 2)多数のロールスタンドを経て、帯鋼から連続協して
    断面が溝状の形鋼を成形する装置において、成形終了直
    前のロールスタンド間に、若干長手方向に隔てて上下方
    向で枢支され、帯鋼のフランジ相当部の外面側及び内面
    側に位置する夫々左右一対のロールの内、少くとも内面
    側の左右一対のロールが太鼓形ロールになされ、外面側
    のロールと内面側の太鼓形ロールとが帯鋼の長手方向に
    見てフランジ相当部の中央部近傍の位置で最も深く重合
    するようにな略れて構成された逆捩シ変形付与機構を配
    設したことを特徴とする溝彎鋼の連続冷間ロール成形装
    置。 3) 帯鋼のフランジ相当部の外面側に位置する左右一
    対のロール及び内面側に位置する左右一対の大鼓形ロー
    ルの各軸の上下端が圓転且つ移動可能になされているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の溝形鋼の連
    続冷間ロール成形装置。
JP15316381A 1981-09-28 1981-09-28 溝形鋼の連続冷間ロ−ル成形方法及びその装置 Granted JPS5855128A (ja)

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