JPS5853991A - 接点グリス - Google Patents
接点グリスInfo
- Publication number
- JPS5853991A JPS5853991A JP15294081A JP15294081A JPS5853991A JP S5853991 A JPS5853991 A JP S5853991A JP 15294081 A JP15294081 A JP 15294081A JP 15294081 A JP15294081 A JP 15294081A JP S5853991 A JPS5853991 A JP S5853991A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- oil
- gelling agent
- aminoacid
- contact grease
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電気接点の接触子面の導電性を良好に保つため
の接点グリースに関する。
の接点グリースに関する。
一般に接点材料は抵抗率が低く、耐摩耗性を有し、しか
も、開閉時に発生する複雑な火花機構に基づく変形や溶
着の起こシ難いものが選定される。
も、開閉時に発生する複雑な火花機構に基づく変形や溶
着の起こシ難いものが選定される。
しかし、これらの接点の表面はどんなに清浄なものであ
っても、多かれ少なかれほかの物質の薄い層でおおわれ
ている。たとえば、周囲のガス、ボを吸着するとか、あ
るいは、無機質、有機質の被膜でおおわれることもある
。
っても、多かれ少なかれほかの物質の薄い層でおおわれ
ている。たとえば、周囲のガス、ボを吸着するとか、あ
るいは、無機質、有機質の被膜でおおわれることもある
。
ところで、接点材料として広く用いられるｆＭｃまたは
銀合金）は抵抗率が低く、常温では酸化し難いものとし
て知られているが、大気中の微量の硫化ガスの影響で徐
々に酸化銀を形成し表面が黒化することがある。このよ
うに酸化膜が形成された場合には接触抵抗が増加するだ
けでなく、通信機器または微小電流を扱う回路では雑音
を発生することになる。
銀合金）は抵抗率が低く、常温では酸化し難いものとし
て知られているが、大気中の微量の硫化ガスの影響で徐
々に酸化銀を形成し表面が黒化することがある。このよ
うに酸化膜が形成された場合には接触抵抗が増加するだ
けでなく、通信機器または微小電流を扱う回路では雑音
を発生することになる。
また、銀は、高湿度下で直流電圧が印加されている場合
、これに接触している絶縁体の表面または内部に樹枝状
に進展して端子間を短絡する、いわゆる、銀移行という
特質がある。
、これに接触している絶縁体の表面または内部に樹枝状
に進展して端子間を短絡する、いわゆる、銀移行という
特質がある。
接点グリースはかかる不具合を防止するべく、・接点表
面に塗布することで、その表面と大気との接触を断ち、
酸化膜の生成を低く抑えるとともに銀移行を防止し、さ
らに、放電に伴う消耗、溶着を抑えるものである。一方
、この接点グリスは接点の開放中に接点表面をおおい、
接点間の圧力が一定値を超えた時にこれが除かれること
がら、接点の摩耗を防止し、さらに、チャタリングをも
抑制することになる。
面に塗布することで、その表面と大気との接触を断ち、
酸化膜の生成を低く抑えるとともに銀移行を防止し、さ
らに、放電に伴う消耗、溶着を抑えるものである。一方
、この接点グリスは接点の開放中に接点表面をおおい、
接点間の圧力が一定値を超えた時にこれが除かれること
がら、接点の摩耗を防止し、さらに、チャタリングをも
抑制することになる。
このように接点を保護すると同時に良好な作用をなす従
来の接点グリスとしては、潤滑剤として使用されるオレ
フィン系オイ・ルをペースとし、増稠剤としてナトリウ
ム石けん若しくはリチウム石けん等の金属石けんと、粉
末粘土等の無機物質とを混入させたものがある。
来の接点グリスとしては、潤滑剤として使用されるオレ
フィン系オイ・ルをペースとし、増稠剤としてナトリウ
ム石けん若しくはリチウム石けん等の金属石けんと、粉
末粘土等の無機物質とを混入させたものがある。
斯かる従来の接点グリスは、耐熱性、低温性。
耐水性および機械的安定性が優れ、上述した好ましい作
用を行ない得る反面、十分な効果を挙げるためには増稠
剤を多量に混入しなければならず、これによって摺動を
伴う接点（ブラシ等をも含む）の摩耗が大きくなり、さ
らには、「ジヤツク」とした感じを与え、その感触が劣
るという欠点があった。
用を行ない得る反面、十分な効果を挙げるためには増稠
剤を多量に混入しなければならず、これによって摺動を
伴う接点（ブラシ等をも含む）の摩耗が大きくなり、さ
らには、「ジヤツク」とした感じを与え、その感触が劣
るという欠点があった。
本発明は上記の欠点を除去するためになされたもので、
摺動を伴う接点であっても、摺動部の摩耗を著しく低く
抑さえ得、且つ、少量の添加剤によって粘度を自在に調
整でき、感触も良好な接点グリデスの提供を目的とする
。
摺動を伴う接点であっても、摺動部の摩耗を著しく低く
抑さえ得、且つ、少量の添加剤によって粘度を自在に調
整でき、感触も良好な接点グリデスの提供を目的とする
。
この目的を達成するために、本発明はペースとなるオイ
ルにアミノ酸系のゲル化剤を混入し、この混入量に応じ
て所要の粘度の接点グリスを得悉ものである。
ルにアミノ酸系のゲル化剤を混入し、この混入量に応じ
て所要の粘度の接点グリスを得悉ものである。
ここで言うアミノ酸系ゲル化剤とは天然物であるアミノ
酸と脂肪酸とを縮合したＮ−アシルアミノ酸を主成分と
し、これを油類に少蓋混合するだけで、石油、植物油等
の殆んどの油をゼリー状に固定形し得ることが実験の結
果明らかになった。
酸と脂肪酸とを縮合したＮ−アシルアミノ酸を主成分と
し、これを油類に少蓋混合するだけで、石油、植物油等
の殆んどの油をゼリー状に固定形し得ることが実験の結
果明らかになった。
このアミノ酸系ゲル化剤を、接点グリスのペースとなる
オイル、例えばオレフィン系オイルに混合する調整例を
挙げると次の通シである。
オイル、例えばオレフィン系オイルに混合する調整例を
挙げると次の通シである。
ａ）オレフィン系のオイルにアミノ酸系ゲル化剤粉末を
重置比で０１ ％以上加え、５０〜１５０℃で加熱溶解
した後、これを静置放冷するか、あるいは、強制的に冷
却するとゼリー状の油ゲルが得られ、その混合量を１０
％まで高めると寒天状の硬い油ゲルが得られた。しかも
、その混合比を変えることによって任意の硬度に調節す
ることができた。
重置比で０１ ％以上加え、５０〜１５０℃で加熱溶解
した後、これを静置放冷するか、あるいは、強制的に冷
却するとゼリー状の油ゲルが得られ、その混合量を１０
％まで高めると寒天状の硬い油ゲルが得られた。しかも
、その混合比を変えることによって任意の硬度に調節す
ることができた。
ｂ）アミノ酸系ゲル化剤粉末をアルコール加温溶液また
はクロロホルム溶液で溶き、これをオレフィン系オイル
に加えて攪拌後、静置することで上述と同様な油ゲルが
得られた。
はクロロホルム溶液で溶き、これをオレフィン系オイル
に加えて攪拌後、静置することで上述と同様な油ゲルが
得られた。
すなわち、このアミノ酸系ゲル化・剤を用いるならば、
オレフィン系オイルを極めて容易にゲル化させることが
でき、その混合量を加減することで硬度も自在に変え得
るので、これをそのまま接点グリスとして使用すること
ができる。また、このアミノ酸系のゲル化剤を用いた接
点グリスは熱可逆特性を有し、頻繁に開閉を繰返すこと
で温度が上昇する接点に対してはそれなシに粘度が低下
して接点表面を均等な膜厚で覆い、比較的温度の低い接
点に対しては粘度の高い状態に保持せられ、油の揮発を
抑制して長期間に亘って接点表面の酸化を防止すること
ができる。
オレフィン系オイルを極めて容易にゲル化させることが
でき、その混合量を加減することで硬度も自在に変え得
るので、これをそのまま接点グリスとして使用すること
ができる。また、このアミノ酸系のゲル化剤を用いた接
点グリスは熱可逆特性を有し、頻繁に開閉を繰返すこと
で温度が上昇する接点に対してはそれなシに粘度が低下
して接点表面を均等な膜厚で覆い、比較的温度の低い接
点に対しては粘度の高い状態に保持せられ、油の揮発を
抑制して長期間に亘って接点表面の酸化を防止すること
ができる。
このことから明らかなように、本発明の接点グリスは、
ペースとなるオイルに極く僅かなアミノ酸系ゲル化剤を
混入させたものであるため、その製法が著しく単純化さ
れるとともに混入量を変えることでその硬度が自由に変
えられ、用途に応じて適切な硬度の接点グリスを極めて
容易に製作することができる。
ペースとなるオイルに極く僅かなアミノ酸系ゲル化剤を
混入させたものであるため、その製法が著しく単純化さ
れるとともに混入量を変えることでその硬度が自由に変
えられ、用途に応じて適切な硬度の接点グリスを極めて
容易に製作することができる。
また、従来の接点グリスに用いられた粘土類を一切含ま
ないために、摺動を伴う接点であっても接点グリスに起
因する摩耗がなく、シかも、その感触も改善されること
になる。
ないために、摺動を伴う接点であっても接点グリスに起
因する摩耗がなく、シかも、その感触も改善されること
になる。
特許出願人 昭和無線工業株式会社
Claims (2)
- （１） ベースとなるオイルにアミノ酸系のゲル化剤
を混入したことを特徴とする接点グリス。 - （２）前記アミノ酸系のゲル化剤を重量比で０．１〜１
０％混入した特許請求の範囲第１項記載の接点グリス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15294081A JPS5853991A (ja) | 1981-09-29 | 1981-09-29 | 接点グリス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15294081A JPS5853991A (ja) | 1981-09-29 | 1981-09-29 | 接点グリス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5853991A true JPS5853991A (ja) | 1983-03-30 |
Family
ID=15551470
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15294081A Pending JPS5853991A (ja) | 1981-09-29 | 1981-09-29 | 接点グリス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5853991A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006051671A1 (ja) * | 2004-10-20 | 2006-05-18 | Porite Corporation | 熱可逆性ゲル状の潤滑性を有する組成物及びその製造方法並びに前記組成物を用いた軸受用潤滑剤及び軸受システム |
| WO2007116642A1 (ja) | 2006-03-24 | 2007-10-18 | Japan Energy Corporation | 伝動要素用半固体状潤滑剤組成物およびこれを備えた機械システム |
| JP2009173795A (ja) * | 2008-01-25 | 2009-08-06 | Nsk Ltd | 潤滑剤組成物、転がり支持装置 |
| JP2010138246A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Nsk Ltd | 潤滑剤組成物及び転動装置 |
-
1981
- 1981-09-29 JP JP15294081A patent/JPS5853991A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006051671A1 (ja) * | 2004-10-20 | 2006-05-18 | Porite Corporation | 熱可逆性ゲル状の潤滑性を有する組成物及びその製造方法並びに前記組成物を用いた軸受用潤滑剤及び軸受システム |
| JPWO2006051671A1 (ja) * | 2004-10-20 | 2008-05-29 | ポーライト株式会社 | 熱可逆性ゲル状の潤滑性を有する組成物及び軸受用潤滑剤及びこれらを用いた軸受システム |
| WO2007116642A1 (ja) | 2006-03-24 | 2007-10-18 | Japan Energy Corporation | 伝動要素用半固体状潤滑剤組成物およびこれを備えた機械システム |
| JP2009173795A (ja) * | 2008-01-25 | 2009-08-06 | Nsk Ltd | 潤滑剤組成物、転がり支持装置 |
| JP2010138246A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Nsk Ltd | 潤滑剤組成物及び転動装置 |
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