JPS5854086B2 - 水熱反応用添加剤 - Google Patents

水熱反応用添加剤

Info

Publication number
JPS5854086B2
JPS5854086B2 JP84575A JP84575A JPS5854086B2 JP S5854086 B2 JPS5854086 B2 JP S5854086B2 JP 84575 A JP84575 A JP 84575A JP 84575 A JP84575 A JP 84575A JP S5854086 B2 JPS5854086 B2 JP S5854086B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
additives
strength
hours
additive
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP84575A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5179119A (ja
Inventor
紀男 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Nihon Cement Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Cement Co Ltd filed Critical Nihon Cement Co Ltd
Priority to JP84575A priority Critical patent/JPS5854086B2/ja
Publication of JPS5179119A publication Critical patent/JPS5179119A/ja
Publication of JPS5854086B2 publication Critical patent/JPS5854086B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水熱反応用添力目剤に関するものである。
高温高圧の飽和蒸気中で行なわれるオートクレーブ養生
は、軽量気泡コンクリート、石綿セメント管、コンクリ
ートパイル、かわら、けい酸カルシウム板などの製造に
広く用いられており、今後もその利用範囲はますます広
がる情勢にある。
オートクレーブ養生はその利点として(1)昇降温に要
する時間を含めても1日以内のごく短時間で製品に所望
の強度を与える、(II)コンクリートに用いられる砂
などの場合も含め、シリカ質粉末の存在下では常温養生
の場合よりかなり高い強度を与える、(iii)石灰−
けい砂系の建材の場合のように常温ではほとんど強度発
現しない原材料を用い、これをかなり高強度の硬化体と
することができる。
(IV)養生後の硬化体の収縮等の体積変化を非常に小
さくし、耐蝕性も高くするなどの長所がある。
しかしその反面高温高圧の飽和蒸気に耐えうるオートク
レーブ缶、容量の大きいボイラー等多額の設備投資を要
するのが欠点となる。
現在用いられている標準的なオートクレーブ養生条件は
温度180〜200°C(圧力的10〜15 kg/c
rtf、 )、最高温度の保持時間は6〜10時間程度
であるが、この場合カルシウムシリケートの水熱反応を
促進または増進させるような添加剤が見つかれば、養生
時間の短縮とそれに伴なう生産性の向上および設備機器
の容量の縮少、ならびに配合面でセメント量の減少によ
る原価低減と、そのもたらされる経済的な利益は甚だ太
きい。
オートクレーブ用の混和材としてはシリカ質粉末の利用
が広く知られており、また最近では高性能減水剤の使用
によってコンクリートの水セメント比を極端に下げるこ
とにより高強度のオートクレーブ製品をつくる技術も発
達している。
しかしシリカ質粉末の場合にはそのための原料調達や貯
蔵・計量設備の新設を要し、しかも反応所要時間も8〜
10時間程度を必要としている。
また、高性能減水剤の場合には数時間程度と比較的短時
間の高温保持・でよいが、作業性と原価面で難点がある
本発明者らはこのような欠陥のない添加剤を求めて研究
した結果、本発明に到達するにいたった。
本発明の要旨は、硫酸鉄、硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛
、硫酸バリウム、の−成分以上を主成分とするケイ酸カ
ルシウム系水熱反応を促進させる添加剤である。
これら添加剤の添加量は添加剤の種類、得られる硬化体
の所望特性によって異なるが、処理すべき原料に対して
0.5〜4.0%が目安となる。
本発明の添加剤はオートクレーブ中におけるケイ酸カル
シウム系の水熱反応を無添加の場合の10時間養生強度
を4〜5時間で発現させ、かつそれ以上の養生時間をか
ければその硬化体の強度を犬にすることができる。
つぎに本発明を実施例について詳しく説明するが本発明
はこれらによって限定されるものではない。
本文中の%はすべで重量%である。実験には普通セメン
トと5皿以下のシリカ質の川砂を用いた水セメント比3
2%の1:2モルタルによって行なった。
実施例1〜4、比較例1〜2 実施例および比較例は下記の要領で行なった。
(a)使用材料:普通ポルトランドセメント、川砂(富
士用)、各種1級試薬類。
(b)配合:基準の配合物はセメント/川砂=%、水/
セメント=32%のもので、フロー値は150關であっ
た。
添加剤はセメント重量の0.5 、1.0 、2.0
、40%を水溶液の形で練りまぜ時に加えた。
(c)試験方法 10X20CIrLの円柱状供試体を各3本ずつ用い、
練りまぜ、成形は機械練り、棒突きを行なった。
材◆24時間で脱型し、ただちにオートクレーブ養生を
行なった。
オートクレーブ養生条件は、最高温度183°C(10
kg/ff1)で、その保持時間を3時間および10時
間にとった。
昇・降温の所要時間はそれぞれ2.5時間である。
放今後、材A?72時間で圧縮強さを試験した。
(a)試験結果 得られたデータは第1表の通りである。
第1表より添加剤FeSO4−7H2O(2%添加)、
ZnSO4・7 H20(1%添加)yIgSO,。
7 H20(2%添加)、BaSO4(1,0、2,0
%添加)の場合には無添加の場合の最高温度保持10時
間強度が3時間の保持でえられることが認められた。
そしてこれらの添加剤のそれぞれは単なる強度促進作用
だけ・でなく、10時間保持を行うと無添加の場合の約
23〜32%の強度上昇を示し、強度増進の作用をもっ
ていることが認められた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 硫酸鉄、硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛、硫酸バリウ
    ムの一成分以上を主成分とするケイ酸カルシウム系水熱
    反応を促進させる添加剤。
JP84575A 1974-12-30 1974-12-30 水熱反応用添加剤 Expired JPS5854086B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP84575A JPS5854086B2 (ja) 1974-12-30 1974-12-30 水熱反応用添加剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP84575A JPS5854086B2 (ja) 1974-12-30 1974-12-30 水熱反応用添加剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5179119A JPS5179119A (ja) 1976-07-09
JPS5854086B2 true JPS5854086B2 (ja) 1983-12-02

Family

ID=11484958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP84575A Expired JPS5854086B2 (ja) 1974-12-30 1974-12-30 水熱反応用添加剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5854086B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58176117A (ja) * 1982-04-07 1983-10-15 Ngk Spark Plug Co Ltd ゾノトライト系珪酸カルシウムの製造方法
JPS59195566A (ja) * 1983-04-20 1984-11-06 旭化成株式会社 耐凍害性のある軽量気泡コンクリ−トの製造方法
JPH0615429B2 (ja) * 1983-12-14 1994-03-02 旭化成工業株式会社 耐凍害性alc
JPH0615430B2 (ja) * 1983-12-14 1994-03-02 旭化成工業株式会社 耐凍害alcパネル
JPH04224151A (ja) * 1990-12-24 1992-08-13 Nisshoku Corp 凍結防止用建材
JP7356706B2 (ja) * 2019-11-13 2023-10-05 学校法人日本大学 トバモライト含有建材の製造方法、トバモライト及びトバモライト含有建材

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5179119A (ja) 1976-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3427175A (en) Accelerator for portland cement
WO2019133040A1 (en) Method for enhancement of mechanical strength and co2 storage in cementitious products
CN104844265B (zh) 一种添加有聚苯颗粒的发泡水泥保温板的制作方法
CN104761212A (zh) 一种以稻壳灰作为内养护剂的低胶凝材料自密实混凝土
CN110577386A (zh) 一种相变储热混凝土及其制备方法
CN111807803A (zh) 一种具有防水功效的高强度钢渣粉混凝土砌块
CN108191293A (zh) 一种混凝土低温养护剂
JPS5854086B2 (ja) 水熱反応用添加剤
CN110698088B (zh) 一种缓凝硅酸盐水泥及其制备方法
CN115432982B (zh) 一种加气混凝土的制备方法
CN115215606B (zh) 一种适用于负温环境下的砂浆及其制备方法
WO2020101631A1 (ru) Теплоизоляционный неавтоклавный ячеистый бетон
CN106749955A (zh) 一种抗泥型聚羧酸减水剂
CN109734411B (zh) 一种耐水性镁基胶凝材料的制备方法
CN113754385A (zh) 一种新型低水化热的水泥基复合材料及其制备方法
US3373048A (en) Hardening accelerated portland cement
CN106278100A (zh) 一种利用钢渣进行石膏增强增韧的方法及其制品
CN105198263A (zh) 一种混凝土早强剂的制备方法
JPS5951504B2 (ja) 加熱硬化型セメント組成物
CN109553320A (zh) 一种镍渣质水泥膨胀剂及掺杂该膨胀剂的硅酸盐类水泥
JPH0348147B2 (ja)
JPS6225638B2 (ja)
JP2002087867A (ja) セメント材料の製造方法
SU767075A1 (ru) Композици дл изготовлени теплоизол ционного материала и способ его изготовлени
SU527395A1 (ru) Строительный раствор