JPS5854225B2 - トラス節点の接合装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、立体トラスにおける節点の接合装置に関す
るものである。

出願人は第１図、第２図に示すように、上下弦材間を束
材腹材で連結した立体トラスを開発、実施してきた。

そして、その組立に際しては上下弦材に腹材を組込んで
一体としたトラス材を予め工場で製作し、それらを建設
現場へ搬入し、図示したＡ部においてはそれぞれの部材
のガセットプレートａ 、 ａ同志を継ぎ板すで接続し
ている（第２図〜第４図参照）。

そしてこの場合、各仕口ブレート類が比較的大きく、か
つ複雑な構造となる。

この発明は前記従来例を改良して、仕口部周りをコンパ
クトとして重量、部品数および組立手間を減少すべく開
発したもので、以下その詳細を図示した実施例によって
説明する。

節点Ａにおいて、下弦材１と束材２を有するトラスと下
弦材３と腹材４を有するトラスとが直交状に配置されて
いる。

そして、下弦材１と束材２とをプレート５で連結してそ
れら直交する方向にガセットプレート６が突設されてい
る。

腹材４の先端部には小間隙を有する２枚の接合プレート
７が固着しである。

また腹材４の先端は極力節点中央部に近づけるようにし
である。

その接合プレート７の間隙に下弦材３のフランジを挿入
してボルト・ナツトあるいはリベットで固着し、かつガ
セットプレート６も接合プレート７の間隙に挿入して同
様に固着する。

ところで、腹材に設ける接合プレート７は■形プレート
あるいは２枚のプレート間に隙間板８を介在させて構成
する。

また、下弦材１，３間に継ぎ板９を添わせて固着する。

なお、以上の実施例においては直交するトラスについて
説明したが、斜交するトラスにおいても同様である。

この発明は以上の構成からなり、腹材の端部に設けた接
合プレートをもって、直交または斜交するトラスのガセ
ットプレート、下弦材を一体に接合でき、また腹材端部
を節点、すなわち仕口中央部に近づけることができるの
で、力学的に安定した力の伝達ができ、しかも図面で理
解されるように接合プレートが比較的小さく、かつ部品
数が少なく、重量、接合手間も減少し、実用上きわめて
有用である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を実施するトラスの立面図、第２図、
第３図および第４図は従来例、第５図、第６図、第７図
はこの発明の実施例の平面図、立面図、第８図、第９図
は接合プレートの異なる実施例を示した立面図である。 １・・・・・・下弦材、２・・・・・・束材、３・・・
・・・下弦材、４・・・・・・腹材、 ５・・・・・・プレート、 ６・・・・・・ガセットプレ ・・・継ぎ板。 −ト、 ７・・・・・・接合プレート、 ８・・・・・・隙間板、 ９・・・

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 腹材先端部に固着した間隙を有する接合プレートに
   より、直交または斜交するトラス材の束材に固着したガ
   セットプレートと前記腹材取付は側の弦材とを前記間隙
   内に挿入して一体的に連結しであることを特徴とするト
   ラス節点の接合装置。